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懸賞に当選したいっていう子どもの願いが・
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投稿日:2010/11/15 |
「よりみちせんべい」(農文協)の山崎先生の作品です。
テレビ番組の懸賞で、プレゼント商品の肉まんを当てようと葉書を書いた主人公の男の子。
投函しようといつのもポストの場所に行ってみると、ポストの形が富士山で、その横にはへんてこなねこが・・・。
なんとも不思議なポストです。
投函しながら『ヤッホー、ヤッホー』と言うと、プレゼントが当たると言うのです。
それも即プレゼントが、やまびこと一緒に空を飛んできます。
凄い勢いで。
も〜、笑ってしまいます。
大満足の主人公でしたが、やまびこポストを独り占めしたくて・・・。
あ〜あ、予想通りの結果でした。
でも、懸賞に当選したいっていう、子どもたちのささやかな願いを叶えちゃうこのポストは魅力的ですね。
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読み始めには予想だにしなかった展開に・・
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投稿日:2010/11/13 |
「ありとすいか」にお世話になったたむら先生の魔女の絵本ということで、興味を持って手に取りました。
表紙絵を見て、可愛い魔女の親子に「あら〜、優しそうな魔女さん親子だこと」と思い読みました。
魔女の子ポルカちゃんは、今日が誕生日。
お母さんは、「ケーキを作るから、はてなの森へ行って、木の実を採って来てね」とポルカちゃんにお遣いを頼みます。
”はてなのもり”というネーミングに、なんて素敵な名前でしょうと初めからワクワクしてしまいました。
キノコたちと楽しそうに歌って踊って回って、楽しそう。
キノコたちが言うことには、今は木の実が無いとのこと。
代わりに、森の奥の“ほしのみ”を薦められ、ポルカちゃんは、ずんずん森の奥へ、・・・。
途中案内をしてくれたオオカミさんの協力で、たどり着いた“ほしのみ”のなる木のなんと神々しいこと。
“ほしのみ”を摘み採っていたら、雪が・・・。
読み始めには、予想だにしなかった展開にドキドキしていたら、「そうだった、お母さんは魔女なのよね〜」と、ホッとしました。
ろうそくの火を吹き消す時に、ポルカちゃんが願った二つ目の願い事は、絵本をパタリと閉じると解りますよ。
お洒落なエンディングでした。
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スランプには眠りもひとつの解決策なのかも
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投稿日:2010/11/13 |
動物のアートクラブの展覧会も近いのに、行き詰っているのがぞうのパブロ。
この名前に、ひゃー、ピカソと同名だぁ〜、と笑ってしまいました。
スランプに落ち込むパブロに、仲間が素敵なアドバイスをしてくれます。
そう、環境を変えて描くことを。
綺麗な消しだらけの田舎で、創作意欲も満々のパブロでしたが、会心のできというわけではなさそうです。
昼食をとってからと腰を下ろし、サンドイッチを食べたら、・・・。
パブロが寝ている間に、次々とパブロの作品に筆を加えていくセンスの良い動物たちに、笑いました。
パブロが起きたら、驚き喜ぶかしら?と思い読み進めたら、なななんと、意外な展開に心地よい気持ちになりました。
スランプには、眠りもひとつの解決策なのかもしれませんね。
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読後、得も言われぬ余韻が・・・
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投稿日:2010/11/13 |
佐野先生の作品を読んでいると、途中でフランスの方の作品か?と錯覚してしまいます。
エスプリに富み、どこかシニカルで、哲学的人生訓の香りが漂う作品ばかり。
読後、得も言われぬ余韻を心に残してくれます。
読む年齢によって、受け止め方が様々で、年を追うごとにその作品の深さが浸みてきます。
こちらの作品も、8歳の頃息子に読みました。
息子は、ハハハと笑い、へんてこなおじさんだ、という感想を持ったようですが、先日先生の訃報を知り、再び息子も読みましたら、「おじさんは、雨の日の傘を差す楽しさをこの年で、初めて知ったのかね」なんてポツリ。
彼が父親になる頃には、“人生の楽しみ方”という視点で掘り下げ読めるようになるやもしれません。
初めて開く方は、このおじさんの奇行にお子さんと一緒に笑って読んでください。
私は、子育てにもこんな傘の扱いを息子にしているようで、反省させられた記憶もよみがえって来ました。
ラストの奥さんの一言にやはり今回も笑いました。
佐野先生のご冥福をお祈りいたします。
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しっかり膝を折ってむしゃむしゃ食べて・・
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投稿日:2010/11/12 |
このシリーズは、サイズ的には手のひらに乗っかるコンパクトなものですが、お話は皆読み応えがありますね。
鯖売りどんが、道に迷って泊めてもらおうと入った家が山姥の家。
即座に逃げ出せもせず、言われるままに鯖を一本残らず山姥にただ食いされて、最後に脅され逃げ帰ろうとするも、悔しくて悔しくて。
そうそう、読んでいても悔しさが伝わってきました。
山姥の家の天井裏にのぼり、山姥のご馳走を横取りする鯖売りどんの危なっかしいこと。
はらはらしてしまいます。
この後の見事なまでの、鯖売りどんの逆襲劇に「そこまでするか〜!」と息子。
徹底的に息の根を止めねば、蘇り力のありそうな山姥は退治できませんね。
う〜、この残酷さもなんか怖い!
