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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う ありがとうの意味が自然に伝わります  投稿日:2010/10/10
ぴよちゃんのありがとう
ぴよちゃんのありがとう 作・絵: いりやま さとし
出版社: Gakken
「ぴよちゃん」シリーズでは、「ぴよちゃんとひまわり」が印象に残っていますが、今回の作品は、その仕掛け絵本シリーズ。

絵はここまで可愛らしくしてしまうと、原形を留めていないという感がありますが、幼児が対象ですからOKのレベル。
どのキャラクラーも魅力的ですが、自分自身に投影して聞くお子さんも多いことだと思います。

物語は、ぴよちゃんがピクニックにいくというもの。
新しい友達が出来たり、穴に落ちたりと、ストーリーにも展開があって、飽きることなく読み聞かせ出来ると思います。
仕掛けも丁度良い感じで、物語の絵に広がりを与えています。

この本のテーマは、「ありがとう」ですが、その言葉の登場も非常に巧みです。
こんな形で読み聞かせすると、自然と「ありがとう」の意味がわかってくるような気がするので、なかなか優れた絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 底知れぬ恐怖が感じられる作品  投稿日:2010/10/10
いまいましい石
いまいましい石 作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 村上 春樹

出版社: 河出書房新社
クリス・ヴァン・オールズバーグは、1981年の「ジュマンジ」、1985年の「急行 北極号」、2002年の「ザ・スーラ」と3度のコールデコット賞の受賞という金字塔を打ち立てています。
しかも、その3作とも映画化されているというオマケつき。
今回の作品は、1991年の初版で邦訳は2003年。

物語は、航海日誌からの抜粋という形で進んでいきます。
この手法は、難破した宇宙船の航海日誌だけが残されていて、それを再現するという類の映画で良く目にしたもの。
絵の中に船長の航海日誌の文章だけがあって、最初から何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
海図に無い島に上陸して、持ち帰ったのが不思議な石。
その石の絵はないものの、表面から光を発しているとの記述があって、ここから物語は大きく展開します。
船での出来事は、航海日誌から窺い知ることが出来、最後はハッピーエンドとなるのですが、底知れぬ恐怖が感じられる絵本です。

久しぶりに読んだオールズバーグの作品でしたが、絵の上手さ以上に、文章の構成の凄みを感じずにはいられませんでした。
読み聞かせではなく、自分で読むことのできる小学生以上が対象となりますが、怖がりにはオススメ出来ないかも知れません。
参考になりました。 1人

ふつうだと思う 4種類の動物が登場  投稿日:2010/10/10
おかあさん どーこ?
おかあさん どーこ? 作: わかやま しずこ
出版社: 童心社
わかやま しずこさんと言えば、寺村輝夫さんの「王さまの本」シリーズの絵でつとに知られています。
そのわかやまさんが、2008年に発刊したのがこの絵本。
ファーストブックのカテゴリーです。

おかあさん どーこ?
という問いに、
次ページで、おかあさんが登場すると言うシンプルなもの。
おかあさんが、何処かに隠れているとかの仕掛けもなく、直ぐ現れてしまうので、一寸拍子抜けの感がありました。

この繰り返しなので、ファーストブックとしては4種類の動物の鳴き声が出てくる点が良いと言えるかも知れません。
絵自体も好みが分かれるところで、太い線が、細かい表情までは表現できていない点が勿体無い感じがしました。
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自信を持っておすすめしたい 心に染み入る作品  投稿日:2010/10/09
あなたがだいすき
あなたがだいすき 作: ロビン・クルーズ
絵: マーガレット・チォドス-アーヴァイン
訳: 木坂 涼

出版社: コンセル
原題は、「Only You」

物語は、
あたりが だんだん あかるくなって
そらが バラいろに かがやく あさ・・・
という出だしで始まります。

最初は、ママ編。
あかちゃんとママの朝の出来事が描かれています。
愛情が溢れんばかりの絵が続きます。

次は、パパ編。
外で散歩できるくらいの子供の、歩き回る姿に注ぐ愛情が満ち満ちています。

そして、
あたりが だんだん くらくなって
そらが あおいインクを
こぼしたみたいになる よる・・・
と、夜になります。
寝る前の出来事のママ編で終わるという、実に考えられた構成です。

