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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい ハリーの迷惑そうな表情に大笑い  投稿日:2011/01/11
ハリーのセーター
ハリーのセーター 作: ジーン・ジオン
絵: マーガレット・ブロイ・グレアム
訳: わたなべ しげお

出版社: 福音館書店
 「どろんこハリー」のシリーズから、こ季節にぴったりな一冊です。
 おばあちゃんからハリーのお誕生日にと届いた薔薇の模様のセーター。
 着てみたらぽかぽかでぴったり。
 でも、薔薇の模様は最初の印象と同様、やっぱり嫌でした。
 翌日子どもたちと町へ出かけるのですが、ハリーのセーターは注目の的。
 この時のハリーの迷惑そうな表情に大笑い。
 デパートで、なんとか捨ててこようとするのですが、親切な人たちばかりで失敗に終わります。

 家に戻り、遊び仲間の犬たちに誘われても遊ぶ気になれず、何をしようかと座り込んでいたら毛糸が一本たれているのに気付きました。
 ちょいと引っ張ってみているハリーを鳥が見ていて、・・・。

 私もあまりハリーのイメージじゃないセーターだなと思っていましたが、こんな形で再利用されるとは驚きでした。

 おばあちゃんも気を悪くすることなく、ハリーも大満足のエンディングにほっとしました。
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自信を持っておすすめしたい そうかここにテーマがあったのか  投稿日:2011/01/11
ニコラスどこにいってたの?
ニコラスどこにいってたの? 作・絵: レオ・レオーニ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: あすなろ書房
 レビュー投稿数が少ないので驚きました。

 レオニさんの作品は、いずれも核になるテーマが一本必ず入っていますね。
 この作品も、中盤過ぎからドキリとする言葉遣いと激昂のため冷静さを失った危険な空気を感じ、『そうかここにテーマがあったのか』と気づきました。

 ニコラスたちのねずみが、かじっている野いちごは、薄桃色の甘くもなく水気のないものばかり。
 美味しい野いちごは、鳥たちに先に食べられてしまうようです。
 「・・・くたばれ!」なんていう言葉を発してもおさまらず、ニコラスは、鳥たちに見つけられていない美味しい野いちご捜しに出かけます。
 ところが背丈の高い茂みを抜けたところで、大きな恐ろしい鳥が、ニコラスめがけて・・・。
 この後のほのぼのとした展開が良いですね。
 一人ご馳走と共に取り残されたニコラスが、“さびしくて たべられなかった”という一文が心に残ります。
 
 現在、国際社会の中で、風当たりが穏やかとはいえない日本の立場。
 他国との摩擦の事件を耳にし、その国の人々全体を評価するような間違いは起こしたくないものだと、この作品を読み改めて思いました。

 たくさんあるレオニさんの作品の中で、この作品のコラージュが私は気に入っています。 
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自信を持っておすすめしたい 「・・・豊かだなぁ〜」という印象を持った  投稿日:2011/01/11
こうえんのいちにち
こうえんのいちにち 作: シャーロット・ゾロトウ
絵: H.A.レイ
訳: 中川 健蔵

出版社: 文化出版局
 大好きな遊び場は原っぱという田舎に住む男の子が、「こうえんって、どんなとこ?」とおかあさんにたずねます。
 ここから、おかあさんのお話で、公園の説明が始まります。

 公園の朝からお日様が頭上に来る頃を経て、お昼過ぎ、夕暮れ時、宵闇、そして、また新しい一日が始まるまでを丁寧に、あたかも望遠鏡で見ているかのような語りで読者にも説明をしてくれます。

 ゾロトウさんは、アメリカバージニア州ノーフォーク生まれで、港湾工業都市という大きい町で育ったのでしょう。
 作品の公園も、日本ではざらにある大きさとはいえない、立派な公園です。
 車を使い繰出さなければ、ちょっといけない規模ですね。

 こんな公園へベビーカーを押してやって来れる距離に住む都会人の生活の様子も垣間見れました。
 アメリカっぽいなぁ〜と思ったのは、風船売り屋さんの登場。
 アイスクリーム屋さんは、日本でも見かけます。
 靴磨きのおじさんと言うのは、1944年初版故、時代でしょうかね?
 子どもは良く遊び、大人たちは良く語り、恋人たちは囁きあい、公園って、一日中来園者がいるんですね。

 私のお気に入りは、ベービーカーを前にお母さんやおばあちゃんたちが楽しそうに編み物をしながら語り合っているページです。
 1960年代に日本に入ってきたアメリカのホームコメディにこんなシーンがあったような、「こういう時間の使いたができる人がいるアメリカって、豊かだなぁ〜、」という印象を持った懐かしい記憶が蘇ってきました。

 公園が主人公の素敵な作品でした。
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自信を持っておすすめしたい この作戦を一度おためしあれ  投稿日:2011/01/10
シャンプーなんて、だいきらい
シャンプーなんて、だいきらい 作: アンバー・スチュアート
絵: ローラ・ランキン
訳: おおつかのりこ

