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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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なみ@えほん

その他の方・60代・大阪府

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なみ@えほんさんの声

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自信を持っておすすめしたい 「まちの活性化」の イメージ作りにも。  投稿日:2017/08/31
どんぐりむらのだいくさん
どんぐりむらのだいくさん 作: なかや みわ
出版社: Gakken
 どんぐりむらには、「どんぐりこうむてん」があって、大工さんがいます。大工さんは、どんぐりの種類の中でも、「ならかしわ」のどんぐりさんで、とても体格が良くて頼りになりそう。実際、腕が良くて、仕事が早い。そして優しいのでみんなに頼りにされています。

 さらに「ステキ♪」と思ったのは、仕事に楽しい工夫があること。遊具の登り板にしかけをして、いろんな色・形の光の影が地面にうつるようにしてくれました。大工さんは大工の仕事が大好きなんだなぁ〜と伝わってきました。

 そして、その大工さんが作ってくれた「みんなのおうち」は、みんなが集まる広場的な、集会所的な「おうち」です。美味しいそうなにおいにつられて集まってきた子どもたち。その子どもたちと一緒に集まってきたお母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃん。いろんなお店屋さん・・・。とっても賑やかで楽しそう。そして、狭くなった「みんなのおうち」は、増築してますます賑やかになっていきました。

 みんなが集って、まちが活性化するってこういうことだなぁ、楽しいなぁと、なんだかわくわくしてきました。「活性化」に取り組んでいる小さな町や、商店街の担当者の方にも 手に取っていただきたい絵本だと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 頑張れ、テツオ!  投稿日:2017/08/22
なりたて中学生 初級編
なりたて中学生 初級編 著: ひこ・田中
出版社: 講談社
 小学生から中学生に変わる節目の男の子、成田鉄男クンの心境が語られながら、物語は進みます。中学生になるということは ただでさえ不安なのに、引越しで友達が一人もいない中学に進学するのは心細い!

 舞台は関西(たぶん大阪?)で、特有のノリ満載です。例えば、制服の採寸で隣り合った母親同士の会話は大阪そのもの(笑)。学校のネーミングも「どや(土谷小)」「せや(瀬谷小)」「なんや(南谷小)」は大阪弁から?

 敵陣に踏み込む気持ちだったテツオも少しづつ馴染んでいきます。教室に並んだ36の机がイラストで何度も出てきますが、出てくる度に覚えたクラスメイトの名前が机に書かれていて、それが増えていくのが面白かったです。そして、中学生になることの色々、ランドセルとの別れ、制服の採寸、つめえりの窮屈さ、新しい上履き、卒業式・入学式の祝辞の退屈さ等々が、リアルでした。

 中級編・上級編も楽しみです。頑張れ、テツオ!応援しているよ。
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自信を持っておすすめしたい 子どもパワー全開の 遊び塾  投稿日:2017/08/19
遠まわりして、遊びに行こう
遠まわりして、遊びに行こう 出版社: 理論社
 急な金欠で学習塾と塾のオプション「遊び塾」のスタッフになった大学生の新太郎は、小学生たちに もみくちゃにされる。昔の子どもさながらに、体をいっぱい使って遊ぶ、遊び塾の子どもたちは元気いっぱい、というか超ワイルド。彼らを統率する立場の塾長、正宗さんはかなり大雑把な性格で、新太郎は何かにつけ大変なのだった。だが、新太郎にとって、子どもたちはいつしか大事な存在になっていた。

 正宗さんはいい加減そうで、ポイントは抑えていて、その辺の兼ね合いが絶妙。天性の教育者という気がしたが、彼のやり方は個人塾だからこそで、今の学校現場ではもちろん通用しない。(小心者の私は、季節外れの海で子どもを遊ばせる場面など、何か事故でもあったら・・・と心配してしまった)

 小型の大人、おりこうさんの子どもを作る、今よくある子育てや教育とは違うおおらかな遊び塾の様子は、ハラハラしながらも読んでいて面白かった。本来、子どもはこんな風に、子どものパワーを全開して遊び、人と関わり、そして してはいけないこと、するべきことを自然に学んで育つのが良いんだろうな、と思った。

