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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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自信を持っておすすめしたい 丁寧な絵が素晴らしい  投稿日:2008/05/05
ちいさなねこ
ちいさなねこ 作: 石井 桃子
絵: 横内 襄

出版社: 福音館書店
1963年初版のロングセラー。
絵に描かれた風景は、家並みといいクラッシックな車といい時代を感じさせますが、そんことは子供には関係なし。
逆に、丁寧に忠実に描かれた絵は、きっと子供も喜ぶはず。
こうした写実的は絵が描かれた絵本が、最近珍しくなってきた感もありますので、貴重だと思います。

お話は、おかあさんねこが目を離した隙に、こねこが外への冒険に出かけてしまうところから始まります。
外の世界は、子供、車、大きな犬と、危険が一杯で、ハラハラしどうしです。
最後には、おかあさんねこに助けて貰うのですが、最後の頁では、本当に暖かい気持ちにさせられました。

猫の親子の関係を、人間の親子の関係に準えているのでしょうが、子供もおかあさんが見守っていてくれることの素晴らしさを認識できることと思います。
爽やかな読後感が何とも言えない絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 絵が絶品  投稿日:2008/05/05
かぼちゃスープ
かぼちゃスープ 作: ヘレン・クーパー
訳: せな あいこ

出版社: アスラン書房
1999年のケイト・グリーナウェイ賞受章作品。
作者のヘレン・クーパーは、1作目の「いやだ あさまで あそぶんだい」で1997年にもケイト・グリーナウェイ賞を受章していて2回の受賞という快挙を成し遂げています。

久しぶりに外国の素晴らしい絵本との邂逅があったという印象です。
我家での絵本の選択基準は、絵が奇麗なことなのですが、この作品は最高水準です。
姿形、構図、色あい、デフォルメの具合とも絶妙で、細かいところまで精緻に描かれているので、何度見ても新しい発見があって、決して飽きることはありません。

仲良しのねこ、りす、あひるが、些細なことでケンカしてあひるが家出してしまうのですが、居なくなったときのねこ、りすの悲しい表情は、何とも言えません。
ともだちと仲良くすることについても、考えさせられること受けあいです。

あひるは、ねこ、りすより年下で末っ子を意識した設定になっているのでしょう。
あひるの我がままが多いのですが、子供も絵本のなかに、自分も参加した気持ちになって楽しめるはずです。
一寸したプレゼントにも最適だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 絵本を卒業したら是非  投稿日:2008/05/04
どろんこ こぶた
どろんこ こぶた 作: アーノルド・ローベル
訳: 岸田 衿子

出版社: 文化出版局
アーノルド・ローベルの1969年の作品です。
絵本というより、幼年童話というジャンルに属する作品かと思います。

農場で飼われているこぶたの大好きなことは、どろんこの中に沈むこと。
その至福の表情ったらたまりません。
でも、奇麗好きのおばさんが、どろんこを掃除機で掃除してしまい、こぶたはお風呂で洗われます。
しまいには、リボンまでつけらてれて・・・。

こんなうち ぴかぴかでつまらないと怒った表情もどことなく可愛いものです。
それから、こぶたのどろんこ探しの冒険が始まります。

文章も平易ですし、物語も安心して読めるので、絵本を卒業ぐらいの子供には最適の作品だと思います。
自分の好きなものを取り上げられるという点に、共感を覚えることでしょう。
こぶたは、正しく子供の姿を投影しているように感じました。
色数は少ないのですが、古き良き時代のアメリカンテイスト溢れる絵も、楽しめると思います。
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自信を持っておすすめしたい 着替えに目覚めるころにオススメ  投稿日:2008/05/03
はけたよはけたよ
はけたよはけたよ 作: 神沢 利子
絵: 西巻 茅子

出版社: 偕成社
1970年初版で、既に108万部発刊のベストセラー。

一人で立ったままパンツを穿けないたつくん。
何度やっても出来ません。
とうとう諦めてパンツをはかずに外出したら、動物たちにしっぱがないと笑われてしまいます。
家に逃げ帰って、転んだままパンツを穿こうとしたら、難なく穿けてしまったというお話です。

自分で着替えをする時期に、読まれるととても効果的な絵本ではないでしょうか。
3歳〜7歳というオススメですが、文・絵とも2歳くらいから十分に読み聞かせが可能で、早いにこしたことはないと思います。
逆に、この絵本を読むことで、一人での着替えに目覚めることにつながるかも知れません。

はまるお子さんが多いからこそ、これだけのベストセラーになっているのでしょう。
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なかなかよいと思う 古典的な冒険もの  投稿日:2008/05/03
アンガスとあひる
アンガスとあひる 作・絵: マージョリー・フラック
訳: 瀬田 貞二

出版社: 福音館書店
原題は、Angus and the Ducks
何と1930年の作品ですが、全く古さは感じません。
マージョリー・フラックは、アメリカの絵本の基礎を築いたと言われており、1930から絵本を作り始めたとありますので、ごく初期の作品なのでしょう。
訳は、瀬田 貞二さんなのですが、とても奇麗な文章に訳されていると思います。

お話は、何でも知りたがりやの子犬のアンガスが、生垣の向こうから聞こえてくる音の正体を確かめるという冒険を描いたもの。
その正体はアヒルなのですが、仲良くなるどころか追いかけられてしまいます。
これって、かなり怖いですよね。

