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驚くべき想像力
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投稿日:2011/08/16 |
『ドリトル先生月へいく』を読んだ時のこと、まだ衛星もロケットも発明されていない頃なので、大きな蛾に乗ってドリトル先生が月へ行ったのを、その想像力のたくましさに驚いたことがあります。
人類の科学の進歩は、想像力の賜物と言えるかもしれません。
この絵本、タイトルからは何のことかと思ったのですが、古今東西で地球はどんな形をしたものかを考えた人たちの奇抜な考えが載っていました。
地球が三角形であったり四角形であったりと、今から思うと思いもつかないものが多くて、よくぞこれだけ考えましたとある意味驚嘆するものばかりでした。
息子も「へえー」とか「そんなわけないでしょ」とか言いながらも楽しんで読んでいました。
無知と言えばそれまでかもしれませんが、その無限の想像力には、感動すら覚えます。
その想像力が進んだ先に、地球が丸くて自転しているという考えが行き着いたとは当時の人は考えもしなかったことだろうと思います。
「知りたい」「解明したい」という人類の思いが、新しい考えを生み出し、これだけ科学が進んだということを改めて感じる一冊です。
しかけ絵本でイラストも丁寧に描かれていて、一日読んでもあきないぐらいではないでしょうか。
子どもも大人も時間をつい引き込まれてしまう絵本だと思います。
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生きていく哀しみ
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投稿日:2011/08/16 |
私の小学校の時の教科書にも掲載されていて、今は息子の教科書にも載っている作品です。
新美南吉の作品を一つ上げろと言われたらこの作品を思い出す方も多いのではないかと思います。
小学生の頃、この作品を読んで胸がしめつけられるような切なさとすれ違いの悲しさを思い、忘れられない作品になりました。
大人になってから、この絵本に出会い、漠然とですが『ごんぎつね』というと黒井健さの絵という風に、この作品には黒井健さんの絵という風に結びついてしまいました。
絵の繊細さもさることながら、一度だけ行ったことがある南吉の故郷の風景と重なります。
絵本の15ページには、彼岸花が広がっていますが、私が訪れた時もちょうど彼岸花の季節でした。
生きていると、その時にはわからない思い、失敗、悔いというのはたくさんあるものでしょう。
生きていく哀しみ、そんな思いを教えてくれた作品でもあるように思います。
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どこまでものびるひも
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投稿日:2011/08/16 |
まこちゃんがいつも握っているのは、おかあさんのエプロンのひも。
ある意味、まこちゃんの命綱のようなものでもあるのかもしれません。
おかあさんという後ろ盾がいる安心感。いつも見てくれる安心感があって初めて外の世界にも興味を示していかれるのかも。
息子は、どこまでものびるひもを見て「このひもどこまで延びるの?エプロンのひもだよね」と言っていました。
実際のひもはこんな風にのびないですけれど、一度広がった子どもの心は、こんな風にのびていくものなのかもしれません。
とてもかわいいお話だなあと思いました。
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父親と過ごす時間
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投稿日:2011/08/16 |
「この絵本に出てくるパパはとてもいいパパだよね」という言う私の言葉で、息子も夫もこの絵本を読んでいました。
母親と過ごす時間と父親と過ごす時間。
子どもにとっては、同じ時間でも過ごす内容が違ったり、心に与える影響は違うものではないかと思います。
わが家の息子にとっては、日曜日に夫と過ごす野球を楽しむ時間が、この絵本に出てくるお父さんと過ごす時間ではないかと思います。
日常生活の中で、ゆったりと過ごす特別な時間。
大きくなってから思いだす時間というのは、こんな何気ない日常の一コマのような気がします。
できたらお父さんに読み聞かせをしてもらいたい絵本でもあります。
お父さんの育児参加も増えてきた昨今の傾向。
お父さんの育児と難しく構えなくても、この絵本の中にそのヒントがあると思えます。
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一番好きな絵本
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投稿日:2011/08/16 |
友人に「一番好きな絵本は?」と問われて、考えに考え抜いてやはりこの絵本と思ったのがこの『ルピナスさん』です。
バーバラ・クーニーの繊細で美しい絵もさることながら、おじいさんに言われた「世の中を、もっとうつくしくするために、なにかしてもらたい」という言葉を大切に、生涯を通してその「なにか」を考え続ける姿にとても共感できるからです。
子どもの頃から、志を持って生きる強くて優しい女性に憧れる傾向のあった私。
ルピナスさんは、功成り遂げたとか目覚ましい功績を残したというわけではありませんが、
市井の片隅で、人知れず「世の中を、もっとうつくしくすめために」と行動している姿に、私もこんな生き方をしてみたいと思うのです。
『ルピナスさん』を出産祝いに贈られているというお話も聞いたことがあります。
ルピナスさんが、花のたねを植え続けたように、この絵本を読むことでルピナスさんの考えに共鳴し、自分にできる何かを探し続ける方も多いのではないかと思うのです。
