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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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ムース

ママ・40代・その他、男14歳 女9歳

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自己紹介
 1992年から米国シアトル在住。夫と子ども2人、犬1匹の暮らしを緑豊かな自然の中で楽しんでいます。
好きなもの
子どもの絵と歌声、絵本、パペット、自然素材のおもちゃ、アート、音楽、スポーツ、裏庭、潮風
ひとこと
 子どもといっしょに絵本を開く時間が、至福のひとときです。

 絵本ナビとの出会いは2002年、息子8歳、娘3歳の夏でした。オレンジ色が基調の気さくなウェブページに惹かれ、即メンバーに。以後、絵本とふれあいの記録が楽しくて、夢中になって投稿を続けました。500冊を越える絵本の思い出が残せたことは、絵本ナビのおかげです。1人で書いていても楽しかったのでしょうが、ほかのメンバーの感想を読むことで、共感したり刺激を受けたり、楽しさが倍増しました。そんな日々の集大成として『幸せの絵本1』にいくつか感想を掲載していただいたことは、格別の思い出になっています。心から感謝いたします。
 最近、子どもたちを取り巻く生活環境の影響で、絵本は日本語よりも英語中心になってきました。それに伴い絵本ナビからも少し遠ざかっていますが、新しく日本語の絵本を読んだときは必ず投稿しようと思います。
 現在、ブログで英語絵本中心の記録を日課にしています。よろしければ、どうぞごらんください。

ムースさんの声

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自信を持っておすすめしたい ゆかいな魔女と動物たちのお話  投稿日:2003/01/28
まじょとねこどんほうきでゆくよ
まじょとねこどんほうきでゆくよ 作: ジュリア・ドナルドソン
絵: アクセル・シェフラー
訳: 久山 太市

出版社: 評論社
 魔女と猫が登場するのでハローウィンのお話かと思っていましたが、そうではなくて動物たちが魔女を助けてあげるちょっとした冒険物語でした。ドラゴンを追い払う場面は、ブレーメンの音楽隊のような感じ。原書は「Room on the Broom」。タイトルからわかるように、本文中もお話はすべて韻を踏んだリズミカルな英語で展開されます。邦訳にもリズムがあって軽やかに読み進めることができました。
 息子の好きな場面は、ほうきの折れてしまうところ、ドラゴンを追い払うところ、そして最後のページ。その最後のページですが、ちょっと現代っぽくって意外でした。終始息子の笑い声が絶えず、「もう一回読んで」のリクエストを何度も受けました。イラストが親しみやすくてとってもいいです。息子もこんな感じの絵を描くので、母親のわたしとしてはそんなところもお気に入り。
 クリスマスにドナルドソン/シェフラーコンビに魅せられて以来、この2人の作品は常に注目してきましたが、日本語版に関してはそこに久山氏の訳も重要な役割を果たしていることを実感します。就学前後のお子さんにおすすめ。原文の韻は英語の学習にいいかも知れません。こちらは中学生ぐらいからでしょうか。
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なかなかよいと思う 母親の存在は偉大  投稿日:2003/01/28
ぼくにげちゃうよ
ぼくにげちゃうよ 作: マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵: クレメント・ハード
訳: 岩田 みみ

出版社: ほるぷ出版
 「The Runaway Bunny」。こちらでは「Good Night Moon」とセットで古典となっているので、一度日本語で読んでみたいと思っていました。
 愛されているから、こんな風に逃げちゃうよ、なんて言ってしまううさぎの坊や。お母さんは巧みに追いかけます。想像の世界でのお話ですが、そのイラストが変わっていて印象に残ります。これからも長い世代にわたって読み継がれていく作品でしょう。英語版は親しい知人からいただいた贈り物なので、わたしにとっては思い出の一冊です。でも娘は「おやすみなさいおつきさま」の方が好きなようです。
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自信を持っておすすめしたい 怖いもの見たさの決定版  投稿日:2003/01/27
おしいれおばけ
おしいれおばけ 作・絵: マーサ・メイヤー
訳: 今江 祥智

