群を抜いて素晴らしい
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投稿日:2010/09/23 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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1度は読んでおきたいと思っていた絵本。
やっぱり「出会えてよかった。」と思える素晴らしい作品でした。
今まで読んだ他の「ももたろう」が、すべて霞んでしまうくらい、民話調のリズム感ある語りも、透明感と力強さに満ちた絵も、群を抜いていました。
お二人のコンビによる昔話は、本当に心に残るものばかりですね。
娘も、この「おなじみの昔話」を、初めて聞くお話のように、わくわくしながら楽しみ、絵の細部まで楽しんでいました。
そして、最後に小さな疑問が1つ・・・。ももたろうが、海を越えて家に帰っていく場面で、
「どうして鬼もいっしょに来ちゃったの?」。
あっ、本当だ、赤鬼と青鬼も船に乗ってるね。
「きっと送って来たんじゃないの?」と言うと、
「でも、これはももたろうの船だよ。(帆に)桃のマークがついてるもん。鬼はどうやって鬼が島まで帰るの?」・・・うーん、泳いで帰ったのか、船をもらったのか・・・わからないね。
どっちにしても、ももたろうが、「たからものは いらん」と辞退し、船には助けたお姫様だけを乗せて戻ってきたところが、新鮮で、かっこいいなぁ!と思いました。
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甘〜い誘惑
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投稿日:2010/09/23 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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「わかるなぁ、わかるなぁ、この気持ち。」と、誰もが1度は経験のありそうなシチュエーション。
小さい子とっては、まさにあま〜い誘惑。心がぐらぐらきちゃって当然です。♪わかっちゃいるけど・・・ってとこでしょうね。
「フランシス」シリーズにもよく似たお話がありました。(「フランシスとたんじょうび」。こちらも名作です。)
娘は、(ジェニーの取った行動が)「ちょっと困った。」と、一言だけ感想を述べ、「Jならどうする?」と聞いてみると、「絶対食べない!」と、自信を持って言い切っていました。
ジェニーを責めない家族の素晴らしさも、ジェニーの子どもらしさとともに、心和むものがありますね。
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親友っていいな。
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投稿日:2010/09/27 |
JOYさん 30代・ママ・兵庫県 女の子8歳、女の子6歳、男の子3歳
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仲良しの「がまくん」と「かえるくん」の短編が5つ、収められています。
温かみのある挿絵も大好きなのですが、二人のせりふのひとつひとつに、お互いを思う愛情がたくさん詰まっていて、素敵です。
ふたりは、時に機嫌を損ねたり、意見が食い違ったりして、すれ違うことがありますが、いつも、「どうして相手はこう感じたのかな?」という視点で、お互いの考えを理解しようとします。相手が弱っているとき、余裕のないとき、決まってもう片方が、歩み寄って手を差し伸べるようなシーンがあります。とても思いやりにあふれていて、子どもたちにもこんな友達関係を築いて欲しい、と思わせてくれます。私自身も、家族に対して、友人に対してこうありたいな、と反省しながら…。
「がまくん」と「かえるくん」は、どちらかが一方的に依存する関係ではなく、どちらもが、頼るときもあれば頼られるときもあり…。とても健全な関係です。これからたくさんの人間関係に悩みながら成長していくであろう子どもたちに、大きくなってもぜひ何度も読んで欲しいと思います。
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ヘビということも忘れるくらい
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投稿日:2010/09/23 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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へびの主人公なんて、ドッキリ!と思いますが、このへび、とってもかわいいんです。
飼い主のボドさんの愛情を一身に受けて育ったせいかな?本当に優しくて、賢いクリクター。「へび」だってことも忘れてしまうくらい、自然なかたちで、みんなにも馴染んでいます。
でも、ある日、「へび」であることが役に立って(?)、見事、どろぼう退治の大手柄!
