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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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ヒラP21

その他の方・70代以上・千葉県

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自己紹介
子どもの通う小学校の読み聞かせをスタートに、絵本の世界に飛び込んだ私ですが、いつの間にか子どもは親離れ。
私だけが絵本の世界に残ってしまいました。
小学校、中学校での読み聞かせをベースに、障害者関連施設、高齢者福祉施設と新境地を開拓中です。

読み聞かせおすすめコーナー

公開

ヒラP21さんの声

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なかなかよいと思う とても元気な女の子  投稿日:2009/11/13
さみしくないよ
さみしくないよ 文: 後藤 竜二
絵: 長谷川 知子

出版社: 新日本出版社
後藤竜二さんが子どもを描くと、とても生き生きしてきます。
幼稚園児から中学生へと、見事に描きます。
この絵本は、小学生ののぞみちゃんの夏の断片を描いていますが、とても元気をもらえるのではないかと思います。
長谷川知子さんの描く絵ものぞみちゃんをとても生き生きと描いています。
私はこのコンビが好きです。
「ないしょ」と姉妹作です。
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自信を持っておすすめしたい 息子の時代  投稿日:2009/11/12
バッテリー
バッテリー 作: あさの あつこ
絵: 佐藤 真紀子

出版社: 教育画劇
数年前には読もうとしなかったくせに、中一になった息子が何が気に入ったんだか1巻から6巻までを一気に読破してしまった。
小2のころから少年野球で先輩に可愛がってもらいピッチャーになったのに、肘を痛めてさぼり癖、練習嫌いだった息子。
中一でソフトテニスを始めた練習嫌いの息子が、バッテリーを読みながらランニングを続けるようになった。
何が息子にそうさせるのか、この「バッテリー」にヒントがあるのだかそれはわからない。
自分から「バッテリー」に執着したことだけが事実。

この本は野球の物語であり、映画にもなったから人気のある作品であることは間違いない。
私が読んで感じたのは、主人公匠のこころの頑なさである。友達づきあいの中に柔軟性が乏しいように思ったりもした。
息苦しくはないの?
要は自分が文学系なのである。
すべてが青春だ、成長過程と思えば理屈はいらない。
よく考えれば、多少の難はあれ健康的ではないか。
この絵本の根底は体育会系であり、人間関係や様々な所に硬派の男世界が現れる。
作者が女性であるところが、作品表現でのすごさである。

とはいえ、この本を自ら選んで実践の中に組み入れている息子の成長を感じたのも事実。
何に感動したのだか、あさのさんの著作を次々読んでいるようである。(私の絵本選びと共通しているところが親子かもしれない)。

本は与えるものではなく、子供の選んだ本に息子の成長を教わるものでもあるようだ。
「バッテリー」を読んで、「面白いよ」と私に勧めてくれる息子を大事にせねばと思う。
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自信を持っておすすめしたい アクション・エンターテイメント絵本  投稿日:2009/11/11
おしいれのぼうけん
おしいれのぼうけん 作: ふるた たるひ たばた せいいち
出版社: 童心社
久々に活劇を見ているような爽快な絵本に出会いました。
設定が面白いし、ストーリーにスピード感があって、子どもを引き付けるのにうってつけの絵本。
保育園のおしいれとねずみばあさん。
いきなり直球が飛び込んできます。
子どもたちにとって怖いもののようです。
いたずらをしたお仕置きに、その押入れに入れられたあきらとさとし。
二人は果敢にも先生に挑みます。
先生と、二人の対決が面白い。
そして、二人は闇の世界で友情と冒険の世界に入っていきます。
展開はスピルバーグ級。
このスピード感と緊張感は細かく説明してしまうと色あせてしまいますが、時折カラーの絵の他はモノクロームの世界。
これが「総天然色のシネマスコープ」であったらさらに老若男女に通じる絵本になったかもと思う期待感。
最後のまとめはやはりホッとできるエンターテイメントでした。
読んで損のない、特別お薦め絵本。
ただし、時間に制約があると少し長いかも。
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自信を持っておすすめしたい 不思議なハイグレード絵本  投稿日:2009/11/11
こうちゃん
こうちゃん 作: 須賀敦子
絵: 酒井 駒子