山姥は魚を手にすると、しっかり膝を折ってむしゃむしゃ食べて、走って追いついて来るそうで、山姥の被害に遭う魚売りは、皆遠くへ魚を放リ、逃げるための時間稼ぎをするというお話を聞いたことがあります。
こちらの作品の山姥も迫力満点でした。
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手紙の山に ニカッとしてしまいました
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投稿日:2010/11/12 |
「さむがりやのサンタ」の夏休みバージョンですね。
タイトルから、そういえばサンタさんって夏はどうやって過ごしているのかしら?なんていう疑問を持っちゃいますね。
こちらのサンタさんは、けっこうゴージャスな夏休みです。
そりを改造して、空をひとっとびで海外へ。
まずはフランス。
スーツを仕立て、でも暑いのかズボンは・・・。
フランス料理で、おなかの調子が・・・。
どこへ行っても、子どもたちに見抜かれちゃうようで、有名人のつらいところですね。
最後のラスヴェガスのプールサイドのサンタさんに爆笑です。
バカンスを終えて、家路につきドアを開けての手紙の山に、ニカッとしてしまいました。
さ〜、これから忙しくなりますね〜。
今年もよろしくお願いしますよ〜。
細かいコマ割で、サンタさんのたくさんの表情とつぶやきを覗けました。
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ユーモアとウィットに富んだ夢のある作品
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投稿日:2010/11/07 |
今年はこれをクリスマスプレゼントにしたいと思っています。
そろそろ「サンタさんの存在」を目に見えるものではないのかも?なんて考え始めている年頃のお子さん向けだと思います。
一人でじっくり眺めつつ、この作品の楽しさを味わって欲しい。
もちろん大人の方も、ニヤリ・クスクスしてしまうこと間違いなしです。
日没の頃、上空を見上げ吼えまくる犬が大きな家の周りに一匹。
興奮し家族に知らせようとする目。
イヴの夜がやってきて、子どもたちはベッドへ。
パパ・ママへ挨拶。
うるさく吼えまくる犬。
屋根の上には、車型そりを運転するトナカイとサンタ。
犬だけ必死に吼えてます。
サンタが、煙突を擦り抜け降りたところで待ち構え吼え続ける犬。
尋常じゃない犬の吼え方に起きるパパ。
サンタと鉢合わせするも・・・。
登場する家族の台詞は、ひとつもありません。
ただただ、犬の吼える声だけが、見開きいっぱい文字になっています。
文字の中には、「ワンワンサンタワン・・」というのもあって、笑ってしまいます。
この日本語の犬の吼え声の手書き文字も、日本語版が出された時に作者のサンディ・ターナーさんが書かれたそうです。
サイレントナイトのはずが、どこの家でももしかしたら犬だけにはサンタさんが見えていて、家族に必死に知らせようとしているのかもしれませんね。
極めつけは、サンタさんの残していった洋服の端布。
お洒落なエンディングですねぇ〜!