娘は、「どろぼうが入ってきたところは、すごく怖かったよね〜! でも、クリクターがぐるぐる巻きにして、やっつけちゃったのは、かっこよくて、強い感じがして、楽しかったよね!」と、興奮しながら話していました。
ボドさんが、クリクターのために編んでくれたマフラーのようなセーターには、親子で笑ってしまいました。
ほのぼのとしたユーモアが、大人の心も、子どもの心も和ませてくれる、素敵な作品です。
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どっちがどっち?
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投稿日:2010/09/23 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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娘のお気に入り、「つんつくせんせい」のシリーズ。毎回、笑わせてくれます。
今回のお話は、「3びきのくま」のパロディ版といった感じ。
それに「くまのがっこう」を加えたようなかわいらしさもあり、お話も絵も楽しめます。
途中から、どっちが人間の家で、どっちがくまの家なのかわからなくなってしまいますが、そこがまたおもしろいんですよね。
散々こんがらがって、裏表紙の絵で、にっこり。
つんつくせんせい、最高です!
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嵐にも負けない
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投稿日:2010/09/23 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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古典とも言うべき有名な作品ですが、初めて手にとってみました。
娘も、絵の印象から、最初はあまり興味を示さなかったのですが、読んでいるうちに、どんどん引きつけられ、「楽しいお話だった」と言って、本を閉じました。
小さいながらも、一生懸命に船の仕事を手伝い、嵐の中でも、果敢に挑もうとするチムの姿に、共鳴するものがあるのでしょうね。やはり名作は、一読の価値がありますね。
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人と人とをつなぐ仕事
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投稿日:2010/09/23 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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ワッツの絵に惹かれて、図書館で借りてきました。
季節の移り変わりが、繊細に描かれていて、ゆうびんやさんの四季を通しての苦労もよく伝わってきます。
でも、森の動物たちが、その苦労を察して、日頃の感謝の思いを込め、とても素敵な贈り物を用意してくれました。
郵便配達というのは、地味な仕事ではありますが、人と人とをつなぐ重要な仕事でもありますね。そんなことを思い出させてくれる温かい作品でした。
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リアルタイム
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投稿日:2010/09/26 |
ぽー嬢さん 30代・せんせい・東京都 男の子6歳、女の子3歳
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本屋さんで見つけて、思わず手に取り購入してしまいました。
1年生の生活を追った絵本は他にもありますが、全部写真でリアルタイムな所がとても、面白いです。
教科書も筆箱も、あちこち現実的で読んでいた息子も「この間、これ習ったよ」「○○君と一緒!」と大喜びでした。
運動会の練習の様子なんかもあり、1年生が慣れてきた夏過ぎの様子がよく分かります。
子ども達の台詞がたくさん書いてありますが、もっと色々あるんだろうな〜と思うとドラマを想像でき面白いです。
まるで学校探検してるみたいで、これから1年生も今、1年生も楽しめる絵本だと思います。
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この過程あってこそ
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投稿日:2010/09/23 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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蝶々を捕まえるのが大得意な娘。網を使わなくても、素手でひょいっと捕まえてしまいます。
アゲハは大きくて、なかなか両手に入りませんが、頭に花を挿して、花になりきり(!)、じっと蝶が頭に止まるのを待っていたりします。
娘にとって、アゲハは友だち。
そんなアゲハのことが、図鑑以上に詳しくわかる「かがくのとも傑作集」の絵本です。
幼虫からさなぎを経て、蝶になるまでの過程が、リアルに、とてもわかりやすく描かれています。
でも、「虫さん、だ〜いすき!」の(カブトムシの巨大幼虫も、トカゲやイモリなど爬虫類も平気で捕まえる)娘も、アゲハの一齢幼虫の拡大描写には、ぎょっとしていました。
虫嫌いのお母さんは、深呼吸してからページをめくったほうがいいかもしれません。
けれど、こういう過程があるからこそ(?)アゲハの美しさがより光るようにも思われます!
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今だけの特別な時間
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投稿日:2010/09/23 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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親子で大好きなウルトラマンシリーズ。その中でも、娘の1番のお気に入りが、この本です。
ウルトラセブンの子どもが女の子、というのもあって、共感する部分がたくさんあるのかな、と思います。
「パパと娘」のやりとりが本当に微笑ましいんですよ。
今だけの特別な関係、だいじな時間。・・・パパはそれを十分に知っているので、嬉しくもあり、寂しくもあり、些細なことでも、思いっきり喜んだり、泣いたりもしちゃうんですよね。
海より深い親心が、じんじんと伝わってきます!
