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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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もゆら

その他の方・60代・神奈川県

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自己紹介
 自宅と図書館の本棚を行ったり来たり。街から本屋さんが引潮のように消えていく。悲しいなぁ。
好きなもの
 心躍る音、きらめく色、時を孕んだ文字、手にとって読む絵本。やっぱり、想像したり、創造することかなぁ。
ひとこと
 絵本に励まされ、教えられ、涙や笑いをたくさんもらって育てられ、しあわせなこと、しあわせなこと。

もゆら箱

公開

  • もうなかないよ、クリズラ
  • おおやまさん
  • つみき
  • ポッケのワンピース 新装版
  • あめのひのくまちゃん
  • でんしゃが きた
  • 福音館文庫 ミス・ヒッコリーと森のなかまたち
  • まめだぬき
  • 宮沢賢治の絵本 貝の火
  • 海をわたった折り鶴
  • むしのほん
  • おじいちゃん、戦争の話を聞かせてください。 五年一組 八木 湧太郎

もゆらさんの声

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自信を持っておすすめしたい 好きな人のしあわせ  投稿日:2019/05/07
九月姫とウグイス
九月姫とウグイス 作: サマセット・モーム
絵: 武井武雄
訳: 光吉 夏弥

出版社: 岩波書店
 シャムのお姫様のお話。
エキゾチックで温暖な、南の空気を含んだえほんです。
お話は夢と現実、あの月と六ペンスのサマセットモーム詩伯、
絵は童画の父、武井武雄画伯。

 一羽のオウムを亡くした末娘のお姫様が、
一羽のウグイスの美しい鳴き声に助けられ、
やがてそれは誰にも独占できない自由というものだと
一人気付かれるのです。

 相手のことを気遣うと簡単に大人はいうけれど
業の深い人間です、葛藤をしているあなたはいませんか。
このえほんを読みながら、こころを洗い流しましょう。

 サマセットモームの現実に、感謝。
武井画伯の空想に、感謝。
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なかなかよいと思う 合体トランスフォーマーむかし  投稿日:2019/05/07
かにむかし (岩波の子どもの本)
かにむかし (岩波の子どもの本) 作: 木下 順二
絵: 清水 崑

出版社: 岩波書店
 1959年初版になっていた、岩波のこのえほん。
おにぎりがない!柿の種をかにがそれはそれは丹精込めて育てる。
ひょうと現れたサルに柿を食べられるワ、青柿ぶつけられるワ、
それでかには死んでしまう。
 お腹の中からたーくさんの子がにが生まれて、
母ちゃんの仇討ちへ、いざきびだんご持って出ー発ー!
あれれ、いつの間にか桃太郎になって話は進む。

 佐渡の昔話が原型だそうで、かにの生真面目さが
まるで農民のように愚直で微笑ましい。
一方のさるへの表現は淡白そのもの。
勧善懲悪を絵にしたえほんは数あれど、
合体&トランスフォーマーがこんな時代に生まれていたとは、
さすが夕鶴の木下順二だ。

 感謝、感謝。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 森のなか  投稿日:2019/05/07
赤ずきん
赤ずきん 作: グリム
絵: バーナディット・ワッツ
訳: 生野 幸吉

出版社: 岩波書店
 ドイツの森のなかって、こんな感じなのかなぁ。
赤ずきんの話は小さな頃から聞かされて、みんな知ってる。
でもね、お使いの先、森のなかはだーれも見たことない。
木の匂い、草の匂い、風の音や鳥の声、
それに獣の気配。

 えほんの素晴らしさは、お話を想像する風景が
目の前に現れること。
お話の声が、その風景にこだますること。
ワッツの絵には香りや音、風までが吹いています。

 ちょっと酷なグリムのお話も、お花の影に隠れるかな。
岩波書店に、感謝。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う せつないしあわせ  投稿日:2019/05/06
ナマリの兵隊
ナマリの兵隊 原作: ハンス・クリスチャン・アンデルセン
絵: マーシャ・ブラウン
訳: 光吉 夏弥

出版社: 岩波書店
 今は「スズの兵隊」というのですね。
一人の男の子と、誕生日プレゼントにもらった匙からできたナマリの兵隊と、テーブルの上の紙のバレリーナのお話。

 兵隊はバレリーナに恋をしたような、しなかったような。
だっておもちゃですから、それはわかりません。
ナマリの兵隊さん、いろいろと散散な目にあうんです。
でも文句一つ言いません、おもちゃですから。

 挙句にぽいっと、男の子に燃える暖炉へ捨てられるのです。
バレリーナが風に舞ってひらひらっと、一緒に暖炉へ。

 男の子と風の気まぐれで、二人は火に包まれ燃えてしまう。
兵隊とバレリーナの二人に心奪われるか、
えほんの聞き手としてただ傍観するだけか。

 何度読んでもせつないけれど、
感性を鍛えられる、アンデルセンの名作です。
感謝。
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自信を持っておすすめしたい めがたのしいえほん  投稿日:2019/05/06
ことばあそびうた
ことばあそびうた 作: 谷川 俊太郎
絵: 瀬川 康男

出版社: 福音館書店
 あか、みどり、きいろ、くろ、そして紙のいろ。
きれいだねぇ、うつくしいねぇ。
文字はひらがなでみーんな絵にみえる。

 はなやとんぼやたぬきにきつつき、
かっぱやいるかやさるにきじ、
ねずみにおちうどひとだまもいる。

 ふしぎのくにのおもちゃばこみたいだ。
いろがおどって文字がうたっているよ。

 瀬川康男画伯に、感謝。
谷川俊太郎詩伯に、感謝。
福音館書店に、ありがとう。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい こどものこころ  投稿日:2019/04/30
やまねこぼうや
やまねこぼうや 作: 神沢 利子
絵: スズキ コージ

