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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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もゆら

その他の方・60代・神奈川県

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自己紹介
 自宅と図書館の本棚を行ったり来たり。街から本屋さんが引潮のように消えていく。悲しいなぁ。
好きなもの
 心躍る音、きらめく色、時を孕んだ文字、手にとって読む絵本。やっぱり、想像したり、創造することかなぁ。
ひとこと
 絵本に励まされ、教えられ、涙や笑いをたくさんもらって育てられ、しあわせなこと、しあわせなこと。

もゆら箱

公開

  • もうなかないよ、クリズラ
  • おおやまさん
  • つみき
  • ポッケのワンピース 新装版
  • あめのひのくまちゃん
  • でんしゃが きた
  • 福音館文庫 ミス・ヒッコリーと森のなかまたち
  • まめだぬき
  • 宮沢賢治の絵本 貝の火
  • 海をわたった折り鶴
  • むしのほん
  • おじいちゃん、戦争の話を聞かせてください。 五年一組 八木 湧太郎

もゆらさんの声

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なかなかよいと思う 根をはることの大切さ  投稿日:2014/07/08
魔女の宅急便 その2 キキと新しい魔法
魔女の宅急便 その2 キキと新しい魔法 作: 角野 栄子
画: 広野 多珂子

出版社: 福音館書店
 第2巻「キキと新しい魔法」を、ワクワクしながら手に入れた娘ですが、ちょっと今度は計算違いだったようです。第1巻より100ページも多いことを、宝のように喜んでいたのですが、16話ひとつひとつの内容が濃く、「一気に!」とはいかなかったからです。
 読むのに、ずいぶん日数がかかりました。それでも、じっくり噛みしめて味わう楽しみを覚えたようで、とても辛抱強くなりました。
 キキのこころの成長を、自分のことのように感じて聴き入る娘を見ながら、私自身にも、「いなくなりそうな自分」を人と人、街とくらし、自然といのちのなかに、ありがたく見つけ直すよい契機の絵本となりました。
 根をはることの大切さを、教えてもらったような気がします。角野栄子氏に感謝。広野多珂子氏の、親しみのあるペンタッチに感謝。
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ふつうだと思う 宝掘り、失敗  投稿日:2014/06/16
エルマーとりゅう
エルマーとりゅう 作: ルース・スタイルス・ガネット
絵: ルース・クリスマン・ガネット
訳: 渡辺 茂男

出版社: 福音館書店
 昔のことなのでアレですが。
 なんたって宝ほりです。エルマーのリュックの中身に興味津々だった娘が、宝箱の中身を放っておく手はないでしょう。
 皿にコップ、テーブルセット、フライパンになべ?とまで聴いていた娘は、「え〜〜、食事のしたくなの?」と言いかけましたが、金時計1ことくさり…わたしの妻セーラのもの、と読んだとたん「…大事なものなのに」とつぶやいて、シュンとしてしまいました。予想外の展開に撃沈です。ガネットさん、ごめんなさい。感謝
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なかなかよいと思う 大いに悩め、おとなども  投稿日:2014/06/16
岩波少年文庫 みどりのゆび
岩波少年文庫 みどりのゆび 作: モーリス・ドリュオン
訳: 安東 次男