 親や先生など、日頃 子どもに関わる大人にもおすすめ。
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自信を持っておすすめしたい はみがきれっしゃ、大活躍♪  投稿日:2017/08/19
はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!
はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう! 作: くぼ まちこ
出版社: アリス館
 ページを開いて、まず1ページ目で ドキッ!だって、いきなり「ぼく はみはき だいきらい」から始まるのですから。

 でも、大丈夫!「はみがきれっしゃ」がやってきました。しゅっ しゅっ しゅっ・・・。こんなカワイイ はみがきれっしゃに、「おくちにいれてよ」と言われたら、思わず口をあけてしまいますね。たっくんの大きな口!子どもをその気にさせる素敵なアイデアに感心しました。

 そして、おくちの中は、あらあら、食べ物のカスが歯にいっぱい くっついています。これを見れば、歯磨きは必要だと、絵本を見た子どもさんも きっと理解できるはず。そして、納得できたら きっと歯磨きにも前向きになれるはず。

 はみがきれっしゃが お口の中で大活躍して、歯磨きがきらいだった子どもさんも、困っていたママやパパも、みんなニコニコ顔になれそうな絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 忘れないよ、おじいちゃん  投稿日:2017/08/19
おじいちゃんがおばけになったわけ
おじいちゃんがおばけになったわけ 作: キム・フォップス・オーカソン
絵: エヴァ・エリクソン
訳: 菱木 晃子

出版社: あすなろ書房
 心臓発作で急に亡くなったおじいちゃんが、おばけになって出てきました。でも、いつまでも このままではいけないと、この世の忘れ物を探すために、孫のエリックと一緒に夜の街を彷徨います。

 そして、二人で たくさんの楽しかったことを思い出しているうちに、「忘れ物」が わかりました。それは、「さよなら」をきちんと言うこと。二人でしっかりとお別れを言いあうことで、おじいちゃんは納得して、あちらの世界へと向かったのでした。そして、エリックも日常に戻っていきます。

 小さな男の子、エリックが大好きなおじいちゃんの死を受け入れることを描いた絵本です。同じような経験をして悲しんでいる子どもさんがいたら、ぜひ読んであげたい絵本だと思います。

 元気な時には、楽しく一緒に過ごす、そして、別れの時にはきちんとお別れをして納得する。そうすれば、「死」によって隔てられても、心は繋がっているし忘れることはありません。一緒に過ごした楽しい思い出は、消えることはないのです。
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自信を持っておすすめしたい 初恋のとき  投稿日:2017/08/15
明日のひこうき雲
明日のひこうき雲 作: 八束 澄子
出版社: ポプラ社
 父は単身赴任、母はうつ。家はいつもお金に困っていて、食事もままならないこともある。そんな家庭環境にいる中学二年の遊だったが、ある日、学校で恋におちた。一目ぼれの相手はサッカー部のキンちゃん。そして、遊は友達と三人で、サッカー部の押しかけマネージャーになる。つらい現実はいろいろあるけれど、キンちゃんへときめきは遊の心を満たしてくれるのだった。

 みずみずしい初恋の話。現役中学生女子も、元中学生だったお姉さんやおばさんも、自分と重ねて読んでしまうのではないだろうか?(実は私も・・・) 頑張り屋で、優しくて、誰に対しても自然体で接するキンちゃんは素敵。そんなキンちゃんが、遊に好意的で嬉しい気持ちになる。

 いいなぁ〜、初恋♪ ガンバレ、遊! そして、「キンちゃん、遊をよろしくね!」と言いたくなった。家庭もなんとかいい方向に向かっていって、希望が持てる終わり方で良かった。
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自信を持っておすすめしたい 達成感と、楽しさと、勝負と。  投稿日:2017/08/14
風のヒルクライム ぼくらの自転車ロードレース
風のヒルクライム ぼくらの自転車ロードレース 作: 加部 鈴子
絵: 小林 系

