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からすたろう」 みんなの声

からすたろう 文・絵:八島 太郎
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:1979年05月
ISBN:9784039600400
評価スコア 4.77
評価ランキング 664
みんなの声 総数 52
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52件見つかりました

  • 教壇に立つ全ての人に読んでほしい

    • モモ太郎さん
    • 30代
    • ママ
    • 茨城県
    • 男の子7歳、女の子6歳、男の子5歳

     作者八島氏の恩師、二人の先生の思い出を合わせて作った「いそべ先生」。

     友達から、そして先生ですら、誰からも相手にされずに、みんなにからかわれていた「ちび」。
     雨の日も嵐の日も1日も休まず、5年間学校に通って来た「ちび」。
     6年生で新しく「いそべ先生」がやってきて、「ちび」の誰も知らない才能に気付き・・・

     昭和初期の頃の話でしょうか・・・ 
    独特なタッチの絵が、一層古臭さを感じさせ、子供にとっては、なかなかとっつきにくい絵本かもしれません。
    それでも、ぜひ子供に読んであげて欲しい絵本。

     知らず知らずに人を傷つけてしまう人間の冷たさ。それに日々慣れていってしまう学校生活。
     時代は変わっても、同じようなことは現在でもあるはず。

     「ちび」と「いそべ先生」の出会い。
    本当にこんなすばらしい先生ばかりならば、日本の教育現場はとてもいいものになると思う。
     5年間「ちび」はどんな思い出学校に通い続けたのでしょうか。「いそべ先生」との出会いで、たった1年だったけど、学校という所が「ちび」にとって、少しでも好きな場所になったことを、心から良かったと思って読んでいます。

     ラスト数ページは、涙なくしては読めません。
    悲しい涙ではなく、良かったねってホッと安心できる気持ち、そしてすばらしい先生への感謝の気持ち、そんな涙です。

     今現在教壇に立っている人、これから教師を目指す人、全ての人に読んで欲しい一冊。

    投稿日:2007/12/04

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  • 沢山の大人と子供に読んで欲しい!

    • 洋梨さん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子6歳

    大人にも、特に学校の先生に読んで欲しい1冊です。
    「てん」の先生も素晴らしい先生ですが、
    「からすたろう」の先生も、たいへん素晴らしいです。
    こんな先生が、沢山増えてほしいです。

    子育て中の皆さんへ。
    小学生になったら、親子でぜひ読んでもらいたいですね。
    「いじめは良くないよ」と、一言で説明しても、子供には
    難しいと思うんですが、この本で、子供も分かると思います。

    表紙は、他の絵本と比較すると、どうしても地味で、
    なかなか手が出ないかと思いますが、どうか皆さん!
    だまされたと思って、一度、読んでみて下さい!!

    6歳目前の長女も、集中して最後まで聞いてくれました。
    「小学校に行ったら、みんなと仲良くする!」そうです。
    この気持ちを、忘れないで欲しいと強く願ってます。

    からすたろう=八島太郎さん(作者)なのかしら?
    と、ついつい勘違いしそうですが、違うようですね。
    でも、作者の知人がモデルになっているようです。

    昔の小学校は、給食じゃなくて、お弁当だったんだね。
    小学校を卒業すると、一人前の、大人扱いされてたんだね。
    そんなことを話しながら、親子で何度も読んで欲しいです。

    投稿日:2007/12/01

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  • 子どもの才能

    なかなか手にとって読もうとは思わない絵本だったのですがいろいろなところでこの絵本を紹介しているのを見て読んでみたくなり、幼稚園児の娘にはまだ早いだろうと思い、一人で読むつもりで図書館から借りてきたのですが以外にも娘は読んでほしいといったので一緒に読んでみました。反応はやっぱり難しかったみたいです。でもじっくり聞いていていろいろ分からない言葉などを私に質問してました。指導者、教育の難しさというのを痛感した絵本です。子どもの才能を伸ばすも駄目にするも周りの大人たち。
     また娘が大きくなったら一緒に読みたいえほんです。

    投稿日:2007/11/23

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  • よく頑張って通ったね

    • 霞桜さん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子8歳

    この本は、勇気と希望そして反省しなければいけない事を
    教えてくれました。
    私は「たろう!よく頑張って6年生まで耐えたね。えらいよ!」
    ほめてあげたいです。

    投稿日:2007/11/08

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  • ハッピーエンドで良かった

    • イザリウオさん
    • 30代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子7歳、男の子5歳

    からすたろう からすと聞くと、ついあまり良い印象をもちません。絵もどことなく暗く、悲しいお話だったらいやだなと思いながら読み終わると、思ったとおりおもしろおかしい話ではないけれど、からすたろうはみんなからそう呼ばれることが気に入ったようだと書いてあったので、どっぷり本に浸っていた私は嬉しくなりました。
    人はみんな違います。住んでいるところも家族構成も興味のあることも性格も・・・みんなと違うからといって、仲間はずれにされたりばかにされたりするのは、今も昔も変わらないのだなあと思いました。
    からすたろうが出会った、この本に出てくるような人間味のある、ひとりひとりをきちんと見てくれる先生がこれからも増えることを祈ります。

