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こかげにごろり 韓国・朝鮮の昔話」 ママの声

こかげにごろり 韓国・朝鮮の昔話 作:金森 襄作
絵:チョン スクヒャン
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:2025年04月03日
ISBN:9784834021189
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,736
みんなの声 総数 17
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  • 幼い子への教訓にも

    • 土筆さん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子6歳、女の子4歳

    5歳と3歳の子供達に読みました。
    欲張りな地主に百姓が知恵で対抗するお話で、
    子供達は大好きです。
    教訓も入っているし、考えさせられる絵本です。
    3歳の娘でも楽しんで聞いてくれていますから、
    幼い子にも分かりやすいと思います。

    投稿日:2012/03/15

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  • 後味が悪いです。

    一見強欲な地主に真面目なお百姓さんたちが痛快に反撃をしてこらしめるお話・・・なのですが、どうもしっくりきません。
    お百姓さんたちはことあるごとにこかげでごろり。
    草が生い茂る夏にも、収穫の秋にも、地主の目をぬすんでは
    いつでもなまけようとしています。
    そんなお百姓さんを見ても、地主さんは基本的に話し合いで解決しようとしています。
    物語のクライマックスではとうとうお百姓さんたちは、地主のご先祖様の供養のごちそうを食い散らかしてしまいます。
    いくら地主にぎゃふんと言わせたいからといっても、そんなやり方以外に方法はなかったのかな
    となんだか読んだあとの後味の悪い結末です。

    投稿日:2011/09/13

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  • 欲張りは良くない

    タイトルがなんだかいいですね。原文のタイトルもこんな感じなのでしょうか・・・ちょっと気になりました。内容は少し教訓じみたことがあり、独り占めや欲張りなのは良くないね、と3歳の娘でも理解できたようでした。それにしても、木陰を売る、とはすごい発想です。

    投稿日:2025/02/16

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  • 知恵で

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子5歳

    読み終わった後、7歳児が
    「罰が当たったんだ」
    と言っていましたが、
    子どもでもなんとなく感じるものがあるんですね。

    地主がどんどん追い詰められていく姿が
    読んでいて小気味よく、
    なにより、村人たちの堂々と木陰にごろりと
    寝転ぶ姿には胸のすくような思いがしました。

    暴力とかではなく、
    知恵で自分たちを有利にしていくところ、
    マネしたいですね。

    投稿日:2020/08/13

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  • 木陰を買い取る

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子21歳、男の子19歳

    韓国・朝鮮の昔話。
    山里の村の百姓たちは働き者で助け合って暮らしていたのですが、
    地主が欲張りだったのですね。
    暑い夏の日の木陰にも所有権を主張する始末。
    仕方なく、百姓たちは木陰を買い取るのですが、
    秋になると思わぬ展開になるのですね。
    なるほど、刻々と変わりゆく木陰、百姓たちの仕返しが痛快です。
    せっかくの法事が台無しになって困り果てた地主ですが、
    それでもご先祖様に申し訳ないと頑張る姿は、それはそれで健気です。
    木陰を逆手にとった百姓たちの機転にも拍手!ですね。

    投稿日:2015/04/01

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  • え〜そこまでしなくても〜

    欲張りな地主が百姓に、こかげに入りたければ買い取れ!と意地悪を言ったばかりに、百姓はこかげを買い取ります。そして百姓達は、こかげとともに地主の屋敷に入り、地主の大切な法事をぶち壊してしまいます。その仕返しの仕方に子供が「え〜そこまでしなくても〜」と驚いていました。とても勢いのある話です。

    投稿日:2011/06/20

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  • 木陰に入った法事のご馳走を・・・

     昔話や民話には、当時の人々の強い願望が込められているお話も多いのでしょうね。
     このお話もそのように受け止め読みました。
     
     小学3年生の教材にもなっていますね。

     意地悪で業突く張りの地主に、農作業中の“憩いのひと時”にと体を寄せようとした木陰まで独占されそうになります。
     村中からお米・南瓜・豚・鶏などをかき集め、“木陰”を地主から買い取ったお百姓さんたち。
     
     さて、この木陰が季節との移ろいとともに伸びて伸びて、地主の家の門の前どころか、地主の敷地の中まで伸びます。
     地主にとっては、庭まで伸びた木陰で休むお百姓の姿も忌々しく、“木陰”を売ってしまった事を後悔します。
     
     ご先祖さまを供養するお祭り(法事)の日に、たくさんのご馳走をつくり親戚も集まってきている中、・・・。

     小さいおこさんは、“ ひとりが ごろり ふたりが ごろり さんにんが ごろり” の繰り返しを喜ぶ事でしょう。
     
     8歳当時の息子は、木陰に入った法事のご馳走を食べるお百姓さんたちに大笑いでした。

     ラストの地主の様子は、ご先祖を大切にする朝鮮・韓国のお国柄を象徴する笑いを誘うページですね。

    投稿日:2011/03/02

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  • 愉快だな

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳、男の子7歳

    韓国・朝鮮の昔話です。よくばりな地主とそのしたで働く小作人たちがでてくる、上下関係がはっきりしたお話なのですが、だれもが期待をする下剋上的な話の展開があって、痛快です。
    こんなことは、実際にはありえないお話なのでしょうけど、昔の人たちは、身分の上の人を負かしてやろう!みたいな気持ちを語って、実際の生活の苦しさをまぎらわしていたのでしょうね。そう考えると、心苦しくなるのですが、絵本のなかに登場する小作人たちの活躍ぶりには、読んでいる人の気持ちを元気にしてくれるエキスがいっぱいで、こういった昔話にであえてよかったなあと思います。
    韓国の民族衣装や、伝統的なごちそうなどがえがかれていて、興味をそそられました。異国の文化を気軽に垣間見ることができるのも、絵本の長所だなあって思いますね。

    投稿日:2011/02/02

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  • 痛快です

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    4年生の女の子に薦めてもらいました。

    庶民の知恵と勇気に拍手です。
    一人だとなかなかできなかったでしょうね。
    でも、みんなで団結したらどんな強敵にも勝てますね。

    それに、図々しくておもしろいです。
    影が伸びたからといって、ごちそうまで食べてしまうなんて。。

    最後のページが相当笑えました。
    後姿の絵がいい!

    投稿日:2010/01/26

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  • 韓国絵本

    韓国朝鮮の昔話と副題にあったので気になってこの絵本を選びました。内容は本当にあっと驚く内容でした。日本の昔話では私の知っている限りではこのような話はありません。とてもユニークだと思いました。形があって形がない物を人に売るという事は本当に大変なことだなと思いました。影がどんどん伸びていき、まるで生きていて意思があるように感じました。到る所に登場する人々の服装がとても独特な素晴らしい物なので思わず見入ってしまいました。

    投稿日:2008/07/15

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