出版社: 岩崎書店
 中学一年生の涼太は、誕生日に父親からロードバイクをプレゼントされ、なりゆきでヒルクライムのレースに出ることになった。レースに参加している彼と彼をとりまく人々の心の中の声が、一人づつ章ごとに語られる。

 親子関係、夫婦関係、ロードバイクへの想い。様々なものを絡ませてながらみんな走る。参加することでそれぞれに気づきが生まれ、変化があった。つまり中学生も大人も成長した。そして、どうやら恋も生まれたらしい。学ランの彼、お相手はきっとあの人・・・。(白い通学用ヘルメット、黒い学ラン、ママチャリで参加する高校生がユニークでした)

 ロードバイクで山を登るレースは、想像以上にキツイ!読みながら私も作中の人々と一緒にしんどいことをやり遂げた達成感を得た。そして、読後は、新たに何かに挑戦したいような気分になった。

 身近でないスポーツにふれることができ、楽しく読める。中学生におすすめ。
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なかなかよいと思う チームを組んで・・・  投稿日:2017/08/12
チームふたり
チームふたり 作: 吉野万理子
絵: 宮尾 和孝

出版社: Gakken
 吉野さんのY・A作品を読み、他の作品も・・・と思って、今度は「チームふたり」を手に取りました。

 小学生の卓球男子の話ですが、単に「卓球」のことだけでなく、父の失業や、母の就活話も絡んできました。主人公だけでなく、まわりにいる子にも、「家庭の事情」がありました。子どももいつも無邪気でいるわけにはいかず、大人の事情の下で生きているということを感じました。

 そんな中、卓球も家庭の問題も「チーム」を組んで一緒に挑んでいくという姿勢が良かったです。シリーズで続いているのですね。他のも読んでみたいと思います。
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自信を持っておすすめしたい 女の子の成長物語  投稿日:2017/08/12
コービーの海
コービーの海 作: ベン・マイケルセン
訳: 代田亜香子

出版社: 鈴木出版
 事故で片方の足が義足になったコービーは友達の輪に入れず孤独。そして両親は不仲。良いことなんか、何もない。でも、海の上にいるときは自由。何も気にならず、すべてから解き放たれている・・・。

 コービーはある日、瀕死のクジラを助けます。そして、クジラとの交流が、やがて人との交流へと繋がっていきます。コービーの様々な悩み、そこからカラを破って一歩踏み出していく時の勇気、海にいる時の解放感、友達ができた嬉しさ・・・。そんな様々な気持ちを一緒に味わいました。中高生の女の子におすすめです。

 コービーの知り合いで、港にいる変わり者で嫌われ者のニッケルジャックというおじいさんがいい味を出していました。「結び目」の話や、彼がぽつぽつと話す言葉は深いです。ニッケルジャックはきっと、人生経験が豊富なのだろうなと思いました。

 カバーの絵が印象的で素敵です。
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自信を持っておすすめしたい 美味しいパンと みんなの笑顔^^  投稿日:2017/08/07
みんなの くまくまパン
みんなの くまくまパン 作: 西村 敏雄
出版社: あかね書房
 「機嫌が悪い王子のために、美味しいパンを焼いてほしい」と、王さまはパン屋さんをお城に呼びました。王子のために一緒にパンをつくる王さまから、優しいお父さん、可愛い我が子が大好きなお父さんということが伝わってきます。でも王さまは、王子のことしか目に入っていないのでした・・・。

 実はそういう「我が子だけが大事」という王さまの態度が、王子をいら立たせていたのです。王子はきっと孤独だったのですね〜。

 我が子を愛するあまり、我が子しか見ていない?私は大丈夫かな?とちらっと考えさせられますね。

 友だちと一緒にパンをたべる王子のうれしそうなこと。「じぶんだけとくべつなのはいやなんだ」という王子の言葉がステキです。将来、立派な王さまになること間違いなし!みんなのアイデアに溢れたパンが、楽しくて美味しそう♪美味しいパンとみんなの笑顔がうれしい絵本でした。
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