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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい ストーリーテリングを試みようとしてる方に  投稿日:2011/03/31
愛蔵版おはなしのろうそく(1)エパミナンダス
愛蔵版おはなしのろうそく(1)エパミナンダス 編: 東京子ども図書館
挿絵: 大社 玲子

出版社: 東京子ども図書館
 ストーリーテリングについて勉強する機会がありました。
 同じ作品でも語る方が違うと、お話の空気が微妙に変わりそれぞれに趣があります。
 その物語に、魂がそれぞれに込められ伝わってくるように思われました。
 「語り」は、物語が本来持っていたであろう力をダイレクトに表すことが出来、聞き手の想像力が大きく広げられる、という印象を持ちました。
 活字や美しい(時にユーモラスな)絵に頼らず、語り手が誇張した身振り手振りや声の抑揚すら押さえ、淡々と語っているのです。
 「人の話を聞くことに対する集中力の欠如」と言った教育現場で問題視されていることの解決の一助になるのではとも思います。

 この作品は、このストーリーテリングの会で語られていた作品が、たくさん掲載されていたので図書館から借りてきました。
 指遊び歌を含め11作品がおさめられています。

 なかでも「エパミナンダス」は、聞いたときにわたしが想像した映像が蘇って来、再び楽しめました。

 わたしが、試みてみたいなと思ったのは「スヌークさん一家」 (ハーコート・ウイリアムズ作)です。
 就寝前の蝋燭の火を上手に消せずに奮闘する一家が、お巡りさんに手伝ってもらうのですが、結局お巡りさんにお礼を言い、見送る時にまた蝋燭を点けてしまうという愉快なおちが気に入りました。

  また、「かしこいモリー」(イギリスの昔話)も絵本で読むのとは異なったドキドキ感がありました。

 ストーリーテリングを試みようとしてる方にお薦めしたい作品です。
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自信を持っておすすめしたい 魔女の特徴のまことしやかなこと・・・  投稿日:2011/03/31
魔女がいっぱい
魔女がいっぱい 作: ロアルド・ダール
絵: クェンティン・ブレイク
訳: 清水 達也 鶴見 敏

出版社: 評論社
 魔女登場の作品は、絵本でもたくさん読みました。
 どの魔女も怖いと言うよりは、可愛らしかったり愛すべき弱点があったりと、おどろおどろしい感じとはかけ離れた存在として描かれている作品が多く、どこか安心して読めました。
 作者は、ダールさんだし、この作品もきっとたくさん笑わせてくれるんだろうな〜、と勝手に決め込み読みました。

 恐るべし、ダールさん!
 子供心を掴んでいらっしゃる。
 この不気味さスリリングさは、子どもにきっとうけるでしょう。
 子どもは怖いもの大好きですもの。

 主人公の男の子は、不幸な事故のため両親を失い、ノルウエーのおばあちゃんと住むことに。
 おばあちゃんの話してくれる魔女のお話は、「ほかのほとんどのお話と違って、作り話じゃない本当のことだ」とおばあちゃん。
 このおばあちゃんの語る魔女の特徴のまことしやかなこと、読んでいてこのおばあちゃんは一体何者?と訝しく思ってしまいました。

 そして、ダールさんのこの奇想天外な発想に、いえいえ魔術に見事にかかってしまい最後までいっきに読みました。

 魔女の見分け方をおばあちゃんから聞いていた主人公の“ぼく”は、ある日ひょんなことから、魔女の集会を目撃してしまい、魔女たちに見つかり、・・・。

 手に汗握る展開に、“ぼく”がどうなってしまうのかが気がかりで、先を急ぎ読みました。
 これから先、おばあちゃんと“ぼく”に残された課題(任務)に思いを馳せ、爽やかにお話は閉じられています。
 日本の読者からすれば、こんな閉じ方もありなのか、という感想をもたれる方もいるやも知れません。
 私と息子は、続編の存在を期待しています。

 造語の達人ダールさんの愉快な“魔女言葉”をそのニュアンスを壊さず見事に訳された作品だと思います。
 ブレイクさんのあったかくてユーモア溢れる素敵な挿絵も、ダール作品にはなくてはならないものだと、今回改めて楽しみながら思いました。 
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自信を持っておすすめしたい この作品もクッキーと一緒に贈ることに  投稿日:2011/03/31
世界一ばかなネコの初恋
世界一ばかなネコの初恋 作・絵: ジル・バシュレ
訳: 伊勢英子

