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がんばれ!
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投稿日:2011/08/22 |
この春からスイミングに通い始めた息子。
「この絵本、おもしろいね〜!」
どうやらタイムリーな1冊だった様子。
なかのひろたかさんの絵は、クッキリした黒い線とはっきりした色で
伝えたい内容がとても分かりやすく描かれているなぁ〜と思います。
(「くさる」も好きでした)
まだ泳げない男の子がこわごわ水に入り、ぎゅっと目をつぶって
顔をつけてみたり潜ってみたり。
息子と重なる姿に「がんばれー!」と応援したくなりました。
シンプルながら、泳ぎの練習する背中をもう一押ししてくれそうな絵本です。
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冬だけど暖かそう
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投稿日:2011/08/22 |
大好きなゴフスタインさんの絵本。
線で描かれたものではなく、グレーの紙にパステルで描かれているのが
珍しくて手に取りました。
白い雪や、子どもたちのたぶんウールであろう洋服の感じが
グレー地にパステルのこの表現でとっても感じが出ててなるほどなぁって思いました。
雪の中で遊ぶ子どもたちやお父さんの後姿がかわいい。
お父さんも子どもたちに負けじと、腰をぽっきり曲げて
無心で雪だるまを作っているのがいいなぁと微笑ましかったです。
冬で雪のお話だけど、あたたかいぬくもりを感じます。
幸せな家族のお話です。
そしてもうひとつ思ったのは、「あちらの雪だるまは、玉が三つで足もあるんだなぁ」ということでした。
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北欧の村の暮らし
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投稿日:2011/08/22 |
やかまし村の子どもたちは仲良しです。
三軒くっついて建っているので、窓と窓の間でお手紙をやりとりしたり
納屋に泊まりごっこしたり。
秘密基地や家出計画など、大人には内緒のちょっとした秘密を子どもたちだけで共有したり。
子供同士の楽しい遊びの時間がたくさん描かれています。
やかまし村シリーズは実写映画にもなっていて2本観た事があるのですが、こちらもとってもオススメです。
季節感があって、北欧のオシャレさも子どもの可愛らしさも満点で、
そんなにドラマチックなことは何もないのですが、ゆったりとした
人間らしい暮らしぶりがなんともステキです。
ただ、こちらの絵本は毎晩1〜2章づつ読み聞かせたのですが
意外と文字が多くて、若干喉にハードでした。笑
もう少し大きくなったら自分で読んでいただきたい・・なんて思った
母でした。
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ゆるーい気分に浸りたいときは・・
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投稿日:2011/07/13 |
ザ・ダジャレです。
ゆるーい気分に浸れます。
くすっと笑って、脳みそをちょっとときほぐせます。
二度目に読んだときは、左ページを私が。
右ページを息子に読んでもらいました。
(ひと言、なので小1でもだいじょうぶ)
一緒に読みながら、ウフフアハハ。笑
夏の暑さも一瞬忘れるダジャレワールドです。
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衝撃の1冊
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投稿日:2011/07/13 |
息子に読み聞かせながら、自分自身子供のころ以来の再読です。
ももちゃんとあかねちゃんの成長にほのぼのしつつ、
取り巻く世界の複雑さに、いろんな気持ちにさせられる本です。
児童書でありながら、離婚問題を扱ったということで
当時から話題だったことは覚えていましたが、こんなふうに
表現されていたのですね。
夜中に帰ってくるお父さんの靴、死神にとりつかれるお母さん。
ぐいぐいとその苦しさ虚しさが伝わってきます。
と、同時にこんなふうに表現する松谷みよ子さんの筆力にうならされて
います。
ついにお引越しの日が来て、ももちゃんたちは家を出てゆきます。
無邪気なこどもたちをのせた車が去った後に現われるお父さんの姿が
とても寂しそうで・・・こちらまで哀しくなりました。
それから私自身の深層心理に深く刷り込まれていたエピソード。
「だれかさんのうしろにへびがいる」の遊びの描写。
幼かったころの私はこのお話がほんとうに怖かったのでしょうね。
トラウマになるくらい、子供の心にすっと入り込む松谷さんマジック。
(これは怖い話に限らず、ってことです)
息子はタッタちゃんやタァタちゃんのかわいらしいお話は喜んで、
夫婦の難しいお話には神妙な顔で聞き入っていました。
松谷さんは、すごいです。
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やられた!
