新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

きつねのおきゃくさま」 みんなの声

きつねのおきゃくさま 作:あまん きみこ
絵:二俣 英五郎
出版社:サンリード
税込価格:\1,980
発行日:1984年
ISBN:9784914985271
評価スコア 4.81
評価ランキング 281
みんなの声 総数 78
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78件見つかりました

  • 情がうつって

    • みつはにーさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子7歳、女の子0歳

    娘の教科書に載っていて、音読の宿題が出たときに娘に聞かせてもらい、初めて知りました。
    とってもいいお話!!!
    「はずかしそうにわらいながら死んだ」狐を思い浮かべると、何度でも心がキュン!となります。
    美味し糧のはずが、一緒に暮らし「やさしいおにいちゃん」と慕われるうちに情がうつっていく様は、なんだか人間くさい感じがして親しみが湧きます。
    親という立場で読んでも、やっぱり子供は褒めて育てた方がいいのね、と改めて学べたりするお話です。

    教科書よりも絵がふんだんに描かれているので、絵本で読み返すと新鮮な感動を味わえます。
    「はずかしそうにわらいながら死んだ」狐のシーンも、改めて号泣(T△T)

    投稿日:2006/11/08

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  • きつねの変化に心を打たれる

    昔話風に、素朴なお話なのですが、きつねの表情(最初は意地悪くずるがしこく、そのうち驚いたり、少し誇りに思ったり、有頂天になったり)がとてもよく描かれていてて、いい絵本です。きつねは、最初は誤解からはじまったことだとしても「やさしいおにいちゃんだ」と言われているうちに、本当にそうありたいと思い、変化していくことができたんですね。色んなことを子供に教えてあげられますね。

    投稿日:2006/09/19

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  • 教科書だけでなく、絶対絵本版も読んで

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子8歳、男の子6歳

    小学校の国語の教科書に載っているお話です。
    最後は、キツネが死んでしまうので、とても悲しいお話なのですが、それでもすごく大好きなお話で、心に残ります。
    教科書には、あまり絵が載っていないので、教科書で知っているお子さんにも、是非、この絵本版を読んで欲しいと思います。絵の持つ力も合って、いっそうひしひしと伝わってくる熱い感情に気が付くはずです。
    褒められれば誰でもうれしくなるもの。きっと褒められたことなどなかったキツネが、初めて他者に必要とされて、今まで自分でも気が付いていなかった正義感や、勇気、他者を慈しむ気持ちが花開いて、大事なものを守って天国へ先に行ってしまったのではなうでしょうか。
    じっくり、ゆったり親子で読んで欲しい絵本です。悲しいだけでなく、じーんと心が温かくなります。きっと、子供たちも、いつまでも心に残るお話になると思います。

    投稿日:2006/07/13

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  • とっぴんぱらりのぷう

    • コルクさん
    • 20代
    • その他の方
    • 埼玉県

    こんな安易な言葉でなんて表現したくないのですが、この本は本当にまずい、そしてやばい…
    なぜって、ラストの2ページで大号泣なんです。
    何度も読んで、内容もバッチリ頭に入ってるのに、ボロボロ泣いちゃうんです…(:_;)

    森の中でひよこ、あひる、うさぎにであったきつね。
    彼らを丸々太らせてから、自分のご馳走にしようとたくらんでいた。はずなのに…?
    「やさしい」「しんせつな」「かみさまみたいな」きつねのおにいちゃん。
    そんな風に言われて、ぼうっとなっちゃうきつね。
    今までそんなこと、言われたこともないから。

    彼らと過ごしていたある日、きつねの家に狼がやってきます!
    きつねは勇気がわいてきて力いっぱい戦った。
    こいつらのために戦うんだ!こいつらを守るんだ!
    狼は逃げて行き、そして・・・
    「そのばん。きつねは、はずかしそうにわらってしんだ。」
    このきつねのやりきった顔。
    おいおい、おれはお前達を食うために優しくしてたんだぜ。
    なのになんだよ、この様は。とでも言っているようです。

    そりゃーもー「とっぴんぱらりのぷう」ですよ。うわーん。
    この言葉も意味不明なんですが、かなりのインパクトで読者を引きつけて離さない呪文のようです。
    そしてこの本のなにがずるいって、文章が明るいし、軽快なリズムで進んでいくところ。
    悲しい話を、幸せいっぱいに描いているところ。
    とにかく私の号泣ポイントを、グサグサ突いてくるんです。
    涙なしには読めません。優しさに溢れた絵本です。

    投稿日:2006/07/14

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  • 切なくて涙が出ました。

    はじめは自分の食べ物感覚で、ひよこやあひるやうさぎに優しくしていたきつね。
    それが、ひよこたちがおおかみに狙われてしまい、自分の命にかえてひよこたちを守った優しくて勇敢なきつねになっていました。
    きつねが死んで横たわっている場面になると切なくなります。
    心からの優しい言葉やうれしい言葉をかけてもらえると、このきつねのように優しくなれるのかなぁ、としみじみ感じました。
    普段自分は心を込めて相手に言葉をかけているのかなぁ、うわべだけの言葉になっていないかなぁ、と考えさせられました。

    投稿日:2006/07/07

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  • なんだか切なすぎて・・・

    きつねがひよこを太らせて食べようと思っていたのに、段々情が移り、ひよこ、あひる、うさぎを優しく育て、最後には狼からひよこ達を守り、傷ついて死んでしまうお話です。
    みんなから、「やさしいきつねさん!かみさまみたいなおにいちゃん」と言われてうっとりするなんて、意地悪なきつねのイメージとは程遠く、きつねのウチの椅子やベッドが、ひよこ達の数だけ増えていく様子は、ホントに食べてやろうって思っていなかったのでは??と思ってしまいました。親が子供を守る姿とダブってしまいました。

    投稿日:2006/06/27

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  • 心の栄養になります。ぜひ読んで欲しい!

