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新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

酒井駒子によるロングセラー絵本の新装版

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新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい 読みながら私もアリのサイズになって・・・  投稿日:2010/11/18
2ひきのいけないアリ
2ひきのいけないアリ 作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 村上 春樹

出版社: あすなろ書房
 最初手にした時、タイトルの“いけない”に?でした。
 原題の“TWO BAD ANTS”で納得。

 オールズバーグさんの画力の奥深さを改めて認識する作品でした。
 他の作品とは画風が異なりますが、お話の迫力を最大限に表していると思います。

 小さなアリの世界のお話です。
 一匹の探しアリが巣穴に持ち帰った“クリスタル”の美味さに女王アリが喜び、さっそくみんなでそのクリスタルを求め、探しアリを先頭に長い旅に出ます。
 “クリスタル”とは?と疑問を抱きながら読み進め、森の先の人家の壁をよじ登り始め、お話が見えてきました。
 小さなアリの目線から見上げる人家の窓も、なるほどアリにはこう見えるに違いないと思わせられます。
 そして、いつの間にか読みながら私もアリのサイズになっていました。

 やっとたどり着いたお宝の“クリスタル”の海の中から、一つずつ抱え帰路につくアリ アリ アリ!
 しかし、“クリスタル”を口にし、至福の味を知ってしまった2匹のアリは、巣穴へ帰ることをせず・・・。
 
 この後の、人間社会にもぐりこんだがために2匹のアリの遭遇する災難の数々に、何度もうダメだ〜!という気持ちにさせられたことか。
 彼らのこの必死な時間は、次の運び屋の仲間がやって来るまでの長い時間であったことが、読んでいて解りました。

 コーヒーを啜る人間の口のアップ、カップの中で洞窟(口)に吸い込まれないよう喘ぐ2匹にやはり手に汗握ります。
 文章が、あくまでもアリの観察眼による表現なので、読み手としてはそれもまた楽しい。
 村上春樹さんの訳が、この作品でも素敵でした。
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自信を持っておすすめしたい “ごきげんなライオン”シリーズ最終作品  投稿日:2010/11/18
ごきげんなライオンのおくさんがんばる
ごきげんなライオンのおくさんがんばる 作: ルイーズ・ファティオ
絵: ロジャー・デュボアザン
訳: 清水 真砂子

出版社: 佑学社
 図書館で見つけました。
 表紙絵がカラーなんですよ。
 中をパラパラ、やっぱりカラー。
 初版は?と見ると、1980年。
 この作品ができて、まもなくデュボアザンサンさんが、亡くなられたそうです。
 よって、この作品が“ごきげんなライオン”シリーズ最終作品なのだそうです。

 さて、お話は、ごきげんなライオンさんが前足を折ってしまい動物病院へ。
 一人取り残された奥さんは、淋しくて。
 なのに、動物園の見物人もめっきり減って、ライオンさんの存在の大きさに改めて気づきます。
 そして、あのオスライオンのたてがみの威力にも。

 このあと、夫の留守中たくさんの友達の協力でたてがみを編んでもらい、オスライオンになりすます奥さん。
 草や花で作られた始めのたてがみは、なかなか綺麗でいた。
 たてがみがあるんだけれど、やっぱり私にはメスライオンに見えてしまって(笑)。
 話題と見物人を集める奥さんですが、夫の退院で、・・・。

 夫唱婦随のライオンさん夫婦は、最後の作品まで素敵でした。
 デュボアザンサンさんご夫妻の“夫婦のあり方”もきっと素晴らしかったことと思います。
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自信を持っておすすめしたい そうそう、忘れてましたよ〜!  投稿日:2010/11/16
野菜忍列伝其の二 あっぱれ アスパラ郎
野菜忍列伝其の二 あっぱれ アスパラ郎 作・絵: 川端誠
出版社: BL出版
 愉快!愉快!
 親子で大笑いでした。
 絵本にこの頃は、手が伸びない息子ですが、「怪僧タマネギ坊」以来このシリーズに親子で夢中です。

 さて、今回は幻の剣士アスパラ郎。
 ヘアスタイルも着流しもなかなか粋でカッコイイ!
 
