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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい あえて弱くて罪深い現実的な等身大の人間像の作品も  投稿日:2011/12/10
赤いくつ
赤いくつ 作: アンデルセン
絵: 降矢 なな
訳: 岩崎 京子

出版社: 女子パウロ会
 アンデルセンの作品は、「マッチ売りの少女」・「雪の女王」等、クリスマスの近いこの季節に似合うものが多いですね。
 主人公がほとんど亡くなる結末も多く、この作成当時独特のドキリとする残酷な表現も躊躇うことなく使われています。

 グリム作品のような伝承説話と言うよりは、創作作品がほとんどですが、今読み返して見ても信仰や教訓が背景に見られる作品がやはり多いと思います。
 
 足を切り落とされるという場面が嫌われるのか、この作品もしばらく出版界から遠ざけられていたのか、あまり絵本作品が見あたりません。

 降矢先生の絵で久々にこの作品に再会し、な〜るほどこういうことだったのか〜と合点がいきました。
 少女の頃の私は、クルクルクルクルまわり踊り続ける主人公に気を惹かれ、一方母はおそらく足を切り落とすシーンにドキリとしたのでしょうね。

 作品は、母親とカレーンとの悲惨な生活も靴屋に初めて恵んでもらったくつの場面も割愛され、富裕な老婆のお屋敷へ養女として入るところから始まります。
 堅信の儀式にそぐわない赤いダンス靴を、目の悪いおばあさんを欺き手に入れたカレーン。
 美しい靴を履いたカレーンは、踊る靴に魅入られ、人として自分のすべきことを忘れ、気付いた時には大切なものを失います。
 それでも、彼女を踊るよう動かしてしまう赤い靴の魔力。

 目先の楽しい事・美しいものに心奪われる事が、どんなに恐ろしく罪深い事であるかを訴えています。
 享楽や美しさを貪欲なまで追求する事が、肯定されている今のご時世では、選書する大人が手を引っ込めてしまうのかもしれません。

 しかし、あえて私は楽しく愉快で優しくてというような主人公とは異なるカレーンのような弱くて罪深い現実的な等身大の人間像の作品も多感な年頃に出会わせたいと思います。

 大人の方がご一読し、その後を決めていただければと思います。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 新しいおもちゃも良いけれど・・・  投稿日:2011/12/10
ピッキのクリスマス
ピッキのクリスマス 作: 小西 英子
出版社: 福音館書店
 ピッキ、可愛いですねぇ〜♪
 リナちゃんのお気に入りのお人形です。
 大好きだからいつだって一緒。
 クリスマスの星の飾り作りも、窓辺のデコレートもとにかく仲良く一緒にしています。

 こんなに大切なお人形なんだから、家でお留守番をしてもらえばよいのに、クリスマスの買い物にピッキを連れて行くリナちゃん。
 ん〜〜〜、これが子供心でしょうねぇ〜。
 小西先生自ら訪れたご経験のあるウィーン・バイエルン・アルザスなどのクリスマスマーケットの雰囲気たっぷりのページも素敵です。

 さて、ピッキは私の心配したとおりリナちゃんとはぐれてしまい、・・・。
 この後のピッキの遭遇した出来事に、ドキドキでした。
 でもでも、やっぱりあの方の登場です。
 ホッとして、パタリと閉じたら、リナちゃんが、窓辺に置いたサンタさんへのお願いの手紙が、・・・。
 
 新しいおもちゃも良いけれど、古いおもちゃも大切に大切に友情を温め長く付き合って欲しいですね。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ジョージのちいちゃな命が心配で心配で  投稿日:2011/12/04
さあ、とんでごらん!
さあ、とんでごらん! 作・絵: サイモン・ジェームズ
訳: 福本友美子

出版社: 岩崎書店
 なんとも可愛らしい巣立ちのお話でした。

 公園に枯れ葉が舞い落ち、冬が近づいているのに、ジョージは木の上の巣からなかなか出られません。
 ほかの鳥たちは、暖かい南の国へ向かっているのに。

 「まだ いいや。こわいもん」と後込みしているジョージに付き添うママ。
 「おなかすいた。ママ、むしを とってきて」と言われママが出かけている間に、強風にあおられジョージは巣ごと木の枝から落ちて、・・・。

 ジョージはどうなるのかしら?とドキドキハラハラしながら読みました。
 車の屋根の上、材木運搬船の材木の上へと巣のまま移動しちゃうジョージのちいちゃな命が心配で心配で。

 ママって強いですね〜。
 ジョージの巣立ちを待つ強さ。
 羽ばたきを根気強く教える強さ。
 見失った子どもをなんとしても捜し出す強さ。
 絶体絶命のわが子に絶望せず付き添い、必死でわが子の可能性を信じる強さ。

 ラスト前のページの親子の歓喜する様子にウルッでした。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい わたしたち大人もGOですよね  投稿日:2011/12/04
ラーメンちゃん
ラーメンちゃん 作: 長谷川 義史
出版社: 絵本館
 やっぱりそうだったんですねぇ〜。
 初め、小さいお子さんも楽しめそうな駄洒落満載の作品だな〜と笑って読んでいたのですが、“つるつる つるつる つるつるめん でました わたってください こどもたちGO・・・”あたりから、おや?
 