娘も、そんなセブンパパに、けらけら、ほろり・・・。
娘が好きなお話は、「おちこむパパ」、「あらそうパパ」、「パパはゆるさない」、「パパのしあわせ」。
娘にあま〜くて、デレデレのパパ・・・、ママに怒られ、しゅーんとなるパパが、可笑しくて、かわいい〜!と思っているみたいです。
でも、小学生ともなると、ちょっとシビアになって、
「え〜、お父さんとは結婚できないんだよ。だってもうお母さんとしちゃったもん。」と言ったり、過保護なパパに、
「甘やかしすぎだよ〜!」なんて言ってみたり・・・。
うちのパパとの関係も、ちょっとずつ、ちょっとずつ、変わってきてるのかなあ?、と思いながら、娘の言葉を聞いていました。
セブンが「まっすぐに そだってほしい」と、ばしっ ばしっ ばしっと、おしりを叩く場面では、
「どうして子どものおしりをたたくの?」と、少し驚いていました。
そうだね、生まれてから1度も、パパに叩かれたことはないものね。「すごく悪いことしちゃったんじゃないかなあ?」と言うと、
「すごく悪いことってどんなこと? どんなことすると叩かれちゃうの?」と、まだまだ聞きたがりました。
そして、ラスト。
「パパは たたかいつづける。だって まもらなくては いけない ひとが いるから」。
娘といっしょに、
「うちのパパも同じなんだよね。」「うん。ママとJを守るため!」と、日頃はあんまり抱いてなかった感謝の気持ちを確かめ合いました!
がんばれ、我が家のパパ。ありがとう、パパ。
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子ども時代の夏
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投稿日:2010/09/23 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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ベスコフの作品は、娘が小さな頃から数多く読んできましたが、まだ出会っていない絵本があるんだな、と思うと、うれしくなります!
題名だけは知っていたのですが、あまりレビュー数が多くなかったことと、対象が3歳からとなっていたことから、なんなく読みそびれていましたが、他のベスコフの作品同様、絵が文句なしに素晴らしく、また、「子どもらしい子ども」の世界を十分に満喫できて、やっぱり出会えてよかったな、と思いました。
花の好きな娘は、きれいでかわいらしい植物の縁取りにうっとりしながら、1枚1枚描き写していました。特に、ひなげしの花がお気に入り。
また、「こどもようのはたけ」をうらやましがったり、「のいちごつみ」を懐かしがったり、はだかんぼで「みずあそび」をする子どもたちに、ちょっとおねえさんっぽい顔をして、くすくす笑ったり・・・。
子ども時代の夏の1日1日が、こうであったらいいな、と自然に思える情景がいっぱいです。
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静かな流れの中で
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投稿日:2010/09/23 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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図書館に入った新刊絵本として紹介されていたので、借りてみました。
羽毛の1本1本まで丁寧に描かれた、銀色に光る美しいフクロウの絵。それだけで、ぐぐぐっと物語の世界に引き込まれていくようです。
ストーリー自体は、とても静かな流れの中で、ちびフクロウの目を通して、ゆっくりと進んでいきます。
娘が2歳の頃に夢中になった「こすずめのぼうけん」のお話と、あの頃のゆったりとした空気を懐かしく思い出しました。
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七面鳥の足にハイヒール
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投稿日:2010/09/23 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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怖がりの娘は、この絵を見て、どんなリアクションをするかな?と思いつつ、開いてみると、最初の怖そうな部分は、びっくりしている間にどんどん進んでいき、気がつくと、あっという間に楽しいお話に!