良質な絵本は、人の心を耕し心に言葉の種をまき、いつか美しい花を咲かせようとする気がします。
そんな絵本の見本のような作品だと思います。
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タイトルの回文が秀逸
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投稿日:2011/08/16 |
言葉遊びが大好きな息子。
時々親子で回文遊びや早口ことば合戦をして遊びます。
「だんなキスがスキなんだ」という回文が秀逸と思ってレビューを読んだら、ぼのさんが投稿されたというを読んでなるほど。
夫婦愛が感じられる回文です。
絵本ナビから誕生したような絵本があったなんて今のいままで知りませんでした。
息子と一つ一つの回文を読みながら、一つずつ「ああ回文になっている」と確認して楽しい時間を過ごしました。
イカの夫婦が、パパの方がママより小さいというのに、現実の多くの夫婦の家庭での立場を彷彿とさせるようで、クスッとしました。
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パワフルなおばあちゃん
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投稿日:2011/08/16 |
にしまきかやこさんのまだ読んだことがない本だなあと思い手に取ってみたのですが、
思いのほかおもしろかったです。
読み終わってしばらくしてから、このパワフルさは『あらまっ!』のおばあちゃんにも通じるところがあるかもしれないと思えてきました。
ねこと暮らすおばあさん。花を作る才能があると思ったら、花屋さんの店舗を即大工さんに頼んでしまいます。
おいしいシチューができればレストランをという具合。
思いつき=行動となってしまうのが、とてもパワフルだと思いました。
西内ミナミさんの文章もテンポがよく、にしまきさんの絵もとてもユーモラスです。
こんな風なおばあさんだとさぞかし忙しいと思いますが、オチは何だかほのぼのとしました。
自分がおばあちゃんになった時に、こんなパワフルさはないだろうと思いながらも、友人にこんな人がいたら見ていて飽きないだろうと思いました。
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ニコラの日常
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投稿日:2011/08/14 |
夏休み前から息子に読み聞かせをしているプチ・ニコラシリーズ。
文庫版にもニコラが好きになったマリ・エドウィッジにも出てくるので一部リンクするところがあります。
ニコラの初恋とタイトルがあるので、マリとは違う女の子なのかな?と思っていました。
突然のおじさん家族の訪問に家族が翻弄される「サプライズはおたがいに」の結末がおもしろかったです。
こういうユーモアのセンスは、いかにもフランス的だと思います。
「おとなとして」の中で、マリとニコラがするおままごとの内容が、マリがいつも目にしているであろうマリの両親の夫婦生活が垣間見えるようで、クスッとしました。
よく子ども同士でおままごとをすると、その家の生活場面が出てくると言いますが、正にそのとおりでした。
一日一話的にも読めるニコラの日常が短編になっていて、どれもオチがあり、ユーモラスです。
シリーズものなので、時間のある夏休みに読むのもいいかもしれません。
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長さんらしい
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投稿日:2011/08/14 |
検索していたら、岸田衿子さん長新太さんで『うみ』という赤ちゃん向けの絵本があるということを知り読んでみました。
ぶたさんが初めて海に来たという設定なんでしょうか。
赤ちゃんに海とはどんなもの?と教えるのはいかにも難しいそうな気もしましたが、
こんな風に海を伝えるのかと思って読むのは楽しかったです。
夏の海へ行く=海水浴というのが私の発想なので、お魚が海から飛び出てくる感じが意外でした。
言葉も「あら」の繰り返しで、こちらもまた意外な感じが。ただ、単純な繰り返しとはちょっと違っていますが。
絵が先なのか文が先だったのかはよくわかりませんが、長さんらしい絵本だなあと思いました。
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一家に一冊
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投稿日:2011/08/11 |
放射能の汚染が福島だけに留まらないことがわかった今。
私たちは今後起こり得る地震に対しても、地震・津波だけでなく放射能に対する正しい知識を持たなくては、子どもを守れないと思っています。
なぜなら、私たちは原発はクリーンで安全なエネルギーという教育を受けてきた世代で、放射能に対して何の知識も持ってこなかったからです。
遅すぎる感はありましたが、地震以降私は放射能・原発関連の本を読んできました。
原発が54基もあり、地震の活動期に入った日本では、地震が起きたら原発は大丈夫か?も心配しなくてはいけないのだと思います。
これ以上の地震も津波も放射能汚染もすべて起きてはほしくありませんが、
この先避けられないのであれば、備えておくしかない。
地震が起きた時に果たして冷静に動けるのかはわかりませんが、知識と情報を得る術は備えておきたいと思いました。
100の項目に分かれて、その分野に精通した方が監修に当たられている本で、一家に一冊あったらよさそうな本でほしくなりました。
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