この本は小学校低学年から中学年向けと書かれています。
わたしは、自分で物事を考えることが出来る小学校4年生以上(できれば高学年や中学生)に読んであげたいなと思いました。
見開き一面真っ白で、そこに上を見上げているサルだけが描かれている。
ところが、次のページを開くと、
そこには青い空が描かれていて、
「あぁ そうだ。
これが 空だ。
失ってはじめて、ぼくは気がついた。」
と描かれている、このページが一番好きです(ラストシーンですが)
これがいけないんだ、だからこうしよう。
みたいな問題提起するだけでなく。この物語で、(主人公の)サルは周りから認められる人気者だったにもかかわらず、「これでいいのか」と考え続け、最終的にこれまでのものを捨てて
一歩前に踏み出していく。その過程の描き方が印象的でした。
じっくりプログラムを練って、練習して、聞く人がうけとめやすい形でおススメしてみたいです。