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投稿日:2011/07/13 |
1ページ1ページがよく考えて描かれた絵だなぁと思います。
構図、そして視点。
台風が来ちゃったことで海へ行けずにつまらない・・・
と、沈滞した気分のぼくのページでは静かな凪のような描写。
それが一転、台風の到来とともにグワワァンと視点が傾き、
お天気とぼくの気持ちがリンクしてゆきます。
想像の世界での、船出。
どうしても、どうしても、海へ行きたかったんだね・・と
ほほえましい。
目が覚める朝のページも、モノクロなのにとても
朝の光を感じるなぁ・・・なんて感心していたら、
最後の最後にやられてしまいました。
目に飛び込んでくる空の青さ・・!!
うーん、一本とられました!
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おこるのって疲れるよね
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投稿日:2011/07/13 |
息子はアングリーの炎が広がるページの迫力に喜んでいました。
「ねぇ!すごいよ!みてみて」
アングリーは怒るのをやめたいのに、やめられなくて苦しみます。
周りのみんなも逃出していってしまいます。
あ〜あ、怒りんぼうはみんな嫌だよねぇ。
最後には悲しくなったアングリー。
涙がやっと、炎を消してくれました。
よかったね!アングリー。
母もあんまり雷を落としたくはないのよね・・と
心の中でつぶやいたのを秘密です。笑
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身に覚えあり〜!笑
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投稿日:2011/06/21 |
こぶりな絵本です。
シンプルなイラストでかわいらしく描かれています。
今まであった「めちゃくちゃはずかしかったこと」が。
あーわかる・・!
わかってしまう・・!
息子と一緒に笑いながら読み、同時に自らの「めちゃくちゃはずかしかったこと」がよぎります・・。
でも恥ずかしがってる男の子の絵が、かわいらしくって。
気軽に読める、ほのぼのとした1冊です。
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博士がほんとうに作りたかったものは・・
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投稿日:2011/06/14 |
おおがかりな発明機械をつくっ博士。
村中に完成を知らせる花火も上がって・・さてさてどんな機械なのかな??
息子もとにかくダイナミックな機械の動きとそれによって生み出される
副産物(材木・葉っぱ・木の繊維・・)に夢中。
小鳥さんのおうちができたね〜!とか
橋や学校ができたね!
積み木もこんなにあっていいなぁ〜!
とくに、木の輪っかでできる乗り物の類には興奮♪
そして木の繊維が紙になるという事実を知って心から驚いていました。
「これも?この紙も?これも木からできてるの?!」と。
いい勉強。
「モーターってなに?」「繊維ってなに?」
と聞かれてうまく説明できなかったのは私の力不足でしたが・・。
そして博士が作りたかった目的はなんと・・!
つまようじ!
しかも1本だけ?
なんて効率の悪い〜。笑
びっくりなオチに大笑い。そして気づいたんです。
博士がつくりたかったのは、みんなの笑顔ではないかなって。
そしてちゃーんと町には副産物たちが大活躍しているんです。
おみごと!
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切ないけれど真実
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投稿日:2011/06/14 |
切ないおはなしです。
かえるのじいさまが気まぐれに食べてしまったあめんぼの夫婦。
その娘のあめんぼが訪ねてきます。
「一目でいいから両親に会いたい」
むすめあめんぼを前に食べてしまいたい本能と、
可哀想なことをしてしまったという後悔で葛藤する
じいさま。
絵がすごいんです。
じいさまの表情・・無垢な娘あめんぼおはなの対比。
親を亡くしたおはなの気持ち。
命を頂くことで生きていくしかない生き物のせつなさ。
絵本だから、「大きく開けたお口からピョン!と両親が飛び出して
きました」なんて展開も予想したのですが、
そこはそんなふうに甘くまとめず、あくまでも切なくリアルに
終わるのです。
おめんぼおはなの前向きさに救われます。
真実から逃げない絵本です。
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