出版社: 岩波書店
 世の中は、人が作り出す矛盾のちから(優秀か有名か高貴か、権威・権力で量るイマイマしいちから)でゆがみきっている。主人公チトが、花の持つふしぎなちからで、それら不気味なちからに勇敢に立ち向かう物語だ。
 正直に、娘に正々堂々読んで聴かせる自信はなかった。情けない大人のだらしなさが満載だからだ。他の子と同じでないことが、どうしていけないの? 現実世界を子どもに暴かせて、だれが大人なの? 世の不安を花と取りかえっこして、バカ正直も過ぎるでしょ? な〜んて質問されたら戸惑うばかりだぞ。そこがこの物語のへそなのかもしれない。
 一方、花の柔らかな精神安定作用は、誰もが想像できる。同じいのちあるものとして、いろや香り、成育が共鳴するのだ。添えられたジャクリーヌのイラスト効果も大きい。
 物語は意外な展開で幕を下ろすが、安東次男の翻訳が明快で秀逸だ。ドリュオン氏に感謝。
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自信を持っておすすめしたい なんどもよみかえす  投稿日:2014/06/12
セロひきのゴーシュ
セロひきのゴーシュ 出版社: 岩崎書店
 宮沢賢治童話全集全12巻のうちの第8番目。太田大八の白黒スクラッチ画が、8つの物語に深みを添えています。
●「虔十公園林」は、ひとの恥を洗い出すような慎み深いお話です。
●「セロひきのゴーシュ」は、へたくそと揶揄されるセロひきのゴーシュが、毎夜やってくる動物を相手にセロ稽古するうち、たった一週間でひとを引きつけるほどの演奏を身につけるというお話。6つの動物たちの挿絵が、目次でお出迎えしてくれます。
●「フランドン農学校のぶた」は、ひとの業をあぶり出す、ひとと食用豚のゆかいで泣けるお話。なんど読んでも人間って奴はと、考えます。
●「革トランク」は、賢治自身の至らなさを面白おかしく話にしたとか。どこか間が抜けた、でも憎めないボンボンのお話。
●「化物丁場」は、鉄道建設現場の、やってもやっても崩れる線路基礎工事の話。読んでいて、どんなところだか実際に行ってみたいと思ってしまう。
●「毒もみのすきな署長さん」は、警察署の新署長が何と、禁じ手の罪を犯して死刑になる話。でもこんどは地獄でも楽しむぞと息巻くのだから、人間って奴は。
●「ひかりの素足」は、二人の兄弟が雪の事故に遭い、その一人が亡くなるという涙なくして読めない物語。仏様が現れ、生き残りを申し渡す子に、ひとの道を説くのです。なんど読んでも、問い質されている気持が沸き起こります。
●「インドラの網」は、疲れ果て高原で倒れた主人公が、夢か幻か極楽浄土を見る話。ふしぎな空間を感じます。
 ふしぎにも娘と二人、幾度となく読みかえす本となりました、人間って奴は、何なんだと。感謝、感謝
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自信を持っておすすめしたい ほんとうのしあわせ  投稿日:2014/06/12
虔十公園林
虔十公園林 作: 宮沢 賢治
絵: 伊藤 亘

出版社: 偕成社
 読みながら、複雑な気持の高まりを覚えました。世の中いつも、周囲に合わせないと前に進めない息苦しさをはらんでいる、と感じるものですから。虔十のひととなりに、ひかれていくことが辛く、本当はどこかうれしいのでした。
 「ああまったくたれがかしこく、たれがかしこくないかはわかりません」という文章にうなずきます。どうして人はと、考えたくなる話なのです。宮沢賢治という底知れないひとを、もっと知りたいと思える話なのです。ほんとうのしあわせを、私たちはこころから話し合って、考えなければいけないと。まるで仏様のお話のようでした。感謝
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自信を持っておすすめしたい 気付くことが大切  投稿日:2014/05/05
モモ / 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語
モモ / 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 作・絵: ミヒャエル・エンデ
訳: 大島 かおり

出版社: 岩波書店
 「ある時間を貯蓄銀行に5年間預け入れさえすれば、同額の利子を付けて2倍にする」・・・エンデは、作中に灰色の銀行外交員を描きました。これは「時は金なり」を思い切り皮肉っています。お金を持てば幸せか?時間を持てば悠々自適か?夢があれば貧乏を厭わないか?命を金で買う世の中は正しいか?等々とね。
 何が正しくて、何が間違いか、世の中の矛盾という矛盾を、「モモ」の周囲の人間の口から次々につむぎださせるこの物語は、もはや小説を通り越え、鏡に映った鏡の世界=超リアルな虚無の現実だと思えてならないのです。
 めでたしめでたしではない「モモ」。今起きても不思議ではない話。気付くことが大切なんだと、今頃気付いた私です。感謝
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なかなかよいと思う 博士はいいねえ  投稿日:2014/02/15
きまぐれロボット
きまぐれロボット 作: 星 新一
絵: 和田 誠

