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小さな子供の葛藤
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投稿日:2007/05/19 |
昼間仕事していて忙しいママは、アリスがベッドに入る時間に買い物に出かけます。
アリスは、そんなママのことがよくわかっているから、ぬいぐるみのくまちゃんを抱いて、言うのです。
「くまちゃん、さあ、おねんねしましょ。ママはすぐに帰ってくるわ。」
自分にも、そう言い聞かせて。
でも、やっぱりママがいないと寂しいんですね。
もうそろそろスーパーかな、今、どこかなと想像しながら、とうとう起き上がり、部屋の入り口まで行き、そして、階段の上に座って、ママを待つ。
そして、最後には、待ちきれなくて、階段を降り、家のドアを開け、外に出て座ってママを待ちます。
自分が小さい頃にも、こういうことがあったなぁ。
お父さんが入院して、つきそいで病院に行っている母親の帰りを首を長くして待ったものです。
まだかな、まだかな、って。
ママのことも気遣い、いい子でお留守番しようとする。でも、やっぱりママがいないと寂しくて寝れない。
そんなアリスのいじらしい様子がとてもよく描かれた絵本。
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緑がさわやかな絵本
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投稿日:2007/05/18 |
表紙の絵にひと目ぼれ。
かっぱだ!
よく名前は聞くけれど、お話にしても、絵本にしても、あまり「かっぱ」が題材のものって見かけたことがないような...
かっぱって、うちの子、知ってるんだろうか?と思い、手にとった絵本です。
日照り続きで、おなかぺこぺこのかっぺいは、大きなきゅうりを荷車に乗せたおじいさんを見て、後を追いかけることにしました。
その後、きゅうりだ!と思ったものは、サボテンだったり、ワニだったり、きょうりゅうのしっぽだったり。
かっぱのかっぺいが、勢いよく、かぶりついたと思ったら、実は、きゅうりじゃなかった。
このしかけ絵本的なところが、うちの4歳児に、とってもうけました。
そして、最後に、山盛りのきゅうりをおいしそうに食べるかっぺいの幸せそうな様子。
きゅうりが主題とあって、どのページも、緑、緑、緑が、実に爽快な感じ。絵もとてもかわいいです。
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愛するものとのお別れの時
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投稿日:2007/05/18 |
大好きな人との別れは言葉では言い表せないほどつらいことです。
それが、人でなく、動物だったとしても。
大人ですら、それを受け止めるのは、なかなか難しいもの。
ぼくの家のねこ、バーニーがなくなってしまい、家族でお葬式をします。バーニーを埋めて。
友達は、バーニーは天国に行ったといい、ぼくは、土の中だと譲らない。
でも、そういうのって、子供だからわからないんじゃなくって、大人だって同じなんです。
死んじゃったらどこへ行ってしまうのか...
どうして死んでしまうのか...
誰かがなくなるたびに、同じことを考え、同じ悲しみにくれ、その答えはどこにあるのかわからない。
でも、みんなで、バーニーのことを思い出し、バーニーのいいところを話し合う。
そういうことって大事ですよね。
父親と一緒に種を植え、土の中のバーニーは、この種が花を咲かせるお手伝いをしているんだよ、というお父さんの言葉。
バーニーを失って落胆するぼくの心は、とても救われた気がしたんじゃないかな、と思う。
心にすんなりと入っていく本です。
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外でのお父さんはどんな人?
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投稿日:2007/05/16 |
お父ちゃん、お父さん、パパ、とうさん、とうちゃん...呼び名はいろいろ。
でも、お父さんはお父さん。
家では、ぼくや私のお父さん。
でも、外では、どう呼ばれているの?
ある人は、現場監督であり、先生であり、板前であり、八百屋であり、運転手であり...いろんな職業を持ち、一生懸命働いているお父さん。
お母さんは、家にいるから、家事する姿を見ていれば、なんとなく何してるかわかるけど、お父さんが仕事してる姿って、子供たちは見る機会がないから、子供にはなかなか想像がつかないですよね。
「そういえば、うちのお父さんって、外ではなんて呼ばれてるんだろう。」
子供が不思議そうに言いました。息子は、
「外でも、お父さんはお父さんじゃないの?」
と自信まんまんだったけれど。
お母さんのお話は多いけれど、「お父さん」の絵本、こういうのを一緒に読むのも、ちょっと楽しいかも、です。
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ほんもののおもちゃって?
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投稿日:2007/05/16 |
「ほんもの」って何?
おもちゃにとっての「ほんもの」って?
