ことわざを題材にした落語絵本です。
木版画の絵がなんともユーモラスな情景にぴったりです。
根っからのぐうたら猫のねこきちが、タヌキたちの会話から商売を思いつくのです。
あめふり売ります。
そう、「猫が顔を洗うと雨が降る」ということわざです。
そして、実際に雨を降らしてしまうのですから、驚きです。
でも、だからこそ、とんでもない騒動も。
「きつねのよめいり」、「猫の手も借りたい」も、見事に説明してしまいます。
ぐうたら猫だからこその展開に、座布団一枚!です。
小学校のおはなし会で読みました。
ちょうど梅雨時期の台風が近づいており、タイムリーなネタになりました。