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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい ならばと大声で一人読んでいたら、・・・  投稿日:2010/11/23
あいうえおにぎり
あいうえおにぎり 作: ねじめ 正一
絵: いとう ひろし

出版社: 偕成社
 食べること大好きで、あいうえおを覚え始めたお子さんに。
 カバー折り返しに、“あいうえおにぎりのえほんは大きな声でよんでみてください。”と一文があり、ならばと大声で一人読んでいたら、何事か?と息子が飛んできました。
 少々呆れ顔でしたが、「ん〜、なかなかリズミカルでござるの〜」とポツリと言って立ち去りました。
 いとう先生の絵が元気が出てくる明るい色調です。
 やはり、黄色はいとう先生独特の黄色という感じです。
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自信を持っておすすめしたい 大納言の女人好きの弱点をつかれ、・・・  投稿日:2010/11/23
きえた権大納言
きえた権大納言 作・絵: ほりかわりまこ
出版社: 偕成社
 「今昔物語」が絵本!
 勇んで手に取り、読みました。
 「狂言」が絵本になったものをたくさん楽しんで読みましたが、これもいけます。
 中高生だって、古典の学習の際にイメージを描きやすそうです。
 
 この作品は、「今昔物語集」の中から巻十六におさめられている「隠形男、依六角堂観音助顕身語」などの説話をもとに、新たに絵本として創作したものだそうです。

 さて、お話は京の都にいた権大納言が主人公。
 友人の陰陽師の家で、碁に夢中になるあまり帰宅の時間が遅れ、すっかり日が暮れてしまい、恐ろしげな鬼の集団と遭遇しそうになり、おつきの者たちと橋の下に隠れ、無事災難をやり過ごしたかに思いましたが、この大納言の女人好きの弱点をつかれ、・・・。

 鬼の集団が、松明を掲げ橋を渡るシーンは迫力があります。
 この時代、人間が外を出歩くべき時間帯でない時間に外にいた大納言の悲劇ですね。
 当時は、人間界と異界の生き物の一線をしっかりひいた思想観があったことも窺われます。

 鬼の吐いたつばがかかると姿が消されてしまういうストーリーに、「平安時代の透明人間のお話のようだね」と息子にもうけました。
 ラストまで気の抜けない構成で、私も大人ながらドキドキさせられました。
 
 ほりかわ先生の絵がこの作品にピッタリでした。
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自信を持っておすすめしたい そうか彼らはちいちゃいんだったよねぇ〜  投稿日:2010/11/23
ぐりとぐらのおきゃくさま
ぐりとぐらのおきゃくさま 作: 中川 李枝子
絵: 山脇 百合子

出版社: 福音館書店
 ぐりとぐらはほとんど息子に読みましたが、こちらの作品は読んでいませんでした。
 ぐりとぐららしいクリスマスのお話でした。
 冬の彼らのファッションも可愛いですね。
 マントに手袋・帽子・靴。
 大きな足跡を見つける二匹ですが、そうか彼らはちいちゃいんだったよねぇ〜、と改めて気づきました。
 大きな足跡を辿って行くと、なんとそこは・・・。

 赤いズボンをはいたおじいさんというところで、お子さんは気づくかしら?
 それにしても、おじいさんはケーキを作りにきたのかしら?洋服を乾かさせてもらったお礼にケーキを作ったのかしら?
 読後も親子で会話がはずみそうですね。

 ラストは、やっぱりみんなで味わう場面。
 ぐりとぐらは、こうでなくっちゃ!
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自信を持っておすすめしたい “地球の形をしたマグネット”がキーワード  投稿日:2010/11/23
ピンクのれいぞうこ
ピンクのれいぞうこ 作・絵: ティム・イーガン
訳: まえざわ あきえ

出版社: ひさかたチャイルド
 「まじめなフレッドおじさん」のイーガンさんの作品です。

 主人公のねずみのドズワースさん(フレッドおじさんの目とそっくり!)は、リサイクルショップ店を開いています。
 時間がある時には、ぼうっとしているのが好きで、朝早い仕事の後は、午前中はテレビ・昼食・昼寝・夕食そして店を閉め、またテレビ。
 テレビが好きなんだな〜、ん?アメリカの作品かな?と思い、ここで奥付を見て、イーガンさんはアメリカの方と確認。
 まさに、ドズワースさんはカウチポテト族です。

 そんなドズワースさんが、ガラクタ置き場で見つけたピンクの冷蔵庫。
 冷蔵庫を持ち帰ると思ったら、冷蔵庫にくっついている“地球の形をしたマグネット”のほうに手を伸ばしますが、外れません。
 そのマグネット”には、“絵をかこう”の紙片が挟んでありました。
 ???でしたが、そうか冷蔵庫ですものね。
 開いたら、絵の道具が入っていました。
 この絵の道具を売り物にと、喜び持ち帰るドズワースさん。

