白と黒の濃淡で描かれた中に、髪とスカートが彩色された女の子。
すでに何かが始まる予感がします。
まず置き忘れられたケーキを発見して、あ!
おつかいに行くことになって、ドキドキ。
森に響く自分の足音に、わくわく。
ケーキをつぶしてしまって、!
森の家に集まる動物達をみつけて、え!
(窓越しのキッコちゃんの顔ったら。)
動物の子に手を引っ張られて、えーっ。
みんなに見つめられて、はっ。
迎えてくれた言葉に、ほっ。
次々に飛んでくる質問に、どぎまぎ。
つぶれたケーキをを思い出して、あぁ……。
分けてくれたケーキに、ありがとう。
(ほんとにおいしそう。色が活きてます。)
動物たちと一緒に、わいわい。
おばあちゃんたちの笑顔に、にっこり。
子供のころのお使いのどきどきを、懐かしく思い出しながら読みました。こんな寄り道なら、いまでもしてみたいくらいです。