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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい 見返しも、洒落のきいた見事なアクセントに  投稿日:2010/10/07
コッコさんのかかし
コッコさんのかかし 作・絵: 片山健
出版社: 福音館書店
 “コッコさんシリーズ”が大好きです。
 表紙絵を見ただけで、あったかい気持ちになります。
 家族でワイワイ案山子作りをしています。
 お母さんは、案山子を立てることを許諾してくれる農家の方とお話中かしら?

 子どもたちの思いつきに乗って参加してくれる両親が良いですねぇ〜。
 それにしてもユニークな案山子ですよ。
 海賊の船長のさんのよう。
 望遠鏡片手で、もう一方の手は鉤型。
 片目は眼帯。
 もうこれから、稲穂の海原へ航海に出るみたい。
 
 自分で立てた案山子がどうしているか、気になるのも解りますね。
 ある日、台風が来て、・・・。
 私も心配になりました。
 
 農家の人も優しい方でした。
 案山子君を上手に移動し、新しい帽子に、風呂敷マント・眼帯の取れた方の目も入っています。
 
 片山先生の迫力のある素晴らしい絵。
 おかぼ(陸稲)が実っていく姿、野菜畑のたわわな実りの様子。
 各見開き、手前から奥へと目を移動していくとそのリアルさに圧倒されます。
 コッコさんは、来年も作っちゃいそうですね。

 見返しも、洒落のきいた見事なアクセントになっています。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 村田先生の木版画が素晴らしい  投稿日:2010/10/07
やまのバス
やまのバス 作: 内田 麟太郎
絵: 村田 エミコ

出版社: 佼成出版社
 秋にお薦めの一冊です。
 
 おくやま行きのバスはどこか淋しそうでした。
 むりは ありません。
 あしたから バスは無くなります。

 山奥までの辺鄙な場所を走っていた路線バスが、利用者が少ないということで廃線に。
 このバスを25年間運転していた運転手の山田さんは、淋しくて涙ながらに、山を眺めて「だれでもいいから のってくれたら、バスはなくならないのになぁ」とつぶやきます。
 その言葉が、風に乗って森や湖まで運ばれて・・・。

 村田先生の木版画が素晴らしいんです。
 キャラクターが可愛らしいし、なんといっても各見開きにポイントとなるところだけ彩色されているんです。
 その絶妙な色合いが気に入りました。
 ラストの満員バスの中の乗客の頬にさされた色がほんとに素敵でした。
 ストーリーもハッピーエンドで、これから寒くなってくる季節なのに、心あたたまるお話でした。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい まっ、それじゃお話にならないか(笑)  投稿日:2010/10/07
クマとうさんの こもりうた
クマとうさんの こもりうた 作・絵: デビ・グリオリ
訳: 山口 文生

出版社: 評論社
 表紙絵のあんまり気持ちよさそうなクマとうさんの様子に、思わず図書館から借りてきてしまいました。

 最初のクマかあさんの台詞に???
 え〜〜〜っ、クマとうさんが行くの〜?
 ベビーシッターをやりに、ハイイログマさんちへ?
 まあ、子守になれているのかな?なんて思いながら読み進めたら、そうでもなさそう(笑)。
 ハイイログマの上の3匹に手痛い指摘を受けっ放し。
 この年頃の子は、こまっしゃくれていますものね。

 でもでも、ピシリと威厳のある態度も見せましたよ。
 これが、いつもこまごまと小言を言っている母親では、こうは行きませんよね。
 見事にハイイログマの末っ子赤ちゃんを寝かしつけたお父さん、その帰り道に、たくさんの森の仲間たちの寝かしつけを見て、今までとは違った思いを抱いたんでしょうね。
 
 帰ってから自宅でも上手にできてました。

 それにしても、このシッターのお仕事は、クマかあさんがしたほうが良かったんじゃないかしら?
 自分の子一人の子守の方が、ラクチンそうですよ。
 まっ、それじゃお話にならないか(笑)。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 人間の親も困惑する問題  投稿日:2010/10/07
いちばんあいされてるのはぼく
いちばんあいされてるのはぼく 作・絵: 宮西 達也
出版社: ポプラ社
 “ティラノサウルス”シリーズも長いですねぇ〜。
 息子の薦めで、読み始めてから5年になります。
 こちらのシリーズは、我が家の書棚にありませんが、お気に入りのシリーズなので書店で見つけて私に知らせてくれました。
 
