うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜 (小学館集英社プロダクション)
お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!
どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)
日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
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12件見つかりました
よかったです。 言葉を交わすことが出来なくても、友情は確かに存在するのだと、感じました。 ミコロマチコさんの大胆なタッチの絵が印象的で素敵でした。 ちいさな黄色い鳥「ヒワ」と、のっそり大きい「ゾウガメ」との、見た目的な軽さや重さだけでなく、寿命の長さなどもしっかり伝わってきました。 特に、 ゾウガメは こうらに ちいさな いしを のせてみた。 こうらが あまりに かるくて、たよりなかったのだ。 でも、つめたく うごかない こいしでは だめだった。 のところと、 対照的になっている ヒワの かろやかな おもみを うけとめたかった。 くすぐったい あしを かんじたかった。 のシーンが特に好きです。 “くすぐったい あし”って、素敵な表現ですよね。 高学年から中学生くらいのお子さんたちに読んでみたいです。
投稿日:2019/08/06
淡々とした文章運びの中に、重厚かつ繊細な表現がちりばめられていて、魅せられてしまいました。 いくつめかの たいようが うみから うまれた あさのこと。″こんな表現に出会うと、読んでいてお話の中に連れ込まれてしまいます。 さて、お話は、島に一頭しかいない気難しそうなゾウガメ。 勿論亀ゆえに、おしゃべりもなくこともできない。 そんなゾウガメの甲羅の上にとまっている一羽のヒワ。 明るくおしゃべりで、人生を謳歌する若い女性のようにも思えます。 このヒワの話によると、海の向こうにゾウという生き物がいて、その様子はゾウガメに似たところもあるようで、・・・・・・。 ここで、一方的に話すヒワの言葉に、内心喜ぶゾウガメの心象風景を表す文章がまた素敵です。 さて、ヒワは、「大丈夫。あたし確かめて来る。あんたは、大事な友だちだから、あたし頑張る」と旅立ちます。 このヒワのストレートで素直な思いの吐露にも心動かされます。 他の動物より長い年月を生きてきたゾウガメにとって、出会いは別れ(消失)と背中合わせで、命の儚さに大方失望していたので、ヒワが翌日から来なくなっても平気のようでしたが、・・・・・・。 終盤、ゾウガメが胸の内で、ヒワに語った言葉がまた心の奥に響きます。 この言葉が、ヒワに聞こえたというところで、涙がこみあげてしまいました。 このような気持ちで、家族をはじめ出会う人たちと向き合い共に生きていきたいと改めて思いました。 人生には、失ってから気づく尊いものがいかに多いことでしょう。 取り返しのつかない事態にならなければ、気付けないことも多く、それもまた未完に造られた我々人間の宿命でしょうか。 素晴らしい作品でした。 6年生の卒業おめでとうおはなし会″の候補作品として今年度は推したいと思います。
投稿日:2015/07/12
ゾウガメと鳥のヒワの友情が痛いくらい伝わってくる絵本です。 いつも当たり前のようにいる相手がいなくなる寂しさ,どんなに仲が良くてもいつまでもずっと一緒にはいられない別れの時がくるという切なさ。 この絵本は,誰も生きている限りは知るであろうそんな思いを,ヒワとゾウガメのお話を通して感じさせてくれる絵本です。 この絵本を読んだ後,大切な人たちとの日々を大事にしながら生きていこう〜と思いました! おすすめです!!
