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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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きょうりゅうのわかっていること・わかっていないこと

きょうりゅうのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

「わからない」って楽しい!国立科学博物館監修の恐竜絵本!

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ムース

ママ・40代・その他、男14歳 女9歳

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自己紹介
 1992年から米国シアトル在住。夫と子ども2人、犬1匹の暮らしを緑豊かな自然の中で楽しんでいます。
好きなもの
子どもの絵と歌声、絵本、パペット、自然素材のおもちゃ、アート、音楽、スポーツ、裏庭、潮風
ひとこと
 子どもといっしょに絵本を開く時間が、至福のひとときです。

 絵本ナビとの出会いは2002年、息子8歳、娘3歳の夏でした。オレンジ色が基調の気さくなウェブページに惹かれ、即メンバーに。以後、絵本とふれあいの記録が楽しくて、夢中になって投稿を続けました。500冊を越える絵本の思い出が残せたことは、絵本ナビのおかげです。1人で書いていても楽しかったのでしょうが、ほかのメンバーの感想を読むことで、共感したり刺激を受けたり、楽しさが倍増しました。そんな日々の集大成として『幸せの絵本1』にいくつか感想を掲載していただいたことは、格別の思い出になっています。心から感謝いたします。
 最近、子どもたちを取り巻く生活環境の影響で、絵本は日本語よりも英語中心になってきました。それに伴い絵本ナビからも少し遠ざかっていますが、新しく日本語の絵本を読んだときは必ず投稿しようと思います。
 現在、ブログで英語絵本中心の記録を日課にしています。よろしければ、どうぞごらんください。

ムースさんの声

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自信を持っておすすめしたい 少年の目から日系人収容所生活を描く  投稿日:2003/05/29
かこいをこえたホームラン
かこいをこえたホームラン 作: ケン・モチヅキ
絵: ドム・リー
訳: ゆり よう子

出版社: 岩崎書店
 1942年、ルーズベルト大統領の特別指令で米国西海岸域に居住する日系人たちは砂漠の中の収容所に移動させられました。ある日突然、敵国日本から来たという理由で家も財産もすべて没収され収容所に送られた当時の日系人たち。この絵本には、収容所生活を体験した一人の日系少年の目を通して、当時の彼らを取り巻いた生活と背景が克明に語られています。
 野球というスポーツはヨーロッパ系白人社会の米国にあり差別を受けていたアジア系、とくに日系社会では大きな役割を果たしたスポーツ。日系社会の結束を深め、一世(日本語を話す世代)と二世(英語を話す世代)の橋渡しをし、厳しい社会状況にあってコミュニティーの中で心休まる娯楽の役目も果たしました。
 そんなことを理解しながら読むと、当時収容所でチームを作り野球に夢中になった日系人たちの心情や、戦争が終わってから味わった屈辱をホームランに託した主人公の姿がくっきり浮かび上がってきて胸が熱くなります。
 ちょうど先日、息子の小学校でこの作品の劇団公演がありました。当地では、特に教師の間で高く評価されているこの作品。(英語名は「Baseball Saved Us」)韓国人画家ドム・リーの温かみがあって写実的なイラストも、作品の深さに貢献しています。日系人の歴史を語るのに最も適した作品。小・中学校の歴史の授業にもよく利用される絵本です。
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自信を持っておすすめしたい わたしのお気に入りABC絵本  投稿日:2003/05/29
Flora McDonnell’s ABC
Flora McDonnell’s ABC 作: Flora McDonnell
出版社: Candlewick Press (MA)
 カラフルな表紙には、大きなワニと小さなアリ。ちょうちょと車に乗った粋な猫2匹。そしてABCの文字。わたしのお気に入り絵本作家(画家)マクダネルのABC絵本は、色と大胆な構図で文句なしに彼女の世界を堪能させてくれました。どのページにも「大きいもの」と「小さいもの」が描かれ、それぞれ「大文字」と「小文字」でその対象物が示されます。絵の構成が面白いし、勢いのある筆使いと色の使い方がわたしは大好きです。動物がたくさん登場するので、小さなお子さんにも親しみやすいと思います。
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自信を持っておすすめしたい ABCでアジアを知ろう  投稿日:2003/05/29
A Is for Asia
A Is for Asia 作: Cynthia Chin−Lee
絵: Yumi Heo