 そしてたたみかけるような“こどもたちGO”に、これは長谷川先生から、未来を担う頼もしい子どもたちへのメッセージなのだと気付きました。
 直接・二次的にあるいはマスメディアを通じて三次的に、自覚症状も無く、心に暗いものを抱え込んでしまっている子どもたちへのエールなんですよね。
 わたしもついついジーンとして、涙ぐんでしまいました。
 
 確かに大人も子どももみなたくさんのものを失った災害でした。
 災害直後、映像でその被害の甚大さを目にし、絶望に打ちのめされました。
 しかし、繰り返し流れる映像の中、日増しに現地の子どもたちの元気さ明るさ頼もしさに気付き、“希望の光”を見ました。

 長谷川先生同様わたしも、この国の子どもたちの限りない力を信じています。
 この作品は、力を落としている大人の方たちにも読んでいただきたい作品だと思いました。
 先頭を行く頼もしい子どもたちの後ろをしっかり固め、わたしたち大人もGOですよね。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい ゾウの質量感が良いですね〜  投稿日:2011/12/04
ひるねのね
ひるねのね 作・絵: あべ 弘士
出版社: ポプラ社
 牙がむき出しな事や、背中の凹んでいるところからアフリカゾウでしょうかね。
 お話は、ゾウのかぞくが朝ごはんに出かけるところから始まります。
 ゾウは、雌を中心とした群れを単位として生活しているそうで、こちらの群れもおかあさん・おばあちゃん・おばさんと女性の中に赤ちゃんゾウが混じっています。
 この群れの行進の様子が、ゾロゾロ トコトコ ヨチヨチ ノシノシと表現されていてとてもリズミカル。
 特に、あべ先生の描かれるゾウの質量感が良いですね〜。
 ホント、大きいんだなぁ〜って伝わってきます。
 途中立ち止まり、木の葉っぱを食べ、また歩き草のご飯を食べ、また歩きお水を飲み、と歩を進めながら食事をして行きます。
 赤ちゃんの食事の様子も可愛らしい。
 そして、ラストは、・・・。

 動物の世界も赤ちゃんは大切に守られ育てられている事がよ〜く解りました。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 感動できる真っ直ぐな心  投稿日:2011/12/04
どうぶつがすき
どうぶつがすき 作: パトリック・マクドネル
訳: なかがわ ちひろ

出版社: あすなろ書房
 チンパンジーが道具を使うばかりか、道具を作る事も出来るということを発見した「野生のチンパンジーの世界」の著者ジェーン・グドール博士の少女時代のお話です。

 チンパンジーのぬいぐるみのジュビリーを片時も放さず、一緒に飽きることなく自然観察をする少女ジェーン。
 さらに、図鑑等を持ち出して調べる事も始めます。
 世界は不思議で面白い事がなんていっぱいあるのでしょう、と感動できる真っ直ぐな心。

 彼女の根気強い探求心のエピソードともいえる鶏の産卵観察には笑いました。

 決して恵まれた環境とはいえない中、苦学して自分の夢をかなえ、幼い頃からの「自然を愛する心」を軸に精力的に活動される姿に感動しました。
 彼女の立ち上げたプログラム“ルーツ・アンド・シューツ「根と芽」”について興味を持ちました。

 巻末の彼女の幼い頃のジュビリーと一緒の写真が素敵です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい えっ、どこから?どこから参加していたの〜?  投稿日:2011/12/01
やきいもするぞ
やきいもするぞ 作: おくはら ゆめ
出版社: ゴブリン書房
 おくはら先生といえば、「ねこ」を描かれることが多いと思っていましたが、こんな作品もまたひと味違って素敵でした。

 おちば いっぱい いも いっぱい なら、やはり焼きいも大会ですよねぇ〜♪
 墨彩画のよう力強い黒い輪郭の線で描かれた登場人物たち。
 その表情豊かで魅力的なこと。
 読んでいて、ニコニコしてしまいます。
 そして、山の紅葉・散り敷かれた落ち葉の朱色の美しいこと。
 秋の山は明るく元気なんだなぁ〜って、思いました。

