話題
ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

  • かわいい
  • ためしよみ

100万回生きたねこ」 みんなの声

100万回生きたねこ 作・絵:佐野 洋子
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1977年10月
ISBN:9784061272743
評価スコア 4.62
評価ランキング 3,854
みんなの声 総数 305
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

305件見つかりました

  • 「NO

    「生きる」ってなんだろうね?

    「100万回いきたねこ」は本当に100万回生きたのかな?

    とらねこはよく
    「おれは、100万回も しんだんだぜ。」
    といばって言っているけど、
    「おれは、100万回も いきたんだぜ。」
    とは言っていないね。

    どうしてだろう?

    いろんなひとの数だけ
    いろんな答えがあると思うんだけど、
    僕はこう思うんだ。

    「とらねこは100万回しんで1回だけいきたねこ」
    なんだって。

    とらねこはずっと誰かのものだった。

    そんなとらねこがようやく「自分のねこ」になった時、
    初めてとらねこの人生は始まった。

    自分の事しか好きじゃなかった とらねこ が
    愛を知り、初めて自分よりも好きな存在を見つけた。

    生きるということは、愛することでもあるんだね。

    逆に言うと、
    自分のものじゃない人生を100万回生きたところで
    それは自分の人生を「生きた」ことにはならないのかもしれない。
     
    そして「自分の生」を生きなければ、
    「自分の死」も死ねないのかもしれない。

    だから、みんなも「生きて」欲しい。

    どうせこの世に生まれたんだから「自分の人生」を。

    人生を自分のものにして、誰かを愛して、ね。

    投稿日:2018/11/30

    参考になりました
    感謝
    0
  • ある時、ねこは絵本作家の佐野洋子さんでした。
    そして、ねこは絵本なんか大嫌いでした。だから
    絵本なんか作るものかと思っていました。しかし
    普通でない、これは絵本とは認めないと言われる
    ような絵本なら作ってもいいぞと思っていたの
    かもしれません。

    投稿日:2018/11/29

    参考になりました
    感謝
    0
  • 幸福とは

    初めて自分より大切な人ができてから読んでみて感じたのは、愛とは甘く優しいだけのものではなく、失うことへの恐れや別離の痛み、1人ではない故の孤独を内包するものであること。
    そして終わりがあるからこそ生きることに価値があること。たとえそれが、永遠ともいえる時の流れの中では刹那にすぎないとしても。有限の人生の中で死にたくないと願い、温かさと不可分の愛の痛みを抱えることを幸福というのだろう。

    投稿日:2018/11/27

    参考になりました
    感謝
    0
  • この本は、読むたびに発見のある本だと思います。

    自分以外に興味がなかったねこが、ありのままの自分を受け入れてくれる存在に出会い、自分の命よりも大切なものを見つけ、ずっと側にいたいと願う。
    永遠には側にいれないことを知り、はじめて自然の摂理を受け入れる。

    人生や愛、幸せをテーマにしたストーリーはとても深く、読み手の立場によって、感じ方も変わってくるのではないでしょうか。

    一度ではなく、何度も何度も読みたくなる。
    そんな魅力のある本です。

    投稿日:2018/11/28

    参考になりました
    感謝
    0
  • 心の友だち。

    何度かレビューを書きかけて、でも書けなかった絵本です。
    なにか、言葉にできない想いが込み上げてきて、上手く言語化できなくて、もどかしい気持ちになった絵本です。それほどに、深く、その時々で、異なる感情が湧いてくる不思議な絵本です。
    私が初めてのらねこに出会ったのは、学生時代でした。当時はこの絵本がこれほど深く、私の人生に寄り添ってくれる一冊になろうとは思いもしませんでした。きっとまだあの頃は私も、自分より大切な人に出会ってなかったから。この絵本の本当の素晴らしさを感じることができなかったのだと思います。あれから、人を愛し、自分の命より大切だと思える幼子を抱くことができ、のらねこは私そのものと思えるようになりました。
    愛する人に出会えた幸せ。守りたい人を授かった幸せ。私を生きている幸せ。そのことをしみじみと有り難く思えるのは、この絵本に出会えたからだと思うのです。
    どんなにお金持ちになっても、どんなに人から愛されたとしても、自分が人を愛せること。自分が自分を生きること。それに勝る幸せはないのだと思います。
    愛する家族と営むささやかな日常を大切にしながら、のらねこのように自分の人生を全うしたい。
    この絵本は私にとって、人として生きる原点を教えてくれる、愛すべき心の友です。