 舞台は、お食事処「皿多屋」。
 もうこれだけで笑えます。
 看板娘は、むき卵肌のお玉こと玉子ちゃん。
 彼女のアップにも吹き出した息子。

 町に住みついた乱暴狼藉をはたらく“じゃがの一家”の親分芋蔵の息子芋吉に惚れられて、もはや亭主気取りの嫌な奴。
 さて、お玉に手をかける芋吉に、ほうれん草のお浸しが飛んできて・・・。
 ここから大立ち回りかと思いきや、あっさり秘剣アイダホ切りでやられる芋吉。
 そこへ、“じゃがの一家”の総登場。
 この“じゃがの一家”の子分のネーミングに最後まで大笑い。
 彼らの闘いの技にも、気が抜ける笑いが出てしまいました。

 さて、アスパラ郎の反撃やいかにと読み進めると、も〜笑っちゃいけないカッコイイところなんだけれど、爆笑です。
 そうそう、忘れてましたよ〜!
 彼は、確かにアスパラガスでした。
 忍法葉緑素まぶしに親子でやられちゃいました。
 
 おなじみ見返し(後ろ)のレシピは、「皿多屋」ですから、アレです。
 アレ!
 読んでのお楽しみということで。
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自信を持っておすすめしたい 中高生にもお薦めします  投稿日:2010/11/16
本のれきし5000年
本のれきし5000年 作: 辻村益朗
出版社: 福音館書店
 表紙絵を見ると写真本のように思いますが、開いてビックリ!
 かなり詳しく述べられています。
 中高生にもお薦めします。
 社会科の副教材にもなりそうです。

 文字の発明、ヒエログリフ・楔形文字から始まって、それを刻む粘土板・パピルス・羊皮紙・竹簡・木簡・和紙まで。
 そして、印刷技術にまで話は及んでいます。

 当然のように「本」の恩恵を受けている現代ではありますが、ある日ふと、文字はいつ生まれたの?最初は何に書いたの?活字印刷はどんな発達の仕方をしてきたの?という、子どもの疑問が湧いた時に上手に解説してくれそうです。

 本の歴史と言うことで已むを得ませんが、アッシュール・バニパル王にも触れて欲しかった気もします。

 我が家も一冊購入を決めました。
 大人の方にも、なかなか読みごたえがあると思います。
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自信を持っておすすめしたい ハッピーな気持ちにしてくれる作品  投稿日:2010/11/16
ごきげんなライオン アフリカでびっくり
ごきげんなライオン アフリカでびっくり 作: ルイーズ・ファティオ
絵: ロジャー・デュボアザン
訳: 今江 祥智

出版社: BL出版
 あら、これも読んでいないわ、と手に取りました。
 
 今回は、誘拐されてしまうライオンくん。
 ライオンくん失踪で、街の人が口にする「なんたること。あのライオンくんが まちを みすてるとはね・・・・・・」に笑いました。
 さて、ライオンくんは偶然から船倉に飛び込んでしまい、船はアフリカへ・・・。
 アフリカで遭遇する動物たちに敬遠されたり、攻撃されたり、面食らうライオンくんの姿が愉快です。

 人間のテントを見つけ近づいていくライオンくんに、大丈夫?と不安を感じながら読み進めました。
 ラストのフランス国歌がわき上がる中、パレードの先頭を歩くライオンがかっこいいですね。
 この作品も、ハッピーな気持ちにしてくれる作品でした。
 
 船の動き始めるところでの、
 
 エンジンがうなる・・・・・。
 オト、おと、音が、船倉井いっぱいに ふくれあがる。

 や、
 
 ランチーユさんの電報

 そして、帰ってくるライオンくんのために

 まちをあげて、ライオンくんのかんげいの したくだ。
 まどという まどには、ハタ、はた、旗。
 
 など、今江先生の訳が素敵でした。

 1955年の作品のようですが、デュボアザンさんご夫妻が楽しみながら、作られたのが伝わってきます。
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自信を持っておすすめしたい 諳んじられるおばあさんに大笑い  投稿日:2010/11/15
ねずみきょう
ねずみきょう 作: 香山 美子
絵: 遠藤 てるよ

出版社: 教育画劇
 すずき出版の“おはなしえほん”シリーズの一冊です。
 このお話は、たくさん絵本や紙芝居になっていますが、高見八重子先生の絵が魅力的で、手に取りました。
 
 「おじいさんの命日なのに、お経のひとつも知らないで・・・。」と申し訳なさそうなおばあさん。
 そこへ道に迷ったお坊さんが現れて、おばさんはお経をあげてもらおうと・・・。

 本当の事を言い出せず、仏壇の前で思案顔の偽坊主。
 すると、天井裏からでも降りてきたのか壁の穴から顔を出すねずみが一匹。
 ねずみの動きに合わせて適当なお経もどきを唱える偽坊主。

 おばあさんは、大喜びでお坊さんをもてなし泊めてやります。
 おばあさんの差し迫ったお経への思いなのか、見事にあの偽坊主のお経もどきを諳んじられるようになっているページで大笑い。

 さて ある ばん  一人の泥棒が おばあさんの家に忍び込み・・・。

 熱心な信仰心はおばあさんの身を守ってくれました。

 柔らかく優しい上品な色使いの絵が、偽坊主や泥棒の悪さを押さえ気味に、お話の楽しさを引き立っててくれています。
 
 他の作品を読まれていない方は、この作品から読むことをお薦めします。
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自信を持っておすすめしたい 師匠 冬之白斎で、息子はひっくり返り  投稿日:2010/11/15
野菜忍列伝其の一 忍者にんにく丸
野菜忍列伝其の一 忍者にんにく丸 作・絵: 川端誠
出版社: BL出版
 このシリーズは、「怪僧タマネギ坊」で知り、其の一から読んでみようと図書館から借りてきました。