出版社: 河出書房新社
こうちゃんって誰?
よくわからないけど、繰り返し読んでいると何かしみこんでくる不思議な絵本です。
そして、この本の一番の味わいは酒井駒子さんの絵です。
須賀さんの意味ありげで難解な文が、酒井さんの絵に包まれて、不思議で説得力のある世界を作り上げているのです。

こうちゃん。
だれだか最後までわからないのだけど、とても存在感がある「こうちゃん」。
断片、断片を味わいながら、気がつくと浄化されている自分を感じました。
酒井さんの絵も味わってください。

間違いなく、大人のための絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 第5福竜丸の役割  投稿日:2009/11/11
わすれないで 第五福竜丸ものがたり
わすれないで 第五福竜丸ものがたり 作・絵: 赤坂 三好
出版社: 金の星社
第5福竜丸の記念館に行ったとき、展示の隅に置いてあった本の一冊。

第5福竜丸は日本に戻ってから、東京水産大学の練習船となり姿を変えた後廃船となって、ゴミの島に放置されていた。
木造船が鉄で被われ当時の姿ではないことと、やはり犠牲者となった乗組員に気持ちは向かうので、息子が選んだ絵本も隣にあった「ここが家だ」だった(外国人による第五福竜丸の絵本です)。
展示館いっぱいに存在している船よりも、様々な展示品や解説パネルに関心が強かった。
しかし、死んだ人はそこにはいないけれど船はそこにいる。
船も時代の犠牲者だと思ったら、この絵本もとても大事な物に思えてきた。

戦後が始まる時代に、カツオ漁船として完成した船。
マグロ漁船として、改装された船。
船は働くことによって生き生きしてくるものだろう。
その船が水爆実験で降り注いだ死の灰を受け、船員も守れなかったことは第5福竜丸にとっての不幸だった。
帰ってきて、ガイガー・カウンターが振り切れるほどの放射能。
乗組員も収穫したマグロも、そして船も厭わしいものであったに違いない。
それぞれが犠牲者である。
そのことを考えなければいけない。

第5福竜丸は様変わりして練習船となった。
厭わしい船であっても、それだけ素晴らしい素材だったのだろう。
しかし、廃船となって放置される。

私たちは、水爆の恐ろしさを知るとともに時代の流れを学ばなければならない。
第5福竜丸が放置されたのは高度成長期に排出されたゴミを東京湾で放置したゴミの島である。
その島が、今は夢の島として様々な施設、住宅が立ち緑に包まれた夢の島となった。
そして、さらに沖まで埋め立てられてウォーターフロントを形成している。
時代の流れである。

歴史と時代を伝える場所。
それが第5福竜丸展示館。
ディズニーランドや、葛西臨海公園が側にありながら、展示館の中にはここを訪れた小中学校の見学者、修学旅行者のメッセージが重ねられている。

木版画で骨太の絵本。
漁船としてのホコリを持ったように思える絵本です。
第5福竜丸の数奇な運命とともに、子どもたちに伝えたいメッセージがいっぱい詰まった絵本です。
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自信を持っておすすめしたい ロマンチックなお話です  投稿日:2009/11/09
うさぎ座の夜
うさぎ座の夜 作: 安房 直子
絵: 味戸 ケイコ

出版社: 偕成社
とてもロマンチックなファンタジーだと思います。
山の鬼の子やてんぐと友だちで、風や木とも話のできる少女の小夜。
うさぎと話ができるのも、人形劇に招待されるのも不思議ではないのかも知れません。
それにしても、小夜を道案内してくれるカーテン屋のうさぎ。
小夜の落とした手袋が主人公になる人形劇。
さまざまなディテールがちりばめられていて楽しいです。
なんでおばあさんがうさぎ座の電話番号を知っているのだろうとも思ったけれど、何故を繰り返すとこのお話しの良さが薄らいでいきそうです。

この話を読んで「不思議の国のアリス」を連想しました。
しかし、「アリス」は理詰めなのに対して、この絵本はあくまで情緒的です。
それが日本の絵本であることの証明かも知れません。

