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さっちゃんのまほうのて」 みんなの声

さっちゃんのまほうのて 作・絵:たばた せいいち
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1985年10月
ISBN:9784033304106
評価スコア 4.89
評価ランキング 11
みんなの声 総数 181
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181件見つかりました

  • 子供って素直で残酷、だからこそ!

    息子のクラスに指が一本だけ大きい(?)子がいるそうです。
    そのことで幼稚園の時に宇宙人などと言われていたりしたそう。
    そんなこともあり、息子が学校で読んでもらったそうです。

    子供って素直で残酷ですよね。
    思ったことをそのまま口にしてしまう。
    だからこそ、こういうお話を読み聞かせしたいと思います。

    お友だちに「手のない子はお母さんになれない」と言われ
    さっちゃんは悩み続ける・・なんて切ないのでしょうか。
    そのことに対するお父さんの「なんだ!そんなことか!」と
    いとも簡単に笑い飛ばした優しさ。
    さっちゃんはきっとあの一言で生きる勇気が持てたはず。
    言葉の持つ力はすごく大きく良くも悪くもなることを
    息子にも分かってもらいたいです。

    投稿日:2014/06/13

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  • 泣けちゃいました

    さっちゃんという女の子。

    お母さんにもうすぐ2人目の赤ちゃんが生まれ、さっちゃんはもうすぐお姉ちゃんになります。

    お母さんのお腹をそっとなで、私もお母さんになりたいと思う様になります。

    初めて読み聞かせをした時、障害のある子のお話だと思っておらず、読みながら衝撃を受けてしまいました。

    さっちゃんに説明をしている時のお母さんの心の中の痛みが本当に痛い程伝わってきて、泣きそうになってしまいました。

    障害があっても、お母さんになれる!

    励みになる大変すばらしい作品です。

    投稿日:2014/04/21

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  • すてきな両親

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子2歳、女の子0歳

    うまれつき指を持たずにうまれてきた女の子のお話。
    まわりの子と自分は違うと傷ついた女の子をやさしく力強く見守って愛してくれる両親がいて良かったです。
    おかあさんもおとうさんもとてもあたたかくてすてきな両親だと思います。
    ずっと愛する両親と一緒に生きられるわけではないので、このさっちゃんのように自分がそしてまわりが愛してくれるのに安心しました。

    投稿日:2014/04/05

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  • 小学校低学年の頃、母が買ってきた本です。

    当時の私はクラスの中でも極端に背が低かったので、「お母さん役をするのはいつも、背の高い子ばっかり」という部分に共感していた気がします。
    たとえ片手の指がなかろうが、背が低かろうが「りっぱなお母さんになれる」と、さっちゃんのお父さんが断言してくれたことに安心していました。

    あれから30年近くたち、私は未だ「お母さん」にはなれてはいません(笑)が、「せんせい」になることができました。
    今は、病気で長期入院をしている子どもたちの「せんせい」をしています。

    昨年の図書購入でこの本を買ってもらい、病院内の教室に置いてあります。
    子ども達はみな、病気を抱えて苦しい治療を頑張っている子ども達ですので、私から彼らにすすめすることは「あえて」していません。
    ただ、いつか本棚の中からこの本を見つけてくれるといいな、と思っています。

    投稿日:2013/11/30

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  • 障害について親子で考えられる絵本

    いくつくらいから、この絵本の意味が理解できるようになるのかは分かりませんでしたが、息子が2歳くらいから家にはおいてあります。
    すると、3歳後半くらいから、何度も「読んで」と持ってくるようになりました。
    幼稚園で手のないことを指摘されて、怒るサッちゃん、困るお母さん等々、障害を抱える子どもを取り巻く環境や人々の気持ちをすごく分かりやすく、丁寧に描いているように思います。
    そして、読み手の私はいつもお母さんがサッちゃんに障害について説明するシーンでジーンときてしまいます。
    事実を、事実として、しっかりと伝えるということ。そこには一見残酷さがあるようにも捉えられるかもしれないけど、事実をきちんと伝えて、それでもあなたを愛しているという気持ちを一緒に伝えることで、事実を受け入れることを見守る。親にできることはそれなんだろうと感じました。
    その話し合いは、障害のことでも、何のことでも同じなんだと思います。
    嘘をつかないこと。時には、それは親にとってしんどいことかもしれないけれど、そのしんどさを親が抱えなくて子どもが抱えるようになれるわけがないんだと思います。
    息子はこのストーリーの意味を全部は理解できていないのかもしれないけれど、怒っている気持ち、悲しい気持ち、優しい気持ち、そういうものは理屈でなく感じているように見えます。
    これからも、何度も読んで、そのうち息子が色々質問してきたら、いっぱいお話したいなと思いました。