    褒められて有頂天になっているきつね、悪いきつねの筈なのに、無邪気な一面が見えてとってもかわいいです! 褒められて得意になっている子供そのものですね。 そしてどんどんお客様が増えていくあたり、子供の好きな展開だと思います。
    そして、結末が残酷ではないかという意見もあるようですが、この絵本はこれでいいのだと思います。この絵本を読んだ子供は、そのときはよく分からなくてもきっと心のどこかに残って、大きくなってから「ああ、こういうことだったんだ」とふとしたきっかけに思い当たる、そんな心の栄養になる絵本だと思います。

    投稿日:2006/04/25

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  • 一番好きな絵本

    • じろさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 女の子6歳、男の子3歳

    この絵本はたぶんわたしが一番好きな絵本です。
    星五つでは足りないぐらいです。
    やせたひよことであった腹ペコぎつねが
    がぶりとやろうとおもったけれど
    ふとらせてから食べようと思いとどまるところから
    物語が始まります。
    太らせるためにきつねはせっせとひよこに
    食べさせたり親切にしたり。
    心が冷たかったきつねにひよこは
    やさしい、親切などなど
    それまでのきつねには無縁だった言葉を
    どんどんかけていくんです。
    そんなある日おおかみが近づいてきて・・・
    結局きつねはひよこたちを守るために
    たたかって死んでしまうのです。
    でもきっと、きつねは幸せだったんじゃないかと
    思います。
    物語のテンポもよく、挿し絵もかわいいので
    本当にお勧めです。
    読んでない人ぜひ読んでみてください。
    心がホカホカします。

    投稿日:2006/04/07

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  • 読みながら涙ぼろぼろ

    • 燈河さん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 男の子5歳

    この絵本をはじめて読んだのは息子がまだ一ヶ月のときでした。全くどういう本か知らずに読み始めたので、最後の狐が恥ずかしそうに笑って死ぬシーンとお墓のシーンでは、もうひたすら号泣でした。息子は勿論唖然としていただけでしたが。それ以降もこの本を読むたびに涙をこらえるのに必死になります。そんな私を見て「お母さん、どうして泣いてるの?」と言う息子。ある日、この本を読んでいても、息子には可哀想とか悲しいとかそういった気持ちは全く湧いてこないのか、終に我慢できなくなって息子に聞いてみました。すると、「この本は好き。やさしい狐が色々な動物にご飯を食べさせてあげる話だから」との事。「でも狐さん死んじゃったよ。」と言ったら、「えっ?死んでないよ。寝てるだけだよ。後で起きるよ。」との事。漸く、息子が平然と聞いているだけだった原因が分かりました。

    最後に読んだとき、初めて狐が死んだ事が分かったようですが、「狐はオオカミに負けて死んじゃったねえ。」と言っていたので、「負けてないよ。ちゃんと勝ったよ。ひよこたちを守る為に頑張って戦って、強いオオカミに勝ったけど、疲れて死んじゃったんだよ。」「そうなの?見せて!」
    みせたら、「あっ、本当だ。勝ったね。狐、強いね。」

    この経過で分かったのは、この本は小さい子にも十分楽しめる本ですが、ひよこの無垢な心、きつねの心境の移り変わりなど、この物語の深い部分を理解するまでには子供の成長が必要だということです。

    子供は詳細を理解できなくても、この本が大好きです。なので、子供だけではなく、子供に本を読む大人たちにこそ、純粋な気持ちで読んで、涙を流して欲しい作品です。

    私は個人的にこの狐が大好きです。出来れば死んで欲しくなかったけど、ひよことの出会いがなかったら、彼は自分の存在意義に気づくことも、充実した心の温まる日々を過ごすことも出来なかったと思います。出会いや信じる心って本当に大切だと改めて思います。

    投稿日:2006/03/13

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  • 自然と涙がこぼれてくる

    • 犬蔵さん
    • 20代
    • その他の方
    • 千葉県

    このお話は、私が小学生の時の国語の教科書に載っていて、その頃からずっと好きでした。この歳になってから絵本をみつけ、迷わず購入しました。
    最初は食べようとしていたヒヨコ、アヒル、ウサギ。でも、3匹と一緒に暮らし、3匹の話を聞き、3匹を愛してしまったきつね。最後には自分の命を捨てて3匹を救う。短いお話の中に、愛と勇気と感動がいっぱい詰まっています。ラストでは、自然と涙がこぼれ落ちます。子供から大人まで、みんなに読んでもらいたい作品です。

    投稿日:2005/11/12

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