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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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なかなかよいと思う 不思議な余韻が残ります  投稿日:2008/03/15
ベンの見た夢
ベンの見た夢 作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 村上 春樹

出版社: 河出書房新社
注目すべき初期の傑作とあるように、1982年のクリス・ヴァン・オールズバーグが33歳の時の作品です。
今と画法が異なっており、「2ひきのいけないアリ」と同じ手法で描かれています。

主人公のベンとマーガレットが、午後の野球の約束まで時間があるので、お互い明日の地理のテストの勉強をするので、自転車で家に戻るシーンから始まります。

ベンは、地理の教科書を開いていたら睡魔におそわれ、気づくと家が水に浮かんで世界の名所を巡っているのです。
文字のないページが続きますが、見開きを使った大きな構図に引き込まれてしまいます。

そして、マーガレットに起こされるて夢から覚めるのですが、エンディングでは驚愕の事実がわかり、果たしてそれは夢だったのか?不思議な余韻を残して物語は終わります。

果てることのないオールズバーグならではの不思議な世界が展開します。
彼の作品を知る入門書として相応しい作品だと思います。
世界の名所を知らないと物語に馴染めないので、地理好きの小学生高学年くらいからが対象かと思います。
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自信を持っておすすめしたい 心が暖まります  投稿日:2008/03/09
ちいさなもみのき
ちいさなもみのき 作: マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵: バーバラ・クーニー
訳: 上條 由美子

出版社: 福音館書店
マーガレット・ワイズ・ブラウンの文、バーバラ・クーニーの絵による1954年の作品です。

足が不自由な息子のために、お父さんは毎年クリスマスに森の小さなもみの木を運んで、息子の部屋のクルスマスツリーとして飾ります。
また、春になると元の場所に戻しました。
その時の父の言葉は、まさに琴線に触れるものです。

「毎年、冬には御祝をしにやってきて、春には元の緑の野原へ帰って行くんだよ。 
ここまで やってこれない、私の息子と一緒に、大きくなっておくれ。
あのこが元気になるように力を貸しておくれ。」

そして、ある年、お父さんは小さなもみの木のところにやってきませんでした。
そこには、感動のサプライズがあるのです。

決して派手でなく淡々とした物語なのですが、心に響いてくる絵本です。
クルスマスに相応しい絵本なので、時期になったら静かに読み聞かせすることをオススメします。
でも、子供より大人、とくにお父さんに読んで欲しい一冊と言えるかも知れません。
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自信を持っておすすめしたい 映画と違った楽しみ  投稿日:2008/03/09
ジュマンジ
ジュマンジ 作: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 辺見まさなお

出版社: ほるぷ出版
この作品は、1995年にロビン・ウィリアムズ主演で映画化されています。
家族4人で見たのですが、全員が大好きと言える数少くない映画の一つと言えます。
原作の絵本になるのですが、1982年のコルデコット賞の受賞作です。

お話は、ピーターとジュディが木の下に置いてあった「ジュマンジ」というボードゲームを見つけるところから始まります。
試しにやってみると、ゲーム上の出来事が現実化するというゲームだったのです。
ライオンが出てきたり、サルが台所で暴れたり、スコールが降ったりと正に家がジャングルと化してしまうのです。
最後の頁には、いつものオールズバーグに見られる次への余韻もあって、息をつかせない作品に仕上がっていると思います。

物語も素晴らしいのですが、やはりこのモノクロの絵には脱帽です。
コンテペンシルとコンテ粉を併用することで、モノクロにも関わらす色彩が鮮やかで、色の魔術師と呼ぶに相応しい出来映えです。
絵に引き込まれそうな感覚を是非楽しんで欲しいと思います。

物語の構成の素晴らしさと絵の出色の出来栄えは、あらゆる年代の方を虜にすること間違いありません。
文章が長いので、小学生くらいからが対象になると思います。
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なかなかよいと思う 絵本というより画集  投稿日:2008/03/09
ハリス・バーディックの謎
ハリス・バーディックの謎 作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 村上 春樹

出版社: 河出書房新社
この作品は、絵本というより画集と言った方が相応しいかも知れません。
14枚の絵にタイトルと注釈がついているだけで、ストーリーの展開は読者に委ねられているのです。
想像力を駆使して、絵のなかに潜んだ物語を空想するのは、この上ない楽しみを読み手に与えてくれることでしょう。

オールズバーグのパステル画で描かれたモノクロの世界が、読者を魅了してやまないと思います。
是非、想像力を豊かにして、そこに封じ込められた物語を堪能して欲しい一冊です。
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自信を持っておすすめしたい はなをくんくんとは言い得て妙  投稿日:2008/03/08
はなをくんくん
はなをくんくん 文: ルース・クラウス
絵: マーク・シーモント
訳: きじま はじめ

出版社: 福音館書店
1949年に米国で初版され、日本では1967年に訳されていますが、92万部も発刊したベストセラーです。
原題は、「The Happy Day」ですが、邦題の「はなをくんくん」の方がしっくりくると思います。

最初は、冬眠中の動物たちが丸まっている姿が続きます。
のねずみ、くま、かたつむり、りすとモノクロですが、とても優しいタッチで描かれています。
そして、みんなはなをくんくんさせて目を覚まします。

それから、匂いのするほうへみんなが向うのですが、壮観なスケールです。
しかも、その表情がみんな異なっているので、眺めるだけでも楽しめると思います。
そこには、春を象徴するものがあるのですが、その頁のためだけに、このストーリーがあるのです。

文章がリズミカルで読みやすいし、絵もとても暖か味があって奇麗なので、2歳くらいから楽しめます。
春先に読みたい一冊です。
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なかなかよいと思う 自分らしさの大切さを教えてくれます  投稿日:2008/03/08
はなのすきなうし
はなのすきなうし 作: マンロー・リーフ
絵: ロバート・ローソン
訳: 光吉 夏弥

