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たまごから出ない理由
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投稿日:2007/05/11 |
「たまごにいちゃん」がとてもウケがよかったので、第二弾として、読んで聞かせました。
「たまごにいちゃん」が、たまごにいちゃんになったわけがよくわかりました。
たまごにいちゃんは、最初っから、「たまご」のままでいたかったわけではないんですねぇ。
最初は、なかなか割れないたまごを自分なりに一生懸命割ろうとした。
けど、割れない。
割れないでいるうちに、だんだん、たまごでいることの居心地のよさも知ってしまった。
お母さんにごはんをもらったり、暖めてもらったり...
そして、ひょんなことから、からすを撃退してしまい、ますます、たまごでいる方がいいな、って思っちゃったわけです。
「おかあさん、ずっとたまごのままでがんばります。」
って宣言するたまごにいちゃんの神妙な顔、とても笑えます。
「あら、そうなの。がんばってね。」
なんていう母親もおかしいと思うんだけど、こういう親子関係もいいなぁ。
なんだか、マイペースなたまごにいちゃんのキャラクターがとってもいいです。
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ちょっとわがままな女の子
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投稿日:2007/05/11 |
図書館で「たまごにいちゃん」の続きをさがしている時に目にとまった「たまごねえちゃん」
うそ、たまごねえちゃんもいるの?!
すぐに飛びつきました。
でも、たまごねえちゃんは、たまごにいちゃんとはちょっと違う。
ちょっとわがままなんです。
お父さんに何でもかんでもしてもらいたくって、たまごのままなんです。
ちょっと確信犯?たまごでいる理由も人(とり?)それぞれなのね。
でも、最後には、お父さんを助けるために、自らからを割って、たまごを出ることを決意したたまごねえちゃん。
そのへんも、たまごにいちゃんとは対照的ですね。
たまごにいちゃんは、ちょっとぼんやりした男の子。
たまごねえちゃんは、しっかりものの女の子。
幼稚園での息子の様子を見ると、う〜ん、人間の男の子、女の子とそっくり。
「たまごにいちゃん」「たまごねえちゃん」二つ並べて両方読むと、おもしろいです。
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黒にしかできないこと。
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投稿日:2007/05/11 |
「くろ」って微妙な色なんです。
なくてはならない色だけど、へたをすると、絵をよごしてしまうきつい色。
それが黒色です。
くれよんのくろ君も、楽しそうにみんなが絵を描く片隅で、1人仲間はずれ。
理由は、きれいに描いた絵を黒くされたらたまらないから。
その黒色のクレヨン、くろ君の大活躍が爽快です。
最後に、あっと驚く展開です。
これは、たしかに「黒色」じゃなきゃできないよね〜。
赤には赤のよさが、黄色には黄色のよさが、そして、いっけん、理解されづらいけれど、黒色には黒色にしかないよさがあるんです。
納得、納得で終われる最後が大好きです。
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おいしいものいっぱい
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投稿日:2007/05/11 |
開店してから、誰も来ないレストランに、はじめてあった注文は、ホットケーキ。
森の小屋に配達です。
それは、森の動物たちが、くまくんの誕生日のお祝いにプレゼントしたホットケーキ。
でも、たくさんの動物の中で、ホットケーキがひとつきり。
コックさんは、はじめてのお客さんとなった森の動物たちに、くまさんのお祝いをかねて、ごちそうを作ってあげることにするんです。
料理を作って、ごちそうが並ぶってお話はけっこうあるけれど、なんか、料理がたくさん並ぶのって、それだけで幸せな気分になるのがいいよね。
満ち足りた気持ちになるというか。
おいしいものを食べてる時に幸せじゃない人はいないからかな。
そういうほっとした気持ちになれます。
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顔に似合わずこわいぼうや
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投稿日:2007/05/02 |
子供は、粘土、どろんこ大好き。
表紙を歩く、人形の男の子の絵と「ねんどぼうや」のかわいらしい題名で、借りてきた絵本でしたが...
このねんどぼうや、いくら食べても満足しない。
とうとう、自分を造ってくれたおじいさんやおばあさんまで丸飲みにし、町中をねり歩いて、生き物もそうでないものも、すべてを飲み込んでしまうのです。
食べるたびにどんどん大きくなり、つぎつぎと人間や動物を飲み込む描写がなんともリアルで、おそろしい。
最後に、やぎの一突きで、ねんどぼうやのおなかがペリンと壊れ、無傷のまま、みんなが出てくるのは爽快だけれど...
ちょっと生々しいです。
が、ごくりと生つば飲みこんで、静かに聞いていた息子は、読み終わった後に
「もう一回。」
と久しぶりに2度読みを催促。
こわいもの見たさでしょうか?
人が飲み込まれる場面が出てくるたびに、
「すごいね、こんなにやったら食べれるんだ。」と妙に感心していました。
う〜ん、それにしても、やっぱりこわい。
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だれだってやさしくされたいもの
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投稿日:2007/04/28 |
たまごにいちゃん、何それ?って思ったのが最初。
でも、「へんしんマラソン」以来、あきやまただしさんの大好きな4歳の息子は、本屋でめざとく見つけて、
「これがいいの。」
あきやまただしさんの本は、ほんとに子供ウケがいいです。
たまごにいちゃんは、ほんとは、もう卵から出ていないといけない。
でも、ずっと卵でいたいの。
だって、お母さんに暖めてもらえるから。
その理由がなんとも言えず、かわいらしいですよね。
愛されていたい、いつもやさしくしてもらいたい。
どこの子もみんな一緒なのね。
まぁ、子どもだけじゃないですよね、誰だって、いつもやさしく擁護されていたいもの。
このたまごにいちゃんのキャラクターも実にかわいらしい。
お母さんに、「はやく大きくなるといいね。」と言われると「いいえ、これでいいんですよ。」と答え、
もう卵が割れてひよこになってしまった弟が、自分より大きくっても、ぜんぜん平気。
そして、自分は、ひたすら、卵が割れないように生きているんです。
あくまでマイペース!
