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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい 大切にしていたものを全て人に与えて・・・  投稿日:2011/04/03
ぼくのたからもの
ぼくのたからもの 作・絵: カタリーナ・ヴァルクス
訳: ふしみみさを

出版社: クレヨンハウス
 真っ赤な帽子をかぶったカモくんの絵に惹かれて読みました。
 
 カモくんの名はバル。
 池の真ん中にある素敵な家に、ミュミュちゃんと一緒に住んでいます。

 このバルくんの宝物は、からす貝の貝殻。
 泳ぎ上手なバルくんが、この貝殻探しに近頃夢中なんです。

 収集家は、時として自分のコレクションを取り出し並べ、悦に入る事がありますよね。
 まさに、今のバルくんがそうなんです。
 とってもほくほくな気分で、ミュミュに見せてあげたら、思いもしなかった反応が、・・・。
 ん〜〜〜、ミュミュちゃんももう少し言い方はなかったのかしら〜?
 追い討ちを掛けられるように、ねずみのトトシュにおんなじ事を言われてしまって、読んでいてバルが気の毒に思えてきました。

 確かにコレクションは、広く種類の違うものを集めるのでしょうが、同じ種類の貝殻だって良いじゃありませんか。
 集めた人には、ひとつひとつ思い出があるから見分けられるんでしょうし、なんて事を思いながら先へ進みました。

 ほかの貝殻探しに池へ飛び込んで見つけた巻貝。
 あらま〜、綺麗♪って思っていたら、次ページで大笑い。
 この後の巻貝家族のネーミングも愉快愉快。
 
 それにしてもバルくんって素敵な子ですね。
 大切にしていたものを全て人に与えてしまえるなんて。 
 なかなかこういう行為はできません。
 ミュミュは辛口な発言が多いけれど、男子を見る目はあるのかも(笑)。

 ラストの日没前の景色が綺麗でした。
 なんかとっても優しい気持ちになれました。

 クスッと笑えて元気が出る事を一番に考え作品作りをしている方らしい素敵な作品でした。
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自信を持っておすすめしたい 森の中に だいふくが いきなり どーん  投稿日:2011/04/03
あいうえおおきなだいふくだ
あいうえおおきなだいふくだ 作: たるいし まこ
出版社: 福音館書店
 新一年生にお薦めしたい作品です。
 リズミカルな五十音にのせた文。
 見事に仕上がっているストーリーが描かれていて、その内容の楽しさにお子さんが喜ぶ姿が想像できます。

 タイトルでもおわかりのように、「だいふく」です。
 お団子じゃないんです。
 唐突にも、森の中にだいふくが、いきなり どーん とあるんです。

 うさぎが、こどものおみやげにと引っ張ったけど、重たくって動かない。
 そこへかあさんねこが割り込んできて、・・・。

 こりゃ見事なだいふくで、ちょっとやそっとでは、動きませんねぇ〜。
 ただただ重量感のあるだいふくかと思ったら、なんとビックリな活躍です。
 ここで、おしまいかと思っていると、なんともうひとひねりありまして、みんなおなかいっぱいのハッピーエンドです。

 ラストの猟師さんの鉄砲がよいですねぇ〜。
 
 緑いっぱいの明るい色調の作品なので、まさに今の季節(春)にピッタリだと思います。
 五十音を覚えているお子さんなら、何歳からでも楽しめそうです。
 最初はストーリーを、二度目は五十音順の文章を。
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自信を持っておすすめしたい 親御さん向けの作品かもしれません  投稿日:2011/04/03
コッコさんのともだち
コッコさんのともだち 作・絵: 片山 健
出版社: 福音館書店
 保育園・幼稚園が始まりますね。
 この春から通い始めるお子さんのいるご家庭では、「お友だちができるかしら?」なんて心配されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 コッコさんも家庭では結構アクティブな女の子という印象でしたが、園では恥ずかしがり屋さんのようです。
 いえいえ、たくさんのお友だちがワイワイ遊んでいるのジーッと見つめているところをみると、なかなかの観察眼を持った子なのかも。

