発想が面白い
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投稿日:2006/10/04 |
題名をみて、息子の第一声は、「そんな猫いないよ〜」
そして、この”ひみつ”のお話を読んでみました。
夜の静けさの中、話は始まります。
夜中の雰囲気が話を盛り上げてくれます。
猫ちゃん達の表情が可愛らしく面白いです。
マイペースの猫の動きは、確かに宇宙人的なものを感じたりすることがありますよね。
そんなところから、発想されたのかな?
子供がふざけて言うような内容の話ですが、固い頭の緊張がほぐされたような気がしました。
私もつられて、
地球上の猫は、実は、宇宙人の子孫なのか・・・・?
ひそかに繁栄して人類をおびやかすかも・・・・
色々想像してしまいました。
息子の感想は、「はは、おもしれ〜。」と若干けなしぎみでしたが、
でも、いつか「星みてた猫がいたぁ〜」と帰ってきそうな気がします。
私も、夜散歩しながら、宇宙猫探してしまいそうです。
単純だけど、それゆえに、印象に残る面白さでした。
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味のある絵とよいリズム感
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投稿日:2006/10/04 |
まず、表紙のカニさんの絵にとても惹きつけられました。
それをうらぎらない話の中の絵。
一点だけ、おかあさんカニが猫を追い払うところの絵は、同じ見開きに、おかあさんが三匹いるように見えてしまうので、もう少し、大きさの差をつけると、時間差がはっきりするかなと思いました。(Webで見ているせいかな?)
話は、単純なので、2・3歳児向けかなと思います。
でも、短い言葉で、よいリズムを刻んでいるし、ひとつひとつの場面にひねりも聞かせてあるし、話の展開も早いので、子供は楽しいのではと思いました。
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ナイスアイデア
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投稿日:2006/10/04 |
ちいちゃんが、願い事をかなえてもらう為の旅にでて、いつの間にか願いがかなっていたというストーリーは、優しく素敵だと思います。
そんな中で、「そんなねがいごとはいらないな」の言葉は、少し強く感じてしまいました。そんな事で悩むなよと批判しているような感じで、しかも、独り言のような印象を受けました。「そんなねがいごとは(もう)いらないよ」の方が、ちいちゃんに話かけている感じがあるように思いました。
この話の続きは、モビール作って、みんなが続けてね。
というアイデアは、なかなか楽しいと思いました。
まず、切り抜いたキャラクターで、お芝居やって、子供と話を盛り上げて、それから、モビール作ろっと。
モビールの発想がいいですよね。
さわやかな風が皆を包んでいるようで。
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ジョニーの努力とスザンナの心
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投稿日:2006/10/03 |
主人公のジョニーを通して、あきらめずに努力することの大切さを実感させられ、そして、夢に向かって進む勇気を与えられることと思います。ロボットを作りたいという夢を持つ息子は、部品の絵やジョニーの態度に、惹きつけられていたようです。
私は、友達のスザンナを素敵だと思いました。
大時計を作ろうと決意したのに、両親も先生も「できっこないよ」「何を馬鹿なことを」と相手にしてくれず、友達までもが、バカにする中、スザンナだけは、ジョニーをなぐさめ、励ましてくれたのです。また、生き詰まった時に、よいアイデアを出してくれたのです。
ジョニーは、スザンナという心の支えもあって、時計を完成させることが出来たとも考えられると思います。
子供にとって、そんな親でありたいと思いました。
また、我が子が友達と、そんな友達どうしになれたら、幸せだと思いました。
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対比の面白さ
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投稿日:2006/10/03 |
8歳の息子は、のろのろの男の子とあわてんぼうの女の子の性格から来る行動の対比を面白がっておりました。
追い越され、追い抜きしながらも、お互いのペースで歩いていきました。
その二人がはっぴぃさんのおおきないしの前で出会って・・・・
雨あがりのおひさまは、二人の気持ちの象徴なのでしょうね。
はっぴぃさん、はっぴぃさん・・・のリズムを4歳の娘は気に入っておりました。
「はっぴぃさんに会えたのかな?」の問いに、息子は、「お互いに会えたんだね。」と明答しておりました。
4歳の娘は、表紙の白いはとさんが、はっぴぃさんだと言っておりましたが・・・
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うみづり
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投稿日:2006/09/29 |
海にいった事のない、きつねの為に、自転車を走らせる狼。でも、格好良さを見せたくて、つい、大きなかじきをつった事があるとうそをついてしまいます。
かじきがつれずに、きつねにやつあたりし始めたものの、途中で冷静になり誤る狼。
その狼に対して、「うみづりに来たんでしょ。だから海がつれたじゃない。てんこもりの海を有難う」ときつねは礼を言うのです。
狼の気持ちを知ってのイタワリのある言葉、じーんときてしまいました。
