うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜 (小学館集英社プロダクション)
お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!
もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
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イラストは市川里美さんです。市川さんの描かれた主人公のおじいさんの顔が、私はすごく好みでした。 どこがいいかって、最初おじいさんが一人きりの時は、後姿が多く、表情も硬かったのですが、お話が進むにつれて、口元にしわが寄り始め、頬が赤らみ、目じりが下がっていって、最後には満面の笑みに変化していくんです。 人の心の内を少しづつ変化させて見せる手法は素晴らしい!と思いました。 お話は、少しづつ材料が増えていくところが、中国の昔話「石のスープ」に似ていました。 当然、材料が増えれば増えるほど、スープは美味しくなるし、幸せも笑顔も増えていきます。最後におじいさんが新しい幸せを見つけられたようで、良かったです。
投稿日:2007/10/22
洋風の絵とおはなし、翻訳本かと思ったら、れっきとした日本人コンビの作品でした。 文章は、あの角野栄子さん。 しっかりとした展開はやはりさすがですね。 おばあさんに先立たれて意気消沈のおじいさん。 ふとおばあさんの作ってくれたおだんごスープが飲みたくなって・・・。 おばあさんの歌の記憶を頼りに調理始めますが、 すぐには全部思い出せないところが素敵な展開に。 何か物足りない、この味覚が絶妙ですね。 読者にも味覚まで伝わってくるのが不思議です。 スープの温かさと、集まってきた動物達、子ども達の存在。 おじいさんのやわらかな笑顔がとても素敵です。 そして何といってもおいしそうなスープ! 私も作ってみたくなりました。
投稿日:2007/10/10
おばあさんが亡くなってからひとりぼっちになったおじいさん。 いつも牛乳屋さんが持ってきた牛乳を口にするだけで元気がありません。 そんな時、おばあさんがよく作ってくれたお団子スープを食べたくなりました。 おじいさん、お料理はず〜っとおばあさんに任せっきりだったのかな? 初めは材料もままならないスープでしたが、いつもおばあさんが おだんごスープを作るときに口ずさんでいた歌をだんだんに思い出しては その度に少しづつおばあさんの作ったスープの味に近づいていくのです。 でも、おばあさんが作ってくれたスープにそっくりになったのには もう1つ、素敵な隠し味があったのです!!! 煮物は少し作るより、たくさんの具材を一気に大きなお鍋で作るのが1番! 私の祖母も母もよく話してますが、それって、ただ単に 大きなお鍋で作るだけで味付け自体は全然変わんないじゃん!! なんて思ってましたが、私も家族を持つようになり 2人よりは3人、3人よりは〜 どんどん家族が増えていくと、それだけ料理を味わってくれたりして うれしいものですね。おじいさんの所へもそんな風にスープ仲間? が増えていくのですが、さてさて、どんなお仲間がやってくるのでしょうか? ページをめくるたびに、おじいさんの気持もだんだんと明るくなっていって その様子をお部屋の明るさだったり、その中の様子で感じられるところが 読んでる私たちにも、おじいさんは1人じゃないんだよ!って 安心感をもたらしてくれます。 おじいさんが思い出した、おばあさんがいつも口ずさんでいた歌も ちょっとしたスープのレシピになっていて、ほんわかあったかい おいしいすーぷが頂けそう!是非、そちらも真似て作ってみたいな♪
投稿日:2007/06/15
一人暮らしのおじいさんがに仲間がどんどん増えていきよかったなと思いました。人は自分のためよりも、誰かのために役立つことが気力に結びつくんだなと思います。一人分のスープより、たくさんのスープの方がおいしいし、それを食べてくれる人数が多いほど、一層美味しく感じますよね。
投稿日:2007/05/23
おばあさんが亡くなって、元気のないおじいさん。おばあさんの歌を思い出しながらスープを作ります。スープを作る毎に材料も、訪ねて来る動物や子どもも増えて楽しくなっていきます。初めは、枯れた花がそのままだった花瓶に、終わりには花が生けられて、お部屋もおじいさんも元気になっていきます。スープのにおいに誘われて、もっと訪ねる動物や人が増えそうですね。
投稿日:2007/03/19
