海を舞台にした物語(読み物)
静かで穏やかな海。にぎやかな海。荒々しい海。私たちにたくさんの表情を見せてくれる海。そんな海ではどんな物語が生まれているのでしょうか。ロングセラーから新しい作品まで小中学生におすすめの海を舞台にした物語を集めてみました。物語に触れながら、海への想像を膨らませてみてくださいね。
編集部おすすめ作品
手紙を出したり受け取ったりする楽しさや、新しい誰かとの出会いの喜びが伝わるお話。キリンがペンギンのことを想像して真似する姿はユーモアたっぷり。地平線のこちらから向こうまでなが―い距離を行き来する手紙のことを想像しながら読んでみてください。
力ではなく知恵を使ってピンチを乗り越えるビッケの活躍がゆかいでスカッとします。ビッケの良さを誰よりも理解していて、いつも味方の母親イルバや、力自慢の族長でありながらビッケの話にちゃんと耳を傾ける父親のハルバルも素敵です。
テールは三日月島にすむ、海の宅配便<ドルフィン・エクスプレス>の配達員。スピードボートであちこちの島や湾に荷物を届けるのが仕事です。人気のロングセラー「黒ねこサンゴロウ」シリーズからつづく海の冒険物語。全5巻。
ぼくんちに突然、あらわれた海賊!なぜかぼくととなりの犬チロにしか見えません。。それはトレジャと名のる、らんぼうな海賊でした。「この世の果てにあるという青くて四角でうたうもの」を探しにやってきたと言うのですが、ぼくもいっしょにさがすはめになって…。
この島は、なにかがおかしい……。ムーミンパパは、灯台守になると言い出し、一家は小さな島へと移り住みます。ですが、島は生きているし、灯台はつかないし、なにひとつ、パパの思い通りにはいかなくて。読みやすく改訂された「新版」です。
5歳の少年アランは、嵐の夜、パフィン島の灯台守ベンが手漕ぎボートでやってきて船から助けてくれたことを忘れません。学校を卒業するとすぐ、パフィン島に向かい、なつかしい灯台守に再会します。そして一羽の傷ついたパフィンを共に看病し、家族のように絆を深めていきます。
ジュール・ヴェルヌが1870年に発表した海洋冒険小説。時は1866年。フランスの海洋生物学者アロナックスが、世界中の海で航行中の船舶が襲われているという謎の巨大海洋生物を調査していると、その巨大海洋生物に襲撃され、海に投げ出されてしまいます。その正体は「万能潜水艦ノーチラス号」でした。
1947年、ノルウェーの学者ハイエルダールは5人の仲間とともに「コンチキ号」という名のいかだで、南米のペルーを出発しました。太平洋を横断して、ポリネシアをめざす旅。3ケ月の冒険の記録です。本の中には実際にコンチキ号に乗ったメンバーや海で出会った生きものなどの写真も載っています。
行方不明になったインディアンの博物学者ロング・アローを探しにクモサル島へ出かけたドリトル先生、航海の途中にはどんな困難が!?そして辿り着いたクモサル島とはどんな島だったでしょう。「ドリトル先生物語」シリーズの2巻となる巻ですが、日本ではシリーズの代表作として扱われており、物語の入口として1巻同様におすすめしたい巻です。
おとうさんを迎えに、河口の町、ピン・ミルにやってきたウォーカー家の子どもたちは、帆船ゴブリンをあやつる青年ジムに会い、いっしょに川くだりをして遊ぶことにします。ところがジムがいない間に、ゴブリンは霧にまかれ、錨を失い、外海へと流れ出てしまいます。やがて悪夢のような嵐の一夜が明けてみると……。
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