
すみかの島をひっぱり友達を探して何年も何年も海をさまよい歩いた鬼は、やっとケンムンという化け物の友達をみつけましたが・・・。

一人ぼっちだった島ひきおにが出会ったケンムン。
姿形は違えど、二人とも異形のもので、仲間といえるものがいない。
お互いの存在を認め合い、仲良くしていたのに・・・
何とも哀しいラスト。
ハッピーエンドにならないお話は、子供向けには珍しいですが、子供にもきっと何か感じ取れるものがあると思います。
自分がどこに感情移入出来るかで、感じるものは違うかもしれません。
けれどどの立場にたっても、きっと得るものがある、そんなお話だと思いました。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子8歳)
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