ものすごく楽しい絵本でした。
マングローブってすごいです!感動しました。
“マングローブ”が木の名前でなく、こうした汽水域に生える植物の総称だということも初めて知りました。
著者で写真家の横塚さんの南の海・愛みたいなものを感じました。
1ページ1ページの写真がとてもきれいで、ここに登場する生き物もマングローブの木々も、生き生きして見えました。
テキストはページによっては白抜きになっていますが、これまで見てきた白抜きの文字の中でも格段に大きく、読みやすいです。
この作品の中で特に面白かったのは、水の中が苦手な「ミナミトビハゼ」。潮が満ちてきたら、マングローブの枝を伝って、水につからないところまで登ってきたり、ほぼ陸地になっている浜辺でぴょんぴょん跳ねたり(笑)
この子は絶対自分が魚という種族だって、分かってないって感じで、笑えました。おもわず家族に見せて「面白い写真でしょ?」と、半強制的に同意を求めてしまいました。
文字がとても読みやすいし、一つ一つの写真もはっきりして見やすいので、読み聞かせにもお薦めです。
ただ、あまり大勢いすぎる教室だと、後ろの方の子には写真が光って見えないかも…。