出版社: 平凡社
 震災で、多賀城市に住む息子のGFちゃんへバレンタインデーのお返しを送れずにいました。
 ライフラインはまだまだですが、GFちゃん一家の安否の確認もでき、ほっとしています。
 震災前に立ち寄った書店で、あのネコの表紙絵に再会し、「出たぁ〜!」と小さな絶叫。
 エスプリのきいた「世界一ばかなわたしのネコ 」に出会い、バシュレさんに傾倒しているわたしとしては見逃せません。
 タイトルの“恋”にビビッと来て、この作品もクッキーと一緒に贈ることにしました。

 さて、あのばかなネコ(ルックスはどう見てもゾウそのもです)が、恋を。
 お相手は、正真正銘の猫。
 この二人のアツアツぶりが、ほのぼのとして愉快。
 
 表情豊かなばかなネコの暴走振りを楽しんでください。
 それにつけても、バシュレさんの絵の説得力。
 いせ先生の素敵なの訳文と共に、絵の中に描かれている深遠なエスプリが見事です。
 あのばかなネコのマスコットのニンジンのぬいぐるみといい、作中の飼い主の絵の作品といい、巻末の未刊作品の数々の表紙絵といい、さらに各見開き隅々に愛情を注ぎ作られている作品だと思います。

 カバー折り返しを見て、なななんと2作目「わたしのネコが小さかったころ 」が既刊していたのですね。
 何とも不覚でした。
 早速手を尽くし、このルックスがゾウにしか見えないばかなネコの出生の秘密を紐解いてみたいと思います。
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自信を持っておすすめしたい ねずみくんのサイズで見上げると・・・  投稿日:2011/03/10
ねずみくんミニえほん だーれだ
ねずみくんミニえほん だーれだ 作: なかえ よしを
絵: 上野 紀子

出版社: ポプラ社
 「ねずみくんのチョッキ」でお馴染みの「ねずみくんの絵本」シリーズの1冊です。
 コンパクトサイズのうえにボードブック型ですので、赤ちゃんから楽しめる頑丈な絵本です。

 ねずみくんが歩いているとドーンとぶつかって、見上げるとお友だちの顔を下からのぞいたアングルが、各見開きに登場します。
 次ページを開くとそのお友だちの全体像が描かれた絵の登場で、答えがわかる形です。

 ねずみくんのサイズで見上げると、みんなのお顔はこんな風に見えているんだな〜としみじみ納得。

 ラストにぶつかったお友だちは、同じ目線のお友だち。
 そう、あの子ですよ。

 そういえば、赤ちゃんも見上げなくちゃならない場面が多いですね。
 これからは気をつけて、ちょっとしゃがんで、同じ目線で近所の赤ちゃんに話しかけましょう。
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自信を持っておすすめしたい 賢さは生き抜く力ですね、父さん狐さん!  投稿日:2011/03/10
すばらしき父さん狐
すばらしき父さん狐 作: ロアルド・ダール
絵: クェンティン・ブレイク
訳: 柳瀬尚紀

出版社: 評論社
 ダールさんの作品ならではのハチャメチャさはあるものの、読み物として最後まで楽しく惹き付けられる作品です。
 映画化されるんですか〜、それは楽しみですねぇ。

 父さん狐が、愛する家族の為に近くの農場からちょいと失敬するニワトリ・アヒルそして七面鳥等々。
 農場主にしてみれば許せぬ存在の父さん狐。
 怒り狂って追いまわしてもなかなかつかまらない。
 
 読者は、農場主に同情すべき所でしょうが、冒頭からこの三人の農場主のキャラクターのいけすかなさが強調されていて、読みながら不快に思えてきます(笑)。
 ブヨブク(養鶏場経営:デブ)
 ブクゼニ(アヒルとガチョウの飼育場経営:チビ)
 ゼニシブリ(七面鳥の飼育場とリンゴ園経営:ヤセ)

 しりとりのような三者の名前。
 三人揃って羽振りも良いけど、そろいもそろってあくどい奴ら。
 それぞれ違う嫌な面。
 そのくせ同じどけちぶり。
 近所のこどもたちに歌にされるようなこの三人が、ついに狐の巣穴をみつけてシャベルえ掘り始めます。
 一方巣穴の中で、賢く素敵な父さん狐は、一計を案じます。
 ところが、三人がトラクターを持ち出し掘り出したので、さ〜、大変
、・・・。
 
 このあとの三人の農場主の間抜けさと父さん狐の賢さが対照的で愉快です。
 賢さは生き抜く力ですね、父さん狐さん!