 ここから変わっていくドズワースさんの生活スタイル。
 ワクワクしながらドンドン読み進めました。

 読後、これは結構深いメッセージを大人にも向け発信しているように感じました。

 限られた情報をあてがわれ、行動まで操作されかねないものからの脱却を見事に果たしたドズワースさん。
 充実した豊かな時間の過ごし方ができることを祈ります。
 
 “地球の形をしたマグネット”がキーワードだったのかな?
 まずは七つの海へ、でしょうねぇ〜。
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自信を持っておすすめしたい ワニが とにかく 可愛くない(大笑)!  投稿日:2010/11/23
ワニあなぼこほる
ワニあなぼこほる 作・絵: 石井 聖岳
出版社: イースト・プレス
 後ろにのけぞり「ヒヒヒヒヒ・・・」と笑っていたら、夫がのぞきに来ました。
 石井先生の作品をたくさん楽しんできましたが、この作品は最後に「一本とられたぁ〜!」っていう感じで、笑いしか出てきませんでした。
 
 表紙絵のワニがとにかく可愛くない(大笑)!
 なんのデフォルメもなく、むしろリアルに怖い(笑)。
 見返しは、黄色と黒の斜線の工事マーク。
 そして、扉絵。
 可愛くないワニがシャベルを持って、「ぎっひっひ」と笑っています。
 この笑いが、さもありなんというワニっぽさが出ています。

 さて、このワニがあなぼこを掘るんです。
 怖そうなワニがあなぼこを掘っているっていうギャップも愉快。

 そしたら仲間がやって来て、あなぼこ掘りに参加して、さらにやってきた仲間のワニは、もっと大掛かりなあなぼこ掘りの道具で、・・・。
 (子どもたちのあなぼこ掘りも、きっとこんな気持ちなんだろうな〜。)
 いったい何ができるのかとワクワクしてしまいます。
 途中のワニの“お弁当タイム”や“お昼寝タイム”の擬態語もワニっぽくって、小さい読者もこの辺で怖さも忘れて夢中で楽しめそうです。
 
 ラストのおちに参りました。
 注意:扉絵からお話が始まっていることを侮るなかれ!
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自信を持っておすすめしたい これだけで上がってしまうお父さんの株に〜  投稿日:2010/11/23
ねえあそぼ
ねえあそぼ 作・絵: 長野 ヒデ子
出版社: ひかりのくに
 あ〜あ、おとうさん、つかまっちゃいましたねぇ〜、息子さんに。
 新聞を読んでいるのに、「あそぼ あそぼ」って纏わりつかれ、初めは知らんぷりを決め込んでも、子どもは遊びが上手ですねぇ〜。
 おさるになったり、カウボーイになったり。
 おとうさんは、木になっても馬になっても新聞を手放さないっていう、尊い憩いの時間を守るように半ば意地の見え隠れする根性っぷり。
 
 最近のお父さんは、子どもと正面を向いてしっかり遊んでくれるお父さんが多いけれど、この作品のお父さんは、私の父の時代の人に多かったのかな?
 時には、木にも馬にもなってもらえず、あの時初めて男性に幻滅を覚えたのかも(笑)。

 さて、こちらのおとうさんは、とうとう息子さんに火をつけられちゃったみたいですよ〜。
 短い時間でも、スキンシップはやっぱり大切ですよね〜。

 でも母親としては、これだけの時間で上がってしまうお父さんの株に少々心穏やかではありませんねぇ〜(笑)。
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自信を持っておすすめしたい パタリと絵本を閉じて、「あら、まあ〜」  投稿日:2010/11/23
ナミチカのきのこがり
ナミチカのきのこがり 作・絵: 降矢 なな
出版社: 童心社
 おっ、降矢先生の新作だ!
 表紙絵のきのこの色合いに?
 開いてビックリ、これは洋物のお話でした。
 「めっきらもっきら・・・」や「おれたちともだち」シリーズの挿絵や、「まゆとおに」等で和物ならではの不思議な世界や愉快な世界が強く印象に残っていましたので、新鮮な気持ちで読みました。
 先生は、スロヴァキア在住ということで、国土の1/3が森林というお国柄ですから、きのこもたくさんあるんでしょうね。

 主人公のナミチカちゃんが、従兄弟のアンドレとおじいちゃんと一緒にきのこ狩りです。
 ナミチカちゃんの真っ赤な帽子が可愛いですね。
 おじいちゃんに見つけたきのこ見極めをしてもらい、アンドレからは愉快な爆発するきのこを教えてもらい楽しそう。
 クリームスープにすると、とっても美味しいヤマドリタケモドキ探しに夢中になっているうちに、・・・。

 もうここからは、降矢先生の世界ですね。
 赤いきのこたちと楽しそうに遊ぶナミチカちゃんの元気いっぱいな姿に、読んでいてこちらも元気をもらいます。
 大きなボールキノコが破裂した後の、現実の世界で急に一人ぼっちなことに気づき慌てるナミチカちゃんが、ちょっと心配になりました。