出版社: 童心社
 スズキコージは、こどもの王様のような絵描きだなぁ。
どこまでも元気いっぱいで、そしてやさしい。
いつ見ても、新鮮な感動をもらいます。

 文章がリズミカルで、擬音がいっぱいで、楽しい。
こどもだってそのリズムは、耳に心地いいだろうなぁ。
クシュン、バリバリ、パクリパクリ、そしてひらひら。

 元気いっぱいのエネルギーと、小さないのちを愛おしむ感情。
こどもの、素直な姿をこの絵本に見た気がします。
ひらひらって、いいなぁ、空気が見えるね。

 スズキコージ画伯、かんざわとしこ詩伯に、感謝。
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自信を持っておすすめしたい イマジンだぞ、こどもたち。  投稿日:2019/04/30
サルビルサ
サルビルサ 作・絵: スズキ コージ
出版社: 架空社
 私たちは、こどもに絵本をと、いつも望む。
ここにまたその評まで残そうなんて、なんて不埒な親だ。
スズキコージの、破廉恥なまでの童心パワーに、またも完敗だ。

 まるで鏡を見ているかのような絵本。
ヤンチャ表現に飲まれて、あっという間にページを繰ってしまった。

 似ている、まるで違うはずなのに、似ているのだ。
だから言い合いになって、泣き叫ぶ、この絵本の絵のように。
「自分の中にも、いろんな自分があることを知っていながら、
あなたとは違うと、言い張るのだ、そう、互いにだ」
と、スズキ画伯に言われているような、気がした。

 新しい古いではなく、素直なスズキ画伯のイマジンに
感謝、感謝。
参考になりました。 0人

ふつうだと思う 大事なのは  投稿日:2017/11/23
たいせつなこと
たいせつなこと 作: マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵: レナード・ワイズガード
訳: うちだ ややこ

出版社: フレーベル館
 大事なことはね、 
始めと終わりと、同じ文章がページごとに繰り返されるそのリズム。
 大事なことはね、
初めと終りと、同じ文章なのに「But」でつなぐオモシロさ。

 マーガレットのこころが、日本のことばになって花開く。
それはそれはすばらしいこと。
大事なのは、彼女の思いがそのまま、届けられること。

 読んだ後に「?」と首をかしげるか所がいくつかありました、
「スプーンにとって」と「くつにとって」のところ。
何度も読みなおしてみるのですが、うまくことばを理解できませんでした。
だからちょっと、残念。

 で、ふつうでごめんなさい。
感謝
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自信を持っておすすめしたい 与えるもの  投稿日:2017/11/23
Love
Love ストーリー: ジャン・ベルト・ヴァンニ
イラスト: ローウェル・シフ
訳: 三辺 律子

出版社: 青山出版社
 Title Love -ラブ-
 とても切ない、とても感慨深い、とてもあたたかい絵本。
1ページ1ページ、話しにそって紙のいろ、紙の形状が移り行く。
そのデザインはジャン画伯の思いそのまま、
読む者、視る者の目と手とこころに、直につながってくる。

 主人公はひとりの小さな、孤児となった女の子。
孤児院に引き取られてゆくけれど、そこでもやっぱりひとりぽっち。
みんなは彼女をちょっと変わりもの、と思って嫌がるのでした。
めんどうなことを嫌うというのは、どこの世界も同じなのですね。
やがて孤児院ぐるみで、彼女を追い出す算段を・・・

 1964年、フランスでの初版。
世界で100万部を越えて読み継がれているこの絵本。
人として、もう一度、
「愛」というものの本当の姿を、確かめることができます。
そうか、そうだね、と。
排除ではなく、与えるものだねと。

 訳者:三辺律子さん、青山出版社、ジャン画伯に
感謝、感謝。
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自信を持っておすすめしたい わたしをみて!  投稿日:2017/11/03
モナ・リザをぬすんだのはだれ?
モナ・リザをぬすんだのはだれ? 作: ルーシー・ナップ
絵: ジル・マックエルマリー
訳: 結城 昌子

出版社: 岩波書店
 この絵本には、いくつもの「わたしをみて!」がかくれています。読み手から見る側に、どのページもそれがすぐ届くように仕立てられています。最初から最後まで、飽きることなく興味を持ち続けられる、そんな絵本でした。

1)列をつくってまで「わたしをみる」人々の顔
  アッチ向いたりコッチ向いたり、ほらほらこっちむいて!

2)おふらんす風メガネのお嬢さんがガイドしますよ
  ほらほら「わたしをみて!」こっちこっち

3)おはなしはこの絵の中の女の人「モナ・リザ」っていうの
  世界で一番有名でね、それはね、わたしなの
  ほらほら、おふらんすメガネじゃなくて「わたしをみて!」

4)でね、有名でしょわたし、だから盗まれちゃうわけ
  ほらほら、この男にね、よく覚えておいてね、1911年の8月よ!

 とまぁ、紙芝居の弁士よろしく、どんどん見る者のこころをつかんで放さず、最後のページまで息をもつかさず連れて行っちゃう。ルーシー・ナップさんの腕前といい、ジル画伯の奇抜で緻密な解説絵といい、見入る聴き入るってこういうことでしょう。ましてや美術絵画の奥の深さまで知らされて、もっと美術館へ足を運びたくなってしまう。岩崎書店の企画に脱帽です。

 ひとつだけ、答えのでない「わたしをみて!」があります。それは、丸いかたちの花飾り文様。うーん、まいったなぁ・・感謝して悩むかぁ
参考になりました。 0人

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