おばあさんがなくなって、ひとりぼっちになってしまったおじいさん。「おばあさんが作ってくれたおだんごスープはおいしかったなぁ」と自分で作ってみるというお話。 これを子どもに読んであげたら、「おだんごスープつくって」それ以来、うちの食卓におだんごスープがのることが多くなりました。 心優しいおじいさんはねずみにも猫にもスープを分けてあげます。次の日は犬もやってきて、お客さまがふえるたび、おじいさんのスープはおばあさんのスープの味に近づいていきます。おじいさんが少しずつ元気をとりもどしていくのを背景の絵でさりげなく語っているところが心憎くて、気に入っています。 大きな悲しみを乗り越えて、前向きに生きていこうという気持ちになっていくおじいさんの様子を淡々と描いているところが、好きです。心温まる絵本です。寝る前の読み聞かせに向いていると思います。
投稿日:2007/02/20
おばあさんが亡くなって、ひとりぼっちになってしまったおじいさん。なにをする元気もなく、何日もが過ぎていきます。でも、ある朝目覚めたおじいさんは、おばあさんの作ってくれたおだんごスープが飲みたくなり、自分で作ってみようと思い立ちます。 初めは一番小さなお鍋を使って、おばあさんが作るときにいつも歌っていた歌を思い出しながら作ります。出来上がった頃には、かわいいお客さんが…おじいさんは一緒にスープを味わいますが、なぜかおばあさんの作るスープの味にはなりません。 次の日はもう少し大きな鍋で作ります。するとまた新しいお客さんがやってきます。翌日もお鍋が大きくなるのにつられるように、お客様が増えていきます。そしてとうとうおじいさんは、一番大きい鍋を使って、スープを作ります。するとまたドアの外で足音がして…、おじいさんはやっと懐かしいおばあさんのおだんごスープの味に再会することが出来るのです。 誰かのために何かをする喜びを、「おだんごスープ」を通して描かれています。人は誰かを支えているのと同時に、誰かによって支えられているのですね。絵本の前半、薄暗い部屋の中の枯れてしまった植物や床に転がった空き瓶に、おじいさんの孤独感がよく表現されています。そしてそれと対比的に、ページが進むにつれて輝きを増していく、おじいさんの表情に注目です。
投稿日:2006/09/02
おじいさんが、おばあさんを思い出して作る「おだんごスープ」。毎日、スープの匂いにかわいいお客さんがやってきます。おじいさんの作るスープは、日に日におばあさんのスープの味に近づいていき、お客さんも増えていきます。そうしておじいさんも元気を取り戻していきます。 この本を読むと、おだんごスープを作ってみたくなります。 とてもおいしそうで、元気になれそうな気がします。
投稿日:2005/11/22
日本では「おだんごスープ」というタイトルなんですね。私はカナダに来て、図書館でこの本を見つけました。英語では「Grandpa’s Soup」というタイトルで出ています。ほのぼのとした絵にひかれて手にとって見たら、日本人の名前が書いてあって・・・。思わず借りてきました。 最初さびしそうだったおじいさんの顔が、どんどん嬉しそうにたのしそうになっていくのがいいですね。楽しい気持ちになってきます。 いろんな動物が出てくるのも、子どもにとっては嬉しいと思います。ねずみとねこと犬が一緒にスープを食べにくるなんて、なんだか嬉しくて思わずくすっと笑っちゃいました。子ども達の表情もすごく豊かでかわいい♪ 文章が繰り返されていて、一つずつスープの材料をおじいさんが思い出していって、一つずつ増えていくのが、子どもにはくり返しが出来ていいと思います。 英語もすごく分かりやすい英語で、よかったですよ。 日本の本をこっちで見つけるとすごく嬉しいです。
投稿日:2005/04/21
図書館で手にとったとき、この絵本ナビのことをふと思い出しました。「確かこの作品の紹介が載っていたっけ、息子に読んであげようかな?」 お話の内容は、みぃままさんのを読めば良く分かると思いますので、敢えて省略。 おじいさんは、おだんごスープを沢山の人に飲ませようと、大きなおなべで作った途端、おいしいスープが出来ました。 それは、誰かに何かを作ってあげようとする気持ちが料理の腕前を上げたのではないかと思いました。 おばあさんは亡くなって独りぼっちになってしまったおじいさんでしたが、おばあさんのおだんごスープの作り方の歌を思い出しながらきっと楽しかった日々のことを思い出していたのではないかなと思いました。だからこそ、最後には美味しいスープが出来たんじゃないかな?
投稿日:2003/02/21
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