出版社: 徳間書店
 またまたいました。
 シャンプーの嫌いな子。
 うさぎのホップくん。
 自己主張をしっかりできるなかなかの強者です。
 表紙絵にもなっている耳をママがシャンプーできないように、腕で押さえているページに大笑いです。
 シャンプーのためあれやこれやと作戦を練るママにも大笑い。
 でも、ある日いとこのボンボンにいちゃんが遊びに来て、・・・。

 ちょっとしたことがきっかけで、子どもってググ〜ンと成長するんだな、っていう良いお話でした。

 悩んでいるママは、この作戦を一度おためしあれ。
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自信を持っておすすめしたい 『へぇ〜、超長老だな〜』って読み進めたら  投稿日:2011/01/10
おじいちゃんの木
おじいちゃんの木 作: 内田 麟太郎
絵: 村上 康成

出版社: 佼成出版社
 可愛いおさるさんが自転車に乗っている表紙絵に目が止まり手に取りました。
 モンちゃんが、きこりんきこりん自転車をこいで、歌を歌いながら、おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんに会いに行くんだそうです。
 『へぇ〜、超長老だな〜』って読み進めたら、せっかく悦に入っているモンちゃんに友達(動物)たちが「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんなんて、いるもんか」「いないもーん」「おらへんで」
 私もそういう気がして来たのですが、モンちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんに会えました。
 な〜るほどそういうことかぁ〜!
 「元気でなにより」っていう台詞も良いですね。
 モンちゃんもこっそり木を植え、「ぼくのこどものこどもの・・・」の一言も素敵。
 
 軽い気持ちで読んだのですが、深くて爽やかなメッセージのある作品でした。
 
 読後、表紙絵を見直して、やっと気づきました。
 村上康成先生の絵だったんですね。
 モンちゃんが本当に可愛らしかったですよ。
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自信を持っておすすめしたい 立ち往生する“初めて”の多かった日々  投稿日:2011/01/10
あかちゃんはおかあさんとこうしておはなししています
あかちゃんはおかあさんとこうしておはなししています 作・絵: スギヤマ カナヨ
出版社: 赤ちゃんとママ社
 赤ちゃんは皆、両手をぎゅっと握って生まれてきます。
 出産前に出会った本の“その小さな握りこぶしの中には「幸せの星」が入っている”という条が今でも忘れられません。
 確かに我が家も長男の誕生で、周囲の者皆がハッピーな笑顔でした。
 家族の絆がより深く繋がれた思いを強く抱きました。
 
 この作品を読み、幸せの裏側でこの“尊い小さな命”と向き合う重責に押しつぶされそうになった私も思い出しました。
 母になり立ち往生する“初めて”のなんて多かった事か。
 赤ちゃんとの二人三脚で歩まなければならない時間を、一人相撲のような力の入れ方で、なかなか結果が出ないものがある事・時間を掛けないと見えてこない事がある事を教えられたのもこの時期だったように思います。

 ちゅぽ んくんくんく という おっぱいを吸う音。
 むううう という うんちをいきむ表情。
 ほぎゃあ ほぎゃあ ほぎゃあ という泣き声。

 なんて懐かしいんでしょう。
 腰をおろさせず、立って抱っこして揺らしていないと眠らなかった息子。
 この作品のお母さんの「うえっ うえっ うえーん」 は、“母親としての産声”のようにも思えます。

 この作品に出会えた新人ママさんたちは、全身で語りかける赤ちゃんときっと上手にお話をしながら、素敵な親子のあり方を見つけられると思いました。

 作者〈あとがき〉にも大変共感できました。
 
 絵本を閉じて、裏表紙のつかまり立ちの赤ちゃんの絵に笑みがこぼれました。
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自信を持っておすすめしたい 親子で冬に楽しめるとっても素敵な作品  投稿日:2011/01/10
ワニぼうのゆきだるま
ワニぼうのゆきだるま 文: 内田 麟太郎
絵: 高畠 純

出版社: 文溪堂
 高畠先生の絵にいつも笑わされっぱなしですが、この作品は静かなクスリという笑いと、とっても温かいお話でした。

 ワニぼうがおとうさんと雪だるまを作ります。
 この雪だるまが、ワニっぽくって愉快です。
 おとうさんとおかあさんとワニぼうの三体の雪だるまが完成しても、なんか淋しげに見えます。
 そこで、ワニぼうとおとうさんは、雪だるま三体をググッとくっつけました。
 そして、翌朝散歩に出かけたワニぼう一家が目にしたものは、・・・。
 このページのたくさんの雪だるまたちのなかよしこよしぶりに、お子さんも大喜びだと思います。
 ところが、一組だけ離れている雪だるまのカップルが、・・・。
 ここからの展開は、さすが内田先生の作品だなぁ〜、と感激しちゃいました。

 親子で冬に楽しめるとっても素敵な作品だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 出てくるは出てくるは時間も場所も飛び越え  投稿日:2011/01/09
だが しかし
だが しかし 文: 内田 麟太郎
絵: 西村 繁男