出版社: 理論社
 文学として絵本を読みあさるようになった娘11歳。星新一博士を知らずして、和田誠の絵にひかれて買い求めたというこの本。ところがクスクス笑いを堪えながら読んでいたことを思い出します。
 星新一は私の世代ではヒーローでした。短編なのでとても読みやすい。宇宙人や実験、発明に研究など、子ども心にワクワクするような言葉があふれています。中でも気に入ったらしいセリフが「博士」。何だかアタマが良くなった気分だね、なんておっしゃってましたっけ。
 和田誠の線画、たった一本の線で設計されたイラストは、娘にとってそれこそ「博士」級の代物であるらしい。SFって何だか分からないけど、和田誠の線こそSFだわ〜ともおっしゃっておりましたっけ。
 偉大なふたりの「博士」に感謝です。
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ふつうだと思う こわくな〜い!  投稿日:2014/02/12
エルマーのぼうけん
エルマーのぼうけん 作: ルース・スタイルス・ガネット
絵: ルース・クリスマン・ガネット
訳: 渡辺 茂男

出版社: 福音館書店
 冒険ものには案外疎い娘が手にした、最初のファンタジー本。手にした理由は「こわくなさそう」、もうひとつ「どうぶつの絵がいい」だった。確かに、三つ編みリボン姿のライオンで、冒険を想像するのはちょっと滑稽である。
 主人公エルマー父さんを中心に、ネコ、クジラ、ネズミ、カメ、イノシシ、トラ、サイ、ライオン、ゴリラ、サル、ワニと登場する。そう動物園に行くかのように楽しげなのだ。加えて竜がなんともかわいい!英国の魔界の果てのイメージなど吹っ飛んでしまうほどのユーモアである。
 娘は続ける「エルマーのね、リュックがかわいいんだよ。中身もさ、チューインガムにキャンデーにくしとヘアブラシでしょ、リボンになんでだかきれいなきれも入れてあるんだ。これで冒険って言える?」。う〜〜ん、確かにそうかも。「クリスマンの絵はこわくないし、どうぶつみんなきれい好きだし、森がまるでお庭みたいで、いいでしょ?」。ニューベリー賞イラストレータだろうが娘には歯が立たないようだ。
 ご高齢のスタイルス女史にお詫びと感謝をせねば。娘も冒険ものを楽しく読むことができました。あなたのユーモアあふれる構想に、子どもらが勇気をもらえたように思います。天国のクリスマンにお伝えください「あなたの絵は、母の手のようにやわらかい」と。感謝。
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自信を持っておすすめしたい ともだちとピクニック行こう!  投稿日:2014/02/11
カエルのべんとうや
カエルのべんとうや 作: 安江 リエ
絵: あべ 弘士

出版社: 福音館書店
 あべ弘士フリークの娘が購入しました。作品は安西リエ。れんげ畑やとんとん川、ぶなの森にひなたが丘など、あふれる自然のなかで、主人公のカエルが営むべんとう屋のおべんとうが、たくさんのともだちをつないでいくお話です。
 キイチゴ酒フレーバーのれんげの花粉はちみつだんご、クローバーの胡麻よごし、はこべのソテー・・・カエルくんの考えだすレシピはどれもステキです。
 ともだちのことを考えずにはいられない、素直な文章に娘はひかれたのでしょう。草花や木々のあふれる町をつむいだ情景に、安堵を感じたのでしょう。安西とあべ弘士の温もりある表現が、何とも言えずオーガニックでよいのです。青空の下、草の香が風にそよぐ広っぱへピクニックに行きたくなります。
 小さなお子さんに、そっと読んで聞かせてあげるのにちょうど良い短編七作品でしょう。感謝
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自信を持っておすすめしたい 星空を知った娘  投稿日:2014/02/11
はじめてのキャンプ
はじめてのキャンプ 作・絵: 林 明子
出版社: 福音館書店
 毎日毎日、朝から日暮れまでいっぱい遊んで疲れて、夜8時には完全に眠っていたわが家の娘。ある日出会ったこの本の絵を、とにかく食い入るように見るのでした。そうです、キャンプに行くと星空なんていうものがあることを知るのでした。
 この本のページの半分が夜のシーンです。眠っているうちの、ついぞ自分の知らないワクワクを取り返すかのように見入るのですが、睡魔に勝てずスヤスヤ。なほちゃんと気分は一緒、「わたしもいく!」とたくましさをもらったようでした。本から誘いを受けたと感じるなんて、はじめての経験ではなかったでしょうか。林明子の感性に、感謝です。
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