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この表紙のふっくら感は?まるでアルバム
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投稿日:2010/11/07 |
手に持った時、何?何?この表紙のふっくら感は?まるでアルバムの表紙のような感覚。
開いて、見返しのスクリプル(かめのぬいぐるみ)の落書きの可愛さにしばし見とれていました。
そして、扉絵のおもちゃ箱から笑い声が、・・・。
いっぱいおもちゃを持っているイザベラちゃん。
でも、その部屋にはすっかり忘れられたおもちゃたちもいたのです。
そのおもちゃたちは、鍵付きの箱の中に入れられていました。
きっとイザベラちゃんのお気に入りだったに違いありません。
なのに、イザベラちゃんは鍵をなくしてしまって、以来箱は開けられていないのです。
読者は、その箱の中のおもちゃの秘密の毎日をのぞけちゃうんです。
アイドルになりたいおんどりのルーファス。
落書き大好きのかめのスクリプル。
片想いをしている・・・。
みんなとても個性的で可愛らしい。
そしてこの箱の中の生活を楽しんでいるようです。
ある日、イザベラちゃんがなくした鍵を持って、部屋に走り込んできてガチャガチャとおもちゃ箱が開けられました。
お茶に呼ばれ、一階へ降りたイザベラちゃん。
おもちゃたちは、箱を飛び出し、・・・。
イザベラちゃんが目にしたおもちゃたちの行動に、小さい読者さんたちもドキドキワクワクすることでしょう。
フラップ式の可愛いしかけも、この作品をゆっくり楽しめるアクセントになっていると思います。
そうまるでアルバムをゆったりじっくり眺めるように、たっぷり時間をかけて、親子で語り合いながら読める絵本だと思います。
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ファンタジックに描かれている夢のある作品
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投稿日:2010/11/07 |
絵本は星の数ほど世の中にあふれていますが、クリスマスをテーマとした絵本がやはり一番多いのではないかしら?
クリスマスのプレゼントに絵本を贈り贈られというシーンも素敵だし、その中の一冊にはクリスマスの絵本が混じっていそう。
この作品もお薦めです。
サンタクロースのそりの由来。
そのそりに一番最初に乗ったのは?
それをなぜトナカイが曳くことになったのか?
読んですっきり!
終盤までそりの曳き手が決まらずどうするのかしら?と心配していたら、ほっとしながら妙に納得のまことしやかなお話でした。
サンタさんがそりの曳き手を募り、集まった動物たちの、帯に短したすきに長しのガッカリな場面に笑いました。
絵が柔らかく、サンタさんも愛嬌があり、サンタさんの住んでいる世界が、ファンタジックに描かれている夢のある作品です。
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元祖のクラシカルながら新鮮味のある作品
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投稿日:2010/11/07 |
原作者は同一で、たくさん同じタイトルの作品が出ていますが、やはり1902年に、ウィリアム・W・デンスロウの絵のこちらの作品が、私の一番お気に入りです。
日本では、1996年初版本が出ていますが、箱型のカバー、布地の装丁、開いた絵のアメリカ古典的色彩に時代を感じつつ、とても有難い気持ちになります。
手に入れられるなら孫にまで残しておきたいと思います。
さて、お話は、作者クレメント・C・ムーアが子どもたちを喜ばせようと「セントニコラスの訪れ」と題する、楽しい物語詩を書き、クリスマス前夜にやって来るセントニコラウス(サンタクロース)のことを語っています。
4世紀の東ローマ帝国時代小アジアにいた聖人、聖ニコラス(セント・ニコラウス)がモデルです。
不幸な人々を助け、数々の善行を施したといわれる、徳の高い司教さんです。
彼の施しの中で、金貨を屋根に上り煙突から投げ入れたため、暖炉のそばに掛けていた靴下から翌朝金貨を家の人が見つけたお話もあります。
この物語詩が、「クリスマスのまえのばん」として、アメリカの古典となったそうです。
ベーシックなお話で、余計なアクセントはなく、まさしくイヴの夜のワクワク感が、描かれています。
サンタクロースも黒いボアの縁取りのコート姿で、白いお髭もそんなにふさふさでも長くもありません。
でも、これが元祖サンタクロースです。
5歳の息子に読んだ時に、「サンタさんはだんだんお髭ものびて、コートもあったかな真っ赤なコートに変わったんだよ」なんていらぬ解説をしました(笑)。
コートが赤色に変わったのは、モデルであるセントニコラウスの司教服の色からとも言われています。
