新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

  • 笑える
  • 盛り上がる

TOP500

アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

  • Line
自己紹介
 
好きなもの
 
ひとこと
 

アダム&デヴさんの声

2321件中 1131 〜 1140件目最初のページ 前の10件 112 113 114 115 116 ... 次の10件 最後のページ
自信を持っておすすめしたい セーターみたいにあったかいお話でした  投稿日:2010/10/01
ちょろりんのすてきなセーター
ちょろりんのすてきなセーター 作・絵: 降矢 なな
出版社: 福音館書店
 どうしても欲しいものは、お小遣いから。
 足りないのなら貯まってから。
 急遽欲しい時には、お手伝いでお小遣いを増やす努力を。
 
 寒がりなとかげのちょろりんをとりこにした春の原っぱ色をしたセーター。
 ちょろりんは頑張りましたねぇ〜。
 ランプ作りのおじいちゃん家でのお手伝いは、見ていてこんなとかげさんたちがいるような気持ちにさせてくれました。
 やわらかいコスモスの花びらで、ランプのほこりを拭う様子も、おじいちゃんが小鳥の羽毛ですべすべに磨きこむ様子も素敵です。

 53個のランプと格闘しランプ屋さんに届けるところまでお手伝いししたのだから、少し赤いお金をおまけしてくれるのかな?と思ったら、きっちり2枚でした。
 私は甘いな〜!
 労働の尊さと厳しさをおじいちゃんは、このきっちり2枚の赤いお金でちょろりんに教えてくれたんですね。
 
 やっとお金がそろってお店に行ったら、なんとお目当てのセーターはへびさん用で、ちょろりんには、だぶだぶ・・・。
 ここまでちょろりんを応援してきた小さい読者さんもガッカリでしょう。
 でもでも、お店のびきびきおばさんも素敵な人でした。
 読んでいてセーターみたいにあったかいお話でした。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい これが 秋の きんいろよねぇ〜  投稿日:2010/10/01
きんいろのとき
きんいろのとき 作: アルビン・トレッセルト
絵: ロジャー・デュボアザン
訳: 江國 香織

出版社: ほるぷ出版
 「ごきげんならいおん」の絵のロジャー・デュボアザンさんの絵ということで手に取りました。
 サブタイトルは“ゆたかな秋のものがたり”
 扉絵の黄葉の見事さに、これが秋のきんいろよね〜、と納得。

 晩夏から初秋への移ろいの様子の事細かい表現が素敵です。
 そして、感謝祭までのアメリカの秋を見事に伝えています。
 草木や虫を通し、また農作業の様子から秋をたっぷり感じられます。

 作者のトレッセルトさんは、“こどもたちに言葉の感性が育つように”との願いから詩的な文章で表現される方だそうです。
 淡々とした文章なのですが、詳細な表現に何度読んでも感銘を受けます。
 高学年のお話会で読みたくなりました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい しっかり我が家の書棚におさまっています  投稿日:2010/10/01
世界を動かした塩の物語
世界を動かした塩の物語 作: マークカーランスキー
絵: S.D. シンドラー
訳: 遠藤 育枝

出版社:
 『「塩」の世界史:歴史を動かした、小さな粒』(扶桑社)は読みました。
 こちらで絵本の形になったこの作品を見つけて感動です。
 小中学生にというよりは、高校生(世界史を受験科目に選択している人ばかりではなく)・大人の方々にぜひともお薦めしたい作品です。

 「塩」が人類史といかに密接に繋がってきたか・「塩」が少なからず歴史を動かす要因となってきた事を再認識できると思います。
 各見開き毎のテーマにそった絵も見ごたえがあります。
 本文の後のページの年表もこの作品を振り返る良い手助けになるかと思います。
 
 私の教員生活のほとんどは、「受験の世界史」の指導で明け暮れました。
 「塩」を中心とする視点から教材に切り込んで行く授業も、テーマによっては取り組みました。
 しかし、受験シフトでの年間授業日数を気にしながらでしたので、振り返り自己評価してみると不満足な思いが残ります。
 小中学校でも「塩」をひとつのテーマとして行う学習には、この作品は補える教材にもなると思います。

 学習のためだけではなく、教養の分野でも大人の方々をも満足させられる作品だと思います。

 12歳の息子に薦めて見たところ、気に入ったテーマのページだけ拾い読みをしていました。
 が、今はこれで良いかなと思います。また思い出しこの絵本を手に取る日が来ればと。

 しっかり我が家の書棚におさまっています。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 京風のやんわり優しげな言い回しながら・・  投稿日:2010/09/30
ふうふうぽんぽんぽん
ふうふうぽんぽんぽん 作: 水谷章三
絵: 杉浦 範茂