 パタリと絵本を閉じて、後表紙を見ると「あら、まあ〜」と笑い声が出ちゃいました。
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自信を持っておすすめしたい この作品はお父さんに読んで欲しいな・・・  投稿日:2010/11/18
おとうさんおはなしして
おとうさんおはなしして 作・絵: 佐野 洋子
出版社: 理論社
 佐野先生の訃報を聞き、この作品を借りてきました。
 
 お父さんとのお話の時間と言うのは素敵ですね。
 4〜5歳くらいの男の子でしょうか。
 丁度語彙も増え、お父さんとしては息子との会話も楽しい時期でね。

 日常の父子の会話の形で、息子がお父さんにお話をせがむところから始まります。
 “むかしむかし”で始まるお話も“あるところに”っていう話し初めにも飽きている息子の男の子。
 ありきたりじゃないお話をお父さんにせがみます。
 このお父さんは、なかなかのストーリーテラーです。

 お話は全部で5話。
 男の子がお父さんに語るお話(「毛のはなし」)もあります。
 5話中3話の初出は他の雑誌に掲載されたものだそうです。

 佐野先生ならではの思わず吹き出してしまう子どもに似合わぬおませな台詞や、子どものくるくる変わる発想や、忙しく想像の世界とこちらの世界を行き来する思いつきに、微笑ましさが伝わってきます。

 佐野先生の子育ても、きっとこうだったのでしょうね。

 この作品は、1話ずつでもお父さんに読んで欲しいなと思います。
 あっ、でも読後お子さんたちにマイパパのお話をせがまりたりして・・・。
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自信を持っておすすめしたい オールズバーグさんの術中にはまっていた  投稿日:2010/11/18
魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園
魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園 作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 村上 春樹

出版社: あすなろ書房
 上手いな〜!
 表紙絵のトリミングされた庭木郡とタイトルの“魔術師”&“庭園”。
 ただ者の庭じゃない雰囲気が漂っています。
 
 絵はお馴染みのモノクロ。
 えもいわれぬ世界の入り口を感じさせてくれます。
 
 この作品は、絵のみならずお話の構成が良い。
 イライラさせられる躾のなっていないブルテリア犬フリッツ。
 読んでいて、この犬のお守りに最初から手こずらされそうな主人公アラン・ミッツ少年が心配でした。
 これが伏線となって、いよいよ昼寝後の散歩でアランが目にする“引退した魔術師アブドゥル・ガサツィ”の敷地入り口の立て札。
 ここから、どれだけ広い敷地に住んでいるのだろうと呆れます。
 と同時に、これだけの敷地の住人であると言うことは、相当の名だたる魔術師であったと、憶測を深めさせられます。
 見事にオールズバーグさんの術中にはまっていたのです。

 アランの制止を聞かずガサツィ氏の敷地に、入り込んでしまう分別の無いフリッツと責任感から焦るアランの対照的な様子。
 そして、ガサツィ邸正面の描かれたページの威圧感。
 迎い入れるガサツィ氏の存在感。
 子どものアランにおもねることもない計り知れぬ不気味さ。
 ひたひたと恐怖感が忍び寄ってきます。

 後半のアランの心情を思うと気の毒でなりません。
 そして、ラストでまたやられました。
 私は、魔術師の力を信じます。
 皆さんは如何でしょうか?

 このオールズバーグさんの作品も虚を衝かれるエンディングに、最終ページをなかなか閉じられませんでした。
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自信を持っておすすめしたい 名も無き日本人の懸命な生き方を学べる  投稿日:2010/11/18
遣唐使物語まなり
遣唐使物語まなり 作: 川上 恵
絵: 鈴木 靖将

出版社: 新樹社
 2004年10月、中国の西北大学が、西安市内から日本人遣唐留学生の墓誌が発見されたと発表。
 そのニュースに私も驚きました。

 扉絵に墓誌が写されています。
 墓誌には、

 姓は井、字(あざな)は真成。
 国は日本と号す。生まれつき優秀で、国命で遠くにやってきて、一生懸命努力した。
 学問を修め、正式な官僚として朝廷に仕え、活躍ぶりは抜きんでていた。
 ところが思わぬことに、急に病気になり、開元22年(734年)の1月に官舎で亡くなった。
 36歳だった。
 皇帝は大変残念に思い、特別な扱いで埋葬することにした。
 体はこの地に埋葬されたが、魂は故郷に帰るにちがいない 。

 この墓誌は、考古学の調査で見つかったものではなく、西安市内の工事現場で土木機械により偶然掘り出されたのです。
 墓も副葬品もそのとき破壊されてしまい、機械で傷付けられたため上部1字分が欠落した墓誌だけが残りました。

 これは中国で発見された最初の日本人の墓誌、そして無名の人として海外で亡くなった一日本人の最初の発見例として考古学的に位置づけられています。

 遣唐使という事業の危険と背中合わせの困難さ、たどり着いた先での“学ぼう”とする真摯な姿勢、その先には故国日本への愛国心、胸を打つものがあります。
 歴史に名前が良くも悪くも残るのは、ほんの一握りの人間。
 名も無き日本人の、懸命な生き方を学べる素晴らしい作品でした。
 
 小6の息子にはタイムリーだったようです。
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