ユーモアとウィットに富んだ夢のある作品です。
やはり今年はこれにします。
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笑いながら読者としての立ち位置に悩み・・
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投稿日:2010/11/07 |
落語絵本で良く目にする川端先生の作品と言うことで手に取りました。
ん〜〜〜〜〜、面白い!
シリーズだったんですかぁ〜。
さっそく前3作図書館で予約を入れました。
さて、表紙絵のルックスも滑稽で奇怪なタマネギ坊。
扉絵から始まっています。
彼は忍者。
ある漁村から、巨大イカ、タコ、エビ退治を頼まれ、海へ。
海中に漂う怪しい気配に、タマネギ坊は調合した粉を海へ投じます。
その粉の内訳を読み、時代劇っぽい登場人物たちのいでたちとはミスマッチの調味料の数々に、笑いながら読者としての立ち位置に悩みました。
さらに、不思議な呪文。
・・・・・・コッテハ、モミモミ マッサージ に大笑い。
お話会で使うなら、滑舌と笑いを抑える練習必須!です。
さて、この後の巨大イカ、タコ、エビとの格闘シーンは大迫力です。
忍法水遁の術・空蝉の術・土遁の印に笑いながら感心してしまいます。
終盤波打ち際へ、引き上げられた巨大イカ、タコ、エビの大きさとリアルさに唸ってしまいました。
そして、前半の不可思議な粉や呪文の意味に納得の結末。
作中随所にみられる洒落にもクスリとさせられました。
大満足の一冊でした。
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子どもたちから慕われ誇り高き彼としては
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投稿日:2010/11/07 |
“ごきげんならいおん”シリーズの絵を担当されているデュボアザンさんの作品です。
彼の絵は饒舌で、文を読めない子にもストーリーが見えてくると思います。
とにかく楽しいお話です。
クリスマスも近いと、サンタさんに変装した人々で町が賑わう様になることに腹を立てたサンタさん。
彼らの髭を引っぺがし、正体を暴いて歩きます。
作品紹介の所でも、“ちょっと怒りっぽいサンタさん”と語られていますが、「唯一無二の存在」として、子どもたちから慕われ誇り高き彼としては、これくらい怒ってもらわなくっちゃ子どもたちも納得しないのではと思います。
この怒りマックスのサンタさんのプライドを優しく包み込み説き伏せる、サンタさんの奥さんの言葉に、子どもたちもな〜るほどと思うことでしょう。
クリスマス商戦真っ只中の12月に入ったら開いてみてはいかがでしょうか?
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知恵のまわるきつねに読者はやられた〜!
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投稿日:2010/11/07 |
「マドレーヌ」のシリーズでおなじみのベーメルマンスさんの晩年の作品です。
乗馬の盛んであった、バージニア州在住の友人だったビーヴァリー・ボガードさんの詩が元になっているお話だそうです。
欧米では昔から行われていたきつね狩り。
当時は日曜ともなると、家族ぐるみで参加するお祭りのようなものだったようです。
たくさんの嗅覚のきく猟犬を連れ、馬に乗って、匂いの目印をつけたきつねをおとりに放し、それを追い駆け巣穴を探りあてるのです。
この“きつね狩り”を一軒のきつねの家庭の母子の会話で描いています。
外の喧騒さに気づいた子狐が母狐に尋ねると、きつね狩りについて説明をし始めます。
随分ぞんざいな言葉遣いで、イライラカリカリしながら説明をするおかさんだな?と思いながらも、人間の知恵ある狩の方法に「な〜るほど」なんて思いながら読み進めました。
おかあさん狐の言葉には、きつねは生きていくうえで“知恵”がなきゃだめ!という教えがしっかり込められています。
狐の親子だもんね〜、なんて笑いながら読んでいたら、なんとうまく人間の一枚上手の知恵をまわらせ逃げのび、家に帰ってきたのは、・・・・・・。
やられた〜!って感じです。
かあさん狐のイライラカリカリにも納得です。
タイトルにも「上手い!」と拍手したくなりました。
“知恵の まわる きつねは いつだって にげのびる”の一文に、“知恵の まわる きつねに 読者は やられた 〜!”と笑ってしまいました。
終盤、狐の家族のティータイムのカップの絵柄に再び爆笑でした。
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