出版社: 童心社
 京風の言葉での民話を読むのは初めてでした。
 やんわり優しげな言い回しながら、内容は意外にもきつかったりしてクフッって笑いがもれちゃいます。

 全国いたるところで耳にする「和尚と小僧話」の中から、“和尚お代わり”・“鮎は剃刀”・“小僧改名”の三話を見事に繋げて一冊の作品にしています。

 こと食べ物に独占欲の強い和尚さんが、甘酒やら鮎焼きやらおもちやらを小僧さんに隠れて、時にはへんてこな理屈をこねて一人で食べようとするのですが、なかなか賢い小僧さんに様々な形でやりこめられるお話です。

 はじめに出てくる“和尚お代わり”のラストの場面は、小僧さんも面食らってのその場しのぎのとっさの一言のように私は解釈し、両者の心中を思い何度も笑えました。
 それにしても、御仏に何十年もお仕えしている和尚様でも、煩悩を断ち切れないこの世とは人間を惑わすことの多い所なんでしょうねぇ〜。

 最近では「こぶとりたろう」の絵を担当されている杉浦先生の儚げな色使いと可愛いキャラクターが、このお話を“はんなり”とした空気にしてくれていると思います。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 絵本の中に引き込まれ特異な体験をして・・  投稿日:2010/09/30
ジュマンジ
ジュマンジ 作: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 辺見まさなお

出版社: ほるぷ出版
 オールズ・バーグの大ファンとなったのは、『急行「北極号」』でした。
 以来彼の作品に出会う度、必ず私は彼の絵本の中に引き込まれ、特異な体験をして、絵本の外へと出てきます。
 この作品も息子が生まれる3年前に映画化され、世で騒がれていました。
 その記憶で、息子が6歳の頃借りてきました。
 先に奥付を読んで驚きです。 
 1982年に発表された絵本で、その13年後に映画化されたものだと知りました。
 きっとこの絵本に心揺さぶられた当時の少年少女たちが成長し、何かしらの形できっとこの映画製作に関わっているに違いないと思いました。
 
 ジャングルをテーマにしたボードゲームを公園で拾ったジュディとピーター姉弟。
 両親の留守に、家でこのゲームを始めてしまいます。
 さいころをピーターが振り「七」が出てコマを七つ進めると、本物のライオンが魔法のように現れて・・・。
 リアルサイズの動物たちが出てくるばかりか、雨は振り出し、火山の爆発までもが二人の家の中で起こります。
 あまりの迫力にゲームをやめたくなるピーターですが、このゲームの〈注意書き〉にあるように、誰かがジュマンジにたどり着かなければ終われないという約束のゲーム。

 読んでいて手に汗を握る展開です。
 6歳の息子には、少々長いお話のはずが、すっかり夢中になり聞いていました。
 この後レンタルビデオで映画をとも考えましたが、一人読みができるようになって、もう一度息子が読んでからにしようと思い直しました。
 絵本を通し子どもたちが頭の中で繰り広げる想像の世界こそが、なんの制限も押し付けもない自由な活動のできる場所だと思ったからです。

 今回久々に開いてみて、オールズバーグさんの絵の技量・魅力に傾倒です。
 白黒の挿絵にもかかわらず、読者それぞれに想像を通して、たくさんの色彩を見せてくれます。
 空間の奥行きの表現の巧みさ・光と影の配分等ため息の出てしまう作品だと改めて魅了されてしまいました。
 こういう作品は、大切に伝えて行きたいなぁと思います。
参考になりました。 3人

自信を持っておすすめしたい お子さんがお布団の中にもぐってしまいそう  投稿日:2010/09/30
ゼラルダと人喰い鬼
ゼラルダと人喰い鬼 作・絵: トミー・ウンゲラー
訳: 田村 隆一 麻生 九美

出版社: 評論社
 かつて図書館で、「これ借りますか?人喰い鬼のお話ですってよ?」と息子に表紙絵を見せると、「ぼくは、いいです。もっと大きい人が読んだほうがいい本です」と拒否られた作品です。
 
 今回図書館から借りてきて「覚えてる?」って、聞いたら記憶がないそうで、「今夜読む?」って聞いたら「もっと大きくなってから読みます」と笑っていました。
 
 さて、お話の出だしは本当に恐ろしい。
 読んでもらっているお子さんがお布団の中にもぐってしまいそうです。
 人喰い鬼の出没で、町に子どもが見当たらないなんて物騒ですよね。
 そんな町のうわさも聞こえぬのどかな谷間の森の開拓地に住むゼラルダ。
 人喰い鬼に出会ってもたじろぎもせず、怪我の手当てをしてあげる優しさに、逞しく育っているんだな〜って思いました。
 市場に売りに行くはずの食材を使って料理を始めたところで、並々ならぬ寛大さに感激します。

 とにかく「お料理をするのが好き」ってことが身を守ることになるなんて。
 おいしい料理で人喰い鬼がいなくなるなんて、素敵ないお話です。
 ゼラルダが人喰い鬼のお城で作った代表的な夜食のメニューに見入ってしまいました。
 私も“七面鳥の丸焼きシンデレラ風”に大笑いです。
 ウンゲラーさんならではの遊び心でしょうかね。
 エンディングの強引さ(笑)もなんか理解できます。
参考になりました。 3人