子供にも、狼やきつねは、身近な友達をみるようで、本当に集中して、聞いてくれます。そして、友達っていいなと思うようです。
4歳の娘は、「うみづり」の意味が分からず、海に行く度に、「うみづりに来たんだ〜」と大声をあげています。優しい友達や家族と一緒に行く海の楽しさイコール「うみづり」と理解したようです。
「ともだちや」シリーズ、素敵な友情が描かれていて大好きなのですが、この本だけは、絵の配置の仕方が、なんとなくテレビ放映を意識しているような感じがして、評価を下げてしまいました。
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幼稚園イヤイヤは変わらずとも
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投稿日:2006/09/29 |
丁度、息子が幼稚園に行くのを嫌がっていた時期で、読み聞かせながら、「ねずみのおかあさんは困ってしまいました」に力が入ってしまったのを覚えています。ねずみのおかあさんのナイスアイデアで、楽しく幼稚園に行ける様になるところが、素敵ですし、母として参考になりました。
これで、我が子も大丈夫かもと期待しましたが、実際には、年中の中頃まで、嫌がって泣いておりました。毎日、手をかえ品をかえ、大変だったのを思い出します。この本が好きなのは、私が、この絵本に励まされていたからなのかもしれません。
息子の方は、話の内容が、自分と結びつくことは、少なかったようですが、ねずみ達の様子には、とても共感したようでした。チャンバラごっこをしていて、頭をたたかれているねずみ君を見て、「いたい!」と言い、窓から顔を出しているおかあさんと話をしているねずみちゃんを指さして、「はーい!分かりました」とせりふをつけてみたり。
見開きの工夫が楽しく、トンネルで遭遇したヘビが、驚いて逃げていくまでの仕掛けは下の子も大好きで、自分で開きたくて手を出していました。
読むとなんとなく温かい気持ちになるのは、優しい色彩の絵とねずみさん達の可愛さゆえでしょうか。
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親しみのある鳥さんたち
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投稿日:2006/09/29 |
身近な馴染みのある鳥達が出てきます。
そして、その泣き声が仲間どうしであるかを確認する合図になっています。
今度は、どんな鳥に会うんだろう?この鳥は、なんて泣くんだっけ?と小さい子でも、色々と考える楽しみがあると思います。
巣から離れてしまったこすずめが、色々な鳥に、「ぼくあなたの仲間でしょうか?」と尋ね歩くのですが、同じ問答の繰りかえしがあるところも、本のリズムになっていて良いと思います。
そして、そのお決まりのセリフで、ごっご遊びをしたりしました。ふとん等を巣にみたてて「中に入って休ませて頂いていいでしょうか?」と言って周る遊びをやる日もありました。(息子は小学生になってからは、仲間でなくても、巣で休ませてあげればいいのにとの批判を言っておりましたが。)
娘は、「わたしは おまえの おかあさんじゃないの」というセリフを私に言ってもらうのが大好きでした。
一度、話が分かってしまっても、何度も読んでもらいたがるのは、やはり、最後に、すずめのお母さんが、自分を見つけ出してくれるからなのでしょう。
子供達には、夜寝る前に読んでくれと言われる事が多く、最後のページ「おかあさんの あたたかい つばさのしたで ねむりました」で、温かい気持ちになって、自分達もママにくっついて眠れるのが、本当に幸せそうでした。
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白ぶちと黒ぶち
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投稿日:2006/09/29 |
子供も私も大好きな一冊です。
私が子供の時、表紙の二匹のわんちゃん、これが、目につきました。同じわんちゃん、それとも友達どうし?
動物好きな子供達のこと、だれでもハリーが好きになってしまうと思います。そして遊んで泥だらけになっていくハリーの姿に、自分達の姿を重ねたりするのではないでしょうか。
黒いぶちのある白い犬が、白いぶちのある黒い犬になってしまうという表現が、子供ながらに、難解なパズルのように思えました。白色と黒色どちらが多いんだろう?なんて。
そして最後は、やはり温かい。子供達だけでなく、パパとママとの家族全員が出て来て、一緒に喜ぶところが、素敵だと思います。ハリーに自分を重ねている子が、パパ、ママに温かく受け入れてもらえたような気持ちにもなれる点が良いと思います。
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本当の強さって
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投稿日:2006/09/29 |
・腕白坊主に読み聞かせ
小学校1〜2年生だと、自分の強さを見せつける為に、
友達に命令したり、従わないと暴力を振るうような子がいますよね。
それが、ギルガメシュ王なのかなと思いました。
その王が、人間の持つ優しさに気づき、本当の友達を持つことが出来るようになるという話の展開に何かを感じとる事が出来るのではないかと読み聞かせてみました。
古代文明に触れるような厳かな感じのするさし絵にこの内容、ギルガメシュ王とエンキドゥのどちらが、格好が良いのかは、低学年でも十分に理解できるようでした。
・人格形成の仕方に触れるような
強い人間を神様がお作りになり、そのまま人間社会に送り込んだ場合と、動物達のいる自然界に送り込んだ場合に、人格が異なったという設定は、人育ての原点を示唆するようで、
神話ならではの味があると思いました。
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