男の自分が読むのも不思議かも知れませんが、この絵本は女の子向け。
違和感を持たれずに読みこなすのが課題だと思いました。
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なかなかよいと思う うんちを見直しました  投稿日:2009/11/08
こいぬのうんち
こいぬのうんち 作: クオン・ジョンセン
絵: チョン・スンガク
訳: ピョン・キジャ

出版社: 平凡社
こいぬのウンチがたい肥となってタンポポを育てる物語。
ウンチは汚いだけではないのだと語ります。
そういえば人さまのうんちだって野菜を育てた功労者なのだぞ。
有機農業の原点ではないか。

妙に感心した自分ですが、息子は「飼い主はどうしてたんだろう?あの犬はどうしたのかな?」
確かに、うんちがそのまま転がっているのはよろしくないかもしれない。
飼い主が置き去りにすることはさらによろしくない。

日本では成り立たないお話?
話の本筋とは別のところで、難しい絵本でした。
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なかなかよいと思う 面白可笑しいけれどちょっとお疲れ  投稿日:2009/11/07
馬車でおつかいに
馬車でおつかいに 作・絵: ウィリアム・スタイグ
訳: せた ていじ

出版社: 評論社
「ロバのシルベスター…」の作家の絵本。
シルベスターの印象が強いだけに、少し辛口の評価になってしまいます。
馬車でおつかいに行ったブタのパーマーさんとロバのエベネザーじいさん。
買い物に行った帰りに嵐にあってとんでもない展開になります。
その展開は面白い。
パーマーさんとエベネザー爺さんのやりとりも面白い。

何のせいかなと思ったら、文章の長さとその中にある難しい言葉。
子どもになじみのない単語や言い回しが邪魔しているように思います。
自分がつっかえつっかえしたせいもあって、シルベスターの時と違って息子の評価はいまいち。

絵が、シルベスターとほとんど変わらないところもあるかな〜。
お気に入りの絵本作家なだけに、悪く言ってごめんなさい。
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ふつうだと思う とても良い話ですが  投稿日:2009/11/06
だれも しらない
だれも しらない 作: 灰谷 健次郎
絵: 長谷川 集平

出版社: あかね書房
筋肉に障害をもったまりこちゃんは、養護学校のバスの停留所までの200メートルを40分かけて歩く。
その途中の様々な出来事。
200メートルにいろいろなことが凝縮されている。
200メートルの間にすれ違う人たちの、自分に向ける目。
200メートルの間に自分が目にする風景。
この200メートルとまりこちゃんを理解するのはとても大変なことだと思う。

自分の評価が低いのはこの本のテーマではない。
灰谷さんの思いが重すぎるのである。
淡々と描かれる話が整然とし過ぎていて、説明口調であったり理屈が先に出てしまったり。
時間、距離、単位の克明さは、感性での包容の妨げになるように思う。
長谷川さんの絵が、もっと話を盛り上げれば良いのに、文章の挿絵に終わってしまっている。
ようするに、絵本ではないのである。

この手の本に関心があるだけに残念。
絵本サイズで出版する際、絵と文章が融合することでとても良い本になるのではないか。

短編集の一話としてはとても良い話だと思うのです。
取り出して1冊の本とするとき、もっと効果的に作者の思いを伝える方法があったように思います。
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なかなかよいと思う なつかしい日本の農村といいつたえ  投稿日:2009/11/04
くずのはやまのきつね
くずのはやまのきつね 作: 大友 康夫 西村 繁男
絵: 西村 繁男

出版社: 福音館書店
少し地味な作品かも知れませんが、子どもたちに昔の農村を伝えたい絵本です。
農業は自然に抗えない作業ですが、村という仕組みが共同体であったこと、自然に対して人はどうしていたのか、凶作の続いた時の生活…、様々に教えてくれます。
西村繁男さんは非常に「はらっぱ」や「ぼくらの地図旅行」など、風景、家屋を克明で現実的に描くので好きな絵本画家ですが、農家の姿、田圃がきれいに区画されていないところ、今では創造できない昔の話かと思います。
苦しみも、収穫の楽しさも村落では共有します。家族の結びつきの原型があります。
「きつねのよめいり」。
この言葉の響きも懐かしい。
様々な伝承があって、生活の中に座を占めていました。
読んでいながら、自分で納得してしまいました。
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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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