 この作品も不本意ながらアンキロサウルスの赤ちゃんたちに、パパと呼ばれ、子育てに奮闘するティラノサウルス。
 外敵のゴルゴザウルスから赤ちゃんたちを守るため、身を挺して戦うティラノザウルス。
 パパの劣勢に加勢する赤ちゃんたちのセリフに、読者もやられちゃいますね〜。
 さてさて、今回の主題は兄弟がえこひいきされているというもの。
 ん〜、人間の親も子どもたちの訴えに、困惑することの多い問題です。
 読み進めていくと、パパの親心が解って、ジ〜ンとします。
 えこひいきを訴えるお子さんに読んであげたくなる作品です。

 赤ちゃんたちのネーミングもお話の完結に上手に繋がっています。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい あれは本物だ!と私は読みました  投稿日:2010/10/07
ずいとん先生と化けの玉
ずいとん先生と化けの玉 作: 那須 正幹
絵: 長谷川 義史

出版社: 童心社
 「読み応えあるぅ〜!」っていうのが読後の私の第一声でした。
 
 ずる賢いずいとん先生が好きになれず、さらに欲深さも鼻についてきて、嫌なタイプと思い、きつねのおさんさんを応援していました。

 最初に正体を明かしたおさんさんは正直で、さらにお礼も申し出ているのに、まったく卑怯なずいとん先生。
 泥棒じゃありませんか。
 きつねさんたちに恥ずかしい。
 「化けの皮をかぶって、化かすというその皮を見たい」と言うずいとん先生。
 出てきた玉に、私も驚き半信半疑ででしたが、あれだけ必死でおさんさんが取り返そうとするところを見ると、あれは本物だ!と私は読みました。
 さてさて、この性悪医者と賢い雌狐の対決の結果は、読んでのお楽しみです。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 久々再会した蛾への一言に、私もビックリ!  投稿日:2010/10/06
よるがきらいな ふくろう
よるがきらいな ふくろう 作・絵: 仁科 幸子
出版社: 偕成社
 タイトルにクスリとして読みましたが、素敵なお話でした。
 ふくろうさんは、絵本の世界ではバイプレーヤー的立ち位置にいがちですが、この作品では主役です。
 
 幼い頃の嫌な体験で、昼型になってしまったふくろうさん。
 一生懸命ふくろうさんのところへ通い、夜の素晴らしさを語り誘う蛾(が)、そう蛾です。
 彼の通い続ける様子を描いた画面割が効果的でした。
 毎夜誘いに来ていた蛾が、ある夜からぱたりと来なくなって・・・。

 かたくなに、夜の外へ出ることを拒絶していたふくろうさんだったのに、久々再会した蛾への一言に、私もビックリ!
 蛾は気づいていたのでしょうね。
 でも、凄い!
 チャンスですものね。
 さりげなく即また誘います。

 あぁ〜、良いお話でした。
 こういう素敵な出会いがあるから、人生は楽しいんですよね。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 「かってだろ」っていう衝撃のくまの返答  投稿日:2010/10/06
かってなくま
かってなくま 作: 佐野 洋子
絵: 広瀬 弦

出版社: 偕成社
 笑いました。
 森の奥に住んでいるくま。
 ある日、何かを思い立ち黙々と平べったい地面を耕し始めます。
 うさぎが「なに してるの?」と聞いても「かってだろ」
 もう、衝撃の返答です。
 絵本の作品の中ではなかなか出会えない、乱暴な言い回し。
 そのあとも、次々とくまの作業に問いかける森の仲間たち。
 くまの返答は、いずれもそっけない乾いたもの。
 さらには、「・・・くっちゃうぞ」の脅しまで。
 そんな、くまの畑にすばらしい事が・・・。

 な〜んだ、そうだったのか〜。
 だったら、もう少し言い方があるんじゃない。
 でも、ま、それがこのくまの個性なのかな〜。

 ぶっきらぼうな言葉使いとは裏腹な優しいくまの気持ちにほんわかさせられます。
 このギャップの楽しさがわかるお年頃は、そう小学校入学前後かしら?