司教というのは自分の命を投げうってでも人々の幸福に尽くすことが使命、その覚悟を示す意味で血の色の服が正装と決まっていました。
たくさんの時間を経てサンタクロースは、現在のスタイルになっていますが、元祖のこのクラシカルながらどこか新鮮味のある絵本を、一度は開いて見ることをお薦めします。
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子どもの寝顔は宝ですねぇ〜
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投稿日:2010/11/07 |
子どもの寝顔は宝ですねぇ〜。
生まれたての頃、新米ママの私は「息をしていないんじゃないか?」って、緊張しまくりの観察眼でその余裕もありませんでしたが(笑)、少々余裕が出てきた頃には、息子の顔の造作は別として、とにかく子どもの寝顔は可愛らしいと随分眺めさせてもらいました。
この作品は、赤ちゃんからちょっとお兄ちゃんお姉ちゃんになったお子さんと、お休み前に読むことをお薦めしたいと思います。
動物の子どもたちの寝顔の可愛らしさ、またそのそばに添い寝する親がいることの“安心感”も、読んでもらうお子さんたちの共感をよぶと思います。
なるほど、おひさまの下で遊び、おつきさまに見守られ、子どもたちは、日々すくすくと育っているんですね。
そうそう、親も“親”にすくすくと育っているんですね。
あしたは きょうより おおきくなるわ
の一文が耳に残ります。
黒井先生の絵が本当にピッタリでした。
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赤い手袋の「赤」がまぶしくて・・・
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投稿日:2010/11/07 |
息子の小学校で、今年は「国民読書年」ということもあり、図書ボランティアからの推薦図書のリーフレットを生徒に向け配布しています。
毎号各学年1冊計6冊の紹介をしています。
ボランティアメンバーのお薦めや話題の新刊・ロングセラーなど、季節にあったものをベースに、作成しています。
次号のテーマは“クリスマス”ということで、1年生にこの作品を紹介します。
この作品は、6歳当時の息子にとってもうけました。
包帯でグルグル巻きの口の中で言っているおおかみの台詞と、こぶたたちの寛容な心で読みとってしまう勘違いの台詞のギャップ。
特に、おおかみの「ううううううっうううーーーー!」の台詞は、「う」で気持ちはおおかみの本心を唸ってみました。
お話会でもうけること間違いないと思います。
もちろんピッタリくっつき読める距離の親子でも。
発行所が女子パウロ会ということで、巻末にこぶたたちの「愛」が、おおかみの「心」を動かしたこと、「愛」は不思議なことをおこすこと。
この「愛」の始まりがクリスマスであることの解説もついています。
おおかみのもらった赤い手袋の「赤」がまぶしくて、こぶたさんたちの「愛」の象徴に見えました。
ラストがとても清清しい作品です。
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も〜、タイトルからずっしり質感を感じ・・
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投稿日:2010/11/06 |
大人が忌み嫌い発することを躊躇いがちな言葉「うんこ」。
親になると変わりますね。
“食う寝る遊び、そして出す”は親として可愛いわが子のメディカルチェックポイントですから。
我が家でこれ系の作品で年齢的に時期もピッタリだったのが、「うんちしたのはだれよ!」でした。
そのあと「こいぬのうんち」という作品に出会いました。
うんちの立場から語る作品で、最後には自分の存在価値を見出すというかなり科学的哲学的作品でした。
さて、「うんこ」。
も〜、タイトルからずっしり質感を感じちゃいます。
表紙絵も、まんま〜っていう感じ(笑)。
扉絵の発想にあっぱれ!です。
悔しがるうんこの発する言葉。
じっくり考え、解決法を見つけたときのうんこの言葉。
重い腰を上げたときのうんこの言葉。
旅に出たうんこの鼻歌。
お百姓さんにうなずくうんこの言葉。
ラストの満足そうなうんこのやっぱり鼻歌。
楽しい洒落のオンパレードでした。
お話が明るく、水に流して「さようなら」をしてしまっているうんこの大切な役割りまで教えてもらえます。
幼稚園や低学年でのお話会で、台詞に気をつけながら読むとうけそうですね。
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幼い頃の息子の中にもタイローンはいました
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投稿日:2010/11/06 |
恐竜の子どもたちのお話です。