お話は、とても単純なもので、あっさりと読めてしまいます。
とても爽やかな読後感を味わえるでしょう。
アンガスの動きが、とても生き生きとしていて、アヒルとのやり取りも、楽しめると思います。
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なかなかよいと思う 昔話の入門に  投稿日:2008/05/03
そらまめと わらと すみ
そらまめと わらと すみ 作: (日本民話)
絵: 川上 越子

出版社: 鈴木出版
日本の東北地方の昔話ですが、グリム童話にも全く同じ内容のものがあるそうです。
日本とドイツと全く発祥の地が異なるのに不思議ですよね。

お話は、そらまめのおなかの黒い筋は何故あるのか?というもの。
昔話の一つとして読むには、読みやすい絵本でしょう。
そらまめ、わら、すみの擬人化が絶妙です。
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自信を持っておすすめしたい 堀内 誠一さんの絵が秀逸  投稿日:2008/05/03
こすずめのぼうけん
こすずめのぼうけん 作: ルース・エインズワース
絵: 堀内 誠一
訳: 石井 桃子

出版社: 福音館書店
訳を石井 桃子さん、絵を「ぐるんぱのようちえん」の堀内 誠一さんという豪華なコンビによる1976年の作品です。

お話は、おかあさんすずめが、こすずめに飛び方を教えるシーンから始まります。
こすずめは、少し飛べたので、どんどん遠くへと飛んでいってしまいます。
そして、疲れたので、いろいろな鳥の巣で休ませてもらおうとするのですが、仲間でないと断れててしまいます。
その時の鳥達の表情に優しさが感じられません。

飛べなくなって、辺りも暗くなってしまった時は、思わず緊張感が走ってしまいます。
最後の展開は読めてしまうのですが、それでも安堵感があって、何とも言えない読後感に浸れることと思います。

こすずめが一人で冒険して、色々な鳥と繰り返し相対していく様は、子供の心を惹きつけて止まないことでしょう。
また、おかあさんの暖かさ、優しさを認識させられること間違いありません。

堀内さんの包み込むような暖かいタッチの絵が、秀逸だと思います。
特にこずずめがおかあさんの翼の下で眠るシーンは、何度見ても心和むことでしょう
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ふつうだと思う 絵の変化が面白い  投稿日:2008/05/03
ごろごろ にゃーん
ごろごろ にゃーん 作・画: 長 新太
出版社: 福音館書店
トビウオ型の飛行機にネコが乗って、海・山・川・都会を飛び回ります。
出てくる文は「ごろごろ にゃーん ごろごろ にゃーん と、ひこうきは とんでいきます」の繰り返し。

この繰り返しと、絵の中に突然登場する動物たち等は、子供を惹きつけて止まないことでしょう。
思い切った物の大きさの対比が、面白いところです。
ただ、万人に好まれるかは難しいところで、年齢によっては好き嫌いがはっきりする作品かも知れません。
2歳くらいからが一番良いかも。

我家の絵本の選択基準は、絵が奇麗なことが第一なので、個性的な長 新太さんの絵は中々評価されにくいのですが、この作品は割と受け入れられた絵本だと思います。
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なかなかよいと思う 都会にも緑があるのが素敵  投稿日:2008/04/29
きゅうこうだ いそげいそげ
きゅうこうだ いそげいそげ 作・絵: ベネディクト・ブラスウェイト
訳: 青山 南

出版社: BL出版
作者は、学校卒業後、スコットランドやウェールズの農場で仕事し、自然保護区で自然を描くアーティストとなるとあります。
この「まっかなちっちゃいきかんしゃのぼうけん」シリーズは、作者の文明への警鐘からきかんしゃを主人公にしているのかも知れませんね。

今回の物語は、おまつり行きの急行が故障したので、まっかなちっちゃいきかんしゃが代役を努めるところから始まります。
おまつりに向かう様々な人々を乗せていくのですが、ユニークな乗客ばかりなので楽しめます。

そして、いつもと同じで田園風景の中を通り過ぎていくのですが、細かい動物まできちんと描かれているので、見ていて飽きることはありません。
今回は、ビル群とか工場群とかも描かれているのですが、必ず沢山の緑があるので、作者の思いが伝わってくるようです。

ストーリーとしては単純ですが、何といっても絵が奇麗なのでオススメします。
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自信を持っておすすめしたい 大家族の描写が素晴らしい  投稿日:2008/04/29
14ひきのせんたく
14ひきのせんたく 作・絵: いわむら かずお
出版社: 童心社
国内500万部、海外150万部の超ロングセラー絵本シリーズ。
おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさん、そして兄妹10ぴきの物語なのですが、シリーズでこれだけ外れがないのも例がないのではないでしょうか?
その中で一番の発行部数を記録しているのが、本作品で101万冊に達しています。

今回のお話は、あさごはん。
早起きはやっぱりおじいさん。
みんなで順番に顔を水で洗います。
それから家族それぞれが、あさごはんの仕度にかかります。
のいちごつみに行く者、スープつくり者、どんぐりの粉でパンを焼く者と皆が力合わせていく様は、今では見ることの出来ない大家族の姿。
どこか羨ましく思えてしまいます。

14の個性が丁寧に描かれているので、子供にとっては楽しい限り。
見極めるのも、直ぐ出来ることでしょう。
それと、何度も見ると新しい発見があること。
ろっくんがとげを刺してしまい、家に着いたら赤チンを塗ってもらうシーンなんて、見逃してしまいますよね。
本当に細かいところまで、描きこんでいると思います。

表紙の裏描かれた木の家の断面図と、家のまわりの鳥瞰図も、とても良く出来ていて、この世界に飛び込みたくなること受けあいです。
我家の必需品と言えそうです。
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