 佐野先生の文章の魅力満載の作品です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい のりたろうくんの一世一代の見せ場は・・・  投稿日:2010/10/06
がんばれ!ぺったんのりたろう
がんばれ!ぺったんのりたろう 作・絵: 礒 みゆき
出版社: ひさかたチャイルド
 礒 みゆき先生の作品だったんだ〜と読後、気づきました。

 可愛いお話です。
 お母さんへのお誕生日プレゼントに、絵を描き贈ることにしたけんちゃん。
 お道具たちの登場です。
 クレヨン・絵の具・筆・水入れバケツに、はさみ鳥っていうはさみさんも大活躍です。
 そばで、見ていた糊ののりたろうくんは、出番がなくてしょんぼり・・・。
 み〜んな何かの役に立っているって、道具に対して気づけるおはなしでした。
 
 のりたろうくんの一世一代の見せ場は、しかけの大開きになっていて、お子さんも興奮することと思います。

 幼稚園や保育所に通い、お道具について認識のあるお年頃からが適当かなと思います。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 明朗快活・開放的でおまけにフレンドリー  投稿日:2010/10/06
となりのまじょのマジョンナさん
となりのまじょのマジョンナさん 作: ノーマン・ブリッドウェル
絵: 長野 ヒデ子
訳: ながつきるり

出版社: 偕成社
 楽しい魔女のお話です。
 息子が小さい時に出会えなくて残念だな〜。

 魔女のイメージとしては、訳の解らないものを鍋にぽんぽん放り込み、ブツブツ呪文なんか唱えちゃって、陰湿で閉鎖的そのうえ人間の知恵の先に回り、人間社会を混乱させるなんていう感じだと思っていました。

 ところがこの作品の魔女のマジョンナさんは、正反対。
 明朗快活・開放的でおまけにフレンドリー。

 マジョンナさんの魔法は、誰にも迷惑をかけません。
 こんな魔女さんがお隣に越してくるなら、ウェルカム〜!ですよ。

 マジョンナさんのお隣の子の、マジョンナさん観察が愉快です。
 引越しの様子も、お買い物の様子も楽しそう。
 なんといってもお洗濯のページは、な〜るほど〜、確かに!と笑ってしまいました。
 凧が木の枝に引っかかった時の対処法にも爆笑。
 そして、なんか可愛く見えるお休みのスタイル。

 ラストが、とっても良かった〜!
 母であるわたしも、息子にこの頃伝えていない言葉でした。

 長野先生の絵が、本当にこの文章に活きの良い風を吹かせてくれていますね。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい さぞや楽しい思いを馳せて聞いて・・・  投稿日:2010/10/05
フリードリヒばあさん
フリードリヒばあさん 作: ハインツ・ヤーニッシュ
絵: ヘルガ・バンシュ
訳: 関口 裕昭

出版社: 光村教育図書
 主人公の男の子が語る、お隣に住む91歳のフリードリヒばあさん。
 全てを見通す千里眼に、さすが人生を長く歩いてきた人だものね〜、と納得。
 次ページから、???
 スゴーイ!おばあさんとは思えない行動力、そしてパワー。
 現実的なお話も、彼女は一体何者?魔女?と思っちゃうお話にも惹きつけられました。
 
 終盤このお話の概要が見えてくると、涙が出ました。
 素敵な男の子です。
 枕元で語ってくれる彼のお話に、おばあさんはさぞや楽しい思いを馳せて聞いていたことでしょう。

 お年寄りと同居世帯が少ない昨今、こんな優しく可愛い語り部の友人がたびたび訪問してくれることだけでも、フリードリヒばあさんは幸せでしょうね。

 迫力と味のある色合いの絵が気に入りました。
 ははは、満員バスのページの、みんなの表情がとっても好きです。
 笑顔は良いですね〜。
 子どもは、みんなの笑顔も好きなんですよね。
参考になりました。 1人

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