出版社: 偕成社
 押し入れ(クローゼット)の暗がりは子供にとって恐怖や不安の対象。そういえばわたしも子供の頃、暗い所、暗闇、夜……におびえていました。この絵本はそんな子供の心理を描いています。お話は男の子が夜、押し入れに隠れている(と思い込んでいる)おばけを退治しようとして、結局はおばけと友だちになってしまうというもの。
 線描画のおばけ、男の子の表情がちょっと子供にはリアルすぎて恐怖心を与えるのでは……という心配をよそに、この作品、あっという間に娘のお気に入りになりました。きっと怖いもの見たさの好奇心をくすぐる、刺激的な作品なのだと思います。夜ベッドで何度も「読んで」とせがまれます。しまいにはどうも夢にも出てきたようで(怖い夢ではなく)、夜中に寝ぼけて「ママ、読んでー」と懇願されてしまいました。
 息子はセンダックの「かいじゅうたち…」の本みたいだと言っていましたが、絵の描写はこっちの方がリアル。怖がる子供がいても不思議ではありません。でも、その分刺激は強いようです。最後のページが特に。米国でも古典に入りかけている作品なので、この「刺激」が子供たちに長く読み継がれている秘密なのでしょうか。「闇に対する恐怖」という普遍のテーマを取り扱っていることもあるかもしれませんが。
 娘は「それでも、ちょっぴり怖くって」「でもでもやっぱり、怖くって」と口語の調子を気に入っているようで繰り返し唱えています。思いがけない人気作となりました。
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なかなかよいと思う カラフルぬりえが思い出になりそうです  投稿日:2003/01/27
ごちゃまぜカメレオン
ごちゃまぜカメレオン 作: エリック・カール
訳: やぎた よしこ

出版社: ほるぷ出版
 これはぬりえ絵本です。お話の展開に合わせて色をぬり、楽しく色に対する興味を喚起する構成になっています。わたし自身、カメレオンのイラストはレオ・レオニの方が好きで、あまり気にかけていなかった絵本。でも、今開いてみると息子と娘、2人の子供たちの水彩絵の具のぬりえがカラフルで、ぜんぜんストーリーどおりの色の選択にはなっていないのですが、思い出に残りそうだなーと感じてしまいました。まだ白いページがあるので、いつか気の向いたときにまたぬりえが楽しめそう。もしかすると、彼らの子供たちへの贈り物として残しておくのもいいかなーなどとも考えてしまいました。
 それに特筆すべきは、この絵本、エリック・カール氏の直筆サイン入りでもあります。当地を訪ねた際、息子が主人と書店に赴き、持ち合わせた2冊の絵本(共に日本語)にサインしてもらいました。もう、かなり前のことですが。
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なかなかよいと思う お休み前の一冊にどうぞ  投稿日:2003/01/27
おやすみなさいフランシス
おやすみなさいフランシス 作: ラッセル・ホーバン
絵: ガース・ウィリアムズ
訳: 松岡 享子

出版社: 福音館書店
 アナグマのフランシスは夜7時にベッドへ行かなければなりません。まだ、おかあさん、おとうさんと一緒に時間を過ごしたいのに。いろんな理由をつけてベッドにもぐる時間を遅らせようとするフランシスですが……。就寝前の子供の気持ちと伝統的な規律正しい家庭の様子が会話ややりとりを通じて語られます。
 ヨーロッパ系米国人の家庭では子供は一人で寝ることになっていて、この発想にいまだにわたしは馴染めません。最近ファミリーベッドと言って、アジア系家族のように子供と添い寝をすることも社会的に受け入れられつつありますが。米国では幼児心理を語る大切な一冊として読み継がれている古典作品であっても、やはり文化的な習慣の違いからわたしはちょっと馴染めませんでした。でも、子供心の描写に関しては、きっと子供たちから共感を得る作品でしょう。
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自信を持っておすすめしたい 邦訳が絶妙! 賢いネズミくんのお話  投稿日:2003/01/27
もりでいちばんつよいのは?
もりでいちばんつよいのは? 作: ジュリア・ドナルドソン
絵: アクセル・シェフラー
訳: 久山 太市

出版社: 評論社
 森の中、動物たちに狙われそうになるネズミくん。グラファロという恐ろしい怪物と食事をする予定なの、と架空の動物に言及して巧みに天敵を追い払いますが、トコトコ歩いて行くと何とそこには本物のグラファロが待っていました……。
 英語名は「The Gruffalo」。リズミカルな英語をみごとな邦訳で表し、原文の持つ面白さを失うことなく楽しめます。英国の子供たちによって投票されるスマーティーズ賞受賞というのも納得。展開が面白いし、文章が軽妙だし、イラストも親しみやすく絵本として文句なし。英語圏では高く評価されています。
 たとえばへびが逃げて行く場面の「びっくり、しゃっくり、それっきり! さよなら、ネズミくん」。同様にフクロウは「たまげた、こまげた、ひよりげた! さよなら、ネズミくん」。最後にきつねは「たすけて、ほかけて、あしかけて! さよなら、ネズミくん」。英語のリズムや韻は訳すのが難しいけれど、久山太一さんのみごとな言葉遊びに心から敬意を表します。
 面白い絵本はないかな? とお探しのお子さんに絶対おすすめです。就学前後のお子さんから。
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自信を持っておすすめしたい 1本のクレヨンから始まるファンタジー  投稿日:2003/01/23
はろるどとむらさきのくれよん
はろるどとむらさきのくれよん 作・絵: クロケット・ジョンソン
訳: 岸田 衿子

