日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)
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新装版 ゆきがやんだら(Gakken)
酒井駒子によるロングセラー絵本の新装版
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雪の舞降りるのを静かに待っているようなそんな穏やかな気持ちになれる絵本だと思いました。登場人物もお百姓さん、郵便やさん、お巡りさん、お巡りさんの奥さん、子供たちと夫々の思いで語られています。雪って純白なイメージがあり、雪で困ることなど想像できないで憧れさえ感じている私なのですが、年末の大雪で立ち往生して目的地まで辿り着けない苦い体験をした私でした。でも雪が降ると純白な眩しさで、雪明りで明るくなれるのも気持ちまでが明るくなれるのがいいなあって思いました。春を告げる喜びで結ばれているのもいいなあって思いました。
投稿日:2011/05/29
雪が降ってくるようすが、詩になって心のなかにはいってきます。 大雪を経験したことのない私にも、雪が降る前ぶれや雪が積もったときのこと、そして雪がとけて春がやってくることなどが、疑似体験できた気がしました。 しろいゆき・あかるいゆきという違いが読む前はわからなかったんです。あまり変わりがないんじゃないだろうか。と、思っていたので。でも、読むと、違うものなんですね。雪が降るまちに住む人々それぞれの雪のとらえ方に、興味をそそられました。 ひとりひとり、雪の受け止め方がちがうけれども、だれも雪が降ることに逆らっていないなあと思ったのです。自然の流れを素直に受け止め、それぞれが静かに春を待つ。といった生活が、経験したことのない私には新鮮で、そしてステキだなあと思いました。 雪の白と、おうちの赤や黄色のコントラストが、冬の静かなイメージを作り出しています。心穏やかになりたいときに読みたい一冊です。
投稿日:2009/12/17
図書館の「冬の絵本」コーナーで見つけ、デュボアザンさんの絵が好きなので手に取った絵本です。 一番はじめ、白いページに黒い文字でシンプルに、雪の詩が書かれています。 この文章・・・とても心に沁みます。 そして物語は、街に住むいろんな人々が、それぞれの感性で雪の訪れを感じるところから始まります。 最初のひとひらの雪が落ちてきて・・・静かに降り積もり・・・やがて一面が雪でうずまります。 静かな文章、色数を抑えた心地よい挿絵。 びっくりするような出来事はなにも起きません。 雪が降り積もる冬の日の様子が、いろいろな人たちの生活を垣間見せながら描かれていきます。 冬が始まり、過ぎ、そして次の季節が巡ってくる・・・ 当たり前の日常、それがとても素敵に描かれているんです。 どちらかというと、大人向けなお話でしょうか。4歳の息子には、まだこの淡々としたお話を楽しむ理解力はついてないようでしたが、一面に積もった雪の様子は興味深そうに見ていました。 私はとても気に入ったので、是非手元に置いておきたいと思った絵本です。
投稿日:2008/12/19
たったの30ページで冬の始まりから終わりまでを描ききっています。 そこでは事件もおきません。 吹雪はありません。 「ゆうびんやさん」と「おひゃくしょうさん」 「おまわりさん」とその「おくさん」。 「こども」たちに「うさぎ」 それぞれの雪との接し方をひたすら小さく積み上げていきます。 例えば雪が降る予感を感じ取るときのそれぞれの書き分け方。 「おひゃくしょうさん」が感じる雪の降る予感は「ゆきのにおい」です。 「おくさん」はつま先の持病、「うさぎ」たちは「ふるのを しっていま」す。 そして「こども」たちは雪が降るのをひたすら待つばかり 灰色をベースにした絵なのに、肌の赤い人たちのせいか暗くはなく、 帰って静かな冬を感じさせてくれます。 この絵本をよむときは、テンポを守ってゆっくり読んでください、と 絵と中身が教えてくれている気がします。 自分が思っている2倍の速さで読むことができたら、きっとその人はプロの読み手になれる気までしてきます。 江国香織さんの訳もところどころ体言止めや行替えを多用して 絵本を読むテンポを指し示してくれます。 出版は1938年。70年以上経っても色あせない絵本です。
