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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい サンタさんを信じられなくなった子供たちへ  投稿日:2011/01/14
サンタの最後のおくりもの
サンタの最後のおくりもの 作: マリー=オード・ミュライユ エルヴィール・ミュライユ
絵: クエンティン・ブレイク
訳: 横山 和江

出版社: 徳間書店
 ジュリアンは毎年クリスマスが近づくとサンタクロースにプレゼントをお願いする手紙を書きます。
 本当はサンタを信じていないのですが、両親をガッカリさせないように、今年も書いてお母さんに渡しました。
 クリスマスの朝、ツリーの下には希望通りの高価なゲームがありました。
 ところが、もう一つ両親も覚えのない箱がありました。

 中には、木でできた蒸気機関車のおもちゃが。
 ジュリアンの年齢には不釣合いなおもちゃに、おとうさんは「サンタクロースの落し物だ。落し物だからお前のものになるのは、1年と1日たっても落とし主が現れなかったときだけだ」といいます。

 この機関車にジュリエットという名をつけて、ゲーム機にも目もくれず、夢中になっていくジュリアン。
 「幼心」の最後のともし火がゆらゆらしているような光景です。
 
 そして、またクリスマスが近づき、もう大きいからサンタクロースが来ないと思っていたジュリアンに、サンタクロースへの手紙を「まだ、書いてもいいのよ。これが最後だけど」とおかあさん。
 クリスマスが来るという事は、蒸気機関車のジュリエットを返さなくちゃならない日でもあるのです。
 そこで、ジュリアンはサンタさんへもう一通の手紙を書きました。

 ラストのなんともいわれぬ幸福感をこどもたちが感じ取れたらいいな〜、と思います。
 時に畏れ多く時に包容力のある優しさと愛に溢れた、目に見えないものの存在を信じ続けて大人になって行って欲しいなぁ〜。

 ジュリアンと同じ年頃の、サンタさんを信じなくなってしまっている
子どもたちに薦めたい、素敵な作品でした。
 ロアルド・ダールさんの作品の挿絵でお馴染みのクェンティン・ブレイクさんの絵がとっても良かった。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい ネーミングが素敵!  投稿日:2011/01/13
ぎょうれつのできるパンやさん
ぎょうれつのできるパンやさん 作・絵: ふくざわゆみこ
出版社: 教育画劇
 高い評価の多作品なので、いつか読みたいと思っていました。

 絵があったか〜いですねぇ〜。
 登場する動物たちの毛並みから、ぬくもりと優しさが伝わってきます。

 くうくう山にパン屋さんが開店しました。
 ふっくらおじさんの焼くパンは、この山の綺麗な空気と水と最高の小麦の味が詰まっています。
 ところが山奥の店なので、お客さんが一人もやって来ません。
 このページ下の地図が良かった。
 むしゃむしゃむら
 ぱくぱくばやし
 もぐもぐぼくじょう
 ぐうぐうやま
 どれも素敵なネーミングです。

 おじさんが、がっかりしていると、思わぬ来客が、・・・。

 動物たちのパンの食べっぷりから、おじさんのパンの美味しさが伝わって来ます。
 お礼にと動物たちが差し出す山の恵みで、さらに美味しそうなパンが完成したページは思わず見入ってしまいました。
 
 美味しいお店の噂が動物たちに伝わり、お店は動物のお客さんで賑わいます。
 でも、小麦粉はなくなる一方、お店を閉める覚悟をし始めたおじさんの店に、・・・。
 やさしいパン屋さんだなぁ〜、こんなに美味しそうなのにもったいないな〜、と思っていたらとっても嬉しいエンディングでした。

 おじさんの優しさが、パン屋さんを守りました。

 あ〜、パンが食べたくなちゃっいました。
  
 親子で、パン作りのお話で盛り上がりそうな作品です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ふんどしだ!いや、腹巻だ!としばらく激論  投稿日:2011/01/13
十二支のおはなし
十二支のおはなし 作: 内田 麟太郎
絵: 山本 孝

出版社: 岩崎書店
 十二支に関するお話(絵本)はたくさんありますね。
 我が家にも数冊ありますが、この作品は山本先生の絵ということで手が伸びました。

 表紙絵の十二支の顔が京劇のお面のようで、ワクワクしながら開きました。
 扉絵の神様の御殿にニヤリ。
 雲海の上のありがた〜い世界を感じます。
 さて、本文一見開き目の神様の登場に爆笑!
 全体にダークグリーンが生かされた、昔々の雰囲気です。
 
 こちらの作品もやはり「ねこ」がお話の中核をなしていますね。
 このねこのはしゃぎ振りも愉快!愉快!
 ほとんどの動物が衣をまとっているのも面白い。
 それぞれの動物たちのパーソナリティが生かされたデフォルメ気味の表情が、迫力を感じさせつつ笑わせてくれます。

 十二支の由来に関する絵本として、この作品を初めに目にしたお子さんは、相当強烈な印象を心に残す事でしょう。

 私たち親子は、いのししのヒラヒラさせている布について、ふんどしだ!いや、腹巻だ!としばらく激論を交わしました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい そうそう、そういう音よねぇ〜  投稿日:2011/01/12
いち、にの、さーん。
いち、にの、さーん。 作・絵: k.m.p. なかがわみどり ムラマツエリコ
出版社: JTBパブリッシング
 こんなに体を使った親子遊びってあるんですねぇ〜.
 