「お料理だいすき!」の娘は、すぐにこの絵本のとりこになりました。
それにしても、ゼラルダのアイディアと腕前は大したものですね! 娘と同じ年頃の女の子が、五つ星レストラン級のお料理を作ってしまいます。
娘が最も気に入った一品は、人喰い鬼と同じく7番のデザート。カラフル〜! それから、6番の「七面鳥の丸焼きシンデレラ風」も食べてみたがっていました。理由は、「だって、おしゃれだもん!」・・・我が家でも、感謝祭に丸焼きをしますが、七面鳥の足にハイヒールを履かせちゃったことはないな〜!
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娘を見ているようで
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投稿日:2010/09/23 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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おてんばで、好奇心・独立心旺盛な娘は、スミレひめにそっくり! なんだか娘を見ているようで、笑っちゃいました。(娘ならやりかねない、と思いながら・・・)
でも、このスミレひめ、機転も利いて、とっても賢いんですよ。悪い猫に捕まってしまいますが、ちゃんと自分の知恵で難を切り抜けるところは、お見事!
嬉しすぎて、ついお菓子を食べ過ぎちゃったところは、やっぱり子どもですけどね。それもご愛嬌。娘は、お菓子の山を前に、とろけそうな表情をしていましたが、最終ページでは、「え〜、6個も食べるの? 食べすぎだよ〜!」と、姫に向かって注意をしていました。
「スミレひめのにわづくり」もお薦めです。
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人生の旅
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投稿日:2010/09/23 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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まつぼっくりの冒険は、まさに人生の旅とも言えますね。
このお話を読みながら、ドナウ川に沿って旅をした、夫の故郷までの風景がそのまま甦ってきました。最初は、このお話の川のように、ドイツの森の中を細く流れるドナウ川も、夫の祖国に着く頃には、川幅2キロ以上もある大河となり、やがて黒海へと注がれていきます。
林を抜け、谷間の村を潤し、にぎやかな都会の中心を流れ、たくさんの危険や出会いをまつぼっくりに与えながら、ただひたすらに流れ続ける川。その中で、まつぼっくりは、この大冒険をたっぷり楽しみました。
そして、長い旅の終わりに待っていたのは・・・。
大人が静かに楽しめる絵本かもしれませんね。
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優しさいっぱい
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投稿日:2010/09/26 |
ゆりんごんさん 30代・ママ・愛知県 男の子6歳、女の子2歳
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りっちゃんが、病気のお母さんのためにサラダを作るお話。そこへ、いろいろな動物がやってきて、’○○を入れるといいですよ。’と、元気になれるレシピを教えてくれます。猫は、かつおぶし、犬は、ハム。
そして最後には、北極海の白くまから電報が来たり飛行機でアフリカゾウが来たり、世界中の動物たちがりっちゃんのサラダ作りに協力してくれます。
どんな動物がどんな食べ物を薦めてくれたかな、と聞いてみると、子供は驚くほどちゃんと読み取っているものです。スケールの大きな話だからこそ、印象に残るようですね。
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ハッチンスブーム再来
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投稿日:2010/09/23 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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ハッチンスの絵本を日本語で読んだのは初めてでしたが、久々のヒット作(!)と言える楽しい作品にめぐり合いました。
ハッチンスの発想って、なんておもしろいんでしょう! それに、カラフルで、ユーモアたっぷりの絵。これはもう子どもに受けること間違いなしですよね。
娘が、キンダー入学当初に読み漁っていましたが、ハッチンスのブーム再来、となりそうな予感がします。
ハッチンスの描く動物たちの表情は、本当にユニークですね。娘も、それはそれは楽しそうに、1ページずつ描き写していました。気に入った絵本があると、画用紙にかき写して、「自分だけの絵本」を作るのですが、1冊かくのは大変なので、数ページでよしにしてしまったり、途中抜かしたりすることもあるのですが、この絵本は最初から最後まで絵も文章もすべてかいて完成させました。そのくらい楽しかったんですね!
そんな動物たちが、顔以上に(?)面白いことをやってくれるんです。うま、ひつじ、ぶたと、それぞれに突拍子もなく楽しい踊りを披露してくれます。
ぱかぱか、ぽよよん、らたたたた・・・。でも、最後に本当の「まんげつダンス」を楽しんだのは、誰だったでしょう?
