ここで土になる」 みんなの声

ここで土になる 著:大西 暢夫
出版社:アリス館 アリス館の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2015年10月16日
ISBN:9784752007340
評価スコア 4.75
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  • 村と木と人と・・・

    写真絵本です。
    その写真は、長い年月をかけて撮影されていて
    ドキュメント形式になっています。

    ダムの底に沈むはずだった熊本県の村
    しかし、長い年月ののち、その計画は白紙に
    残ったものは、そこにとどまっていた木と老夫婦・・。
    ただ淡々と時間の流れを映しているのに
    ドラマチックに感じられ
    まるで一本の映画を見終わったような読後感です。

    写真は雄大に語っています。
    なかなか言い表せないこの感じを
    たくさんのひとにかみしめてほしいです。

    投稿日:2016/07/07

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  • ドキュメンタリー写真絵本

    「ここで土になる」

    すごい言葉だなぁ・・・
    いい写真だなぁ・・・

    と、リクエスト

    白黒の写真もいいあじ出しています

    と、写真だけでなく
    ノンフィクションだと思われる内容に
    どんどん引きこまれます

    えっ!?
    なんですって!?
    うそでしょ・・・

    現実だと思われます

    村人がいなくなっても
    ダム建設計画が進んでも
    工事が止まっても
    昔と違った様子の村でも

    そんな中でも、惑わされず
    地道な1日を過ごす尾方さん夫婦の姿

    言葉が出ませんでした

    「あとがき」もじっくり読ませていただきました

    表紙の裏の緑の銀杏
    閉じる前の裏表紙の裏にはまっ黄色・・・
    いえ
    黄金色の生命力溢れる大銀杏に
    圧倒され、ほれぼれします

    絵本閉じると
    白黒の・・・

    ドキュメンタリーの映画を観たかのようでした
    是非、読んでみてください

    投稿日:2016/05/11

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  • 強さと覚悟

    タイトルに惹かれ、手に取りました。
    ダム計画に翻弄された地方の村。そこに残った、大イチョウと老夫婦を追ったドキュメンタリー絵本です。
    結局ダム建設はなくなるのですが、元のように村が戻ることはありません。それでもそこで生き続ける強さと覚悟をひしひしと感じました。
    事実を淡々と語る写真が、強く心に残ります。

    投稿日:2021/11/30

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  • 大イチョウと老夫婦の暮らし

    2016年度読書感想文コンクール小学校高学年の部課題図書。
    写真家によるドキュメンタリー作品です。
    熊本県の山村の光景です。
    安心(あんじん)和尚が根元で修行をしたという大イチョウ。
    その大イチョウのまわりでの村人たちの暮らしが、
    ダム建設で一変するのですね。
    木のそばに住む尾方さん夫婦の姿を、写真が丁寧に記します。
    白黒写真が、静かに語っているようです。
    そこにある姿だからこそ、伝わってくるものがありそうな気がします。
    それだけに、題名が重いです。
    いろいろと考え支えられる作品だと思います。

    投稿日:2019/03/24

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  • 土とともに生きること

    生まれ育った場所を大切に生きると言うことは、ある意味とても大変なことかも知れません。
    社会や環境がそれを妨げることだってあるのですから。
    ダムが建設されるからといって、多くの村人が去り、共同墓地も移設されて、尾方さん夫婦だけが残った村と大イチョウ。
    村人たちが去った後に、ダム建設は中止となったけれど、村はもう元の姿には戻りません。
    それでもここで土になるという、二人の決意は輝いて見えました。
    作者の大西さんが岐阜県揖斐郡の生まれということも、この作品を崇高にしているように思いました。
    私の出生地でもある揖斐川の上流では、最後の一人まで村人の居場所を無くして、徳山ダムという大きな貯水湖が建設されました。
    この絵本に似過ぎていて、他人事と思えません

    投稿日:2016/11/02

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  • むかしむかし 安心和尚さんが 大きなイチョウの木に穴を掘り修行をし続けたと語り継がれています

    この大イチョウを 村人は 「田口の大イチョウ」と呼んでいるそうです
    熊本県 五木村頭地地区田口にある大木です

    尾方 茂さんと妻のチユキさんは  ダムの建設が言われて 村人はみんな 引っ越していきましたが 二人は 今でも同じ家で生活して
    大イチョウを守り 村の共同墓地をを守っているとのことです

    すごく この村を愛し ここで土になると決心されたお二人の 芯の強さに感動します!
    二人の笑顔がいいですね  人間は笑顔を絶やさず生きていけたら最高です

    大西暢夫さんは その二人の生き方に感銘されて 写真絵本を制作されたのですね
    安心和尚さんが 二人を見守ってくれているのですね
    ご神木である大イチョウに生かされ、二人を見守ってくれているのでしょう

    イチョウの木は一人の人間より遙かに 生命力がありますね
    尾方さん夫婦がここで土になられることを 影ながら祈っております

    投稿日:2016/08/19

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  • なぜ、カラーと白黒の写真があるのだろう?

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子20歳、女の子16歳

    写真絵本です。
    とてもいい作品ですが、人間の生きざまというか、長く年を重ねていかないと実感できない“想い”まで描かれているので、
    あまり年齢の低いお子さんより、読むなら高学年以上にお勧めします。

    「田口のおおイチョウ」はこの作品の各所で、尾方さんご夫婦と映り、さまざまさ姿を見せてくれています。

    写真にはカラーの部分と、白黒の部分がありました。
    白黒が過去のところかな?とも思いましたが、そういうわけでもなさそうです。
    著者がどうしてこういう描き分けをしたのかを考えながら読み進んでみるのもいいかもしれません。

    投稿日:2016/05/28

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