何と言っても、人物の絵が最高です。
言葉が要らないくらい、子供を愛しく思う気持ちが表情に滲み出ています。
子供の成長は早いものです。
一瞬一瞬を大事にしていきたいと、思わずにいられない気持ちにさせられました。
いつまでも、この気持ちは忘れたくないものです。
読み聞かせの絵本というよりは、大人向けの絵本だと思います。
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なかなかよいと思う きりんのカミーユのキャラが秀逸  投稿日:2010/10/09
カミーユとすてきなうみのおくりもの
カミーユとすてきなうみのおくりもの 作・絵: ジャック・デュケノワ
訳: 石津 ちひろ

出版社: 大日本図書
ジャック・デュケノワは、フランスの絵本作家兼幼稚園教師。
おばけのシリーズが沢山出版されていて、人気が高いようです。

この作品は、「きりんのカミーユ」シリーズの第2段。
何と言っても、カミーユのキャラクターが秀逸。
きりんをこんな風に描いた作品は初めて見ました。
これは、人気を博するのではないでしょうか?

物語は、カミーユがくじらの歌を聞きたくて、海のまん中まで漕ぎ出すシーンから始まります。
くじらの声が苦しそうなことに気づいたカミーユは、くじらを助けるのですが、何と油まみれになっていたのです。
環境問題っぽい感じでしたが、登場したくじらのキャラクターもなかなかのもの。

全体を通して、キャラクターを見て楽しむ絵本だと思います。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 環境問題が学べる絵本  投稿日:2010/10/09
CO2のりものずかん
CO2のりものずかん 作: 三浦 太郎
出版社: ほるぷ出版
最近とても注目している三浦太郎さんの作品。
ファーストブックに良書が多いのですが、今回は身近な環境問題について、乗物を使って説明しています。

1kmあたり、乗物がどれだけCO2を排出するかという量を、人が歩いた場合と比較しているのがGood。
この上なく体感しやすい数値となっています。
大人にとっても初めての気づきがあることでしょう。

地球温暖化とか環境問題という言葉を聞かない日はありません。
子供に聞かれて上手く答えられない経験もあるご両親もいることでしょうが、この絵本で解決です。
絵は、いつもの三浦太郎さんの親しみ易いもの。
表紙がノートの体裁になっているのも、なかなか洒落ています、

子供との学習に是非役立てて欲しい絵本で、読み聞かせつつ親子で学習できます。
続編も期待しています。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 期待通りの作品  投稿日:2010/10/09
この世でいちばん すばらしい馬
この世でいちばん すばらしい馬 作・絵: チェン・ジャンホン
訳: 平岡 敦

出版社: 徳間書店
「ウェン王子とトラ」がつとに有名なチェン・ジャンホンの作品。
2004年の作品で2008年の邦訳ですから、実は「ウェン王子とトラ」の1年前の作品ということになります。
あの名作の作者の作品なので、期待をもって読みましが、結論からいくと期待通りです。

チェン・ジャンホンは、中国生まれでパリ在中。
今回の作品の主人公あるハン・ガンは、1200年前以上の中国に実在した画家ですが、この作品は、ハン・ガンと同じ手法で絹地に墨と絵の具でかいたものです。

ハン・ガンは素晴らしい馬の絵で知られていますが、この作品はそれを題材に創作したもの。
ハン・ガンの描く馬の絵は、あまりに生き生きしているんので、生きて絵から飛び出すという噂がありました。
1人の武将が、その噂を聞き、戦のためにこの世で一番、気性が激しく勇敢で力の強い馬を描いてくれと頼みます。
そして、何と馬は絵から飛び出し戦に臨むことになるのです。

絵から生きた馬が飛び出すという発想は、日本人に馴染むものなので、ここまでは予測できる内容です。
チェン・ジャンホンが凄いのは、ここから。
その馬が戦いの悲惨さを目の当たりにして、涙を流してからエンディングまでのストーリーは、心の琴線に触れるもの。
見開きで大きく描かれた馬が涙する絵は、圧倒的存在感があって、その悲しみの深さが手にとるように分かるものです。