出版社: Scholastic Incorporated
 食べ物や動物などABCを利用してテーマの対象物を紹介する絵本はたくさんありますが、これはアジアを紹介するABC絵本です。
 一口にアジアと言っても日本周辺からユーラシア大陸を経てアラブ諸国の辺りまで、面積は非常に広範囲。この絵本はABCを利用して、そのアジアを知ろう!と試みた絵本です。「A is for Asia」で始まって、「B is for batik(インドネシアの染物)」「C is for camels」など、各地方特有の文化、風習が落ち着いた色合いのかわいいイラストとともに紹介されています。それぞれのページにはその国で使われている文字も合わせて載っています。ちなみに日本関係は「O is for origami」と「Z is for Zen」。
 作者は東アジア研究をする中国系米国人で、自分の娘にアジア文化を知ってもらおうとこの絵本の企画を思い立ったそう。イラスト担当のユミ・へオは人気韓国人絵本画家。米国ではいろんな絵本のイラストを担当しています。
 子供に語りかけるわかりやすい英語と楽しいイラストで、アジア文化の豊かさや彩りが楽しく理解できますよ。
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自信を持っておすすめしたい 楽しい「もしもシリーズ」第3弾  投稿日:2003/05/28
もしもムースにマフィンをあげると
もしもムースにマフィンをあげると 作: ローラ・ジョフィ・ニューメロフ
絵: フェリシア・ボンド
訳: 青山 南

出版社: 岩崎書店
 ねずみ、こぶたに続いてムースが登場。今度はマフィンです。(英語はねずみ、ムース、こぶたの順だったので、ムースは発売されないのかな…とちょっと気になっていました。よかった…。)
 ねずみやこぶたと違って今度は大きなムース。そのムースが大胆にいろんなポーズで登場し、その動きに目が奪われます。シーツをかぶっておばけになるところは、娘もさっそく毛布をかぶってムースのふり。読み終わった後は「もう一度読んで」と「マフィン食べたい」のリクエストでした。ここに出てくる黒イチゴはブラックベリーのこと。夏の後半になるとうちのまわりでもたくさん採れるので待ち遠しいなーと、私も黒イチゴ付きマフィンをリクエストしたくなりました。
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ふつうだと思う 3羽のあひるの小さな冒険絵本  投稿日:2003/05/27
あひるのさんぽ
あひるのさんぽ 作: ロン・ロイ
絵: ポール・ガルドン
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 童話館出版
 お散歩に出た3羽のあひるの子供たち。行く途中で、怒った雄牛に出会ったり、はらぺこきつねの家族に出会ったり、さまざまな危険に遭遇します。でも、そのたびに3羽は偶然なのか必然なのか、ちゃんとピンチを切り抜けることができ、最後にはお母さんのもとに無事帰ることができるのでした。
 途中の危険な場面に娘はハラハラ。心配そうな顔をして聞いていましたが、最後はホッ。イラストの間合いに工夫があれば、もう少しハラハラ度が高まるかな、と感想を持ちました。大好きなガルドンのイラストと谷川俊太郎さんの訳でしたが、ちょっと期待はずれ…と辛口です。展開自体は面白いと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 愛がいっぱい、ちっちゃなゴリラのお話  投稿日:2003/05/27
ちびゴリラのちびちび
ちびゴリラのちびちび 作: ルース・ボーンスタイン
訳: 岩田 みみ

出版社: ほるぷ出版
 ジャングルの中。ちっちゃなゴリラのちびちびはみんなから愛され大きくなります。お母さん、お父さん、おばあさん、おじいさん、家族に限らずジャングルの仲間たち…ピンクのちょうちょ、緑のおうむ、赤いサル、…もみんなちびちびが大好き。赤ちゃんから小さな子供に成長するちびちびの姿が描かれただけのシンプルな内容ですが、1ページ、1ページの言葉、文章、加えて温もりのあるパステル画があったかいメッセージを伝えます。イラストは多色刷りではないのですが、それが返っていい味を出している感じもします。子供って、こうやって回りに愛されて成長するんだなーと、子育ての本来の姿を再度教えてもらったような気がしました。
 最初に見かけたのが、こちらの子育て雑誌。手に入れたのは英語版(初版は1978年)が最初でしたが日本語版もすてきです。本屋さんではあまり見かけないけれど、図書館には必ず置いてあるので隠れた人気絵本かもしれません。
 特に小さなお子さんのお誕生プレゼントに向いていると思います。
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なかなかよいと思う ベニーの表情が最高  投稿日:2003/05/27
ベニーいえでする
ベニーいえでする 作: バルブロ・リンドグレン
絵: オーロフ・ランドストローム
訳: 長下 日々

