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ヒラP21

その他の方・70代以上・千葉県

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自己紹介
子どもの通う小学校の読み聞かせをスタートに、絵本の世界に飛び込んだ私ですが、いつの間にか子どもは親離れ。
私だけが絵本の世界に残ってしまいました。
小学校、中学校での読み聞かせをベースに、障害者関連施設、高齢者福祉施設と新境地を開拓中です。

読み聞かせおすすめコーナー

公開

ヒラP21さんの声

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自信を持っておすすめしたい 少し不気味ですが、奥深い話だと思います  投稿日:2009/05/18
申の山
申の山 作・絵: 川端誠
出版社: 文化出版局
少し不気味かもしないけど、奥深い絵本だと思いました。
物語の中にもう一つの話がある。読んでいると、自分も物語の中の行商人になって話をきいているような気になりました。
誰もが親切で明るい村。行く先々でその地の昔話を集めている若者は、村人に案内してもらいある古老の家で宿を借り、様々な話を聞くことになります…。
最後の話が、この絵本のテーマ。
それは、いつも村人から馬鹿にされていた馬鹿正直な若者が、火山の噴火から村を守るという話。話の中の村人は昼間あった村人とはまるで正反対。
いやな話だと思いました。
村人たちは、自分達が馬鹿にして嫌がらせをしていた若者に救われ、今は明るく生活を続けている。どちらが本当の村人なんだろう。「さる」と馬鹿にしていた若者の犠牲をどう考えているのだろう。
同じ人間達の表と裏がこの絵本に出ているように思います。暗い過去に支えられて明るい現在がある。
実はこれが現実なんだと思います。川端さんは行商人にそれを伝えさせたかったのでしょうか。
息子はどう思ったかはよく分かりません。奥さんは「嫌な話だね」と言いました。
自分もそう思ったのですが、高学年の児童に読んであげて、子どもが成長していく過程でこの絵本の「不気味な部分が、実は重要な事なんだ」と感じてくれれば良いのかなと思っています。
嫌な話ではありますが、とても良い本です。
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自信を持っておすすめしたい ひょいひょい伸びるたけのこすごい  投稿日:2009/05/12
ふしぎなたけのこ
ふしぎなたけのこ 作: 松野 正子
絵: 瀬川 康男

出版社: 福音館書店
竹の子の伸びるスピードに圧倒されるお話です。
それにしてもあっという間に海まで届くほど成長した竹の子。
村人達の騒ぎも楽しめます。
そして、昔の日本をちゃんとおしえているようなこのテンポのよいお話。
自分が幼い頃も山の村では海の幸は希少なものでした。今では当たり前のようにして産地直送、新鮮な魚介類が山奥まで届けられています。
海のこともよく知らなかった時代からするととんでもない世界ですが、そう考えるとこのお話のたけのこ、山から海までの道をつくってくれた開発という名前がついているのかも知れません。
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自信を持っておすすめしたい 犬のいる生活  投稿日:2009/05/11
クロはぼくのいぬ
クロはぼくのいぬ 作: 宮川 ひろ
絵: 鈴木 まもる

出版社: にっけん教育出版社
犬を飼っている人には、なんとも言えない絵本だと思います。
我が家にも黒い老犬がいます。飼いはじめた時は子犬だったのに、いつの間にか自分の年を追い越していく。
そして、あれほど飛び回っていたのに歩くのもおっくうそう。しばらく前までは寝ているところを見たこともなかったのに、最近は無防備に寝てばかり。
絵本のクロと同じです。
よく考えると、犬は家族そのもの。
老いていく犬は、子犬のときから今までの家族の歴史を見事に表現してくれていました。しかも、お父さんと同じ誕生日だなんて。
親子三代をみつめた20歳の犬。
まもなく、自分より先に天国に行くんだよね。
自分よりおにいちゃんのクロ。これから、この子どもの成長に大きな道しるべを作るのでしょうか。
犬を飼っている家庭にお薦めの絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 伝えたい戦争の事実  投稿日:2009/05/10
エリカ 奇跡のいのち
エリカ 奇跡のいのち 作: ルース・バンダー・ジー
絵: ロベルト・インノチェンティ
訳: 柳田邦男

出版社: 講談社
柳田邦夫さんが、翻訳したということだけでとても意味のある絵本でした。
収容所に強制移動される列車の絵の隅に描かれたベビーカー。連行される人たちの、顔の下でカットされたモノクロームの絵にユダヤ人の印にだけかすかに色がついている。列車から放り投げられた赤ちゃんのエリカの毛布だけがピンク。現在を語る絵はカラー彩色。
絵だけでも、カメラで切り取った現実のワンカットのように饒舌に、戦争の悲惨さと理不尽さをするどく読者に訴えています。
そして文章。タイトルページ裏から、「出あい---著者のことば」として、始まる語りは柳田邦夫の多くの著作のように事実を見つめる眼を感じますし、とても重みがあります。
文章だけでも、戦争の悲惨さと理不尽さを語り続け、読者にのしかかってきます。
ただ、長文であるだけに読み聞かせは難しかった。
息子は、苦労する私の語りより、絵をじっと見つめていたように思います。
読み終わってから、自分で読んでみたいと本を受け取った息子。難しい顔をして読み終わってからしばらく間をおいて、「哀しい話だね」と一言。
絵と文章が、何度もつっかえつっかえした私の本読みのまずさをカバーしてくれました。
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自信を持っておすすめしたい スケールの大きさに癒されます  投稿日:2009/05/10
光となり 風となって…
光となり 風となって… 作: 高木たかし
絵: 小泉 るみ子