ボーランドはチビ恐竜。
これからみんなで1週間、沼地の島でキャンプです。
でも、ボーランドは、あんまり嬉しくないんです。
だって、いじめっ子のタイローンも一緒に来るんですもの。
タイローンは誰よりも大きくて強くて暴れん坊。
何をやっても叶わない。
腕力だけでは勝てないゲームでさえタイローンは、“ずる”までして勝っちゃう、なかなかな知恵者。
数々のタイローンの横暴さに読んでいて、お子さんもあきれることでしょう。
ボーランドたちは、ついにタイローンを仲間はずれにして宝探しゲームをしようと計画を立てますが、・・・。
小さいお子さんにはわかりやすい悪漢キャラとしてタイローンは描かれていますが、彼を通して“こういう事はしちゃだめだ”って、たくさん教えてくれます。
親の目から見ると、タイローンの遊びに対するエネルギッシュさは、あっぱれとも思えたりもして・・・。
タィローンには、天罰が下りますが、やっぱり変わらないんだろうな〜。
そして、ボーランドたちも結局明日も一緒に遊ぶんだろうな〜。
トランプゲームをして、劣勢になると“ずる”をしても勝ちたがった幼い頃の息子の中にもタイローンはいましたね(笑)。
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いつになく饒舌なルラルさんの深い言葉
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投稿日:2010/11/06 |
ルラルさんのキャラファンの息子。
かつてたくさん読みました。
新刊登場ということで、図書館から借りてきました。
今回のルラルさんは、後半いつになく饒舌です。
しかも、深い〜!
自分の誕生日ケーキを焼くルラルさん。
せっかくのお誕生日なのに、家族はいないし友達は遠くだし・・・。
ちょっとさみしそうだなと思ったら、庭のみんながお祝いをしてくれました。
プレゼントまで抱えて来て。
でも、そのみんなは、自分の誕生日がわからないという生い立ち。
今度は、ルラルさんからみんなにとっても素敵なプレゼントをあげました。
ここで、感激していたら、さらに泣かせるルラルさんの言葉。
誕生日がわからなかったみんなも元気にしてくれるとっても良いお話でした。
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主人公の悔恨の気持ちにも共感できますが
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投稿日:2010/11/06 |
主人公とおばあちゃんとの同居による楽しく素敵な時間に微笑ましい思いで読み進めました。
少し大人になった主人公と、おばあちゃんがぶつかる時期から私自身の思春期を思い出しました。
相手は、祖母ではなく両親でしたが、このおばあちゃんのように静かに見守るというよりは、狼狽し子離れの現実に淋しさを感じていただろうなと、今ならわかります。
おばあちゃんは、孫の巣立ちを理解していたと思います。
身近な人を失うと、必ず後悔事が胸に湧き立ちます。
主人公の悔恨の気持ちにも共感できますが、孫が家を出た後のおばあちゃんの一人の時間は、決して淋しいばかりではなかったのではと思います。
なぜなら、何にも替え難い幼い孫との濃密な楽しい時間の思い出を持っていた人なのですから。
息子が、巣立つときに淋しさよりも祝福の気持ちで、笑顔で見送ってやりたいと思います。
社会に飛び出していく息子は、きっと時に振り返り悔恨の情におそわれるやもしれませんが、父親になれば今の私の気持ちも理解できるでしょう。
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感謝と幸せをかみしめられる生き方が大切
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投稿日:2010/11/06 |
いもと先生の作品は、絵がほんわかあったかいけれどお話もあったかい。
森の仲間が「おおきくなったら、・・・みたいに・・・なるんだ!」と、次々にご先祖様代々の体の特徴を誇らしげに話しています。
な〜るほど、そうか、そうだね〜、とにこにこしながら読んでいたら、「きつねくんたちはおおきくなったら、どうなるの?」とみんなから尋ねられ、・・・。
わたしまでドキリとしてしまいました。
きつねくん兄弟はどう答えるのかしら?と読み進めて行くと答えられずにお家へ帰ってお母さんに尋ねます。
このお母さんのお話が素敵です。
森のみんなのようなことはできないけれど、きつねに生まれたから、お父さんと出会い可愛いぼうやが生まれたのだと、息子たちをぎゅっと抱きしめます。
そして、次の台詞でぐっと来てしまいます。
何気ない日常の中で、感謝と幸せをかみしめられる生き方が大切だと改めて教えられます。
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