でも、結局、卵は割れてしまって...
自分の成長した姿を見て、どんなにがっくりくるのかと思いきや、まんざらでもないな、となんて思うあたりも、なんだか、かわいらしいやら、おかしいやらで。
たまごにいちゃんの神妙な表情がとてもいいですよ。
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こんなしりとりあったらいいね
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投稿日:2007/04/26 |
ヘンテ・コスタさんが作った「ヘンテ・コスタのもり」
でも、みんなは「へんてこもり」と呼ぶ森の中で、4人の子供たちは、不思議な経験をします。
子供たちが楽しんでいた「動物しりとり」の動物たちが、みんな出てくるの。
しかも、どんどん輪になって走りまわっているのです。
しかもね、しりとりの続きが思いつかなくて、苦し紛れに言葉に出た「まるぼ」なんて動物も、ちゃんと出てくるんです。
そんな動物いるんだろうかと疑う子供たちに、そのまるぼは、「ヤカン目マルヤカン科マルボ」とのたまう。
その後も、「ぼさこう」に「うるりんぞ」に、適当に口をついて出てきた言葉どおりの動物が現れます。
実に痛快なお話です。
子供同士でしりとりすると、こういうことってありますよね。へんな言葉を言って、
「そんなのないよ。」
と言われると、
「そんなことない。ちゃんとあるもん!」
この間も、姉弟のそんなけんかを聞いたばかりです。
これ、絵本としてはページ数も多いし、童話の部類に入るのかなと思うけれど、
「今日はこのへんにしておこうか?」
と言うと、眠そうな目をしながら、4歳の息子が
「ちゃんと最後まで読んで。」
とお気に入り。
この「へんてこもり」は、ほかにも出てるみたいなので、さっそく図書館で予約しました。
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半端じゃない伸び方がすごい
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投稿日:2007/04/16 |
おいしいものの大好きなポコおじさんが、買ったのが、大きなそら豆1つ。
その豆を売りに来た人が、これまた全身そら豆色の、宇宙人みたいな不思議な人。
その豆を煮て食べたポコおじさん。
にょきにょきと左足が伸び始めます。
なぜ、左足なのか?右足は?なんて思ったのは、私だけで、子供はそんなことは気にしません。
この足の伸び方が半端じゃない。
家を壊し、橋を渡り、車をなぎ倒し、町じゅうをかけめぐって伸びて、伸びて、にょきにょき伸びていくんです。
どうやってもとまらないその足を、とめたのは、1人の女の子のこちょこちょだったのですが...
なんとも不思議な話です。
この半端じゃない足の伸び方が、4歳児には、とにかくおもしろいみたいで...
「お母さん、今日も『のびのび』から読んでね。」
とうちの息子。『あしにょきにょき』よと言っても、『あしのびのび』。
私としては、なんだか、わかるようなわからないような不思議な気分のお話だけど、息子のお気に入りの1冊です。
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まさに「子供」のおしゃべりと一緒!
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投稿日:2007/04/16 |
この本のキーワードは、「あいうえおスープ」なるもの。
英語の形をしたマカロニ、ありますよね。
ああいうのが入ったスープです。
そのスープ、犬のマーサが飲んだら、おなかじゃなくて、頭に入っちゃって犬がしゃべれるようになったっていう設定がおもしろい。
これ、しゃべれるようになったマーサが人間と心を通じあわせた、なんて話じゃありません。
しゃべれるようになったマーサは傑作です。
とにかく、しゃべり倒す。余計なこともばらしちゃうし、人が本を読んでいようが、おかまいなしで1人しゃべり続けるし...そのしゃべることと言ったら、時と場所を選ばない。
これって、まさに「子供」そのものですよね。
そして、家族が爆発して「うるさい!」と言われ、ショックを受けるあたりも。
だって、自分のおしゃべりが迷惑だなんて思ってないんです。
おしゃべりマーサは、「犬は賢くて、主人に忠実」っていう犬のイメージと、あまりにかけ離れていて、楽しいです。
まあそうは言っても、犬だって言いたいことは山ほどあるんだろうなぁ、なんて思いながら、わが子を見るようで、笑えました。
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小さいものへの慈しみを
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投稿日:2007/04/16 |
ダックスフントのお母さんから赤ちゃんが生まれて少し大きくなるまでをおった写真絵本。
私は、子供2人を帝王切開で産んだので、子供たちは、赤ちゃんはおなかを切って取り出すもんだと思っている。
いつも、おふろで私のおなかの傷を見るたびに、
「なっちゃんたちは、ここから出てきたんでしょ?お母さん、おなか切る時痛かった?」
って聞いてくる。
だから、ダックスフントのお母さんが、赤ちゃんを産む姿を見て、第一声は、
「え、犬って自分ひとりで赤ちゃん産むの?」
でした。
しかも、袋に入って出てくるの?って。
犬は飼っているけれど、うちの犬はオスです。人間にしても、動物にしても、子供たちは、赤ちゃんが生まれてくる瞬間に立ち会ったことがないので、ひとつひとつ、驚きだったみたい。
しかも、犬は、生まれたばっかりの時は、目も耳も開いてないの?え、最初は歩けないの?って、不思議なことだらけ。
でも、やっぱり、小さい生き物というのは、かわいいもんです。
最初から最後まで、かわいい、かわいいの連続でした。写真絵本だからなおさらかわいさがリアル。
いつまでも、生き物をいつくしみ、愛せる心を持ったまま、大きくなってほしいと思いながら、読みました。
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