出版社: 文化出版局
 主人公はいたずらそうなハロルド坊や一人。紫色のクレヨンと一緒に登場し、いろんな旅をします。ハロルドが一面の?白い紙に紫色のクレヨンで線を描くと、どんどん空間が広がって行き……、平面から空間が生まれる構図がおもしろくて子供は夢中になるでしょう。最後に自分の部屋に戻り、ベッドを描いて眠ってしまうところがかわいい。息子は「これは全部夢かと思った」と感想をもらしましたが、そういう風にも受け取れます。訳もすてき。特に最後の2行、韻を踏みホッとした雰囲気を出す表現はさすがという感じです。シリーズの別の作品も読みたくなりました。
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なかなかよいと思う 無条件の愛を描いた作品  投稿日:2003/01/22
いいこってどんなこ?
いいこってどんなこ? 文: ジーン・モデシット
絵: ロビン・スポワート
訳: もき かずこ

出版社: 冨山房
 この絵本のテーマは「unconditional love=無条件の愛」。人を愛するときの基本で、どんな状況に置かれても相手を愛することです。極端に言ってしまえば、たとえば自分の子供が犯罪者でも子供を愛するといったようなこと。米国では子育ての基本となっているので、わたし自身読んでみてそれほど新鮮さは感じませんでした。でも、この当たり前なことの実践がなかなか難しいのかもしれませんが。
 「こう子供に話しましょう」と子育て雑誌でよく見かけるアドバイスに「I love you, but I don’t like what you did.」があります。これを胸に、わたしは子供が困ったことをしたときには、いつもこのアプローチを選んだつもり。「ママ、こーちゃんが大好き。でも、こーちゃんのしたことはちょっと好きになれないな……」という具合に。子供の存在は心から認め愛するけれど、間違った行為の選択をした子供には正しい方向を明確に示す。これは当たり前の愛の実践として大切だと思っています。 
 日本には社会的な体裁といったようなものが米国より強く存在するので、無条件の愛の実践は困難な点もあるかもしれません。(母親であればこの愛情は誰でも共有できると思いますが、)そういった意味で、日本のお母さんたちには印象的な絵本なのかもしれないなと感じました。ただ、わたしは原文の英語表現の方が好きです。unconditional loveの概念がそのまま素直に表れていると感じます。これは日本文化には存在しにくい概念ゆえ?でしょうか。でも日本語のタイトルがいいですね。これで親たちはグッときてしまうのだと思います。
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自信を持っておすすめしたい 男の子向きお休み前の楽しい一冊  投稿日:2003/01/22
まよなかのだいどころ
まよなかのだいどころ 作: モーリス・センダック
訳: じんぐう てるお

出版社: 冨山房
 センダック作品では「かいじゅうたちのいるところ」と並んでお気に入り。案の定、息子も気に入ってくれました。
 これは真夜中の台所に迷いこんだ男の子ミッキーの不思議な冒険物語。ミッキーはなんとパン生地の中に入ってしまい、朝食用のケーキを焼く3人のパン職人たちを助けることに……。パン生地の中でこねられるミッキー、太っちょのまるで三つ子にもみえるそっくりなパン職人たち、いろんな食品の並ぶ台所の風景などなど、この絵本の魅力はたくさん。パン生地で作った飛行機で宙を飛んだり、ミルクびんに飛び込んでミルクの中を漂ってみたり、ミッキーの冒険は「気持ち良さそうだなー」と大人のわたしもひきつけます。こういう大冒険した後って、充実感に満ちあふれ、ぐっすり心地よい眠りが得られることでしょう。きっとミッキーもそんな気持ちで眠りに落ちたと思います。特に男の子にはたまらない就寝前の一冊。
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自信を持っておすすめしたい 雪の日の小さな物語  投稿日:2003/01/12
ゆきのひのうさこちゃん
ゆきのひのうさこちゃん 作・絵: ディック・ブルーナ
訳: いしい ももこ

出版社: 福音館書店
 クリスマスプレゼントの1冊として娘に贈りました。うさこちゃんのイラストはお馴染みだったけれど、実際に購入したのはこの作品が初めて。でも読んでみて、長く読み継がれている理由がよくわかります。小さな子供の小さな喜びや発見が、絵にも言葉にもそのまま素直に表現されていて、いいなと思いました。
 何気ない雪の日のできごとが、小鳥さんの登場ですてきな一日に変わります。泣いている小鳥さんのページは、娘も随分と気になっていたようでした。
 これで他のシリーズにもグーンと興味が湧いたことは確か。生活の中のいろいろなきっかけを見ながら集めていこうと思いました。とりあえずは飛行機に乗る旅行が待っているので、このお話にしようかと思っています。
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