 さて、親の目を通して眺めれば、なじめない子・自分から積極的に関わりを作れない子という見方をされるかもしれません。
 が、コッコさんはコッコさんなりの形でお友だちを作りました。
 そして、二人っきりの楽しさを味わった後は、けんかも。
 けんかのおかげで、ほかの子たちとも遊べるように。
 そして、仲直りで、みんなで遊べるようになりました。

 お子さん向けと言うよりは、親御さん向けの作品かもしれません。
 お子さんは、一人できっと園の中に自分の居場所を上手に作っていくことでしょう。
 色んな性格の子がいることが、素敵なんだと思います。
 園の先生はそれを理解していらっしゃるプロ。
 しっかり見守ってくださると思います。 

 子どもは、あらゆる才能のかたまりですから。
 朝、信じて見送ってあげてください。
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自信を持っておすすめしたい 登場した“困ったちゃんたち”が全員お辞儀  投稿日:2011/04/03
ごめんなさい
ごめんなさい 作: 中川 ひろたか
絵: 長 新太

出版社: 偕成社
 そうですねぇ〜、間違って悪い事をしたり、人に迷惑をかけた時には「ごめんなさい」って言わなくちゃね。

 わが息子は結構頑固な子だったので、その理由をしつこく説明しましたね。
 相手の立場に立って考えさせて、納得させて「ごめんなさい」を言わせてました。
 「ごめんなさい」だけを言わせても、「言えば良いんだ」的な安易な考えに流れてしまいそうで、同じ事の繰り返しになりそうでしたので。
 でも、説明されて頭でわかっていても心が頑なな時もあり、手こずった事も多々ありました。

 さて、どんな迷惑や悪い事をする人たちが出てくるのかと思ったら、もう、え゛〜〜〜ってなことばかり仕出かしちゃう人(もの)ばかりで、爆笑です。

 電車が家にご飯を食べに来るのも困るし、歩き回る神社の鳥居も、手を引っ張って離さないポストもちょっと怖い(笑)。
 息子は、土俵の上のお地蔵さんとお尻を吸い込もうとする掃除機に大笑い。
 ははは、くつステーキも気に入りました。

 そして、親子でうけたのは、ラストの“みなさん いっしょに 「ごめんなさい。」”で、登場した“困ったちゃんたち”が全員お辞儀をしているページです。

 長先生のあったかい絵が、小さい読者さんたちを一層素直な気持ちにさせてくれますね。
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自信を持っておすすめしたい ゆっくりゆっくり子どもたちの心をノックし  投稿日:2011/04/03
いっしょならもっといい
いっしょならもっといい 作・絵: ルイス・スロボドキン
訳: 木坂 涼

出版社: 偕成社
 「百まいのドレス」(岩崎書店:中高学年向き読み物)で、スロボドキンさんの作品を探し読むようになりました。

 この作品は、小さいお子さんも理解できる絵本の形の物です。

 一人で遊ぶことも楽しいけれど、二人で遊ぶと「遊び」が広がることを改めて教えてくれます。
 読んでもらっているお子さんも、経験上「そうだなぁ〜」と思うことでしょう。

 朱色1色の彩色のページと黄・青・緑の色が注されているページが交互にあらわれて、優しいストーリーを引き立たせてくれます。

 この作品も静かな語りながら、ゆっくりゆっくり子どもたちの心をノックし、あったかく楽しい気持ちにしてくれる作品です。

 お休み前に、静かにゆっくり読んであげたい作品です。
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自信を持っておすすめしたい このような落ち着いた文体に出会うと・・・  投稿日:2011/04/02
スティーヴィーのこいぬ
スティーヴィーのこいぬ 作: マイラ・ベリー・ブラウン
絵: ドロシー・マリノ
訳: まさき るりこ

出版社: あすなろ書房
 1961年初版の作品のようです。
 一通り読み終わり、なんともいえない温かい気持ちになりました。

 小さな男の子の日常の中のちょっとした出来事なのですが、静かにゆっくりお話が進み、読みながら小さな読者さんも世の中のルールをさりげなく教えてもらえる作品だと思います。

 子犬が迷って来て、主人公のスティーヴィーは戸惑いながらも一生懸命に世話をしようとします。
 両親は、可愛い闖入者に冷静に対処し、スティーヴィーの気持ちを見守りつつこの問題の解決を手伝ってくれます。
 ブライアンさんの作品は、どれも周囲の大人の大人らしい温かい子どもへの視線が感じられ、いつも感心します。
 