    投稿日:2013/08/18

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  • 時間という優しさ

    • あゆママさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子5歳、女の子3歳

    障害や人と違うことを小さな子に教えるのは難しい
    色々な人がいるとうことを教えたくて読み聞かせしました

    が、長女の感想は
    「おままごとのママ役は交代でやるべきだよね」でした
    まださっちゃんがなぜつらい気持ちなのかわからずだったみたい
    でも、それでいいのかもしれません

    人と違うから…という考え方を持っていないのだから

    大人の私には、先生とお母さんのやりとりは
    きっと長い時間をかけて行われたのだろうと…

    お話の中では、さっちゃんの気持ちを尊重する形で
    時間をかけて見守っていて
    またそこに愛情を感じられました

    絵本を読む子供と視点は違いますが
    時間という優しさが人を癒やすのだなと思いました

    投稿日:2012/12/18

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  • 読んで良かった

    小学校に上がり、少しだけ広い世界に出て行った息子に読んであげました。
    息子の学校にも支援学級があり、普段は関わる機会が少ないけれど気にはなっているようです。

    そんな中、病院の待合室でこの絵本に出会い読むことになりました。
    生まれつきの生涯と初めてしっかり向き合うことになった小さな女の子のお話ですが、読んでいる途中から涙が出そうになりスムーズに読むことができなくなりました。

    息子は分かっているのかいないのか・・・

    この本は読後に親子でしっかり話ができるいい本だと思います。

    投稿日:2012/11/01

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  • 障がいについて知る、入り口に。

    • *momo*さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子9歳、男の子7歳、男の子3歳

    有名な絵本らしいのですが、私は知らず…
    ですが、障がいをもつ子は子どもたちの周りにも少なくはなく
    どうして、障がいがあるの?という、子どもたちへの答えにどう答えたらいいものか…と悩んでいたところ
    この絵本に出会いました。

    小学1年生の長男は、さっちゃんは、すごいね。と言っていました。
    つよいねって。

    きれいごとじゃなく、でも、差別や偏見でもなく
    障がいについて知る、入り口になるかな…と思います。

    投稿日:2012/10/30

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  • ぜひ早いうちに読んでほしい

    絵本ナビのレビューを読んで、年長の娘に何か伝わるものがあれば、と思い読みました。

    私は内容は知っていたので、かなり早い段階で涙があふれ、声を震わせながらも、何とか最後まで読みました。同じく娘をもつ母として、読み聞かせをするのは、かなり辛いかもしれません。

    おままごとで、おかあさん役を取り合うケンカはありふれたものです。おこったまりちゃんが「てのないおかあさんなんんて へんだもん」というまでは。

    5歳の娘は、「先天性四肢障害児」と呼ばれる方には会ったことがありません。
    初めは「なんで?どうして?」ばかりでしたが、娘と向き合って、私なりに一生懸命答えました。

    娘も真剣な表情のまま、最後まで聞いていました。

    娘のクラスや、同じ園内には障碍を持つ子がいます。それを素直に受け入れられる年齢です。
    その子のために、自然に手を差し伸べられる年齢です。

    今のこの時期に、このような絵本と出会って、確実に娘の心の中には、何かが残ったと思います。

    この絵本を通して、世の中にはいろんな人がいるということ。自分にできること、などを親子で話し合うよい機会になりました。

    年長さんくらいになれば、よくわかると思うので、一度は読んであげてほしい絵本です。

    投稿日:2012/09/13

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  • 娘に読ませたところ

    • ドレミ♪さん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、女の子3歳

    絵本クラブで届いたので置いておいたら、
    1年生の娘は自分からこの本を読み始めました。

    読み終えて娘が話し始めたのが、
    同じ学校にいる手の指が短い子のことでした。
    私はその子のことを娘の話で初めて知りました。
    最後まで一気に読んだのは、娘の心の中で、
    彼女とさっちゃんが重なる部分があったのでしょう。

    娘は本の感想としてはまだ「悲しいね」としか話せませんでしたが、
    彼女を含めた障害を持つ方々の人生は悲しいだけでなく、
    この絵本の最後のように前向きでたくましいものであることが
    いつかわかってもらえればよいな、と思いました。

    投稿日:2012/08/28

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