値段の高いおもちゃや機械仕掛けのちょっとこったおもちゃは、我こそ本物だと自信満々。
でも、ウマのおもちゃが教えてくれます。
心から大事に思われ、子供の本当の友達になったおもちゃが「ほんもの」だと言うことを。
長い年月がたち、古くなり、ボロボロになったとしても。
そして、ビロードのうさぎは、たしかに、その「ほんもの」になりました。
毎日、ぼうやと一緒にすごし、汚れてボロボロになったビロードのうさぎを見て、
「どこがいいんだろ、こんなきたないおもちゃ」
と言ったお手伝いさんのナナに対して、
「この子はおもちゃじゃないの、ほんとうのうさぎなの」
と言ったぼうやの言葉が印象的です。
「ほら、お人形さんが落ちてるよ。」
と言った私に、
「お母さん?これはお人形さんじゃなくって、マリちゃん。ちゃんと名前で呼んであげて。」
と言った娘の言葉を思い出しました。
子供にとって、大切なおもちゃは、ただのおもちゃではなく、人格を持った友達そのもの。
いつも友達と一緒にいる心地よさ。
そして、いつもいつも一緒にいるだけで幸せだという気持ち。
大切なおもちゃと遊んだ思い出。
それは、大きくなっても、どこか、心の芯の部分に、暖かい気持ちとして残っていくんだろうな、と思う絵本でした。
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幸せはすぐそこにある。
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投稿日:2007/05/15 |
ただただ、おさるの普通の毎日を書いた本です。
普通の毎日、ほんとに普通。
何も起こらない。
朝起きたら、おしっこして、ご飯食べて、けづくろいして、木登りして、遊んで、夜になると寝る。
1年に1度か2度やってくる、かめのおじいさんのお話を聞くほかは、毎日、変わらない生活。
ただただ、同じことの繰り返し。
でもね、これって、かなり満ち足りた生活だと思うのです。
みんなゆったりして、けんかもせず、仲良く暮らしているんです。
幸せは、そんなに遠くにはない。毎日の、この普通の生活の中にこそあるんだよね、っていう思いにちょっと気づかされる本です。
毎日毎日、同じように静かに送れる生活があるってことは、とっても幸せなことなんだなぁ〜。
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子供ってこんな感じ
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投稿日:2007/05/13 |
1つのことでつまづくと、もう、次から次へと、やることなすこと起こること、何もかも気にいらない。
そんなことがあるもんです。
特に、子供って、そういう時があるよね。
こっちとしては、
「何がいったい気にいらないの!」
と最後には言いたくもなるところなんだけど...
ライラは、まさにその状態。
自分のワッフルにのっていたいちごがほかの家族より少なかったことに始まり、読書感想文に「もっとがんばりましょう」の評価をもらい...
とうとう、習い事のバレエなんかやめてやる!というところまで、不機嫌になるのです。
でも、バレエの先生の「それほど上手でなくていらしたし。」の一言に奮起。
先生を見返すために一生懸命踊っているうちに、なんだか、踊ることが楽しくて、すっかりご機嫌になったライラ。
そうそう、子供って、立ち直りも早いんだよ。
ちょっとしたきっかけで、すぐに元気になる。やる気が出る。前向きなんです、子供っていうのは。
大人だとね、とってもこうはいきません。
「そうそう、そうなのよ、子供って...」
最初から最後まで、そんな気分で読みました。
息子には、バレエの用語が少し難しかったかな〜という感じ。
おしゃべりに出てくる会話の内容が、いまいち理解できなかったみたいで、ウケはもう一歩でした。
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もしほんとだったら楽しいかも
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投稿日:2007/05/13 |
昔あった小さな町、カミカミゴックンでは、なんと、食べ物は空から降ってきた。
しかも、1日に3回、朝、昼、晩。
いいですねぇ〜。ちょっとありえないけど、あったらどうだろうな。
こういうお話、大好きです。
この食べ物が降ってくる、その降り方も半端じゃない。
ホットケーキとかハンバーガー、目玉焼き、トースト、そのまま降ってくるんです。
それをみんなは、お皿やフォーク、スプーンを持って待ち受ける。
それが、この町の食事の方法。
4歳の息子は、
「お母さんも、こんなところに行ったことある?」
子供たち「おおおおー」です。大喜びです。
その後、異常気象が町を襲い、大量のパンの嵐やトマトの竜巻に見舞われて、とうとうみんなは町を捨てて出ていくことになるんだけれど...
パンだらけの海や、巨大なホットケーキに襲われた学校に、またまた、おおおおお〜。
ちょっと絵の感じがこわいかなぁというのはあるけれど、お話自体には、大満足。
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あやしげな絵がたまらない
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投稿日:2007/05/11 |
「みみずにみみはあるのかな」1ページ目のこの文章と、聞き耳をたててるみみずのあやしげな絵に一目ぼれでした。
イケてる!
これは、言葉遊びの本です。
「ラムネにむねはあるのか?」「パイナップルにおっぱいは?」「ぶどうにどうは?」「デコレーションケーキにおでこは?」
発想もおもしろいけれど、言葉以上に、この絵だから笑えるこの絵本。
「な〜に、これ〜。」の子どもをよそに、1人ウケまくってるのは親のほうでした。
でも、このセンスは、なかなか絶妙です。
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何かのきっかけが大切
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投稿日:2007/05/11 |
お絵描きの時間、何も描けなかったワシテに「何かしるしをつけてみて」と言った先生。
ワシテは、やけくそ半分に点を1つ描きます。
それに対し、先生は、その点だけの絵にサインを描かせ、ちゃんと飾ってやるのです。
こんなふうに接してくれる先生っていうのはまずいないと思うのですよ。
ふざけるのはやめなさい!と怒られるところでしょう。
この飾られた点を見て、ワシテは「もっといい点だって描ける」と夢中になって、いろんな点を描き始める。
何かのきっかけで、子どもが夢中になる。今まで大嫌いだったものが、ちょっとしたきっかけで大好きになるってことはあるものです。特に子どもは、そういう可能性をたくさん秘めている。
ようはきっかけ。人が学ぶということは、こういう「きっかけ」から始まるんだろうと思います。
この先生の対応がなんといってもすばらしい。
この絵本、子どもというよりも、親が読むといいかもしれません。
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