出版社: 文溪堂
 内田・西村先生作品では、「がたごとがたごと」が大好きだった息子。
 この作品もきっと独特な世界観を覗けそうで楽しみでした。

 駄菓子屋のダガさんとしかいのシカシさん、という冒頭の登場人物の紹介で、「しかい」で?司会???と思い込んで大笑い。
 シカシさんは、歯科医でした。

 仲良し二人組みの旅が始まると思いきや、両者相手の言葉に「だが、・・」「しかし・・・」の繰り返し。
 ダガさんが、「みごとなお山」と賞賛すると、シカシさんは道中に何故か現れる(笑)旅芸人を横目に「しかし、三味線は弾けん」とにべもなくダガさんの褒めるお山を貶します。
 シカシさんが「いい枝振りの松だ」と誉めそやすと、「花が咲いていない」と無理な注文のダガさん。
 このやり取りの繰り返しで、いったい本当に仲良しなの〜?と突っ込みを入れたくなります。

 二人の突っ張った反論劇で、出てくるは出てくるは時間も場所も飛び越えて果てはオバケまで、いったい何処を旅しているのかしら?と固い頭の私でもひっくり返って笑いました。
 このはちゃめちゃさのピークが、仲直りの後のページ。
 なんでもありの、なんかめでたさ満面っていう感じです。
 そして、仲直りしてたどり着いた宿での湯船にトドメを刺されてしまいました。
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自信を持っておすすめしたい 小さい読者さんにうけそう  投稿日:2011/01/08
ゴリララくんのおぼうさん
ゴリララくんのおぼうさん 作・絵: きむら よしお
出版社: 絵本館
 ゴリララくんシリーズ第3弾ですね。
 コックさんも市長さんも奇想天外なお話でしたが、今回も笑いました。
 
 今回のゴリララくんは、「お坊さん」。
 朱塗りの橋の上でお経を唱えていたら、虚無僧姿の籠をかぶった御仁が尺八を吹きながら近づいてきて、なんとゴリララ坊さんの隣に陣取りました。
 自分のお経が尺八の音色にかき消されてなるまじと、声高にお経を唱えると、尺八も負けていません。
 このバトルに疲れ果て、ゴリララぼうさんが、「あなたは、だれですか」と尋ねると、「わたしはだれでもない」という答え。

 「もしかしたら○○○ですか」と尋ねると、お隣の御仁の籠に○○○の顔が浮かび上がり、また「わたしはだれでもない」のなかなか哲学的な笑える答え。
 この問答が何度か繰り返され、籠に浮かび上がる様々な○○○に、だったら愉快だな〜、と思い読み進めました。
 そして、衝撃の結末に、目が点でした。
 
 しりとりの楽しさもあり、またこの二人のやりとりを見ているギャラリーの人々(動物たち)の台詞も愉快。
 特に子だぬき(子パンダ?)くんの台詞に注目してください。
 
 小さい読者さんにうけそうな、きむら先生のナンセンスワールド作品です。
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自信を持っておすすめしたい 空気の冷たさ暖かさを感じられる素敵な作品  投稿日:2011/01/07
もりのおくのおちゃかいへ
もりのおくのおちゃかいへ 作: みやこし あきこ
出版社: 偕成社
 手に取り表紙絵を目にし、独特な木炭画に強烈な印象を持ちました。

 凍てつく外の空気の指すような冷たさ、サクサクと雪を踏みしめる靴音・キッコちゃんや木の陰に隠れる動物たちの吐く息の白さが本当に感じられる絵です。

 さて、お話はキッコちゃんが忘れ物(ケーキ)をしたお父さんを追いかけ森を通り、おばあちゃんの家まで行くお話です。

 おばあちゃんの家までは森を抜けなくちゃならないというので、大丈夫かな?と思いましたが、キッコちゃんが家を出てすぐにお父さんの足跡を見つけたので、「あ〜、なんとかなりそうね」とキッコちゃんと一緒にちょっと安心して読み進めました。
 
 ところが、足元の悪い雪道でキッコちゃんが転び、ケーキの箱が潰れたあたりで、どんなに心細い事だろうと私もドキドキして来ました。
 そして、不思議なお茶会を催している家へ入って行ったページに息を呑みました。
 次のページの「さむかったでしょう、さあさあ、こちらへ」の鹿婦人の台詞で、この部屋の室温の暖かさを感じ始め、えもいわれぬ穏やかで優しい雰囲気にほっとしました。
 このウエルカムウエルカムの和やかで素敵なお茶の時間に、キッコちゃんは人心地がつけたのでしょうね。
 この後の、お茶会のメンバーの差し出すたくさんの優しさや励ましにグッと来ます。
 キッコちゃんの可愛らしさや動物たちの優しさの象徴と言えるケーキへの注し色が、お洒落な演出でした。

 森の行進は、いつまでも忘れられないシーンになりそうです。

 おばあちゃんの家で開いたケーキ箱から、このお話はファンタジーなんかじゃない、キッコちゃんの“素敵な新しい出会い”だったんだと、お子さんたちを納得させるエンディングもお洒落でした。

 また、森の奥のお茶会へ行ってみたいですね、キッコちゃん。
 空気の冷たさ暖かさを感じられる素敵な作品でした。
参考になりました。 1人

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