    投稿日:2007/09/19

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  • 教育の本質

    主人も私も教育・人材育成に関わる仕事をしているので
    このお話しは、正に胸に響くおはなしでした。
    どの子も伸びる!その信念を掲げて、教育者となった
    私達でも、経験の慣れと共に手こずらせる子をなるべく
    避ける傾向があるのは、恥ずかしながら認めざるを得ません。


    私も現在は一時休職中ですが、仕事復帰前に
    もう一度主人と一緒に。子どもたちも一緒に読みたいです。
    教育に携わってる方が、教育の本質について悟った時に
    是非、読んで欲しい1冊です♪

    投稿日:2007/03/28

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  • 子供にとっての出会い

    • ねーねーさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子11歳、女の子10歳

    ちびと呼ばれるようになった男の子
    いじめられるので自分を守るためにやぶにらみの目つきをするようになってしまう。
    嫌なものを見なくてすむように。

    いじめ。自分が気が付かないうちにしてしまうこともある。
    ただなんとなく話をしないという態度を取るだけで相手は
    いじめととってしまう可能性もある。
    この本の中の、6年生で出会った先生は、ちびの書く絵や習字を教室に貼り、花や果物の事を良く知っている事に感心した。
    子供の時期に出会う大人や教師によって子供の成長は大きく
    左右されるのだと痛感した。
    あのまま誰にも認められることなく大きくなったちびを
    想像するのは怖いような気がする。
    自分と違うものも認め合えるような人間になりたい

    投稿日:2007/03/15

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  • 「先生」達 がんばれ

    絵、ストーリーともはっきりいって「明るい・楽しい」
    ものではありません。
    小さなお子さんには難しい内容です。小学生の3・4年以上
    ぐらいじゃないと伝えたいとこが100%伝わらないかも知れません。
    でも、評価通り「自信をもってお勧め」出来る本です。

    主人公の「ちび」は小学校の卒業までずーっといじめにあいます。
    積極的ないじめではなくネガティブな「無視」といういじめに。
    周囲のだれとも交流せずに6年間を過ごし、卒業を迎えます。
    そして卒業の時、彼を無視し続けた周囲の人間は初めて
    彼についての本当のことを知ります。その本当のこととは・・・

    もちろん、子供たちにも読んで欲しいのですが、「先生」達にぜひ読んで欲しい本です。
    「ちび」ががんばれたのはもちろん本人の我慢強さ・がんばりもあったのでしょうが、
    「先生」が「よき理解者」であったことも大きい要因ではないでしょうか。
    勉強を教えるだけが教育者の役目ではないんですね。

    投稿日:2007/03/02

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  • こんな先生に出会えたらいいな

    この本に出会ったのは、良い本ですよという紹介のコラムを見てからですが、表紙の絵がやや暗いというのが最初の印象でした。しかし、子供も何度も読んでという本になった一冊です。最初に読んだ時に、私は太郎が見たくない物を見ないで済むようにやぶにらみの目になったというところで、息子は乱視がありメガネをかけているので 空かさず「両方の目でちゃんと真っ直ぐに物を見ないといけないよ」と子供に注意を促してしまうという事をやってしまい、本の中身を聞かせねばならないのにと反省してしまいました。で、次からはそのことは置いといて、太郎が物をよく見る目を持っている事、よく聞く耳を持っている事、一日も休まずに学校に通った事のすばらしさ、最後に出会えた先生のようにその人の優れたところを認めてあげる事、回りの人達のように自分の過ちを素直に反省できるところ 挙げるとたくさんあるこの本の中の良いところを感じてくれるといいなと思いながら読み聞かせています。今のところは、カラスの鳴き声がいろんな場面で変わることに気づいた太郎に影響されて、我が家にいるワンちゃんの声を分析しようとしています。来年1年生になる子を持つ親としては、太郎の事を理解し、認めて皆にその事を気づかせたようないそべ先生のような教師に出会える事をただひたすら願ってやみません。

    投稿日:2006/10/31

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  • 胸が詰まる絵本

    • 花ぶらんこさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 男の子11歳、女の子8歳

    原書で読みました。タイトルは『Crow Boy』
    表紙がね、怖いんですよね。
    娘も最初「これ嫌だぁ〜」って言ってたぐらいですから。
    でも読み出すとじぃっと聞き入りました。
    周りから存在すら認めてもらえず
    それでも遠くから雨の日も風の日も
    通い続けた6年間。
    彼の強さはどこから来るんでしょうね。
    新任のいそべ先生によって、
    ちびの秘めた才能を引き出してもらって
    学芸会で発表できた瞬間の嬉しさ、そして
    彼の思いを考えると涙が出てきます。
    大人にも読んで欲しい絵本。

    投稿日:2006/10/27

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