    投稿日:2018/11/26

    参考になりました
    感謝
    0
  • 子どもの時読みたかった

    • かえ3さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子4歳、男の子1歳

    私が大人になって読んでよくわからなかったので、子どもが生まれたら読んであげようとずっと思ってました。子どもが「死」ということがわかるようになったので、今回読み聞かせてみました。

    が、読みながら私の涙が止まりませんでした。
    自分よりすきなものができて、ようやくねこの気持ちが理解できるようになったからかもしれません。
    そんな母を見ながら娘は「白いねこはなんで死んじゃったの?」とそれだけが気になるようでした。たぶん、この本のことをよくわかってないけど、それでいいんだろうなと思いました。娘に自分よりすきなものができたときに読んでくれたらいいな。それまでこの本は大切に本棚にしまわれるんだろうなと思います。

    投稿日:2018/11/23

    参考になりました
    感謝
    0
  • 絵本と侮れない深いテーマが心に響きます!

    様々な飼い主に愛され生き返り続けるも、本物の愛情を知らなかったねこ。最後に出会った真っ白なねこを愛した事により、今まで知らなかった大切なものを得ます。絵本と侮っていると私のように涙に溺れてしまいます。

    投稿日:2018/11/25

    参考になりました
    感謝
    0
  • 忘れられないあの方から

    この本は息子の生まれた時、ご近所の良く本を読む一家の奥様から誕生祝いに頂いた絵本です。何気ない本です。ところが、時折読むと、読む度に感銘を受けます。うーん、生きる事は大事だなと。子供は0歳から3歳頃まで読みました。子供がどう感じ取っていたかは分かりません。しかし何度も読みました。本をくださった一家はとにかく他人の私を、特に息子をかわいがってくださいました。大地主の為、家計は大変そうですが、いつも温かく私達を受け入れ、ささいなこの本を出産祝いにくださいました。その家庭は固定資産税納入の為、沢山の土地を失い、大きな屋敷のみ残されました。息子を特別かわいがったおじい様が亡くなり、元気で聡明なおばあ様も99歳で亡くなり、息子を毎日、散歩に連れ出したご主人も亡くなり、今、この絵本を選び、くださった奥様のみ、おひとりで大きなお屋敷で生活しています。私達は全国を転勤し、今、東京で暮らしています。息子は遠く岩手で嫁の家族と暮らしています。東京は今、私と娘の二人暮らしです。生きるって楽しい事も多いですが悲しい事も沢山あります。今、この本の意味をしみじみ感じます。つらいけど、良い本です。

    投稿日:2018/11/18

    参考になりました
    感謝
    0
  • 自分だけのねこに会いに行こう

    • うめちびさん
    • 30代
    • ママ
    • 富山県
    • 女の子7歳、男の子5歳

    この本を、大切な1冊としてあげる人も少なくないのではないでしょうか。それくらいこの本のテーマは深く、考えさせられることは大きいのですが、読み手の置かれている環境や年齢で少しずつ感想がその時々で変化するように思います。
    小さい頃に読んで、生き返らなくなったねこにさびしさを感じた私ですが最近、小2の娘と読む機会がありました。娘は、読んで「目をつむったら白いねこのいる楽しい世界があるから、もう目をあけたくなかったのかもしれないね」と言いました。子どもの感性はすごいなと思うと同時に、このねこがみんなのなかでそれぞれ百万通りの生き方をしているんだなと思えてきて、だからこの本が長く、たくさんの人に読み継がれてきたんだなと思いました。
    それに、前に読んだときと、今、そしてまた今度読むときの感想は違っていそうな気がします。
    その時や人によって、いろんな想いや感想があっていいと思います。みんなのそれぞれのねこと出会ってほしいです。

    投稿日:2018/11/19

    参考になりました
    感謝
    0
  • じわじわと

    名作ということで今までに何度か子どもに読み聞かせておりました。前回より子供も私も(?)成長したのか、じわじわ心に沁みました。ねこのお話ですが、私は話の中のネコがねこに見えませんでした。自分の人生はどう生きたいかなと考えさせられます。何回も死ねないから尚更ね!

    投稿日:2018/11/15

    参考になりました
    感謝
    0

305件見つかりました

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / だれのせい?

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

全ページためしよみ
年齢別絵本セット