投稿日:2014/09/22
「あたしたち、ともだちだからいつもいっしょだよ」と、ゾウガメの背中でおしゃべりするヒワと、「いつかじぶんをおいていなくなってしまうのなら、ともだちになんてならないほうがいい」と、ヒワが煩わしいゾウガメ。 寿命が長く百年以上生きるゾウガメは、多くの別れを経験してきたのでしょう。 ある日ヒワは、遠い国にゾウという生き物がいると聞き、ゾウガメの仲間かもしれないと、探しにいきます。自分がいなくなっても、ゾウガメが寂しくないように…。 ヒワがなかなか帰ってこず、いてもたってもいられないゾウガメ。 やっとヒワと再会できたゾウガメは、その存在がかけがえのないものであることに気づきます。 ヒワの健気さも、寂しさに心を閉ざそうとするゾウガメの気持ちも、どちらもわかるような気がして、切なくて、胸が締め付けられます。 そしてヒワに、「これからもいっしょにいよう。いつかわかれがあるとしても、ぼくがひゃくねん、わすれずにいるから。」というゾウガメの心の声に、目頭が熱くなります。 大切な人のことを想いながら、ゆっくりじっくり、時間をかけて読みたい絵本です。 そして、いつか子どもに読んであげたいなぁと思える絵本です。 ミロコマチコさんのダイナミックな絵がまた素敵☆
投稿日:2014/06/29
どちらかというと大人用の絵本かなと思います。 どうしようもない孤独を抱えていると、傍に寄り添ってくれている人の存在さえもうっとうしく思えるのに、いざその人がいなくなると、その存在感の大きさを改めて思い知ると言ったような経験は、人生の中では誰も一回は感じたことのあるのではないでしょうか? ソウガメの長寿だからこその孤独は誰もわかってあげることは出来ないかもしれないけれど、逆にゾウガメ自身が捉え方を変えることで、温かい人生(亀ですが)を送れるようになって、本当によかったです。 この話も好きですが、この話に合った絵がとても魅力的でした。特に、ゾウガメの心の奥を表した灰色のページと、途中で戻ってきたヒワのページがとても良かったです。 冒頭に書きましたが、大人向けだと思います。小さな子には本当の意味は分からないかもしれませんね。
投稿日:2014/05/28
寿命の違う小鳥と亀の心の交流のおはなし。 しゃべることができないゾウガメ。 無邪気におしゃべりするヒワ。 ゾウガメの心の声が切ないです。 ヒワに対する気持ちは、寿命を知ってのこと。 だからこその関係性に共感してしまいます。 しばしの別れ、そして。 通じ合った心が愛おしいです。 ミロコマチコさんの原始的な絵が、生命力に満ちています。
投稿日:2025/03/04
久しぶりに感動した。 ヒワという一羽のことりとゾウガメ、ゾウガメの背中にいつも乗っかって、おしゃべりしているヒワは、 あんたと私はずっと友達 だと言う。 でも、ゾウガメは自分の長命さから、そんなヒワの言葉が信じられない。 でも、そんなことはなかったのだ。だって、ヒワが死んだという噂を聞いたゾウガメは、生きる気力をなくしてしまうほど悲しかったのだ。 いつも一緒にいると、お互いの存在がどういうものかなんて気にならないけれど、離れてみるといつもいる相手がいない寂しさがどっと押し寄せてくる。 ゾウガメの悲しさが胸に迫る、素敵なお話でした。
投稿日:2016/05/24
とても心にじんとくるお話でした。 いなくなって初めてわかる大切さ。 憧ればっかりで遠くを見て、すぐそばの大事な人に気付かないことは、人間にもよくあります。 どんな出会いでも、いつかは別れがくる。けれどその最期のときまで大事な人といっしょにいたい。そう思わせてくれる絵本です。 大人の方におすすめします。
投稿日:2015/09/03
ミロコマチコさんの絵が好きなのでためし読みさせていただきました。 長生きのゾウガメとその背中に乗っている一羽の鳥のお話です。 「ゾウ」という生き物は長生きで、あなたの仲間に近いという話を聞き さがしに行ってしまう一羽のヒワと、その背中の上に居なくなったことで初めてその存在の大切さに気付くゾウガメ。一言では言いきれない良いストーリーでした。 寿命の長さが違う者同士の友情が暖かく描かれていてほろりとしました。 繊細なテーマのストーリに、ミロコさんの大胆な絵がとてもマッチしています。特にゾウガメの表情がいいと思いました。 ちょっと大きい子向けかなーと思います。
投稿日:2015/02/19
心を捕まれるような感じがするのはなぜ。言葉も話せない、無表情なゾウガメだけど、何だろう、表情が、ある。長生き出来るのは素晴らしい事だと思っていたけど、長生きしているゾウガメに言わせたら、決してそうではないんだね。
投稿日:2014/10/31
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