 各見開き右半分は、次ページの遊びの予告のような語りかけ。
 これがとっても良かった?
 小さい読者さんのみならず、大人もなに?なに?と興味を持ってページを繰ることでしょう。
 中には汗だくになりながら、ドキリとしつつ読むじいじやばあばもいたりして。
 
 もうひとつ素敵だな〜って、思ったのは遊びの中でまんまるちゃんのパパママが発する擬態音。
 これまで聞いた事のない音もありますが、逆に新鮮で、『そうそう、そういう音よねぇ〜』って、共感できました。
 そして、この音の表記が全て平仮名というのもとっても良かった。
 飛行機が降りてくる“ひゅう〜〜〜”や、ヘリコプターの“ちゃくりくーーー”という文字が縦書きなのも雰囲気が出ていました。

 私たち親子は、このようにバラエティに富んだ体遊びはしませんでした。
 それでも、どういうわけか私の両足裏で息子を持ち上げる飛行機だけは、くすぐったいって笑いながら断られたことを今でも思い出せます。

 あ〜ん、あの頃この作品に出会えていたら、参考になっただろうな〜、ちょっと残念。 
 今年は出産祝いにこの作品もリストに入れたいと思います。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 我が家は“もしもしちゃん”でした  投稿日:2011/01/12
ほっぺに、ちゅー。
ほっぺに、ちゅー。 作・絵: k.m.p. なかがわみどり ムラマツエリコ
出版社: JTBパブリッシング
 あったかい!
 とにかくあったかい親子の触れ合いです。

 ほっぺにちゅーから始まって、まんまるちゃんのママの気分になったり、息子との思い出に浸ったり、パパのおなかへのちゅーに爆笑したり、楽しかった。

 我が家も、おはなとおはなのちゅーは、長くてスリスリしていました。
 そして、歯のない息子にカプリと食べられた(笑)ことも良い思い出です。
 
 まんまるちゃんのパパの“とことこちゃん”とママの“てくてくちゃん”には、懐かしくて大笑い。
 私は、“もしもしちゃん” というネーミングで乳児の頃から息子の体を這わせて「もしもし〜、もしもしちゃんですよ〜。うんちでましたか〜?」とか、幼児の頃は「もしもし〜、もしもしちゃんが○○くんの背中のお山を登りに来ましたよ〜」なんて、くすぐりに弱い息子を追いかけていたのを思い出します。

 ママの二の腕のぷにゅぷにゅが好きというページで、大人の方の笑いを誘いそうですね。
 そして、ラストで、皆さんじんわりするんじゃないかしら。

 ちゅーとだっこは、やはり親子ともども大好きですよね。
 
 あったかい素敵な作品でした。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい パクッ!て、私の鼻の頭を食べられちゃって  投稿日:2011/01/12
いっしょにあそぼう おめめ おはな おくち
いっしょにあそぼう おめめ おはな おくち 作・絵: コンドウ アキ
出版社: JTBパブリッシング
 可愛い赤ちゃん絵本が生まれましたねぇ〜。

 とにかく主人公のあーちゃんが、可愛らしい。
 やっと生えてきた髪の毛をまとめて結っているヘアースタイルも良いなぁ〜。
 
 この作品を読んで、息子が7ヶ月の頃のことを思い出しました。
 見詰め合い鼻の頭をくっつけて、スリスリしながら「おはな おはな〜」と無意識に遊んでいたら、ふと、私も父にこうしてもらっていた事を思い出しました。
 おんなじことをしている自分がなんか可笑しくて笑ったら、息子に笑いが移っちゃいました。
 その後、もう一度スリスリをして、息子の顔をジッと見つめていたら、パクッ!て、私の鼻の頭を食べられちゃって、ビックリしながら大笑いしました。
 あの時息子は、何を思ったのかしら?
 私の鼻が美味しそうだったのかしら(笑)?

 あーちゃんのおめめ
 あーちゃんのおはな
 あーちゃんのおくち
 ・・・・・・
 赤ちゃんと楽しみながら読めそうです。
 あーちゃんのおめめのページで、ご自分のお子さんのおめめも確認してあげると喜ぶことでしょう。
 そして、読んであげた方も、ご自分のおめめもお子さんに確認してもらったら、もっと盛り上がりそうです。

 あわわわわわわわ や こちょこちょ が、あーちゃんと一緒に上手にできたとほめてあげてください。

 素敵な赤ちゃん絵本でした。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい お口の開き方については伝えていなかった  投稿日:2011/01/12
いっしょにあそぼう あいうえお
いっしょにあそぼう あいうえお 作・絵: コンドウ アキ
出版社: JTBパブリッシング
 赤ちゃんに「あいうえお」?って、ちょっとビックリ。
 
