どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)
日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)
ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?
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ある村に「牛女」と呼ばれる女が男の子と暮らしていました。女は子供をかわいがり、もし自分が死んだら化けてでも行く末を見守りたいと思っていました。そして女が病気になって死んだ後、冬山に雪形となって現れたのです。イラストもお話の雰囲気が存分に伝わる雰囲気が出ているのが良いです。
投稿日:2022/11/15
耳が聞こえなくて、口が聞けなくて、人一倍の大女。 なんと哀しい設定でしょうか。 気がやさしいから村人には嫌われていないことが救いです。 そんな牛女が、我が子にかける愛情は並大抵のものではなかったはずです。 心ならずも病で息をひきとった牛女は、さまざまに姿を変えて我が子を見守るのです。 小川未明の切々とした物語と高野玲子さんのぼくとつとした絵が、情感溢れる絵本にしています。
投稿日:2013/05/22
牛女ってけっこう重い話だなと思いました。今では差別語として使われている言葉を扱っているし牛女という名前のイメージからして、なんとなく土俗性というか土地と切っても離れないものがある。牛女は最初の数ページで死んでしまう。だけどもその数ページで子どもをどれぐらい可愛がっていたか、またこの二人はどんな生活をしたか、言葉には書かれていないけどわかるような気がする。 子供は村人に育てられながらも幸せであったか? 答えはいいえであろう。幸せであったな雪山に見える牛女の影を慕うはずはない。そして村を飛び出し、その後、出世して帰ってくるが、村でりんごを虫にやられてしまう。ここでたたりだと言われる土俗的である。 母親の霊を慰めることで、死者に対する土俗性を発揮しています。最後は息子は裕福になり幸せになれるが土地とは切り離せない百姓である。
投稿日:2010/08/13
タイトルから、牛魔王と間違ってしまってちょっぴりくすっと笑ってしまったのですが・・・ 生まれ育った故郷と、自分を産んでくれた母の愛の大きさを感じる 感動するお話しになってます。 文章も、昔話を聞かせるおばあちゃんのような語り口調になっていて 何だか懐かしい感じを受けます。 全体的にくら〜い感じの挿絵なんですが、人の心の温かさをしっかり感じて、 心にポッ!と、灯がともったようにあたたかくなります。 子どもたちが大きくなったら、是非、自分で読んで欲しいえほんだな〜って感じました。
投稿日:2007/09/14
「牛女」というタイトルから おばけや妖怪の話を想像したりもしましたが 全く違いました。 「牛女」というのは 褒め言葉なのですね。 体が大きく優しい女性…という意味をこめて こう呼ばれていたようです。 死んでも 尚 子供を心配する場面が お話の大部分を占めている辺りからは 母親の深い愛情を感じずにはいられません。 また 降りかかってくる災いが祟りのせいかもしれない と考えていくくだりは 祖先に感謝することや弔うことを忘れてはいけない というメッセージを感じました。 現代では こういう風に考えることは あまり無いかもしれませんが こうして 今私がここに居られるのも 母が居て 父が居て 祖母が居て…と 命がつながってきた結果というものです。 そんなご先祖様への感謝を忘れてはいけませんね。 親から子への深い愛の連鎖が 命を未来へ受け継いで来たことを感じたりもしました。
投稿日:2007/09/13
物言えぬ優しい大女(牛女)が、子どもを残して病死してしまいます。 不憫に思った親切な村人たちの手で、その子は成長するのですが、 牛女はいつまでも故郷の村でわが子を見守っているというお話。 どこか懐かしい、あたたかい童話です。
投稿日:2006/10/19
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