出版社: 徳間書店
 こぶたのベニーは散らかすのが大好き。何でもきれいにしてしまうお母さんに反抗して、お人形のぶうちゃんと一緒に家を飛び出してしまう。途中いろいろあるけれど、最後はやっぱりお母さんのいる家がいいなと子供らしく戻るベニー。それを迎えるお母さんの一言が素敵でした。
 ベニーの作品はシリーズで他にも出ています。特に「Benny and the Binky」はこちらの某児童書評誌で最高レベル(1)の評価を受けていたので必見。この書評誌で評価(1)を得るのはそうそうないことなので、日本語版が出ていたら絶対見てみたいと思っています。
 息子はベニーのイラストに一目ぼれしたようで、喜んでいました。小さな子供の気持ちを何気ない生活設定の中で描き、なおかつイラストも魅力的なので、今後人気が高まるのではと踏んでいます。
 それにしてもブタちゃんって、散らかしたり汚したりすることが大好きなのですね。ここでも泥んこだらけになる場面がありました。
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ふつうだと思う 豊かな米国を感じさせる50年代の絵本  投稿日:2003/05/20
じぶんでひらく絵本 全4冊セット
じぶんでひらく絵本 全4冊セット 作: H.A.レイ
訳: 石竹 光江

出版社: 文化出版局
 「ひとまねこざる」の作者レイの開く絵本。箱ケースの中に「だれのうちかな」「おかあさんとこども」「さあ たべようね」「サーカスをみよう」の4冊が収められています。
 「だれのうちかな」では、それぞれのイラストが誰の住みか・家であるかをあてっこするような設定です。左ページには質問。右ページの折られた部分を開くことによってその答えを子ども自身が確認できるように工夫されています。
 娘は開く作業が大好きなようで、よく「読んでー」と持ってきます。わたしは大人の視点で、動物が檻に入っていることやこの時代のお母さんの描写にちょっと抵抗が…。現代の作家なら、同じ開く絵本でも違う作品になるだろうなーと感じています。
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自信を持っておすすめしたい ささやかな贈り物  投稿日:2003/05/20
どこへいってた?
どこへいってた? 作: マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵: バーバラ・クーニー
訳: うちだ りさこ

出版社: 童話館出版
 登場するのは動物たち。黒と赤茶色によるシンプルな二色刷りのイラストとささやかな詩が、小さな喜びをもたらしてくれる絵本です。見開きを使って、それぞれ動物たちに「どこへいってた?」と尋ねると、擬態語を使ったリズミカルな答えが返り、子供たちを詩の世界に誘います。
 読んでみていいなーと思ったら、作者はこの二人。そして翻訳は「てぶくろ」のうちだりさこさん。やっぱり、です。古本市で50セントで手に入れた宝物絵本。娘と静かにひとときを楽しみたいときに開きたい一冊です。
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自信を持っておすすめしたい 何やら怪しげなイラストが魅力  投稿日:2003/05/05
すてきな三にんぐみ
すてきな三にんぐみ 作: トミー・アンゲラー
訳: 今江 祥智

出版社: 偕成社
 人々から恐れられていた3人組のどろぼうたち。意地悪なおばさんの家にもらわれていきたくないテファニーちゃんと出会って以来、自分たちの生き方が変えられることに…。
 娘は黒中心のイラストに、怖いもの見たさで魅せられている様子。表紙の3人組の目つきに誘われたようです。赤い大きなまさかりで馬車が壊されるところなど、恐る恐るのぞきます。「え? どろぼうなのにいい人なの?」と、娘に読んでいる途中やって来たのは息子。ちょっとユーモアがあって、めでたしめでたしのお話は小学生にも受けますね。訳も小学生向き。なので、もう少し漢字を用いた絵本でもいいのではと思いました。
 自分が愛読した絵本。子供たちには手のひらサイズのミニ絵本で紹介しました。
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