良く構成されたストーリーに加えて、大型絵本の見開きのページを一面に使用した躍動感溢れる絵は、正に絵本の醍醐味と呼ぶに相応しいもの。
年長への読み聞かせ、あるいは、小学校低学年生が読んで欲しい一冊です。
こうした心に残る作品はなかなか出せないものだと思いますが、チェン・ジャンホンの次回作が本当に待ち遠しいです。
参考になりました。 3人

なかなかよいと思う 一日に感謝したい気持ちになる絵本  投稿日:2010/10/09
さいこうのいちにち
さいこうのいちにち 作: ジーン・ウィリス
絵: トニ・ロス
訳: 小川 仁央

出版社: 評論社
幼虫の期間を水の中で過ごしたカゲロウが、成虫と過ごす1日を描いたもの。
実際、成虫になってからの寿命は短く、羽化して数時間〜2日、3日で死んでしまうようです。
「カゲロウのような」という言葉を使いますが、言葉というのは、実に良く出来たものです。

これはカゲロウ。
今日が、地上に出てきた最初の日。
そして、最後の日。
という文章で始まります。

淡く描かれたカゲロウが、実に象徴的。
カゲロウは、生きとし生ける者や自然の素晴らしさを、味わいつつ一日を堪能します。
そして、タマゴを生み、子供たちに愛情を注ぎつつ一生を終えるのです。

読み聞かせして、その日一日に感謝をささげるという心構えが、少しでも理解できたら良しとしたい絵本です。
一日を精一杯生きることを、考えるきっかけになれば成功でしょう。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 古典的な良書  投稿日:2010/10/09
くまのビーディーくん
くまのビーディーくん 作・絵: ドン・フリーマン
訳: 松岡 享子

出版社: 偕成社
大好きなドン・フリーマンの作品なので読んでみました。
1954年の初版のモノクロの作品ですが、子リスのアールあたりと同じタッチです。
原題は、「Beady Bear」

ビーディーは、セイヤー君という男の子の持っているおもちゃのクマ。
ネジを巻いて貰うと、自由に動き回れるという設定です。
1人留守番をしていたビーディーは、クマが洞穴に住んでいることを知り、洞穴で生活を始めようとします。
洞穴の生活は不便で、何度も家との間を行ったり来たり。
その移動している姿が何ともユーモラスです。

最後にはホロッとさせられるシーンもあって、安心して読み聞かせ出来る絵本です。
モノクロ作品で派手な部分は全くないのですが、心暖まる作品というのは、こういう作品を言うのでしょう。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う つみあげうたの絵本  投稿日:2010/10/05
パパがやいたアップルパイ
パパがやいたアップルパイ 作: ローラ・トンプソン
絵: ジョナサン・ビーン
訳: 谷川 俊太郎

出版社: ほるぷ出版
最初の但し書につみあげうたの絵本とありました。
つみあげうたとは、文章に後から文をどんどんと継ぎ足していく言葉遊びのこと。
確かに、どんどん、次から次へと、最初の
「パパが焼いた甘くて熱いアップルパイです」
という文章に、修飾語が追加されていきます。

その修飾語は、アップルパイを作るのには、地球の自然の恵みが必要ですというとこまで行き着くのですから、なかなか壮大なお話です。

良くある英文のように韻を踏んでいるのではないかと思うと、英文も見てみたいものです。
つみあげうたは、英語であれば、修飾語が後ろに来るのでその修飾関係が分かりやすいもので、日本語ではなかなか難しいところ。
そこは流石に、谷川俊太郎さんが上手く邦訳しているのでしょう。

ジョナサン・ビーンの絵は、1950年代の古き良き時代を彷彿させるもの。
この本のイラストは、バージニア・リー・バートンやワンダ・ガアグの影響を受けていると書かれていましたが、納得できるものだと思います。

古いテイストの絵本ですが、それが心に染み入る作品で、自然を考えるに適したもの。
お子さんとの会話にも結びつくものだと思います。
参考になりました。 4人

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