![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
死ぬことがなければ、ずっとずっと幸せでいられるの?
ある日、年老いたキツネは、わなで捕まえたイタチに、 「自分のリンゴの木にのぼったものは、そこにくっついてしまう」という魔法をかけてもらいます。 自分を迎えにきた死神までもその木にくっつけてしまうことで永遠の命を手に入れたキツネは、 幸せな日々を過ごします。 でも、やがてキツネのおくさんが死に、友達も子どもも孫もいなくなり……。 命に限りがあることの意味を考えさせられる1冊。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
年老いたキツネの夫婦は うさぎや ネズミ ツグミたちを追いかけることもできなくなり・・・・ りんごを食べられています
そんなとき イタチが罠にかかりました
イタチは「おねがいだから ぼくを食べないで ぼくは魔法が使えるよ」 キツネの願い事を言ったらかなえてあげるというのです
イタチは約束通り ツグミや リス イモムシが木にくっついてしまう魔法をかけました
そんな時現れた 死に神
キツネは、まだ死にたくないから 死に神にりんごをとってきてほしいといい死に神もりんごの木にくっつけてしまうのです
キツネは思う通りに事が進んで 幸せに生きていましたが・・・・・
キツネの奥さんが死んでしまい ひとりぼっちになるのです
死に神は 「命あるものには私が必要なんだ」というのです
この意味がだんだん説き明かされていきます
どんどん年月がたち キツネは 年をとり 目も見えなくなり 鼻も臭いをかぐ力がなくなり・・・・好きだったものをみんななくしてしまうのです
キツネは永遠に生き続けるのは 無理だと悟るのです
そして 自分の死に神と共に世を去っていくのです
生きとし生きるものには生と死があります
この節理から のがれることは 節理に反してしまうのだと思いました
寿命をどう生きるのか それは 人それぞれの課題ですね (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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