 迷い犬を友だちに見せつつ飼い主を捜すページで 、ちっちゃなボビーの存在がなかなか良いなと思いました。

 近年の作品は、けたたましいほどの元気よさを前面に押し出した作品や、大笑いを誘う愉快さで完結する作品が目立ちますが、この作品のような落ち着いた文体に久々に出会うと得も言われぬ安心感を覚えます。

 時節柄、衝撃的な映像そして大人たちの狼狽やかまびすしい様子に、子どもたちなりに大なり小なり精神的にショックを受けている事と思います。
 お休み前の最後の一冊に選び、お子さんと読んでみてはいかがでしょうか。 
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自信を持っておすすめしたい 素敵な手作りランドセル♪  投稿日:2011/04/01
みてよ ぴかぴかランドセル
みてよ ぴかぴかランドセル 作: あまん きみこ
絵: 西巻 茅子

出版社: 福音館書店
 「わたしのワンピース」の西巻先生の絵だな、と目に留まりました。 この季節にピッタリな作品がまた生まれましたね。

 低学年向けのひとり読みの作品です。
 未就学児もおうちの方に読んでもらうと良いでしょう。

 かこちゃんは買ってもらったランドセルを誰かに見せたくなりました。
 よもぎのはらへ行くと、青いスカーフを首に巻いたきつねのこが、「みせて、みせて」とやって来て、ちょっとだけかこちゃんからランドセルを借りて背負ってみました。
 “もうすぐ もうすぐ、1ねんせい。 みてよ、 ぴかぴかランドセル♪”と二人で歩きながら唄っていると、ももいろリボンを耳につけたうさぎのこが、とびだしてきて、・・・。
 
 かこちゃんのランドセルを眺めてつくため息が可愛らしいんです。
 きつねのこもうさぎのこもねずみのこも、みんな学校があるんですね。
 それぞれのお母さんが、かこちゃんのランドセルをモデルに手作りのランドセルを縫うシーンが、またまた素敵です。
 ねずみのかあさんが、かこちゃんに話しかける「・・・・。ひとのこちゃん、いいかしら」にクスリとしてしまいます。
 
 新しい春への期待に胸を膨らませ、枕元にランドセルを置いて眠るみんなの寝顔がハッピーですね。

 私も幼稚園バッグは手縫いをしましたが、ランドセルは無理でしたね(笑)。
 赤い色のランドセルを選んだ息子を真ん中にして、店員さんと見つめあい、たじろいだことを思い出します。
 なんとか説得し決めたダークグリーンのランドセルも息子とお別れです。 
 6年前のこの季節、背中がすっかり隠れるような大きいランドセルを背負って鏡に映し、はにかんでいた息子を思い出しました。
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自信を持っておすすめしたい ラストの兵隊の一言に彼らの本意がチラリ  投稿日:2011/03/31
せかいいちおいしいスープ
せかいいちおいしいスープ 作・絵: マーシャ・ブラウン
訳: こみや ゆう

出版社: 岩波書店
 ポルトガルの料理“石のスープ”のお話はたくさんありますね。
 「オオカミと石のスープ」でホラーを楽しみ、「しあわせの石のスープ」で、村落共同体を再生する禅宗のお坊さん三人のお話にほっこりしました。

 さて、昔話を独特の文体で見事に再現してみせるマーシャ・ブラウンさんは、どんな“石のスープ”のお話を料理したのかとワクワクしながら読みました。

 戦争が終わって帰路に向かう空腹の兵隊三人が、小さな村を通りかかり、蓄えがあっても食べ物を少しも恵んでくれぬ村人に、“石のスープ”なるものを作り振る舞おうと呼びかけます。
 鍋を用意させ、火をおこし水をくませ、石を持って来させて、・・・。
 
 小さな村の住人たちは、外の世界を知らぬ為、兵隊の「・・・あれば、お金持ちの食卓に並ぶようなスープができるんだがなぁ」「・・・あれば、王様が召し上がるようなスープになるのに・・・」に村人は次々と食材を持ち寄り、・・・。