暑いときこそ大笑い。親子で笑えば、暑さも吹っ飛びますよ!
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生きることの喜び
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投稿日:2010/09/22 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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娘がオルファースの絵本に出会ったのは、小学校に入ってから。それでも、すぐに絵の美しさに惹かれ、夢中になって絵を写したりしながら、「子どもの世界」(夢の世界)のお話に引き込まれていきました。
まだまだ子ども時代の真っ只中にいる間に、オルファースの作品に出会えて、本当によかったな、とオルファースの絵本を開くたびに嬉しくなります。
この絵本は、ぱっと目を引くような華やかさはないのですが、蝶々の「生き物」としての美しさが際立ち、また、いもむしやさなぎのぼうやたちのかわいらしさも格別です。
娘は、どの子が何の蝶なのか、本文と絵を交互に見て確かめていました。
「ちょうちょうに うまれて よかったね」・・・この一文にすべてが集結されている生きることの喜び。この絵本に触れる子どもたちみんなが、そんな喜びに包まれた毎日を送ってくれているといいな、と願ってやみません。
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隊長気分
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投稿日:2010/09/22 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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子どもの世界ってすてきだなあ、と心の底から思えるお話です。
シュタイナー教育などで、「7歳までは夢の中」というようなことを、よく耳にしますが、本当にそんな世界の中で生きているんだなぁ、ということが、難しい教育書からではなく、生き生きとした子どもの日常の描写から伝わってきます。
てつたくんとみつやくんの兄弟。娘は、てつたくんよりもさらに年上なので、みつやくんの赤ちゃん言葉に笑ったりしながら、“隊長”気分で読んでいます。
てつたくんたちが森で出会った動物「へなそうる」は、とても大きいけれど、のほーんとした感じがかわいらしく、娘も、まるでずっと前からの友達に会ったかのように、自然な呼び方で、「へなそうる!」と言っていたのが可笑しかったです。
へなそうるが、自分のことを、「ぼか」(ぼくは)と言うのも、おもしろがっていました。食いしん坊で、よだれをぽたぽたと流すところは、うちの大型犬を見ているようで、親しみがわきました!
娘が1番好きな章は、「かくれんぼ」。
へなそうるのおとぼけぶりが、ほんとにほのぼのしていて微笑ましいんです。おにになったへなそうるが、「1、2」までしか数えられず、しびれを切らしたてつたくんたちが、思わず「もう、いいよ!」と言うと、まだうまく数えられずに「まあだだよ」と答えるへなそうるに、大笑い。
それから、娘も、へなそうると同じように、4さいころまで「かがが とんできて、かににさされた!」という言い方をしていたので、へなそうるの子どもらしさに、親の私もくすくすっ!
蚊におなかを刺され、バンデージを貼ってもらったへなそうるの嬉しそうな顔といったら、これまた最高です。
へなそうるが想像するカニの姿も見ものですよ! 娘は、カニとり名人なので、「かにとり」のお話も大いに楽しんでいました。
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イノシシの活躍
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投稿日:2010/09/22 |
ガーリャさん 40代・ママ・その他 女の子6歳
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またまたキツネが考え付いたおもしろい商売、「ともだちや」に続く「ともだちひきとりや」。
さあ、今回は、自分たち(キツネとオオカミ)のときのように、うまくいくでしょうか?
いつもは、いばりんぼうで寂しがり屋のオオカミが、ストーリーを盛り上げてくれるのですが、このお話では、オオカミはあくまでも陰の引き立て役。代わりに、イノシシがいい味出してくれています。
なぜか私はストーリーの展開に遅れ気味で、何度か「あれ?ページ抜かしちゃったかな?」なんて思いながら、前に戻って確かめたりしていたんですが、娘はちゃんとついて行っていて、1ページごとにしっかり楽しんでいました。
娘が小さい頃から読み続けているシリーズですが、いつのまにか娘の読解力のほうが勝るようになってしまった(?)ことを感じながら、時の流れの速さをかみしめました。
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