好きなものを持って行き、好きなものを持ち帰れるお店「ライフ」、素敵な場所ですね。
おじいさんとおばあさんは、ある日ルーペを持ち帰り、昔のアルバムを開きます。でも最初から見るのではなく、後ろのページからだんだんと遡って見ていくのです。その発想は目からウロコ!確かに自分が若返っていく気持ちになれそうで、是非やってみたいと思いました。
結婚前の写真を見るうち、おじいさんが昔書いたラブレターの話題になり、おばあさんに毎週配達していた手紙の話になります。
実はその手紙に思いがけない秘密が!自分への手紙はそのままおじいさんへのラブレターだったのですね。
とても心温まるお話で、なんて素敵な二人だろうと思いました。貼られた切手にもちゃんと花言葉が隠されていたなんて!
こんな最愛の人と出会うことは勿論、昔の頃のまま変わらず好きでいられることも奇跡のような気がします。
松本春野さんの優しい色遣いの挿絵がピッタリで、温かい気持ちになれました。