自信を持っておすすめしたい 二つの園のニアミスが愉快!  投稿日:2010/09/30
つんつくせんせいとつんくまえんのくま
つんつくせんせいとつんくまえんのくま 作・絵: たかどの ほうこ
出版社: フレーベル館
 こちらの作品も息子に何度もリクエストされました。
 熊の世界にも、つんつくつるこ先生のような早とちりのおっちょこちょいの先生がいたんです。
 もう〜〜〜、この「つんつく園」の集団と「つん熊園」の集団のニアミスがとっても愉快です。
 お話の軸として「さんびきのくま」が中心にありますが、ことの流れに園児たちが気づき初めても、一蹴するつんつく先生の底抜けの楽観さに大笑い。

 お話の終わりに混乱した息子は、確認のため「もう一回!」とリクエスト。
 二つの小屋が一望できるページで、私に長〜〜〜いレクチャーをしてくれました(笑)。
 
 つんくまえんのみんなのねんど遊びで、作られたのが なぜか 人間ばかり っていうのにも大笑いしました。

 たかどの先生の明るい作品を読むと、眉間の縦皺もとれ、ホント笑顔になれますね。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい あ〜、ブタの振り見て、わが振り直そ〜!  投稿日:2010/09/29
気どり屋アルベール
気どり屋アルベール 出版社: パロル舎
 人間の男性だったら、本当に嫌なタイプですねぇ〜。
 気どり屋で、おまけに意地悪と来ています。
 ま〜、ブタさんの社会でのことだから、距離を持って笑っていられますけれど・・・。
 ハリウッドスターになることや、ビキニ姿のブタの女の子のことを考えながら葉巻を吹かしている姿にもクスリです。
 どこまでも広がる空想の世界に遊ぶ、このブタのアルベールくん。
 ナルシストの極みです。
 こんな存在は、ブタ社会とはいえ実は鼻つまみ者のよう。
 ラストは、なんかほかのブタたちに共感しちゃいます。
 
 もしかしたら、人間社会にも結構こんなタイプいるのかも知れませんね。
 あ〜、ブタの振り見て、わが振り直そ〜!
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 休んで、罪悪感を感じているおかあさんへ  投稿日:2010/09/29
ぼく おかあさんのこと…
ぼく おかあさんのこと… 作: 酒井 駒子
出版社: 文溪堂
 酒井先生の描くうさぎくんは、やっぱり可愛い!
 「おかあさんのこと キライ。」っていううさぎくん。
 その理由に、ちょっと耳が痛い感じ。
 でもでも、最後の理由にジンワリしちゃいます。
 家出をし、戻ってきての一言にお母さんたちはイチコロですねぇ〜。
 ベッドの中で聞いているおかあさんの姿に、日々の生活に疲れているんだろうな〜、って共感もできます。

 でもあの一言は、おかあさんをまた奮い立たせてくれちゃいますね。
 
 やはり、大人向けの作品です。
 子育て真っ最中で、休みたいおかあさん・休んじゃって罪悪感を感じているおかあさん、これを読んで元気を出してください。

 こどもは、どんなおかあさんでもとにかくそばにいてくれれば嬉しいんだと思います。
 どんな手痛い評価をこどもからもらったって、こどもは親を大好きなんですから。
参考になりました。 5人

自信を持っておすすめしたい 外でランチにしたい気分にまたなりました  投稿日:2010/09/29
ぐりとぐらのえんそく
ぐりとぐらのえんそく 作: 中川 李枝子
絵: 山脇 百合子

出版社: 福音館書店
 久々に開きました。
 春のお話なんですが、遠足は秋にもありますからいいかな?

 とにかく可愛いぐりとぐら。
 お弁当を持って遠足です。
 歌いながら、林を通り抜け野原へ行きました。
 草の上に荷物を降ろし、お昼かな〜?って思って時間を確認。
 その時計に大笑い!
 時間つぶしに始めた体操がと〜っても可愛い。
 その後のマラソンで、見つけた毛糸を手繰り、巻いて巻いて転がしてっていったら、あらびっくり。
 ここまで、ワクワクの息子は、ページ捲りを急がせましたっけ。

 くまさんの家の中を走るぐりとぐらの姿で、そのちいちゃさが解ります。
 ま〜、くまさんの家がとっても大きいのもわかりますけど(笑)。

 ラストはやっぱりみんなでお食事のシーンです。
 このシリーズは、お食事を楽しむことも教えてくれますね。

 なんか、外でランチにしたい気分にまたなりました。
参考になりました。 0人

2321件中 1131 〜 1140件目最初のページ 前の10件 112 113 114 115 116 ... 次の10件 最後のページ

児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

出版社おすすめ


全ページためしよみ
年齢別絵本セット