出版社: 岩波書店
1936年初版の米国作品で、日本では、1954年に訳され読み続けられています。

舞台はスペインで、フェルジナンドという牛が主人公です。
フェルジナンドは、他の牛が闘牛場で闘うことを夢見て、つっつきあったりしているのに、花の匂いを嗅ぐことが好きなのです。
いつもコルクの木の下にすわっています。

それにしても、コルクの木の枝にコルクが数珠なりに生っているのって、結構可笑しい感じがしました。
“コルクの木”って確かに存在しますが、皮を採取してコルク栓を作るのですから。

意外な展開があって、闘牛にフェルジナンドが選ばれてしまうのですが、結局闘わずして物語は終わります。

自分は自分らしくあれば良いということが伝わってくる絵本です。
今から70年も前にこうした主張の絵本が出版されていることに驚きました。

そして、子供を理解してあげる親の姿も描かれていて、親にも読んでもらいたい絵本だと思います。
モノクロの絵が、逆に新鮮な感じがすると思います。
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自信を持っておすすめしたい 家族愛に触れられます  投稿日:2008/03/08
うきうきしたら
うきうきしたら 作・絵: ジェズ・オールバラ
訳: たがきょうこ

出版社: 徳間書店
こいぬのシドは、なんだかうきうきしてきて、何と空を飛んで学校に行くことが出来たのです。
でも、その話を友達も先生も全く信用してくれません。

みんなの前で飛ぼうと思ってもやっぱり出来ないのです。
その時シドに、飛べるのかなという迷いがあったから飛べなかったのでしょう。
自分を信じることが出来なければ、何もできないというメッセージのような気がしました。

家に帰ってもしょんぼりのシドを見守るパパの姿って、心を打たれるものがあります。
こうした家族だったら、子供はすくすくと育つのではないでしょうか?
そして、感動のエンディングですが、家族の大切さも十分に伝わってくる絵本だと思います。
何よりも、ジェズ・オールバラの絵が生き生きとしていて、子供もすんなりと楽しめたようです。

文字数も少ないので、年少から楽しめます。
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なかなかよいと思う 昔話のような感じが良い  投稿日:2008/03/08
うさんごろとへんなつき
うさんごろとへんなつき 作・絵: せな けいこ
出版社: PHP研究所
貼り絵のような絵が、物語にピッタリの作品です。
主人公のうさんごろは、からだとめがでっかなうさぎ。

舞台は15夜のお祭で、うさぎたちは大忙し。
そこへ「おつきさまのお出まし」です。
みんなが礼をするのですが、尻尾とお尻だけが見えるので、結構可愛い後姿に見えて子供ともども好きな絵です。
ところがあらわれた月が、にせものでうさんごろとの戦いが始まります。

どのページの絵もユーモアに溢れています。
ストーリーも、昔話を彷彿させるような感じなので、読み聞かせにはピッタリの絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 絵が素敵  投稿日:2008/03/02
しりたがりやのこいぬとおひさま
しりたがりやのこいぬとおひさま 作: イバ・ヘルツィーコバー
絵: ズデネック・ミレル
訳: 千野 栄一

出版社: 偕成社
1974年のチェコの作品。
「しりたがりやのこいぬ」は、シリーズになっていますがその一作目。
絵を、「もぐらとずぼん」「もぐらとじどうしゃ」のズデネック・ミレルが描いています。

やはり何と言っても、ズデネック・ミレルの絵が素適です。
クッキリとした輪郭で描く絵は、小さい子供でも認識し易いのではないでしょうか。
それに加えて、親しみやすいキャラクター達。
絵だけで、語りかけてきます。

お話は、しりたがりやのこいぬの水を、太陽が日光をあてて雲にしてしまうところから始まります。
それから、犯人探しが始まるのですが、登場するキャラクターが本当に愉快で、何度見ても飽きることがありません。

慾を言えば、真ん中に文章がある構成が読みづらいので、折角の絵がスポイルされてしまっていること。
絵と文の繋がりが、子供には分かり難かったようです。
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自信を持っておすすめしたい 幅広い年齢が対象  投稿日:2008/03/02
からすのパンやさん
からすのパンやさん 作: かこ さとし
出版社: 偕成社
1973年の作品ですが、178万部発行の大ベストセラー。
読めば、その理由が納得出来る作品です。

お話は、からすの森にあるからすのパンやが舞台で、4羽のあかちゃんが生まれるところから始まります。
黒色ではないので、それぞれの色に因んだ名前を付けるのですが、最初から期待させられる構成です。

4羽のあかちゃんで、家が大変になるのですが、まさに現実の我々の情況そのもの。
大きくなった子供たちが、友達をお客で呼んできたり、一緒にパン作りに協力したりと、家族を考えさせられるシーンも盛沢山。

仕舞には、大騒動が起きるのですが、そのきっかけが、パンが焼けたをパンやが焼けたとの勘違いですから、楽しくないはずがありません。

大騒動でからすが集結するさまは、圧巻で何度見ても飽きることはありません。
それぞれのからすの表情が豊かで、時間を忘れてしまうくらいの魅力に溢れていると思います。

文章は多いので、読み聞かせに時間がかかりますが、決して聞き手を飽きさせることはないと思います。
こんなに、見どころ、読みどころが多い作品は今まで読んだことがない程です。
小学生が自分で読むにも、話の起伏があって十二分に堪能できるはず。
幅広い年齢が対象になる数少ない絵本だと思いますので、一押しのオススメです。
かこ さとしさんの他の作品が読みたくなりました。
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