投稿日:2008/09/20
一般書と絵本であれば、どちらの方が作品として長生きするだろうか。 一般書の場合古典と呼ばれて長く読み継がれる作品がある。絵本の場合、古典という呼び方はあまりしないが、親子三代にわたって読まれている作品があることも確かだ。 アメリカで生まれたこの絵本もそんな一冊だろう。 何しろ初めて出版されたのが1947年、つまり第二次世界大戦が終わってわずか2年のこと。 日本でいえば、団塊の世代が生まれ始めた頃だ。 そして、その翌年にはこの絵本はコールデコット賞を受賞している。 実はこの作品を読むまではそんなことは知らなかった。 ある書店でこの絵本が「面陳列」(表紙を見せて陳列する方法)していて、てっきり新しい絵本だと思って読んだのだが、それが自分の年齢よりも長く読み継がれていた作品だったことに驚かされた。 同時にそんな絵本を「面陳列」までした書店員さんのセンスに感心した。 この絵本に登場するのはお百姓さん、郵便屋さん、おまわりさん、しっかり者のその奥さん。そして、雪が大好きな子どもたちにうさぎたち。 彼らは雪が降り始める気配をそれぞれ違った方法で感じる。 例えば、お百姓さんなら雪のにおいから、しっかり者の奥さんは雪の前には足のつまさきが痛むといったように。 この絵本の素晴らしいところは、こんな風に登場人物たちそれぞれが固有の世界を生きていて、それを感じることができるということ。 まるで重厚な長編小説の味わいを感じる、そんな絵本の名作だ。
投稿日:2020/01/26
プログで紹介されている方がいらしたので、興味を持ちました。 「しずかなよるに ふうわり おっとり」で始まる書き出しが、誌的で雪の降る情感を静かに伝えています。 雪の日は、すべての物、汚い物までも白く輝く世界に変えてしまう特別な日。五感に染みわたるような寒さと冷たさ。雪の匂いを感じるお百姓さん、つまさきが痛いと感じるおまわりさんの奥さん。それぞれが、それぞれの感覚で雪を感じます。 子どもの時は、雪遊びができるとてもラッキーな日。大人になってからは、電車が遅れたりすべったりと厄介な日。子どもがいる日の雪は、子どもと一緒に雪で遊べる楽しい日と、雪への感情が、私の中でも変わってきました。 読みながら、雪の日もいいな(これは雪深くない平野に育った私だからだと思いますが)。 でも、暖かくなった春の日もいいなとも思いました。 読者一人一人が雪への思いを馳せる本だと思います。 ただ、おもしろ系の息子には、この誌的で繊細な描写はうけませんでした。 子どもと一緒ではなく、子どもが寝静まった夜に一人でゆっくり大人が読むのに適している本かもしれないと思います。日常の喧騒を忘れ、静かな気持ちになれました。 コールデコット賞受賞作品です。
投稿日:2007/12/27
雪がふるってなんとなく感じることって、 言われればありますよね。 雪じゃなくても雨が降るって感じることが多いのでは・・・ この絵本では、農夫、郵便屋さん、おまわりさん、おまわりさんの奥さんなどなど、色々な人の雪が降るって感じ方から始まっていて、その感じ方に同感したり、しなかったり・・・ それにその後のそれぞれの行動も、同じように納得したり、しなかったり・・といった感じです。 たまにちょっと笑える行動もあったりで、そんなところが息子ともども楽しいなあと思いました。 冬から春にかけての描写もあり、そんな時期に読むのもいいですね♪
投稿日:2008/01/18
デュボアザンの絵に魅かれて読んでみました。 雪が降る前後の、うさぎやこどもたちやゆうびんやさん、 おひゃくしょうさん、おまわりさん。 それぞれの様々な反応や行動がおもしろいです。 文章にもリズムがあって、おはなしが雪と同じく静かに降り積もります。 絵の中のカレンダーは「MARCH」になっています。 冬から春に向かう頃、是非読んであげたい絵本です。 是非声に出して、耳からも雪の音やみんなの想いを 感じて欲しいです。
投稿日:2005/02/21
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