![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
けんの部屋へやってきたママが、掃除機を止めて言いました。 「けんちゃん。おもちゃばこのなか、おかたづけしたら?いらないものがたくさんありそうよ。」 「いらないものなんてないもん。」 小さく切った色紙は、いっぱい練習したお遊戯会でまいた紙吹雪。しなびたミカンの皮は、お庭にはじめてひとつだけなってママとパパとけんでわけっこして食べたミカンの皮。 いらないものに見えるけれど、ひとつひとつに想い出が詰まっている、ぼくとママのたからものだったのです。
ページをめくりながら、ああ、そうそう、わかるなぁと共感してしまいます。みなさんのお宅にも、「我が家のたからもの」がありますよね。そんなたからものを想いながら、お子さんと思い出話が弾むでしょう。そしてきっと、この絵本を読んだ時間も、たからものになるに違いありません。
(金柿秀幸 絵本ナビ事務局長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
石ころ、折り紙のかけら、みかんの皮。おもちゃ箱の中はママにしてみればガラクタばかり。でも、けんちゃんにはどれも思い出のいっぱいつまった宝物なのです。するとママもけんちゃんのちいちゃな靴をだしてきました。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
ぼくは覚えていないけれど、ぼくも小さい時に、この本の男の子のように石ころを集めていたそうです。
どんぐりとか落ち葉もひろってきたそうです。
今集めているのは、アイスキャンディーのぼうや練習したお習字の紙。
大きくなったら、大人になったらいらなくなっちゃうのかなと思いました。
今大切にしているものでも、時間がたつとそうじゃなくなっちゃうのかな。
くつとか洋服とかは一年たつともう着れなくなっちゃうから、ぼくも大きくなっているんだと思います。
自分ではわからないけど。 (はなびや2号さん 10代以下・その他の方 )
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