浴槽の循環口からきんぎょたちが出てくるなんて、ロマンがすぎる!!
時々排水口から珍客が!!なんてニュースはありますが、こちらの作品では会話の出来るかわいいきんぎょたちがおそうじを一緒にしてくれます。
なんて夢があるんでしょうか!
きんぎょたちの登場からワクワクさせてくれる作品です。
浴槽の水を抜くにあたってきんぎょたちがキミちゃんのおもちゃにお水をためてかぶっている姿に、なるほどなぁと感心しました。
スポンジにのってきんぎょたちがすべっている様子はとても可愛らしいです。
腰が痛いおばあちゃんのため、はじめてなのに「おふろあらってあげようか?」と言えるキミちゃんが、思いやりの心をもったしっかりした子だなぁと思いました。
そんなキミちゃんにとってお風呂は「なんだかちょっぴりこわい」と感じる場所だったようです。
ですがそんなお風呂も、かわいいきんぎょたちのおかげでたのしいひみつのある場所になったのかなと思いました。
キミちゃん、お風呂そうじのやり方をきんぎょたちと楽しく学べて良かったね!キミちゃんと同じくらいの歳の子たちが、この作品を読んだり、読んでもらったりして、お風呂そうじは楽しいものだと思ってくれたら嬉しいです。
そして私のような大人がお風呂そうじをする時にも、きんぎょたちがお手伝いしに来てくれたら良いのにな!そう思わせてくれる素敵な絵本でした。