 いつの間にやら、巣穴の中に一緒に入り狐一家を応援している気持ちになっていました。

 巻末の“訳者から__空想対話・・・”も三農場主のネーミングにダールさんも訳者(柳瀬尚紀)さんも苦労された裏話がまた愉快でした。

 読んであげるなら低学年から、一人読みなら中学年からかなと思います。
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自信を持っておすすめしたい メトの純粋でまっすぐな心根が美しい  投稿日:2011/03/10
アフリカへいったクマ
アフリカへいったクマ 作・絵: 市川 里美
出版社: 徳間書店
 市川先生がアフリカに心酔しているのが良く解る作品です。
 
 見返しのサバンナに生きる動物たちの様子から素敵。
 
 主人公の少年メトが出会った遠くから来た白い肌の人たち。
 その中に小さいクマ(ぬいぐるみ)を抱いた女の子もいました。
 短い交流を終え別れた後に、女の子の忘れ物のクマに気付くメト。
 車に追いつこうと、必死にサバンナの中をかけるメト。

 サバンナの動物たちが、メトの抱えるクマに興味を示す様子も愉快です。
 スワヒリ語で表現された動物の名前が耳新しく、それらしい説得力のある響きです。

 なによりも、メトの純粋でまっすぐな心根が美しい。
 合理的な生活に浸りきっていて、腰の重い私たちの中で薄れかけている“心の熱さ・豊かさ”が、この地の人たちの中には健在です。

 動物たちと上手な距離を保ちつつ、自然の恵みを共有しているアフリカの人々の生活信条を伺えたような作品でした。
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自信を持っておすすめしたい 一目瞭然のお城の様子が楽しい  投稿日:2011/03/10
いたずらゴブリンのしろ
いたずらゴブリンのしろ 作・絵: 青山邦彦
出版社: フレーベル館
 タイトルを見て、青山先生の描かれる「西欧のお城」にワクワクしながら読みました。

 小さな国が、領土拡張に意欲的な隣国に攻められぬようにと、見晴らしの良い丘に築城を始めます。
 ところが工事は遅々として進まず、王様はイライラし癇癪を起こす有様。
 ある朝、皆が驚くことが。
 なんと一夜にしてお城が完成していたのです。
 不思議な事とは思いつつ、王様は背に腹は換えられぬとばかりに住むことに。
 ところが、お城の中で度々食べ物がなくなるのです。
 お城を建てたこの丘はもともとゴブリンたちのすみかだったところと、大臣から進言をされた王様は、ゴブリン退治を城じゅうに命じます。

 見事に垂直に切られたお城の断面図。
 一目瞭然のお城の様子は、大人がなかめても楽しめます。
 
 ゴブリン退治もままならないうちに、隣国の兵士たちがお城の中に入り込んできて、王様の国は大ピンチ。

 意外なことに、この城を救ってくれたのがゴブリンたち。
 なんていったって、この土地はゴブリンたちのものですからね。

 思いもよらぬところから飛び出し戦うゴブリンたちの様子が、次の断面図でながめられ、これもまた楽しいんです。

 息子は、食べ物がなくなる各ページで隠れているゴブリンを見つけ笑っていました。

 ラストのゴブリンたちへのごちそうや遊び道具をお供えしている様子も楽しめました。

 青山先生の微細な描写に唸りながら一冊を堪能しました。
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自信を持っておすすめしたい これってありかもしれませんね  投稿日:2011/03/10
ケイティー
ケイティー 作・絵: ポリー・ダンバー
訳: もとした いづみ

出版社: フレーベル館
 「ペンギンさん」や。「ティリーと おともだちブック」シリーズのダンバーさんの作品と知って読んでみました。

 表紙絵の女の子ケイテイーのおしゃまさんぶりに、クスリとしながら開きました。
 
 さえない気分のケイテイー。
 おまけにひとりぼっちです。
 壁に掛かっている明るい色調の鳥の絵を眺めています。
 
 明るい気分になるために、緑色の帽子を被り、まっ黄色のタイツをはき、・・・。
 おしゃまなケイテイーを可愛いなぁ〜、なんて思っていたのは口紅をぬったところまで。
 その後は、え゛〜〜〜〜〜っ、でした。
 子どもって凄い事考えちゃうんですねぇ〜。
 