 とにかくネーミングが絶妙です。
 闇雲暗之輔・青空晴高・ブタ鼻の飛子(とんこ)姫。
 中でも、飛子姫を救出するにんにく丸に立ちはだかる敵の忍者強力麺蔵(ごうりきめんぞう)にいたっては、このルックスにも笑います。
 戦いの終盤彼のルックスの意味に納得しますが、「妖術讃岐縛り」にかかるにんにく丸の「くそーっ、なんたるコシのつよさ」には参ります。
 戦い終えて、晴高のもとで迎えた師匠冬之白斎で、息子はひっくり返ってしまいました。
 そして、今回のお料理の予測もつきました。

 あ〜、愉快!愉快!

 楽しい忍法帳伝でした。
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自信を持っておすすめしたい どの動物も滑稽で味のあるキャラクター  投稿日:2010/11/15
トトトのトナカイさん
トトトのトナカイさん 作・絵: 長谷川 義史
出版社: ブロンズ新社
 昨年のクリスマスで、サンタさんとともにお子さんが覚えた動物が「トナカイさん」というお宅にお薦めです。
 
 確かに、クリスマス以外は、トナカイさんって暇なのかも。
 そのトナカイさんが、一人でしりとりを始めます。
 トナカイのイから「イ、イ、イ、イ、イ、イ、」とそこへ、イのつく動物がやってきて・・・。
 次々、動物の名前のしりとりが始まります。

 次にどんな動物がやって来るか親子で考えるのが楽しそう。
 どの動物も長谷川先生ならではの滑稽で味のあるキャラクターで描かれています。
 エンディングまで、飽きずに小さいお子さんが楽しめると思います。
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自信を持っておすすめしたい 図書館で発掘、発掘、み〜つけた!  投稿日:2010/11/15
やまのかいしゃ
やまのかいしゃ 作: スズキ コージ
絵: 片山健

出版社: 架空社
 図書館で発掘、発掘、み〜つけた!って感じです。
 スズキコージ先生作・片山健先生絵という組み合わせだけでも、ベリーインタレスティングです。

 主人公は、ほげたさん。
 ネーミングだけで、昭和30年代生まれの私にはツボです。
 朝起きるのがとても苦手、奥さんが布団を捲っても、ぐうすうぴい。
 世のお父さんもこういう気持ちで朝を迎える日があるんじゃないでしょうかねぇ。
 さて、ほげたさん、今日も会社に出かけていくのが昼過ぎになってしまったようです。
 あわてて電車に飛び乗ったのはいいのですが、・・・。
 この後のほげたさんのドジぶりに爆笑です。
 この電車、今日は不思議なことに山へ山へと入っていくようで、・・・。
 電車の終着駅は、“山の奥駅”。
 ほげたさんは、こうなったら、今日は、山の会社へ行こうと思いました
 の一文に、会社って何をするところか解らない小さいお子さんが喜びそうと思いました。

 山の会社で何するの?なんて野暮なことは言わないで、ほげたさんと一緒に美味しい空気を吸って下さい。
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自信を持っておすすめしたい 大人向けに再出版して欲しい作品  投稿日:2010/11/15
ふつうのくま
ふつうのくま 作・絵: 佐野 洋子
出版社: 講談社
 ご子息の広瀬弦さんの絵の「かってなくま」が愉快でした。
 こちらもくまのお話で、読んだことがないので借りてきました。

 昭和59年初版といいますから、講談社さんから出された同名のタイトルの作品より先に出たのですね。

 幼年童話のような平仮名使いですが、読後やはり深いな〜と思いました。
 真の勇者になる前のくまの躊躇いや恐怖感が、淡々とした文章の中から迫ってきます。
 寄り添い見守るねずみの心情も伝わってきます。

 5度ほど読み直し、母親となった私の現在の心境で読むと、新しいことにチャレンジするくまは子ども、ねずみは現状の幸せを噛み締める母親にも思えてきます。
 先祖が達成したチャレンジに屈した父親の無念を晴らすような心境にも、そんな雰囲気がちらりほらり。
 男の子は、父親を乗り越えて男になっていくのかな。

 彼らの会話の一文一文が、時に詩的で、時にストレートでとってもいい。
 
 やはり、これは思春期を迎える時期の親子にお薦めかも。
 漢字を入れて、文庫本スタイルにでもして、大人向けに再出版して欲しいと思いました。
 もちろん佐野先生の挿絵も入れて。
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