シランさんはある日突然逮捕され牢屋に入れられてしまいました。みんなとちがうことをしているから…。人間の自由を考える絵本。
何かを訴えかけるような、そして挑発をしているかのようにも見えるタイトルのデザインが目を引く本です。デザインは杉浦範茂さん。
ごく普通の恵まれた暮らしをしているシランさん。そんなシランさんがかさをささない罪で憲兵に拘束されます。
平穏な日常から急転直下、自由のない世界へ。こんなことがあったら本当にこわいです。
薄い絵本なのに、訴えかけるインパクトがあります。シランさんのように遠い世界で起きていることに無関心であることは罪なのでしょうか?冤罪になった時の身の処し方はあるのでしょうか?読んだ後も心のざわざわが止まらない後を引く本です。 (はなびやさん 50代・ママ 男の子16歳)
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