 これもまた「協力を集める為の呼び水」であるスープの力で、兵隊が自分たちのおなかをいっぱいにしたという、クスリと笑えるおはなしでした。
 村人の純朴さもこの時代ゆえのことかと思えます。
 ラストの兵隊の一言に彼ら本意がチラリと見え、小さい読者さんも笑っちゃうでしょうね。
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自信を持っておすすめしたい 決意の固いジョンを呼び戻そうとは思わず  投稿日:2011/03/31
たれ耳おおかみのジョン
たれ耳おおかみのジョン 作: きむら ゆういち
絵: 高畠 那生

出版社: 主婦の友社
 タイトルと作者名から、ユーモア溢れる楽しい読み物かと思い手に取りました。
 “キッパリ”とした文体の書き出しが、読みやすく笑いをこらえながら読み進めました。

 主人公は、おおかみになりたいたれ耳犬のジョン。
 おおかみになりたいと思ったきっかけを知り、クスリ。
 ここで、やっぱり愉快なお話だと思いました。

 ところが、この決意が本気であることを納得したのが、“ジョンは獲物(ウサギ)にガブッと食らいついた”という場面。
 これは、マジなお話なんだ、と気を入れ直し読みました。

 おおかみの群れに入れてもらうまでの苦労。
 犬であるが故のいじめ。
 人間の飼い犬だった故身につけた知恵をフルに絞り、奸計に負けず、群れの一員として立派に成長していくジョン。
 息子は、途中度々、「ジョン、カッコイイじゃん!」と独り言を言いながら読んでいました。

 私もジョンのひたむきさ・優しさ・強さに感激しつつ、野生の中で生きていく決意の固いジョンを、もうこちら(人間界)へ呼び戻そうとは思わず、夢中で読みました。

 ラストの閉じ方も少しクスリとさせられ、あたたかい気持ちになりました。

 高畠先生の挿絵が、柔らかい描写と鋭く厳しい描写が相まってお話を一層素敵にしていました。

 少々長めですので、一人読みなら中学年から・読んでもらうなら低学年からという作品だと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 読後「そんな〜!」という息子の一言  投稿日:2011/03/31
うさぎのみみはなぜながい メキシコ民話
うさぎのみみはなぜながい メキシコ民話 作・絵: 北川民次
出版社: 福音館書店
 アステカ時代のメキシコの昔話だそうです。
 みすぼらしいちっぽけな体故毎日いじめられているうさぎが、神様に体を「大きくしてください」と懇願します。
 神様はしばし考え込んだ後に、なんとも難しい課題をうさぎに与えます。
 強いとら・惨いわに・知恵あるさるを自分の手で殺して、その皮を持ってきたら願いを叶えてやろう、というのです。
 洋の東西を問わず、昔話の中にはこのような残虐的な行為が淡々と記されている作品が多々ありますね。
 大人は、具体的イメージを描き過ぎドキリとしますが、子どもはさらりと聞いています。
 
 この三つの難題を一つずつクリアして行くうさぎの目つきが、段々常軌を逸し鋭く変わっていくのも大人にとっては不気味です。
 知略をめぐらし手に入れた皮を三枚担いで、神様の前へ差し出したうさぎですが、・・・。

 読後「そんな〜!」という息子の一言。
 「神様は約束を反故にしてもよいのか」、という問に「神様との約束などあり得ません。神様と神様に造られたものは対等ではないのだから」
 しかしながら、神様はうさぎの仕業にギョッとしたのかも。
 自分の造ったものが、自分の予想以上のとんでもない能力を持っていたことに。
 「え〜、でもうさぎ可愛そう〜」の一言に、「仮に神様が、こんなことをしでかすうさぎに誰よりも大きい体を与えたら、この世の中の生き物の世界のバランスは間違いなく崩れるでしょう」
 あまり納得していない息子でしたが、最後に「うさぎをこれから見たら、うんとかわいがってやろう」
 
 神に造られたものは全て造られた時点で、見事な神の采配で形作られたものなのだ、と思いました。
 うさぎの耳が長くなったのは、とら・わに・さるの仲間たちの仕返しに合わぬよう、またほかの大きな獣に虐められぬよう、身の危険を早く察知できるようにとの神の情けとも読めました。
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