 開いて、な〜るほど。
 お口の開き方の中に、「あいうえお」がたくさんあるんですね。

 赤ちゃんの「あ」で見えた乳歯が可愛い。
 お兄ちゃんの「い」は、随分横開きですね。
 
 私はお父さんの「う」が好きだな。
 すごいすごい! ちゅっ の中に「う」がありました。

 赤ちゃんの表情の変化が、とにかく可愛らしい。

 水彩でしょうか?
 優しい色合いで、家族のほのぼのとしたあったかい空気が伝わってくる絵でした。

 読後、ご家族で、「あいうえお」探しをしてみるのも楽しいかも。

 「あいうえお」は言わせても、書かせても、お口の開き方については意識せず伝えてなかったかも。
 でも赤ちゃんは、家族のお口の動きもしっかり見つめ、言葉を獲得していくのでしょうね。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 淋しさ・貧しさ・寒さが空気として感じられ  投稿日:2011/01/11
モチモチの木
モチモチの木 作: 斎藤 隆介
絵: 滝平 二郎

出版社: 岩崎書店
 やっぱり日本が世界に誇れる名作ですね!
 斎藤・滝平作品をまとめて、お話会で読んでみたくなりました。

 この作品の中に漂う祖父と孫の二人暮しという淋しさ・貧しさ、そして、霜月という寒さが、空気として感じられます。

 片寄せあい思いやりを持ち合い暮らしている二人。
 どうにも夜になると仕様もなく臆病風に吹かれてしまう豆太。
 それを寛容に受け止めるじさま。
 この先わが身に何かがあればと、豆太の行く末を考えるとやるせない日もあることでしょう。

 モチモチの木に灯がともる霜月二十日の丑三つ時は、山の神様のお祭りの日。
 たった一人の勇気のある子どもだけが、見ることのできる“モチモチの木にともる灯”。
 豆太のなくなったおとゥもじさまも子どもの頃に見たというのに、今年も臆病な豆太には、無理のよう。
 ところが、真夜中に腹痛で苦しむじさまのために、豆太は・・・。

 豆太の優しさが豆太を突き動かし、勇気ある行動へ。
 そして、豆太と一緒に読者の皆さんも息を呑み“モチモチの木にともる灯”の美しさに感動すると思います。

 滝平先生の切り絵が、とにかく素晴らしい。
 モチモチの木の昼と夜の表情の細やかな違いは圧巻です。

 本当に何度読んでも味わい深い作品です。
 これから先の時代の人たちにも、読み継がれていく事でしょう。
参考になりました。 3人

自信を持っておすすめしたい 見事従来の「数の絵本」のスタイルを崩して  投稿日:2011/01/11
こざる 10ぴき がんばる!
こざる 10ぴき がんばる! 作・絵: マイケル・グレイニエツ
出版社: ポプラ社
 楽しい!楽しい!
 小さい読者さんは、夢中になりそうです。

 グレイニエツさんは、「まほうのマフラー」「だれがいちばんはやいかな」「お月さまってどんなあじ?」など、引き出しの多い方だな〜と思っていましたが、今回の作品でなお確信を深めました。

 縦開きの生かされたお話です。
 こざる 1ぴき やってきた。
 こざる 1ぴき バナナを みつけた。
 だけど、
 1ぴ木じゃ バナナに とどかない。
 こざる もう1ぴき やってきた。
 ・・・・・・・・

 お手伝いするこざるが、各見開きで1ぴきずつ増えていく常道の「数の絵本」かと思いきや、見事に従来の「数の絵本」のスタイルを崩してくれました。
 数を覚えさせようなんていう思惑を感じさせません。
 途中からお手伝いこざるが、複数匹ずつ登場し、なんと知らぬ間に小さい読者さんは、足し算をし始めるはず。
 ん〜、周到に考えられた「数の絵本」です。
 
 さてさて、10ぴきのこざるたちはバナナをとることができたでしょうか?
 読んでからのおたのしみということで。

 こざるたちの表情の可愛らしさもこの作品の魅力だと思います。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 心から守りたい人への優しさが、・・・  投稿日:2011/01/11
まほうつかいのトビィ
まほうつかいのトビィ 作: カズノ・コハラ
訳: 石津 ちひろ

出版社: 光村教育図書
 「ふゆのようせい ジャック・フロスト」の作品に魅了されて、ファンになったカズノ・コハラさんの新作です。
 日本生まれの先生ですが、イギリスにお住まいと言う事で、この作品も逆輸入の作品なのでしょうね。
 石津先生の訳が、優しげな言い回しでとっても良かった。

 空をまだ飛べない未熟な魔法使いの男の子トビィ。
 優しい空とぶドラゴンと出会い、飛び方を習います。
 たくさん励まされ、美味しいパンもご馳走になるのですが、でも、やっぱり上手に飛べません。
 この二人の仲睦まじい様子が素敵でした。

 そんな時、ドラゴン退治に現れたナイト。
 トビィは、ドラゴンにいち早く教えに行こうと、・・・。

 斎藤&滝平作品の「モチモチの木」のような、お話でした。
 心から守りたい人への優しさが、豆太もトビィも動かしたのだと思います。
 
 久々に「モチモチの木」も読んでみようかしら。
参考になりました。 0人

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