![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
ハンガリーの絵本作家バンニャイがアニメーションのズーム・イン、ズーム・アウトの技法を絵本に持ち込んだ不思議な世界。鶏のトサカを見る視点が家から牧場、牧場からさらに広がり続けて、最後は地球さえ点となってしまうまでズーム・アウトする自由なまなざしの冒険。谷川俊太郎さんが本書のための書き下ろした詩作品・推薦文付き。 ――わずか31の画面で捉えられた限りない世界の豊かさの面白さ、詩のようだ、音楽のようだ(谷川俊太郎/推薦文より)。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
2歳7ヶ月の息子に読んでやりました。文字は一切なく、ただただ絵が連なるだけですが、息子には大うけ。読み方を工夫して、ちょっと興奮するようにしてやったのもありますが、おもしろいです。
にわとりのとさかに始まり、望遠レンズでひくようにどんどん視野を広げていく(ズームアウト)のですが、前のページと今のページがどこなのかというのを強調しながら説明してやると、2歳の息子でもなにがおきているのか理解しているようです。私が、この○○がこのページではこんなんなっちゃった!と本をぐーっと引いてズームアウトを強調してやるので、息子はだんだん興奮していきます。ここにちょん!と爪でさわってここだよ、と位置も教えてやります。とにかく、文がないのでこちらがその代わりを務めるべく、いろいろと説明をしてやろうと言葉だけでなく、アクションも伴い、それが息子には楽しい!と思えるようです。
私が小さい頃は、たしか「宇宙」というかこさとしさんの本で同じ様なことがあり、母と楊枝でつんつんつつくのが楽しくてしょうがなかった記憶があります。文字がない分、コミュニケーションが余計に増えるので楽しいと感じる本なのではないでしょうか。 (minatsuさん 30代・ママ 男の子2歳)
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