 でもでも、この後を読んでみたらケイティーの気分も高揚したようですし、これってありかもしれませんね。
 原題の“Flyaway Katie”に納得です。

 息子の絵の具を借りて、ちょっとやってみようかしら。
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自信を持っておすすめしたい 自然とはなんと寛容で力強い存在  投稿日:2011/03/09
おぼえていろよおおきな木
おぼえていろよおおきな木 作・絵: 佐野 洋子
出版社: 講談社
 学生時代に「100万回・・・」に出会い、息子を産んで再び再会しました。
 その後、「シズコさん」(新潮社)を読み先生の生育歴を知り、衝撃を受けたことを思い出します。
 お母さんに愛されていないと思いこんでしまったガラスのように繊細な幼心と聡過ぎる視点。
 以後、お母さんの死まで、お母さんを愛せない自分を客観的に長め続けるこの作品の重苦しさと真実。
 これ以降、先生の作品を読むと、行きつ戻りつの主人公たちの“素直な自分の気持ち”に気づくまでの内面の振幅に、先生の人生のバックグラウンドを想起させられました。
 創作活動を通して、先生はご自分の気持ちを昇華させていかれたのかな、とも思いました。

 この作品は、初版が「100万回・・・」の前年のようです。
 大きな木のかげの小さな家に住むおじさんが、大きな木に悪態をつきつつ、お話は四季を巡ります。

 大きな木によって与えられていた恵みもあるのに、もたらされた小さな問題をあげつらい、文句ばっかりのおじいさん。
 ここまでは、笑って読んでいられましたが、おじいさんがこの大きな木を切ってしまったところで、絵本ということも忘れて呆然です。

 さて、これ以降の快適なはずのおじいさんの生活は、・・・。

 息子は、「気づくのが遅すぎ!」と怒っていましたが、私は、大きな木により得ていた恵みにおじいさんは気づいていたと思いたい。
 素直になれず、勢いで切ってしまったと考えたい。

 取り返しのつかない事態を認識し、自分のちっぽけな意地により事の重大さを招いてしまったから泣いたのでしょう。

 それにしても、自然とはなんと寛容で力強い存在なのでしょう。
 新芽は、おじいさんへの“許し”の証であり、おじいさんの人生の歩み方を変えてくれたのだと思います。
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自信を持っておすすめしたい ロールキャベツを見るとこの素敵な日を・・  投稿日:2011/03/09
ゆうこのキャベツぼうし
ゆうこのキャベツぼうし 作・絵: 山脇 百合子
出版社: 福音館書店
 春キャベツって美味しいよな〜、なんて食いしん坊の私は思いながら手に取った作品です。
 表紙絵を見て、ビックリ!
 やまわき先生は、子供心を本当に理解していらっしゃるな〜と思いました。
 キャベツの葉っぱを一枚剥いで、帽子にしてしまうこどもの可愛らしい発想。
 実は、私も幼い頃可愛らしくはありませんでしたが(笑)、キャベツ帽子をした事があるんです。
 母親が笑いながら「食べ物で遊んじゃいけないよ〜」と言いつつも、私に一枚帽子としてくれました。
 
 主人公のゆうこちゃんが、畑の傍を歩いていてもらった大きなキャベツ。
 お家へ持って帰る道すがら、お日様が照ってきたので、葉っぱを一枚剥いで帽子代わりにかぶります。
 途中であったお友だちに一枚、また一枚と葉っぱをあげてキャベツ帽子をかぶった子達がたくさん。
 おそろいの帽子で“おおかみおに”をしていたらおおかみが、・・・。
 ここから、ちょっとドキドキでしたが、お子さんも安心するエンディングへ。
 みんな持ち帰ったキャベツ帽子をお家の人と食べている様子もほのぼの。
 そして、おおかみくんが可愛い〜♪
 みんなと一緒に遊べて良かったね〜。

 ゆうこちゃんは、大人になってもロールキャベツを見るとこの素敵な日のことを思い出すでしょうねぇ〜。
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