 お子さんたちは、やっぱりおならの音比べの場面に大笑いでしょうね。
 
 そう、それからあのかたの参入で、「えっ、どこから?どこから参加していたの〜?」って、思わずページを戻っちゃいました。
 それにしても、欲張りじゃないところがこの方らしいですねぇ〜♪

 楽しい秋の作品が増えました。
 お話会で低学年に読んでみたいな〜。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい こだわるフィートくん  投稿日:2011/11/23
フィートは はしる
フィートは はしる 作: ビビ・デュモン・タック
絵: ノエル・スミット
訳: 野坂 悦子

出版社: 光村教育図書
 愉快なお話でした。
 ダチョウのフィートくんは、走ることが大好き。 
 でも、今日はフィートくんの行く手を阻む風のため思うように前へ走れません。

 「こんな日は、・・・したら!」とたくさんの友達に別な過ごし方を勧められるのですが、フィートくんは「走りたいんだ」のいってんばり。
 こだわるフィートくんのキャラクターに笑わされます。
 幼い頃の息子の中にもあった妙な“こだわり”を思い出しました。
 大人からすればどちらでも、あるいはどんな順番でもということにこだわる子でした。
 これが結構頑固で、私の説得も効かない。
 まあ、彼の個性としあきらめ、いやいや尊重し、私にとっては意味不明な(笑)彼の“こだわり”につきあいました。

 表情豊かな登場人物たちが愉快です。
 中でも、フィートくんの一途な思いが、本当に体全体からにじみ出ています。
 「風」を表現するって難しいと思うのですが、フィートくんをはじめ登場人物たちの様子で見事にこの強風が表されています。

 さて、お話のラストに「な〜るほど〜〜〜♪」っていうお子さんの声が聞こえそうですよ。
 さらに、絵本をパタリと閉じるともうひと笑いが起きるはず。
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自信を持っておすすめしたい この楽しい気持ちを共感したくって  投稿日:2011/11/23
サンタさんがサンタさんになったわけ
作: スティーヴンクレンスキー
絵: S.D. シンドラー
訳: ごとう まち

出版社: オリコン・エンタテインメント
 こちらでは未登録作品なのかな?
 でも、この楽しい気持ちを共感したくって投稿します。

 まず、タイトルにむむむ?
 そして、絵が「しゃっくりがいこつ」等のS・D・シンドラーさんなんですから読まずにはいられません。

 お話はサンタさんが若かった頃から始まります。
 職探しをしている普通の風貌の若者が、求人誌にメモをしながら歩いています。
 気の毒なことに仕事を転々。
 煙突掃除・郵便配達・コックさん・動物園の飼育係、そして・・・。
 とにかく、就く仕事就く仕事で問題発生。
 この問題にクスリと笑ってしまいます。
 な〜るほど、今や私たちの知るサンタさんはこういう経緯でサンタさんのスタイルを確立したのねぇ〜、と一人ニタニタしながら読みました。

 『夢りんりん丸』世界の絵本シリーズCというNHK教育テレビ番組から出来た作品だそうです。
 朗読のCDも添付されていますが、やはりお家の方が読んであげるほうが、ゆっくり寄り道しながら楽しめそうです。

 どなたか読んでご感想を聞かせてくださ〜い♪
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 赤ちゃんは家族にとって大きな大きな大切な存在  投稿日:2011/11/13
おおきなわんぱくぼうや
おおきなわんぱくぼうや 作・絵: ケビン・ホークス
訳: 尾高 薫

出版社: ほるぷ出版
 「としょかんライオン」・「ウエズレーの国」の絵を担当された ケビン・ホークスさんの最新作です。
 やっぱり空色が綺麗ですね。

 とんでもないビッグサイズの赤ちゃんの登場に、小さい読者さんたちは大喜びでしょうね。
 でも読んであげる大人の方は、ご自分の子育てと比較し、あるいは振り返り別な想いを抱かれるかも。
 ビッグサイズじゃなくっても、赤ちゃんが一人家にやって来るってホントてんてこ舞いです。
 だって何人育てても、その子と向き合う子育ては初めてですもの。
 
 主人公のぼうやの誕生からおよそ一年を四季折々の情景とイベントを交えコミカルに描いています。
 ぼうやの一日に振り回される家族の様子もとにかく愉快です。

 サイズは小さくとも、ホント赤ちゃんは家族にとって大きな大きな大切な存在なんですよね。
 子育て中のお母さん・お父さん、ご健闘をお祈りします。
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