出版社: 文研出版
この絵本を読んだ時に、あの「千の風になって」を思った。悲しみの歌なのに、なんであれほど多くの人の共感を得たのだろうか。あの歌には、感動と癒しがあるからに違いない。
そして、この絵本です。
開くページ毎に書かれている詩と絵は、スケールの大きさと、メロディがあります。
誰もが経験する身近な人の死。子どもが悲しみに心を動転させている時に、この本は間違いなく助けてくれるだろうなと感じました。
悲しみが裏側にありながら、すべて前向きに優しい言葉で語ってくれるのです。
一人で読むのだったら大人。読み聞かせは高学年。必要な時に出せれば良いのかも知れませんが、大事にしたい本だと思いました。
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なかなかよいと思う 目が見えない子たちの世界  投稿日:2009/05/08
雨のにおい星の声
雨のにおい星の声 作: 赤座憲久
絵: 鈴木 義治

出版社: 小峰書店
この絵本。子どもにはあまり受ける本ではありませんでした。
しかし、何かを感じ取っていたように思います。
目が見えないってどんなことだろう。自分たちは勝手に想像するけど、実際の当人たちがこれほどの感性をもって周りの世界をみているのかと思うと、ただただすごいと思うばかりです。
土のにおい、風の形、自分自身の姿、知らない世界の形、etc。
彼らの感性は研ぎ澄まされていて、私たちが普段当たり前にして見過ごしたり、無関心だったりすることが、とても大きなことなのだと感じました。
多分、息子も自分の感じ方と、この絵本の中で紹介されている目の不自由な子どもたちの感性の違いについて、考えていたのだと思います。
たまには、こんな本を読んであげることも大切かと思います。
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なかなかよいと思う さわやかなお話です。  投稿日:2009/05/02
ちいさなこいのぼりのぼうけん
ちいさなこいのぼりのぼうけん 作: 岩崎 京子
絵: 長野 ヒデ子

出版社: 教育画劇
子どもの日といえば、子どもが幼稚園に入ってなじみ始めた頃でしょうか。
おりがみ、クレヨン、…なつかしく思いこの本を手にとりました。
おりがみで折ったこいのぼりが、幼稚園を飛び出して自由に空を飛び回ります。とてもさわやかな絵本でした。
長野ヒデ子さんの絵がとてもかわいくて、気持良いです。
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自信を持っておすすめしたい 鼻がないって?  投稿日:2009/05/01
コワフの消えた鼻
コワフの消えた鼻 作・絵: 牧野良幸
出版社: 長崎出版
いばってばかりいるコワフ市長。
嫌気がさしたか鼻が逃亡。
鼻はコワフさんの良心なのでしょうか。市長と正反対の善意のかたまり。
困っている人を助け、市民の人気者になって大活躍。
選挙の候補者にまで選ばれ、鼻のない市長を圧倒してまう。
今までの自分を反省して、最後には鼻をとりもどした市長でした。
同じような話は他にもありますが、この絵本、鼻が人間のように活躍するところ、いたるところに「鼻」が描かれていて、息子も絵を楽しんでくれました。
やっぱり鼻は顔の中心にあって、なくてはならないものですね。
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自信を持っておすすめしたい お父さん、出産の話に挑戦  投稿日:2009/04/30
いのちは見えるよ
いのちは見えるよ 作: 及川 和男
絵: 長野 ヒデ子

出版社: 岩崎書店
目の不自由な夫婦の赤ちゃん。
怪我して入院してしまったご主人に代わり出産に立ち会ったエリちゃん。
命の大切さをひしひしと伝える話ですが、父親の私が読み聞かせするには勇気のいる絵本。
でも、よく見たら作者は男性。淡々と読み続ける私を12歳の息子は自然に受け入れてくれました。
私もわが子の生まれる瞬間に立会い、父親になった感動と重さを、この絵本で息子と共有できたと思います。
子どもの姿は見えなくても、「いのちは見えるよ」というルミさん。その言葉の大きさとエリちゃんの感動を、エリちゃんの家族がふくらませてくれます。
そして、小学校では先生が授業の中でクラスのみんなと共有させてくれます。
話の展開が、子どもたちにとってとても大切なことを考えさせてくれます。
長野ヒデ子さんの絵。この話を包み込んでくれていて、この絵本のメッセージを見る人に優しく伝えてくれると思います。
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なかなかよいと思う 子どもがいなくなったとき両親は  投稿日:2009/04/30
ロバのシルベスターとまほうの小石
ロバのシルベスターとまほうの小石 作・絵: ウィリアム・スタイグ
訳: せた ていじ

出版社: 評論社
院内学級での読み聞かせ。
こじんまりして静かに聞いてもらえたのですが、自分としては苦戦。
センテンスが長いのと、カタカナ。そして、文章が女性文。何度もつっかえてしまったり読み間違いをしてしまったり読み終えてから反省しきり。
自分の苦手をむき出しにしてしまいました。
とはいえ、話は親としてとても考えさせられる内容でした。
子どもが行方不明になったら親はどうなるのだろうか? 
ダンカン夫婦の苦しみ、あきらめ、でも忘れられない子どもへの思いが切々と伝わってきます。
子どもが帰ってきた時、二人の思いは言い尽くせないほどだったでしょう。
この絵本では、シルベスターが帰ってきます。聞いている子どもたちは、ダンカン夫婦のつらさまでは思い至らないかもしれません。
親も、自分の子が行方不明になったら(?)などと思い至らないかと思います。
でも、現実社会では、悲しい事件が後をたちません。
子どもには、自分がいないと親はこれほど悲しいんだということを少し感じて欲しいと思いました。
話は戻りますが、この絵本はあわてず、ゆったりとしみじみと読む本だと思いました。
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