![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
「ぼくだけのこと」「わたしだけのこと」って言われたら、何か見つけられる? うーん、何だろう。すごく足が早いわけでもないし、珍しいペットを飼ってるってわけでもない。
ようたくんの「ぼくだけのこと」はこんな感じです。 「お兄ちゃんと妹、3人兄弟のなかで、ぼくだけ、右のほっぺにえくぼがある。 これは、ちょっと嬉しい ぼくだけのこと。」 お兄ちゃんも証言してくれています。 「確かに弟にはえくぼがあります。笑うとできるし、怒るとなくなります。」 それから、家族の中ではぼくだけ、いつも蚊にさされるし、 仲良し6人組の中では、ぼくだけ、逆立ちあるきができる。 452人いる学校の生徒の中で、ぼくだけ、運動会の閉会式で貧血をおこしてたおれたり、 町内だと、ぼくだけ、隣の家の犬にほえられないんだ。
ようたくんってどんな子なのか、だんだん見えてくる。 そんな「ぼくだけのこと」がたくさん重なった「ぼく」とまったく同じ子がいるとしたら、 それってすごい奇跡!ぼくは世界にただひとり。 「ぼく」が過ごす新しい一日、これも全部ぼくだけのこと。 そう思うとすごいよね。
人気の児童文学作家であり、直木賞受賞作家でもある森絵都さんによる心に残る絵本。 スギヤマカナヨさんの明るくて可愛い絵が、この絵本を親しみやすく魅力的なものにしています。
「ぼくだけのこと」「わたしだけのこと」。 家族や友だちに聞きながら、ゆっくりでいいから見つけてみようかな。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
世界には人間がたくさんいるのに、ぼくと同じ人間はいないってふしぎ。 ぼくがぼくであることを数えてみた。ぼくは世界にただひとり!
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
さりげない表紙に癒されます。
ぼくだけのことってどんなこと?
ぼくだけがぼくにとって特別なんだね。
自分を愛する心って大事。
だって自分のこと一番知ってるのは自分なんだから。
でも、
自分のこと、ホントに知ってる?
この本を読んで、自分探し、してみました。
大人でもそんな気持ちになれる。
子供は、大きくなるまでいろいろなことがあって
心配、不安もたくさん出てくると思う。
ONLY1の安心感、持てるといいね。
息子達にも読んでもらおう。 (かがやきさん 40代・ママ 男の子13歳、男の子10歳)
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